2月 24日

2024-02-24 05:57:45 | Weblog
                             小綬鶏




             今ごろの散策の楽しみに野鳥との出会いがあります。人間の勝手で季語になってしまっていますが、
             眼白(夏)翡翠(夏)頬白(春)鶺鴒(秋)鵯(秋)四十雀(夏)等など・・・今の季節でも見かけ、
             その声も楽しませてくれます。平日の植物園は人も少なく、野鳥を楽しむには最高です。
             時たま草むらからシャシャと掃くような音がします,眼を凝らしてみると小綬鶏が草の中を嘴で掻き分け、
             虫や木の実を漁っています。最初は雉鳩だろうと思っていましたが,よく見ると小綬鶏でした。 
             俳句をするようになって野鳥への感心も深まりこれも俳句のまわりを楽しむことなのでしょうね。




                




          小綬鶏の妻恋ひ節のちよつと来い         沢木欣一


          小綬鶏に呼び起こされし寮泊まり         栗田やすし


          小綬鶏や明治の巡査身じろがず          武藤光晴


          小綬鶏の鋭声響けり政子の井           栗田せつ子


          小綬鶏の声つつぬけや絵付小屋          澤田正子


          小綬鶏の声の奥なるカレー店           ころころ





                




          小綬鶏や病む娘と一つ屋根に住み         阿部みどり女


          空白み小綬鶏愛を高らかに            林 翔


          小綬鶏に呼ばれどほしや昼の酒          矢島渚男


          はけの径小綬鶏の声せはしかり          佐久間俊子


          子を連れて小綬鶏夫婦太りたる          清水基吉


          小綬鶏の鳴く少年の隠れ小屋           中西しげる





                




                サイトから一部資料・写真・知識お借りしています    
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