10月31日

2006-10-31 18:17:25 | Weblog


 シラヤマギク(白山菊、赤塚植物園)

 山地や丘陵にみられる多年草で春の嫁菜にたいして婿菜と
 よばれています。


    十月やみづの青菜の夕靄も 藤田湘子

    十月が来てしばらくは山静か 石井 浩

    十月のプラネタリウム透きとほる 辻美奈子

    十一月花を扱ひ荒れし手よ 大井雅人

    十一月石も素肌をさらすかな 平井照敏

    峠見ゆ十一月のむなしさに 細見綾子

 はや十月も尽きようとしている。
 何月という季語は難しく、ころころもあまり詠んだ記憶が
 なのです。特に十月と十一月の違いは人事で詠み変えた
 ほうが成功するような気がする。
 検索でみると季を重ねて天象、時候を詠む傾向にあり
 秋の○、夏の○といったようなほうが詠みやすいかも
 しれません。
 ころころもチャレンジしてみます。

 例えば俳句の例としては拙いものですが、同じ素材を詠んで
 みると面白いかもしれません。

  十月の一服旨し土手の上
  
  十一月片手でつぶす空煙草

 ころころの感覚的な違いはこんなところです。
 みなさんはどうでしょうか?


 

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10月30日

2006-10-30 20:17:23 | Weblog


  秋の麒麟草(赤塚植物園)
  日当たりの良い山地に咲く多年草でキク科。春の麒麟草は
  ベンケイソウ科。

   きりん草一叢ごとの夕明り     石原歌

   きりん草山深ければ水騒ぎ    平沢桂二

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10月29日

2006-10-29 17:40:56 | Weblog


  あわこがねぎく(赤塚植物園)
 泡黄金菊、別名 菊谷菊
 やや乾いた山麓や土手などに生える多年草。
 和名は密集している花が泡のように見えること、別名は
 自生している京都菊谷からきている。

 久々に植物園を散歩してきた。
 咲く花の種類は少ないが、だからこそ木陰に見つけた
 小さな花群に嬉しさをおぼえる。
 歩きながら随分と句が詠めたが、思い出せない。(泣)
 
   つま先に雨後の明るさ黄金菊  ころころ
 

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10月28日

2006-10-28 23:07:21 | Weblog


    新蕎麦を待ちて湯瀧にうたれをり 水原秋桜子
  
    新蕎麦のせいろ高々運ばるる 田中幸雪

    新蕎麦や着馴れしものをひとつ着て 石川桂郎

    待たさるる間合ひよろしき走り蕎麦 八染藍子
 
    走り蕎麦銚子ふたつの長居なる 橋本榮治

 

  仕事の疲れが少々目にきて、久しぶりにブログを休んだ。
 
 「新そば」というポスターに惹かれてお昼は「おおもり」
 新蕎麦だという、確かに色も鮮やかに感じ、香も良い
 ような気がする。ものの本に依れば新蕎麦を香で食べる
 なら11月、味で食べるなら12月末~1月、そば粉にも
 熟成の時期があるらしい。年越しそばの時が一番美味しい
 頃になる。
 昨日のFM放送J-WAVEも蕎麦の特集だった。
 とても興味深く面白かった。
 最近の蕎麦屋のランキングだったり、特に女性とのデートの
 話。
 「何が食べたい?」と蕎麦通の彼
 「美味しいお蕎麦がいいな」と彼女。
 (・・・彼女なかなかやるな・・実際、蕎麦懐石なんて2~3万
 もするところがある。)
 「どこか美味しいお店知ってる?」と彼女
 「じゃあ、調べておくよ」と何とかわす彼氏でした。

 でも、少し前?の蕎麦屋は今で言うお洒落なお店。
 板わさや蕎麦がきで一杯、天ぷらや湯葉や冷奴で一杯
 仕上げで蕎麦とあいなる。

  板わさの山葵(さび)のききたる情話かな  ころ
 (俳句ではありませんので・・・)

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10月25日

2006-10-25 19:56:53 | Weblog


   ほととぎす(赤塚植物園)

