7月 22日

2024-07-22 04:35:01 | Weblog

                               大暑

 

 

 

             大暑とは二十四節気のひとつ夏の最後の節気です 日付としての2024年の大暑は7月22日。

             期間としての2024年の大暑は7月22日~8月6日までです。

             大暑の食べ物としては鰻と言われていますが天ぷらも夏バテ防止の食べ物として考えられています

             これからまだ暑い日は続きますがこの大暑の期間に中暑(暑気あたり・熱中症)が多いので改めてご注意下さい

             昨今は再びコロナ感染者が増えていますマスク熱中症などにもご注意を

 

 

 

                

 

 

 

          洗ひ場の鯉が跳ねたる大暑かな          栗田やすし

 

          送電線弛みきつたる大暑かな           国枝隆生

 

          ボンネットバスで往き来や島大暑         岸本典子

 

          蛇口みな上向いてゐる大暑かな          篠田法子

 

          靴底に小石くひこむ大暑かな           国枝洋子

 

          信玄像の大股開き大暑かな            ころころ

 

 

 

                

 

 

 

          兎も片耳垂るる大暑かな             芥川龍之介

 

          漆黒のピアノ据ゑたる大暑かも          林 翔

 

          かたちよき濤たちあがる大暑かな         辻 桃子

 

          夜の大暑垂らす喪服の裾に臥て          桂 信子

 

          鄙びたる宿の大暑の熊の肉            中山純子

 

          大津絵の鬼の朱色の大暑かな           能村登四郎

 

 

 

                

 

 

                 サイトから一部資料・写真お借りしています   

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7月 21日

2024-07-21 05:39:44 | Weblog

                         蝉・おし蝉・初蝉・夕蝉・落蝉

 

 

 

                

 

 

 

          子供等は捨ててしまひぬ鳴かぬ蝉         細見綾子

 

          語り部となりし老爺に蝉時雨           栗田やすし

 

          予備校の前の落蝉掃かれけり           河原地英武

 

          みんみんや谷の底なる一部落           下里美恵子

 

          初蝉や卑弥呼の里の曲り角            国枝洋子

 

          御廟所の深き裏山蝉しぐれ            ころころ 

 

 

 

                     

 

 

 

          唖蝉や怒りしづむる腹の波             沢木欣一

 

          子を殴ちしながき一瞬天の蝉            秋元不死男

 

          古伊万里のすこし明るく蝉しぐれ          鷲谷七菜子

 

          じいと鳴く蝉それきりの朝ぐもり          能村登四郎

 

          これもまた浪花の声の油蝉             鷹羽狩行

 

          初蝉や久に風呂わくこのゆふべ           水原秋櫻子

 

 

 

                

 

 

 

                サイトから一部資料・写真お借りしています   

 

          

 

          

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7月 20日

2024-07-20 04:47:27 | Weblog

                          夏休み・夏期休暇・暑中休暇

 

 

 

             2024年の全国の公立学校の夏休みは、最長で7月21日(金)から8月31日(木)の 

             期間になります。日数としては、42日間の夏休みです。

             子供たちには事故無く病気せず元気に過ごして欲しいものです

 

 

 

                

 

 

 

          キャンパスに山岳テント夏期休暇         栗田やすし

 

          隣家より朝の音読夏休み             市原美幸

 

          貝殻を箱いつぱいに夏休み            井沢陽子

 

          幼子の歯みがき日記夏休み            小栁津民子

 

          立笛の調子外れや夏休み             中山敏彦

 

          遊具みな塗り替へてゐる夏休み          篠田法子

 

 

 

                

 

 

 

          黒板にわが文字のこす夏休み           福永耕二

 

          改札に実習生立つ夏休み             田中照子

 

          他所の子もまとめて叱り夏休           白根純子

 

          いとけなきふるちんの朝夏休           三橋敏雄

 

          削らねば減らぬ鉛筆夏休             星野麥丘人

 

          瓶ふつて虫をころがす夏休み           桂 信子

 

 

 

                

 

 

 

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7月 19日

2024-07-19 05:17:42 | Weblog

               仏桑華・琉球むくげ・ハイビスカス・紅槿(こうきん)・扶桑花

 

 

 

                  

 

 

 

          蘂つたひ露の玉落つ仏桑華             沢木欣一

 

          断崖へ来て海に投ぐ仏桑華             栗田やすし

 

