年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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東京メトロ日比谷線東銀座駅:『俺の揚子江』    一皿2000円を払っても食べたい、揚子江のスペシャリテ

2016-02-07 22:39:27 | 関東
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いつものように銀座を散歩する日曜日
春節の影響でしょうか いつもにもまして中国からのお客さまが溢れていまして、4丁目交差点付近は何かのイベントでもあっているのかと思おう程に人の波が出来てますね



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そんな光景を眺めながら向かったのは『俺の揚子江』
先日お邪魔した際にいただいたチャーハンがあまりにもコストパフォーマンス高いものでありましたので、今日はちょっと贅沢なスペシャリテと称される商品をいただいてみようと…


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お昼の忙しさが過ぎた時間だってこともあるのでしょうが、満席と言うことも無く…
ちょっと遠くではありましたがピアノ演奏を眺めることができる4人掛けのテーブルをいただくことが出来、ゆったりとした気分の中食事をいただくことが出来そうです


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こちら一番のウリであるフカヒレを使った「ウニ・フカヒレ姿煮あんかけご飯」
その名の通り「排翅」と呼ばれる姿そのままのモノが2枚も乗っていまして、厚みこそありませんが満足度は「散翅」と呼ばれる解れたフカヒレとは全く異なります
フカヒレには軟骨成分として有名なコンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸などが多く含まれているそうで、あの楊貴妃の美貌にも一役かっていたのかも…
そんなフカヒレにも満足なのですが、煮込まれる醤油ベースのソースにはウニが加えられていまして、その濃厚な味わいがまた美味しいんですよね


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そんな美味しさに調子に乗って「大海老のチリソース」を追加注文
大海老と言うにはちょっと… と言う感じもありますが、その海老のムチッとした食感と甘味には頬が緩みますし、それが7個も入っている贅沢感に大満足
ピリッとした辛味の中にも旨味がある本格的な四川料理としてのチリソースなのですが、卵が入ることでマイルドにいただけまして…
これはスペシャリテの名に恥じない逸品ですね


これからの飲食店にとって大切なことは原価率ではなく粗利益であると訴えているワタシでありますが、こちらが提供するこの商品は正にそのものでありまして…
多くのお店との差別化が出来ない30%の原価を掛けた1000円の商品を作るのではなく、50%掛けてでも2000円で売れる商品を作ることが、お客さまにとってもお店にとっても幸せなんですよね



【俺の揚子江】
東京都中央区銀座4-10-10 銀座山王ビルB1F
03-6264-3390