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9月 3日

2025-09-03 05:34:00 | Weblog

                           無花果・白いちじく

 

 

 

 

                     

 

 

 

          家探す薄暮無花果小指ほど           沢木欣一

 

          いちじくを山ほどくれし野分あと        細見綾子

 

          まだ青き無花果に触れ田舟過ぐ         栗田やすし

 

          無花果の風や仔牛の耳動く           鈴木真理子

 

          口中に解ける無花果大夕日           山 たけし

 

          無花果の匂ふ路地来て朝のミサ         玉井美智子

 

 

 

                

 

 

 

          無花果や八百屋の裏にまだ青し         正岡子規

 

          無花果にいささか強きをんなごゑ        鷲谷七菜子

 

          うつくしき無花果むざと割りくるる       辻 桃子

 

          葉にのせていちじくを売る朝の市        八巻絹子

 

          島中洲のいちじく鎮守は船の神         見市六冬

 

          無花果を手籠に旅の媼どち           飯田蛇笏

 

 

 

                

 

 

 

        2025年8月20日でブログ開設から20年が経ちました いままで応援して頂いた皆さまには有難うfございました

        このグーブログの閉鎖で他のサイトへ移行するかこのまま終了するか迷走中ですが過去の記事だけは

        のこしたいと移行の準備だけはしています ぎりぎりまではこのままに その後は「はてなブログ」で

        再出発のやる気になれるかまたお知らせしたいと思っています よろしくお願いいたします

 

      ころころの毎日が俳句・ハイク

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9月 2日

2025-09-02 04:48:50 | Weblog

                         むかご・零余子・むかご飯

 

 

 

             ムカゴはナガイモや自然薯などのヤマノイモ属の蔓になる肉芽の事で、秋になるとヤマノイモの

             蔓の葉の付け根辺りに沢山付き、地下の芋同様貴重な山の幸として食用になります

 

 

 

                

 

 

 

          .ぬかご飯渋々たるが忘られず          細見綾子

 

          ふだん着の師より給はる零余子飯        栗田やすし

 

          朽葉ごと袋にもらふ零余子かな         河原地英武

 

          大かたは取りこぼしたる零余子かな       菊山静枝

 

          父のこと母と語るや零余子飯          辻江けい

 

          山盛りの零余子艶やか道の駅          小里育湖

 

 

 

                

 

 

 

          みがかれて櫃の古さよむかご飯         杉田久女

 

          零余子飯出てより話弾みけり          平田マサ子

 

          四十雀むかごがひとつこぼれけり        加藤秋邨

 

          つま楊枝さしてむかごの配らるる        稲畑汀子

 

          四阿にとりためありし零余子かな        富安風生

 

          さびしさに零余子飯炊く山家妻         山口青邨

 

 

 

                

 

 

 

                サイトから一部資料・写真お借りしています 

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9月 1日

2025-09-01 04:32:40 | Weblog

                       風の盆・おわら祭・八尾の廻り盆

 

                      防災の日

 

 

 

             毎年9月1日から3日まで富山県八尾で行われる民族行事。風の神を鎮め豊作を祈り,胡弓の音に

             あわせて越中おわら節を躍る男踊り,女踊りの艶やかさは必見です  

             越中八尾の町並みを吹き抜ける二百十日の大風をおさめ、五穀豊穣を祈るために踊り継がれる

             「越中八尾おわら風の盆」です

 

 

 

                

 

 

 

          風の盆八尾は水の奔る町            沢木欣一

 

          飛騨やまめ焼きし母者よ風の盆         細見綾子

 

          編笠に後れ毛靡く風の盆            坪野洋子

 

          手を合はす指しなやかに風の盆         新野芳子

 

          少年が真顔で踊る風の盆            沢田充子

 

          万灯の一つは兄よ風の盆             ころころ

 

 

 

 

                

 

 

 

          日ぐれ待つ青き山河よ風の盆          大野林火

 

          風の盆夜は夜のいろの大欅           吉田鴻司

 

          土不踏高く上らず風の盆            阿波野青畝

 

          唄の尾の胸に棲みつき風の盆          鍵和田釉子

 

          風の盆男踊りの黒づくめ            菖蒲あや

 

          おわら盆唄胡弓ひとつは荒踊り         諸角せつ子

 

 

 

                

 

 

 

                サイトから一部資料・写真お借りしています 

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8月 31日

2025-08-31 05:16:25 | Weblog

                            蕎麦の花・花蕎麦

 

 

 

             蕎麦は茎先に白または淡紅色の小花を総状に咲かせます 

             種まきから収穫まで約60日と成長が早く、寒冷地や高地でも栽培が可能です。特に高地で

             栽培される蕎麦は品質が良いとされています。

 

