年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

JR岡山駅:「福寿司」     岡山名物「備前ばらずし」を楽しむ夜

2010-05-21 23:56:37 | 中国
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夜、岡山でお寿司であります
岡山には「備前ばらずし」と呼ばれる名物があるのだけど、それをいただくのは今日が初めて
一日、ワクワクしておりました


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伺ったのは、その名物を看板料理にしている福寿司さん
なんでも、ばらずしを研究し本まで出していると言うから期待は膨らむばかりであります

お店は、岡山駅の西口
かなり寂れた、奉還町商店街の近くにあります


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先ずは珍味「からすみ」であります
通常「からすみ」と言えば“ぼら”の卵巣でありますが、コチラでは瀬戸内の名産である“鰆”でありました
珍味中の珍味でありますね


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お刺身も少々いただきまして・・・
それに盛り込まれてました“ヒラ”ってお魚
岡山では昔から食べられていたようで、「ばらずし」には欠かせないお魚であることのこと
名の通り、薄っぺらいお魚であり、骨が多いため鱧のように骨切りしていただくのだそうだ
淡白な見た目なんだけど、脂も乗っていて美味なり


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そして「ままかり寿司」
あまりの美味しさに、まんま(飯)が足りなくなって借りに行ったことから“ままかり”と呼ばれるのだとか
軽く酢を潜らせてあり、その甘みがとっても美味であります


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予約をしないといただくことが出来ない「ばらずし」

で、気になるのが「ちらし寿司」と「ばら寿司」の違いなのですが、ワタシはこれまで、酢飯の上に大き目の具が乗っているものが『ちらし寿司』、酢飯に椎茸などの煮た出汁の味を加え、ネタも酢飯と合わせやすくするためサイコロ状に小さく切られたものが『ばら寿司』と認識しておりましたが・・・

コチラ岡山名物の「備前ばらずし」とは、上記したばら寿司とシャリは同じようなものですが、全てのネタに調理がされているものでありました
生を使わないのは、保存食としての要素もあったからなのでしょう

そして、ネタの種類が半端じゃないのです
今日使われていたものは、鰆、ヒラ、鱧、ままかり、小鯛、穴子、車海老、ガラエビ、イカ、藻貝、たいらぎ、細魚、蓮根、人参、・・・ となんと39種類なんだとか
驚きと同時に、これは予約しないと無理だと納得した次第であります


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桶に盛られた「ばらずし」を上手にお碗につけ分けることが出来ることが良い奥さんであることなんだとか
ちょっと愉快であります

添えられたのは黄ニラの味噌汁
これも美味しいですね

瀬戸内を満喫した夜ごはん
楽しくもあり、美味しくもあり
ステキな料理でありました




【福寿司】
岡山県岡山市北区奉還町2-16-17
086-252-2402

岡電城下駅:「ピリ子」     暑い日には冷たい冷麺が最高 

2010-05-21 13:37:27 | 中国
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徳島から高松を経由して岡山へ
マリンライナーって快速電車に乗って瀬戸大橋を渡ります
この電車、結構景色が良くてお気に入り
やっぱり海って良いなぁ


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お昼前に岡山へ到着 打ち合わせ前にランチといたしましょう
路面電車の城下って停留所前にある小さなお店なんですが、盛岡冷麺の専門店っていう変り種であります
時間に余裕があったのでテクテクと歩いてみたのですが、30℃を超える気温で汗ダラダラ
火照った身体に冷たい冷麺 良く合いますね


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1Fはちょっと窮屈な感じですが、2Fに上がると大きめのテーブルがあり、ワタシのような大男にはありがたいですね

白く半透明なシコシコとした特徴がある麺をツルツルッと啜ると、トロッと甘い牛骨の冷たいスープが麺に連れられ、お口に運ばれてくる
清涼感たっぷりで、これからの暑い季節にはピッタリですね

なかなか美味しい冷麺はちょっとお気に入り
また参りましょう



【盛岡冷麺専門店 ピリ子】
岡山県岡山市北区天神町10-18
086-234-8141