年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

銀座:「グリルスイス」      カツカレー発祥はココ

2008-10-05 22:23:49 | 関東
チョット汐留の方に御用があってお出かけ
その帰り、銀座に足伸ばしてみました

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今、話題の“H&M”前は大変なことに・・・
ざっと100人近い行列が、蛇のようにうねって並んでました
いつまで、この賑わいが続くのでしょうか・・・

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で、3丁目の裏路地にある「グリルスイス」
カツカレー発祥のお店として有名であります

お店を仕切っているのは、名物おばぁちゃん
このおばぁちゃんが、元巨人軍「千葉 茂」氏に“カツ乗せカレー”を提供した方であります

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コレが“千葉さんのカツカレー”
千葉さんが、お店にやってきたとき、「カレーの上にとんかつを乗せてきて・・・」って言ったことから始まったのが、カツカレーなのだそうです
挽肉のカレーはボチボチなのでありますが、このとんかつが美味しいこと
しっかりした身の厚みと、サクサクに揚げられた衣が堪らないのです
油切れは抜群ですね


メニューを見ていると“ひれかつ”や“ビーフカツ”など揚げ物とカレーが中心なのですが、ココは「グリルスイス」なのです

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一緒に煮込みハンバーグをオーダー
ハンバーグはそれなりなのですが、デミソースは美味しいですね
チョット苦味があって大人な感じも好きなタイプです


銀座の裏通りの小さなお店
チョット見逃しそうですが、煉瓦亭や勝よしなどの有名店が近くにありますので、近くにお寄りの際は元祖カツカレーをいただいてみては如何ですか?



【グリルスイス】
東京都中央区銀座3-5-16
03-3563-3206

石川町:「みずむら」       親子2代で作り上げる肉屋の肉料理

2008-10-04 19:33:59 | 関東
石川町駅から徒歩3分
駅前通の一つ裏路地にあるお店
24席のお店は開店とほぼ同時に満席になった

肉屋歴30年と言うオーナーが目利きするお肉
そして、そのご子息が調理するお肉
親子2代で作り上げる肉屋の肉料理なんだそうだ

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肉屋の肉料理
そんな看板が気になっていたお店
今日は、「ガッツリと美味しいお肉をいただきましょう」って気分で訪店

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ココの一番人気はやわらかステーキだとのこと
ハンバーグやステーキ丼など、興味を惹くメニューもあるのだけど、ガッツリいけるのはやわらかステーキのみなんだとか・・・
300gをガッツリといきましょう
お茶碗のごはんと味噌汁にお新香がセットになるってのも愉快
ステーキって言うより、ビフテキ
それも定食スタイル
コレも気軽に利用できる演出ですね

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脂身が少ないロースを、強火で表面をカリッと焼かれ、中は見事なミディアムレア
肉を噛むという行為を楽しむお肉
数回噛んで、赤身の美味しさを味わうと、スッと喉の消える柔らかさ

サシが入った蕩ける脂身を楽しむお肉も良いのだけど、赤身を頬張るってステーキも負けてませんね

今度は、すき焼をいただきに伺いましょうか


【肉屋の肉料理 みずむら】
神奈川県横浜市中区石川町1-13
045-641-3151

飯田市:「松乃本店」     身体に優しいお昼

2008-10-03 23:48:56 | 信越・北陸
元善光寺の近くにある松乃本店でお昼をいただく
ココの近くに、東京で修行した大将が親方からもらった「松乃鮨」の屋号でお店を開いたのが30年ほど前
そのお店を拡大したのが、今の「松乃本店」である

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入口には素敵な門や緑がある立派なお店
見た感じ敷居が高いおみせのようで、チョット緊張したりして・・・
コレも特別な食事をいただくには良い雰囲気であったりする

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入口で靴を脱いで店内に入ると、20人ほど座れるであろうか?
そんな長い鮨のカウンターが迎えてくれて、目の前で握ってくれる、お鮨をいただくことも出来る

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今日は気軽に、お鮨のランチ
1000円ほどでいただけるランチは、とってもお得な感じ
器も素敵で、楽しいお昼がいただけます

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一緒に野菜の天ぷら
天つゆでも、お塩でも好きなほうでいただける
季節の美味しいお野菜
コレもチョットした贅沢なのかも・・・