 もう次の句会のお題が出た。11月の会場は月島区民館
 吟行地は築地場外市場になった。築地は中学2年生の時から
 アルバイトで通った地で、自転車で20分は掛かったと
 記憶している。

  月島の夜を待つ人や泥鰌汁 長谷川かな女

  月島の渡舟の中の定斎屋 青木芳草

  朝顔に煤が降る月島に住む 久米正雄

  初糶の声高らかに築地かな 西岡仁雅
  
  水打つやひらひら築地河岸歩く 長谷川かな女

  築地明石町鮟鱇吊られあり 石嶌岳

 


  
  

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10月24日

2006-10-24 20:29:50 | Weblog

   シャクチリ蕎麦の花 (赤塚植物園)
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10月23日

2006-10-23 19:34:42 | Weblog


    やぶらんの実(赤塚植物園)

 10月のテーマ句会が終わった。テーマは「鳥」
 思いよらぬ支持を頂き、連衆に感謝です。とは言ってもテーマの
 お題の投句は一句がやっとでした。
 出来ない出来ないと言いながら8句も出してしまった。

     秋爽や鳥語あふるる雑木林 
   
     たまゆらの夕日をはらみ薄原 

     身を寄せて眠る双児や星月夜
   
     金木犀匂ふ町内掲示板

     江戸つ子に猫舌多しとんがらし

     御仏へ菊大輪の水を切る

  拙句の中でも自分なりに推敲に時間が掛かったのは
  「夕日をはらみ」と「水を切る」のフレーズでした。
  やはり選評の中にも「切る」なのか?「剪る」なのか?
  水切りなのか?水剪りなのか?が有りました。まさに
  作者冥利に尽きます。そこに、ころころらしさが出たと
  思っています。作者の意図は「水を鋏で切る」でした。
  何か意味不明のようですが「詩」ですから顕かにする
  のもお洒落ではないような気がします。
  「金木犀」の句はふっと浮んだまま投句しました。
  「鳥語」の句は「あふるる」にもっと時間を掛けるべき
  だったかもしれないと思っています。
  「とんがらし」はただ唐辛子をそう言って使ってみたかった
  わけで元句は 江戸つ子に猫舌多し走り蕎麦 でした。
  今回は、公私とも多忙で俳句を考える時間がほとんど無く
  成果は期待できませんでしたが、連衆の好意ある選に
  救われました。ありがとう。
 

 

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10月22日

2006-10-22 00:34:21 | Weblog


    しもばしらの花(赤塚植物園)

 子供の頃からず~と、土曜日の夜が一番好きです。
 
 今夜(もう日付は変わっている)は流星が見られるとか・・
 もう少し起きていよう。

  ***********************

 私が初めて結社に入った頃の青年部の勉強会は
 鑑賞が中心で500字詰め原稿用紙10枚が課題でした。
 いい句だなぁ~なんて思うもののいざ5000字の鑑賞文など
 書けるはずもなく、四苦八苦したうえでも毎回4~5枚が限度
 でした。今になってみれば「なぜ鑑賞文」なのかの意味が分かる
 ような気がします。
 つきつめて鑑賞することに依って、自句への客観の眼力も養われ
 また俳句作品の詩情のありかたなども学びます。
 5000字を凝縮して17文字に収める。これが勉強会の逆転の
 発想で、例えば今。自句に自解文をつけるとしたら、5000字は
 大袈裟でもある程度の物語が書けなければ。なかなか読者の心に
 伝わらないと思うこの頃です。

 よく俳句に「授かる」という言葉を耳にしますが、それは下地が
 有ってのこと。昂ぶった感動をどう凝縮して伝えられるか?それが
 俳句の楽しみ方ではないでしょうか?

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10月21日

2006-10-21 19:48:53 | Weblog


     古代米(赤塚植物園)

   追伸に豊作と文結びけり    ころころ

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10月20日

2006-10-20 05:40:07 | Weblog


  段菊(赤塚植物園)

      菊の荷の解かれて匂ふ市の雨   ころころ

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