          ひめゆりの塔にハイビスカス捧ぐ          武藤光晴

 

          壕出でし目にしむ赤き仏桑花            鈴木みすず

 

          軍機とぶ遙拝の地や仏桑花             平 千花子

 

          水牛の角に一輪仏桑華               丸山貴美子

 

 

 

                   

 

 

 

          ハブ鳴くや石垣にある仏桑花            石原八束

 

          口笛は幼くかなし仏桑花              塚原麦生

 

          空灼けてゐねばハイビスカス萎む          後藤比奈夫

 

          太陽へ蕊をあらはに仏桑花             石谷秀子

 

          ハイビスカス一と日の色を咲き尽す         穂坂日出子

 

          島人の血はかくも濃し仏桑花            青柳志解樹

 

 

 

                     

 

 

 

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7月 18日

2024-07-18 05:01:22 | Weblog

                        梅雨明け・梅雨あがる・送り梅雨

 

 

 

            17日 日本気象協会は2024年第4回「梅雨明け予想」を発表しました。 九州北部は

            梅雨明し、関東甲信にかけて、週末には続々と梅雨明けとなりそうです

            今日の季語「送り梅雨」丁度今頃梅雨があがるころの、大雨、雷鳴を伴う雨を言います

 

 

 

 

                

 

 

 

          梅雨明けの夕日丹沢山に落つ           細見綾子

 

          嬰に会ひに妻梅雨明けの海渡る          栗田やすし

 

          傘骨の曲りしままや梅雨の明           中斎ゆうこ

 

          仔狸が畑に顔出す梅雨あがり           右高芳江

 

          梅雨明や差し汐川にせめぎ合ふ          武藤光晴

 

          若冲の鶏の白さよ梅雨明くる           栗田せつ子

 

 

 

                

 

 

 

          梅雨明けや深き木の香も日の匂          林 翔

 

          塩倉にうねる太梁送り梅雨            飯島晴子

 

          北上川大濁りして梅雨明けぬ           山田みづえ

 

          鐘撞いて僧が傘さす送り梅雨           森 澄雄

 

          庭石に梅雨明けの雷ひゞきけり          桂 信子

 

          百姓の大きな声に梅雨明くる           木村蕪城

 

 

 

                

 

 

 

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7月 17日

2024-07-17 04:22:33 | Weblog

                            万緑・萬緑

 

 

 

             万緑の中や吾子の歯生え初むる          中村草田男

 

          「萬緑の」は「萬緑(万緑)」は紅一点 「万緑叢中紅一点」の一説。 中国の王安石が

          作った「詠柘榴詩」という詩にある言葉で、「緑の草むらの中に一つだけ赤いザクロが

          咲いている」ということを指していた。 現在では意味を転じて、男性ばかりの中に女性が

          一人だけ混ざっていることや、ひときわ目立つ存在のことを言う。

 

          掲句が季語として初めて用い定着させた句である

          辺り一面が草木の緑に覆われた状態を万緑(ばんりょく)と言う。

          初夏の新緑のみずみずしい緑よりも強い、真夏の深い緑

 

 

 

                

 

 

 

          万緑の目にしむ伊賀と思ひをり          細井綾子

 

          万緑や書を借りて出る赤煉瓦           栗田やすし

 

          万緑の正殿に置く石一つ             国枝隆生

 

          万緑や鳥語それぞれ美しき            武藤光晴

 

          万緑にせり出す寺の大舞台            伊藤範子

 

          万緑に開きし森のエレベーター          利行小波

 

 

 

                

 

 

 

          万緑の上にみどりの伊吹山            福田蓼汀

 

          カーテンは閉めじ万緑裡に寝ねむ         林 翔

 

          万緑の仕上げの雨の五六粒            岡本 眸

 

          水軍の島万緑に盛りあがり            西村旅翠

 

          万緑や動かぬ山の近づき来            永田耕一郎

 

          雲水の声万緑の堂に満つ             加藤耕子

 

 

 

                

 

 

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7月 16日

2024-07-16 06:05:14 | Weblog

                            夕菅・黄菅

 

 

 

                     

 

 

 

          海鳴りや黄菅群れ咲く葦毛崎           栗田やすし

 

          夕菅の芽吹けり水の中にまで           都合ナルミ

 

          夕菅や単線果つる海の町             舩橋 良

 

