2月 7日

2024-02-07 05:23:02 | Weblog
                          下萌・草萌・草青む




             冬枯れの地面から草の芽が顔をのぞかせる様子「草萌」「草青む」とも言う。 まだまだ外気は冷たいが
             草はいち早く春の気配を感じ取って、萌え出る様子を言います




                




          西行の跡いくたびの草の萌え         細見綾子


          草萌ゆる予科練生の夢見し地         栗田やすし


          弁当の蓋の米つぶ土手青む          河原地英武


          下萌や杭一本の馬の墓            森垣一成


          神事の矢それて草萌打ちにけり        篠田法子


          下萌に膝ついて切る山羊の爪         佐々木美代子





                




          もの縫へば何やら安し草萌ゆる           中村汀女                          


          獄に棲み鋲のごとしや下萌ゆる           秋元不死男


          てらてらと目刺を干して草青む           清崎敏郎


          下萌えて土中に楽のおこりたる           星野立子


          まだ出来る爪立ち歩き草青む            岡本 眸


          萌え出でしばかりの草を耘れり           富安風生





                




               サイトから一部資料・写真・知識お借りしています     
コメント (2)
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