1月 29日

2013-01-28 23:30:09 | Weblog
            ( 風邪・風邪心地・流感・感冒 )


風邪の子に屋根の雪見え雀見え         細見綾子


裏伊吹見しより旅の風邪癒えず         能村登四郎


風邪心地部屋の四隅の遠さかな         遠山陽子


風邪の子と夜更颪をきき澄ます         福田甲子雄


洗面の湯気の中なる風邪心地           岡本眸


医師迎ふ仔豚の顔や流感期            堀口星眠




伊吹嶺の俳句 (ムーさんの俳句歳時記、伊吹嶺歳時記から転載させて頂いています)  
http://m6towers.kuronowish.com/saijiki/saijiki_top.html



風邪の夫書棚に薬袋溜め            栗田せつ子


出勤の夫の鞄に風邪薬             工藤まみ


加湿器の音ぼこぼこと風邪の妻         小長哲郎


留学の娘に速達で風邪薬            山本光江




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1月 28日

2013-01-27 22:48:18 | Weblog
                ( 火鉢・火桶・手あぶり・手炉 )



四天王守る寺僧の鉄火鉢            栗田やすし


足袋あぶる能登の七尾の駅火鉢         細見綾子


かざす手の珠美しや塗火鉢            杉田久女


あぢきなく灰のふえたる火鉢かな       河東碧梧桐


火鉢あつしギリシャ神話をきかさるる      阿部みどり女




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火渡りや行者だまりに大火鉢           矢野孝子


手焙に薬缶が鳴れり轆轤小屋           森 靖子


火桶すゑ父在りし日の夜の匂ひ          山下 護


教材に火鉢と五徳貸し出せり           下山幸重



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1月 27日

2013-01-27 07:30:18 | Weblog
               ( 囲炉裏・炉・炉明かり・炉話 )


炉火明かり師の忌近しと思ひをり         栗田やすし


炉火明り夫婦抱き寝の一と呎(かます)       沢木欣一


遺墨見て越後炉ばたの灰かぶる          細見綾子



目をしかむしぼり泪や炉火の酔           阿波野青畝


眠剤のあとしばらくは炉火のいろ          飯田龍太


炉話のあとは荒磯の星を見に            山田弘子




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本陣の三和土に炉火の煙満つ           藤田岳人


囲炉裏端煤けし柱時計鳴る            青木しげ子


唐からし火天に吊られ炉火赫し          巽恵津子




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1月 24日

2013-01-23 23:36:47 | Weblog
            ( 干大根・懸大根・大根干す )



干し大根海鳴りいつもそこで聞く      細見綾子


母病んで掛大根に夕日濃し         栗田やすし


真白な干大根の一日目            太田土男


一村が懸大根の中にあり           杉村義昭


山の日に力抜かれて干大根          小山祐司


大根干す土蔵の紋の仮名一字         鍵和田釉子


富士山に竿を渡して大根干す         上道直美




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廃校の鉄棒を借り大根干す         渋谷さと江


伊吹嶺の影くる速さ掛大根         中本紀美代


庭木まで大根掛けし杣家かな        中津川幸江



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1月 23日

2013-01-23 01:05:34 | Weblog
              ( 水仙・水仙花・白水仙・野水仙 )


雪嶺晴れ畦の水仙風のなか        沢木欣一


水仙を切り出すに雨あたたかき      細見綾子


水仙や束ねし花のそむきあひ        中村汀女


明るさは海よりのもの野水仙        稲畑汀子


水仙の香の雑踏の中にあり         石田郷子


抱かねば水仙の揺れやまざるよ       岡本 眸






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野水仙見にやはらかき土踏んで     横井美音


鵜の山の畦に水仙はしり咲き       川口信子


魚市場桶一杯の野水仙          松平恭代


荒海へ水仙の花なだれ咲く        大平敏子


点滴の母待つ窓辺水仙花         加藤洋子





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1月 22日

2013-01-21 23:23:44 | Weblog
              ( 寒蜆 )



黒きまで澄みたる水に寒蜆         長谷川櫂


宍道湖の香を一椀に寒蜆          五領田幸子


寒蜆水傾けて売られけり           山本洋子


寒蜆笊したたりもなく運ぶ          亀井糸游


こぼれても拾ふ一粒寒蜆          山野邊としを




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毛布かけ糶場へ運ぶ寒蜆         森 靖子


炊き上げて湯気の中なる寒蜆       伊藤旅遊




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1月 20日

2013-01-20 08:27:40 | Weblog
            ( 大寒 )



英霊に大寒の雲夕焼けたり         沢木欣一


大寒や耳ほてりして葉書読む        細見綾子


大寒の一戸もかくれなき故郷         飯田龍太


ふるさとの大寒の水甘かりき         鈴木真砂女


大寒の白鎮まれる休み窯           佐藤鬼房


大寒の潮したたる鯛を糶る          綿谷ただ志






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大寒や抱へて重き火縄銃          伊藤旅遊


大寒や指跡しかと血天井          国枝隆生


大寒の閼伽水に湯を少し足す        谷口千賀子


大寒の帳場に匂ふ青畳           武田稜子


大寒や三味線の皮張り替ふる        関野さゑ子


大寒や湯島聖堂鉄扉閉づ          日野圭子


大寒や底擦りて発つ渡し舟         平松公代





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1月 19日

2013-01-19 00:11:08 | Weblog
             ( 探梅・梅探る )



探梅や峠の茶屋は板戸閉づ          栗田やすし


すれすれに基地の金網探梅行          沢木欣一


思はざる急流とあふ探梅行           能村登四郎


探梅や人目に霞むところまで          福永 耕二


梅探る離宮の奥に舟着場            増山千鶴子


山の辺の道を外れては梅探る          廣瀬ひろし







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1月 18日

2013-01-18 00:19:13 | Weblog
             ( 雪景色・初雪 )


東京は14日に久しぶりの大雪になりました
一歩路地に入ればまだまだ雪も残っています


勤めの疲れ雪の公園横切りて        沢木欣一


何いそぐことなき雪の日暮なり         細見綾子







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初雪を見せむと母に障子開く        倉田信子


宅急便初雪乗せて届きけり         岸本典子


新雪へおしくらまんぢゆう崩れけり     奥山ひろ子



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1月 16日

2013-01-16 18:51:57 | Weblog
             ( 新年句会 )


昨日1月15日伊吹嶺関東支部の新年句会が新橋・新橋亭で盛大に行われました
名古屋、岐阜、東海から主宰はじめ9名のご参加も頂き緊張の中にも楽しい時間でした
3句投句、5句選。残念ながらころころは主宰選には入りませんでしたが3句とも
名乗る事ができました。また主宰のお句も選句できました(私だけの選!!選句眼確か)


春の雪片寄せてあり浅草寺       栗田やすし



当日の主宰特選はこのブログに何度も書き込みを頂いています「みさま」こと
鈴木みすずさんでした。やはりこのブログの御利益・・いや実力です







すずしろは小指の丈よ若菜粥      鈴木みすず



主宰のお句以外にころころが選んだ4句

軒先に声の増えゆく初雀        矢野孝子


初春の花びら餅の紅透けて       鈴木みすず


のどぼとけへなへな動く謡初      三井あきを

(あきをさんは1月号の巻頭作家です)


大いなるくさめひとつに和みたり 
    桑原健次



そして、ころころの今日の一句 ( 多くの選を頂きました。感謝 )



初日かげスカイツリーを日時計に      こころ


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