          夕菅の風に向き替ふ信濃かな           土方和子

 

 

 

                     

 

 

 

          日光黄菅とその名覚えてまた霧へ         加藤楸邨

 

          夕菅の野より奈落となる樹海           桑田青虎

 

          古道跡石に黄菅が咲くばかり           鍵和田釉子

 

          夕菅や風のたてがみ触れて咲く          山田弘子

 

          夕菅やつぎなる湖ヘカヌー抱き          中戸川朝人

 

          日光黄菅後姿の夏を見き             川崎展宏

 

 

 

                     

 

 

 

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7月 15日

2024-07-15 05:25:12 | Weblog

                     海の日 夏の海・夏の潮・夏の湖・夏の波 

 

 

 

                

 

 

 

          巫女が舞う緋の色冴えて夏の海           沢木欣一

 

          夏潮に足浸けしのみ離島去る            栗田やすし

 

          夏の海見んとて砂丘ひた登る            下里美恵子

 

          原色のサーフボードや夏の海            太田滋子

 

          水平線真青や夏の海暮るる             砂川紀子

 

          夏潮にジェットスキーの水脈眩し          小栁津民子

 

 

 

                

 

 

 

          かくまでに父似の男児夏怒濤            宇多喜代子

 

          夏の夜の波止若者等来て占むる           中村汀女

 

          砂利積みし牛を鞭うつ首夏の浜           林 徹

 

          夏の浜泳ぎを知らぬ体がじゃま           大高 翔

 

          屋上に宿名かゝげて夏の海             鈴鹿野風呂 

 

          点滴のぎらつく生や夏の波             高野豊和

 

 

 

                

 

 

 

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7月 14日

2024-07-14 05:49:53 | Weblog

                          向日葵・日輪草・日車草

 

 

 

             キク科の一年草の植物 種は食用となります 原産地は北アメリカ 

             和名「向日葵」の由来は、太陽の動きにつれてその方向を追うように

             花が回るからと言われています

             その種類は100種類以上品種改良によって次々増えています。

 

 

 

                     

 

 

 

          向日葵が三つ傾く吾が疲れ            細見綾子

 

          向日葵や海一望のカフェテラス          鈴木真理子

 

          向日葵や兎当番鍵鳴らす             奥山ひろ子

 

          帽子跳ね向日葵畑のかくれんぼ          大原悦子

 

          向日葵のいまが盛りの峠道            牧田 章

 

          島の畑大ひまはりに朝日さす           手登根博子

 

 

 

                

 

 

 

          ペダル踏む少女に向日葵高すぎる         柴田白葉女 

 

          向日葵の一茎一花咲きとほす           津田清子

 

          水俣や向日葵海に背を向けて           菖蒲あや

 

          もくもくと湧く雲厚し日輪草           阿部みどり女

 

          贋物は暑しゴッホの向日葵よ           本城佐和

 

          向日葵の茎の林立なまぐさし           福永耕二

 

 

 

                    

 

                      四角ひまわり草

 

 

 

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7月 13日

2024-07-13 05:13:47 | Weblog

                              青胡桃

 

 

 

             胡桃は日本全国に見られる落葉高木で、花のあと、青い実をつけ る。

             夏のうちは  未熟でこれを青胡桃または生胡桃という。 胡桃は秋の季語になる

 

 

 

                

 

 

 

          樹の男青き胡桃を地に落す            沢木欣一

 

          濁流に打ち上げられし青胡桃           細見綾子

 

          青胡桃峡の川底透けて見ゆ            栗田やすし

 

          丸子路は小雨にけぶり青胡桃           矢野愛乃

 

          青くるみ荒瀬へ枝を張りゐたり          巽 恵津子

 

          北佐久の空へ抽んづ青胡桃            上田博子

 

 

 

                

 

 

 

          暁闇の甕のひとつに青胡桃            飯田龍太

 

          三叉路の一つは海へ青胡桃            鍵和田釉子

 

          青胡桃風こそばゆく過ぐるかな          鷲谷七菜子

 

          信濃いま雄時房なす青胡桃            能村登四郎

 

          ルーベンス満喫ふとる青胡桃           林 翔 

 

          石仏寺守る一戸の青胡桃             つじ加代子

 

 

 

                

 

 

 

            サイトから一部資料・写真・知識お借りしています      

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