贅沢な雰囲気でいただく、身体に優しいお昼
心が満たされた感じで大満足

お鮨、日本人の大好物でありますね



【松乃本店】
長野県飯田市座光寺3948-2
0265-52-5559

飯田市:「広竜苑」 気軽に、美味しく、親しみあるお店

2008-10-02 22:24:37 | 信越・北陸
小さいながらも地元の人に大人気だったお店が、街の中心の大きなお店に移転したらしい

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繁華街の中心、中央交差点
そこに、この新しいお店が出来たのだけど・・・

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この地方の焼肉屋では欠かせないメニューがコレ “マトン”
チョット前にジンギスカンが流行って、メジャーになった感もあるのですが、独特な臭みがあって、好き嫌いが分かれるところ
ココのマトンは新鮮なものだから、そんな臭みも心配ないですよ

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身がコリコリのミノ、そして、ホホ肉であるツラミ
物を紙ときに使うホホ肉だから、身が締まってよい感じ

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サガリであります
サガリとハラミ
コレは混同されるようになったのですが、元は別物
サガリとは、横隔膜を背中から支えている筋肉
英語では「ハンギングテンダー」という。
ハラミとは、横隔膜につながっている薄く細長い筋肉
英語では「アウトサイドスカート」
何れも、サシが少なくヘルシーなのモノである

このお店、サシが入った高級肉を扱うのではなく、新鮮なモノを素朴に提供する庶民的、大衆的なお店である
ココのママがとても美人で気さくな人
初めてなのに、ずっと前から知っているような親しみやすさ

気軽に美味しく、親しみあるお店
コレがココの魅力なのであろう




【広竜苑】
長野県飯田市銀座1-14-2 南国ビル1F
0265-52-1770

長野:「百原」 思わず笑みがこぼれる美味しさ

2008-10-01 23:28:35 | 信越・北陸
長野の夜、地元の方が「美味しいお店が出来たんだよ」と連れて行ってくれた
長野駅前のチョット裏通りなんだけど、最近はこのエリアが元気良いのだそうだ

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なんでも、寿司屋の店長だった方が独立されたのらしい
開店して僅か1ヶ月なのだけど、その方の人柄で前のお店からの常連客で賑わっていた

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これからが旬となるノドグロ
あかむつと言った方がご存知の方も多いかもしれないのだけど、北陸ではノドグロと呼ばれる
白身の魚なんだけど、しっかりと脂がのってコクがあるのである
ココでは、皮も塩焼きにして提供してくれた
ここまでやるお店は、そう多くは無いだろう

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〆焼サバの刺身
注文が入って焼かれたのもではないのがチョット残念であったが、それでも十分にため息が出そうな美味しさ
和歌山から取り寄せたと言う“梅塩”でいただくと更にため息が・・・

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揚げ物を2品
サクッとした細かな衣に包まれていて、その揚げ加減もバッチリ
身がふっくらとした鯵、シューシーな牡蠣
とんかつソースが添えられていたのだけど、私は醤油を数滴垂らして・・・
あ~ 至福なり

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「メニューに書き忘れたんだけど食べる?」と勧められたのがコレ!
ココのメニューは、仕入状況で毎日書き換えられているので、こんなミスもあるのだろう
アンキモなのですが、コレがひと口食べた瞬間、思わず笑みがこぼれる美味しさなのです
ポン酢で提供するお店が多いのですが、ココではそのまま
新鮮だから・・・ 臭みが無いから・・・
自信があるからこそ、そのままなのでしょう

トロッと奥地の中に広がるアンキモの香りに悩殺されました

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〆に握りをいただくことに・・・
ココのメニューにはお寿司は無いのだけど、頼めばちゃんとやってくれる
大将は寿司屋の店長だった人
最も自信があるものを裏メニューにして、常連の心を鷲づかみしようと言うのか?
なんとも心憎い、お寿司であります

気さくな大将、可愛い奥さん、そしてそのご子息と、家族で営むお店はとってもアットホームな雰囲気
ココならひとりでも大丈夫です

チョットご贔屓にしましょうか・・・




【四季味彩 百原】
長野県長野市南石堂1279-4 センタープラザ102
026-223-0395