8月 1日

2010-07-31 23:13:31 | Weblog

           ( 茄子・初茄子・なすび )

 

だしで煮て冷ましてあるや初茄子          長谷川櫂

 

糠床に寝かしつけたる初茄子            宮原つね

 

茄子潰の色鮮かに母とほし              古賀まり子

 

ぬか味噌の茄子紫にけさの秋             会津八一

 

      八月や睦みてゐたる山と雲         村沢夏風

  独り言 

子供の頃、どこの路地にも縁台が出て枝豆・とうもろこし・西瓜をならべ隅田川の花火を
見ていました。二階の物干場に上がれば仕掛花火まで見えたのですから、それほど下町両国
界隈には高い建物が無かったわけです。
(下町の子はとうもろこしは、「とんもろこし」と言っていました。今はどうなんでしょう)
昨日は両国の花火をテレビで見ました。懐かしい気持ちで見るものの「何か違う」何かを感じて
います。 それも時代の流れについていけない、いや認めたくない自分なのでしょうか

今日から八月、このブログも開設から1801日目を迎えました
当初は7~8名の俳句の仲間にお知らせしたこのブログも今は300名ほどの閲覧をみることが
あります。怠け者ののころころがよくここまで続けれこられたのも、飽きずにお付き合い下さった
仲間のおかげです。本当にありがとうございます これからもできる限り続けて行きますので
時には厳しい叱咤激励の書き込みをよろしくお願いします。

「伊吹嶺」8月号では、江ノ島、鎌倉の鍛錬会の句です

   空と書く一石一字経涼し

   夏帽子被りなほして富士仰ぐ

   魚臭き島の夕暮れ花海桐

   揚舟のマスト鳴らせり夕南風            こころ

  

 





 

 

 

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7月 31日

2010-07-30 23:26:49 | Weblog

           ( 百日紅 )

 

何恃めとや躍り咲く百日紅             岡本 眸

 

百日紅地に燃屑のごとき花             福永耕二

 

女来と帯纒き出づる百日紅                          石田波郷

 

百日紅咲く大寺の昼の闇                             千原満恵



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7月 30日

2010-07-29 23:01:06 | Weblog

            ( 藍の花 )

 

藍の花栞れば紅の失せにけり             坊城中子

 

綾子忌の風に穂をあぐ藍の花             鈴木千恵子

 

沈みたる一蝶白し藍の花                星野高士

 

藍の花紅きがままに人を恋ふ              野沢 純



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7月 29日

2010-07-28 23:05:04 | Weblog

            ( 藤袴 )

 

かたまりてやうやく色の藤袴             肥田埜恵子

 

藤袴なつかしき香をなつかしみ            黒田杏子

 

音立ててまた来る山雨藤袴              福田蓼汀

 

藤袴庵主のしろき紬帯                 佐藤とよ

  丸藤袴




 

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7月 28日

2010-07-27 23:53:54 | Weblog

         ( 禊萩・溝萩・盆花 )

 

ながき穂の溝萩いつも濡るる役            能村登四郎

 

溝萩の花を束ねて商へり                中川 みさえ

 

にぎやかに盆花濡るる嶽のもと             飯田蛇笏

 

逆縁の盆花壺にあふれしむ               上村占魚

 同じ花でも溝萩、盆花という季語の斡旋で俳句の趣が違ってきますね
 中でも盆花には人と人の心の存在が強く感じます
 


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7月 27日

2010-07-26 22:29:44 | Weblog

          ( いたどり・虎杖 )

 

虎杖がかぶさり青き水ねじれ              細見綾子

 

虎杖の花の散りこむマンホール             岡本 眸

 

虎杖の花しんかんと終るなり               新谷ひろし

 

虎杖の花に牧歌の生れけり               高浜虚子



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7月 26日

2010-07-25 22:54:42 | Weblog

        ( 向日葵・天竺葵・日車・日輪草 )

 

向日葵に天よりも地の夕焼くる             山口誓子

 

向日葵の金の雨だれ終りしよ              秋元不死男

 

向日葵の空かゞやけり波の群              水原秋櫻子

 

黒みつつ充実しつつ向日葵立つ             西東三鬼

 

 

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7月 25日

2010-07-25 01:08:25 | Weblog

(             ( 沢桔梗 )

 

風つのるサロベツ原野沢桔梗             足立登美子

 

沢桔梗我影の折れて伸びゐる             高橋蒼々子

 (

むらさきの山気そのまま沢桔梗             渡辺恭子

 

あめつちのどろりと昏るる沢桔梗             古舘曹人

    独り言 
暑くて、ハードな一週間を終え、迎えた朝も暑い
久しぶりに俳句のことなど書いてみようと思う気になった
ここに辺り障り無く書けばいいのだろうけれど
ころころの個人的な感想として今思うことを記す
俳句結社「伊吹嶺」入会して2年半、細見綾子の句に憧れる自分があり、偶然誘われた結社が
師系にあたる。沢木欣一、細見綾子のご夫婦を師に持つ栗田先生の句はいずれも繊細で
新鮮。この新鮮というのは、いつ句集など読み返しても感動が古りないこと。
最近やっと「即物具象」がなんたるか分かりかけてきた。

毎月の月末締め切りで結社に投句する
投句する前に、類想類句が無いか、文法的な大きな間違いは無いか、インターネット等に
検索してみる。またインターネットだけでなく友人や先輩から聞いた句がいつしか印象となって
自分の句となっていないか。ここはかなり注意する
先生の膝下に学ぶということは,先生と一対一に対峙し、先生の指導だけを判断とする
ころころの場合、師弟関係に中間は存在しない
尊敬する先輩(素晴らしい句を詠む先輩)は多くいらっしゃるが、こと俳句作品でいえばライバル
例えば投句するとき、文法的にやや不安があっても詩情、韻が損なわれると思えば、そのまま
師に投句してみる。結果は明らかになる。選外になった作品については後の推敲はしない
作品の文法がどうの、形がどうのより、心に届かなかった句(詩)はどう弄ろうとも無駄と考える
忙中であっても多作,一ヶ月の多作も師に向けた五句のためだけのもの
師に向けた五句とは一期一会。俳句詠みはそんな潔さも必要に思う

つくづく結社の活動に不向きな自分だが,先生に教えを請う気持ちは強い



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7月 24日

2010-07-23 23:51:31 | Weblog

       ( 夏蝶・河童忌 )

 

夏蝶の草の高さに紛れけり            西川美津子

 

夏蝶のめまぐるしけれ花を剪る          及川貞

 

夏蝶の息整へて飛立てり              伊藤静子

 

河童忌や水の乱せし己が影            石川 桂郎

 

河童忌に田端の酒をすすりけり          上村占魚




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7月 23日 大暑

2010-07-22 23:44:22 | Weblog

           ( 酔芙蓉 )

 

曲らねば町を出る道酔芙蓉              鈴木俊策

 

白といふはじめの色や酔芙蓉             鷹羽狩行

 

酔芙蓉をはりの花は酔ふかし             水原秋櫻子

山起伏して乱れなき大暑かな              飯田龍太

 

玉の緒にすがりて耐ふる大暑かな           富安風生


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