 

 

                

 

 

 

          そば畑の花のさかりを富士晴るる        細見綾子

 

          木曽谷の空深まれり蕎麦の花          国枝隆生

 

          夕暮れてひときは白し蕎麦の花         鈴木みすず

 

          紫に暮るる山河や蕎麦の花           関根切子

 

          花蕎麦やひとりぼつちの道祖神         山下善久

 

          蕎麦の花海の朝日を満面に           中川幸子

 

 

 

                

 

 

 

          遠山の奥の山見ゆ蕎麦の花           水原秋櫻子

 

          秩父路や天につらなる蕎麦の花         加藤秋邨

 

          八月の雨に蕎麦咲く高地かな          杉田久女

 

          花蕎麦のほのと地明り火山灰の村        小島千架子

 

          休み田の一枚蕎麦の花ざかり          新谷根雪

 

          蕎麦の花医科大学の庭にして          川端茅舎

 

 

 

                     

 

 

 

                     サイトから一部資料・写真お借りしています 

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8月 30日

2025-08-30 05:22:40 | Weblog

                              色鳥

 

 

 

 

             季語「色鳥」とは、秋の渡ってくる色の美しい鳥のことで代表的な「色鳥」には、アトリ、

             ジョウビタキ、マヒワなどが挙げられます。特定の種類の鳥を指すのではなく、美しい羽色を持つ

             小鳥全般を指します 

 

 

 

                

 

                 ベニマシコ

 

 

 

          鷹の道色鳥藪で騒ぎけり            細見綾子

 

          色鳥や父母の墓ある雑木山           栗田やすし

 

          色にふくらむ杜の大樹かな           栗生晴夫

 

          色鳥や音立て乾く蛇の目傘           小原米子

 

          色鳥や森の中なる交差点            幸村志保美

 

          色鳥の声降り来たり神ノ島           小柳津民子

 

 

 

                

 

                 ルリビダキ

 

 

 

          色鳥の啄みをるは隠れなき           水原秋櫻子

 

          主婦機嫌庭に色鳥よく来去る          星野立子

 

          色鳥やわが靴のいつ磨かれし          福永耕二

 

          色鳥のやうな吾娘連れ山遊び          渡辺恭子

 

          色鳥が小首に枝を見上げたる          中村草田男

 

          主留守色鳥遊びやがて去る           高浜虚子

 

 

 

                

 

                 マヒワ

 

 

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8月 29日

2025-08-29 05:24:31 | Weblog

                       棉・棉摘・棉吹く・棉取・棉の桃

 

 

 

             棉吹く/棉の桃/綿の実. 棉の蒴果が裂けて中の棉がふきだすこと、コットンボールといわれ

             コットンボー ルといわれる実が桃の形状に似ていることから、「桃吹く」 とい われる

             棉・綿(めん)とも言う。摘み取った状態までのものが棉、種子を取り除いた後の状態のものが綿だが、

             区別しないことも多い。

 

 

 

                     

 

 

 

          細々暮らす人が作りしか畑の棉         細見綾子

 

          棉の実が弾け三河路晴れつづく         梅田 葵

 

          綿弓を打ちたる宮司綿まみれ          牧野一古

 

          棉吹くや一際あをき朝の空           加藤ゆうや

 

          棉打ちの繭まで綿の飛び散りぬ         安藤幸子

 

          棉の実の一つ弾けし白さかな          武山愛子

 

 

 

                

 

 

 

          棉摘むや黄河が吐きしこの泥土         加藤秋邨

 

          桃吹くやお面をつけて子供来る         佐々木六戈

 

          腰布もサリーも汚れ棉車            佐々木とみ子

 

          紡げよと棉ことごとく吹く荒地         正木ゆう子

 

          山あれば富士と名づけて棉を摘む        木村要一郎

 

          桃吹くや燦々と貧しかりし日          渋谷 道

 

 

 

                     

 

 

 

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8月 28日

2025-08-28 05:53:11 | Weblog

                    時鳥草・杜鵑草・油点草・山路のほととぎす

 

 

             ホトトギスは日本の特産種で主に太平洋側に自生する多年草。日陰のやや湿った斜面や崖、

             岩場に見られ、葉のわきに、直径2~3cmで紫色の斑点のある花を1~3輪上向きに咲かせます。

             ユリ科 / ホトトギス属

 

 

 

                     

 

                       山路のほととぎす

 

 

 

          はなびらに血の斑ちらしてほととぎす      沢木欣一

 

          子規庵の小庭に群るる杜鵑草          武藤光晴

 

          杜鵑草その紫の絞りかな            中川幸子

 

          句屏風を背に水盤の杜鵑草           服部冨子

 

          聳え立つ石の如来や杜鵑草           武藤けい子

 

          落城の石垣の陰ほととぎす           ころころ

 

 

 

                     

 

 

 

          幾度も雨に倒れし油点草            稲畑汀子

 

          殉教の土の暗さに時鳥草            後藤比奈夫

 

          あるじなき後のつくばひ時鳥草         佐藤鬼房

 

          紫の斑の賑しや杜鵑草             轡田 進

 

          かすかなる山姥のこゑ杜鵑草          小檜山繁子

 

          油点草咲ききりし斑のつまびらか        西村和子

 

 

 

                

 

 

 

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8月 27日

2025-08-27 04:25:04 | Weblog

                       野菊・野紺菊・紺菊・野路菊・油菊

 

 

 

 

                     

 

 

 

          谿流が石噛むところ野菊咲く          細見綾子

 

          分校を浸せるダムや野紺菊           山たけし

 

          大滝の上はせせらぎ野菊咲く          加藤百世

 

          せせらぎの万葉古道野菊晴           武藤光晴

 

          野菊咲く古き砦のかまど跡           熱海より子

 

          匂ひ濃き畑の野菊を刈り残す          藤田岳人

 

 

 

 

                     

 

 

 

          雨粒のときどき太き野菊かな          中村汀女

 

          かがみ折る野菊つゆけし都府楼址        杉田久女

 

          土うすき岩の対島の野紺菊           林 翔

 

          朗々と深山野菊の花の渦            飯田龍太

 

          帆船や野菊は風の中にある           夏井いつき

 

          らんぼうに野菊を摘んで未婚なり        秋元不死男

 

 

 

                     

 

 

 

 

             

 

 

 

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8月 26日

2025-08-26 05:35:23 | Weblog

                 露草・蛍草・かまつか・青草・帽子花・うつし花・月草

 

 

 

          ツユクサ科の一年草で、可憐な青い花を開く。茎は三〇センチ以上になるが柔らかく地に伏して増えていく。

          葉は長卵形で互生し古名を「つきくさ」というのは、花の汁を衣に擦り付けて染めたことに由来すると

          言われ白花もあります

 

 

 

                     

 

 

 

          露草が咲きひろがりて水と空          細見綾子

 

          露草へ寝かせて洗ふ石地蔵           武田稜子

 

          露草やポスト食み出す日刊紙          森垣一成

 

          露草や百観音はみな伏目            森 靖子

 

          陶工の行き来の小径蛍草            倉田信子

 

          露草の露のこぼるる仏みち           柴田孝江

 

 

 

                

 

 

 

          つゆ草や出水がなせる江のほとり        水原秋櫻子

 

          露草に雀もこゑを降らす禽           福永耕二

 

          調教の鞭のかすめし蛍草            西村和子

 

          くきくきと折れ曲りけり螢草          松本たかし

 

          越の海露草晴といふべかり           飯島晴子

 

          湖の国の青花摘の朝ぐもり           大野林火

 

 

 

 

                

 

 

 

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8月 25日

2025-08-25 05:18:27 | Weblog

                          新米・今年米・新糠

 

 

 

            ここ一年のお米騒動が落ち着き始めたこの頃新米の出現でまた消費者を悩ませそうです

 

 

 

                

 

 

 

          手に受けて象牙の艶の今年米          栗田やすし

 

          桟橋に着く給食の今年米            栗田せつ子

 

          蔵の床軋ませて積む今年米           兼松 秀

 

          飯盒の焦げ香ばしき今年米           中野一灯

 

          一人居の父と分け合ふ今年米          太田滋子

 

          炊きあがる湯気から甘し今年米         ころころ

 

 

 

 

                

 

 

 

          野沢菜の届きぬ炊けよ今年米          水原秋櫻子

 

          新米を炊くにも妻の声はづみ          福永耕二

 

          新米を届けて好き子見せくれし         中村汀女

 

          今年米たしかな杓文字触りかな         能村登四郎

 

          新米やミルクのやうなとぎ汁も         辻 桃子

 

          新米や十勝は水のうまき国           伊藤敬子

 

 

 

 

                

 

                山形県酒田市 山居倉庫
                酒田はかつて北前船による交易で栄えた港町その繁栄を支えた庄内米の保存倉庫として
                作られたものが山居倉庫です NHKの「おしん」でもロケ地にもなっています

 

 

                サイトから一部資料・写真お借りしています  

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