10月 31日

2024-10-31 04:11:13 | Weblog

                         ハロウィン・万妖祭・万鬼祭

 

 

       ハロウィン、あるいはハロウィーン(: Halloween または Hallowe'en[※ 1][※ 2])とは、毎年10月31日に行われる、

       古代ケルト人が起源と考えられているのこと。現代では特にアメリカ合衆国民間行事として定着し、祝祭本来の

       宗教的な意味合いはほとんどなくなっている。カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を

       作って飾ったり、子どもたちが魔女お化け仮装して近くの家々を訪れてお菓子をもらったりする風習などがある

 

 

 

                

 

 

 

          ハロウィーンのかぼちや笑へる駅の花舗      中山敏彦

 

          ハロウィンの悪魔のしつぽもげてをり       関根切子

 

          ハロウィーン魔女の分厚きつけまつげ       金原峰子

 

          ハロウィンの悪魔渋谷に待ち合わす        ころころ

 

 

 

                

 

 

 

          ハロウィンの南瓜パレード港町          古賀まり子

 

          ハロウィン来る子に持たす袋菓子         松崎鉄之介

 

          高階の窓に星入れハロウィーン          伊藤京子

 

          ハロウィンや子供は疲れ知らざりし        あさなが捷

 

          ハローウィンの仮面吊して英語塾         梅原富子

 

          キャラメルの函の天使やハロウィン        星野 麥丘人

 

 

 

                

 

 

                 サイトから一部資料・写真お借りしています  

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10月 30日

2024-10-30 04:35:18 | Weblog

                           烏瓜  (季=晩秋)

 

 

 

                

 

 

 

          色抜けていはほをつかむからすうり         沢木欣一

 

          異人館跡てふ高さ烏瓜               細見綾子

 

          たぐり寄す鵜糞まみれの烏瓜            下里美恵子

 

          からす瓜引けば陶土のうすぼこり          井沢陽子

 

          猿除けの網に色付く烏瓜              矢野愛乃

 

          三輪山の夕日したたる烏瓜             高橋ミツエ

 

 

 

                     

 

 

 

          食卓にあり食べられぬ烏瓜             山口誓子

 

          聞かれたる旅の寝言の烏瓜             加藤秋邨

 

          子を生さで空から手繰る烏瓜            鍵和田釉子

 

          枯るる前すでに痩せたるからすうり         能村登四郎

 

          武家屋敷から電線へ烏瓜              飴山 實

 

          烏瓜地蔵に似たる石ばかり             山田みづえ

 

 

 

                

 

 

 

                 サイトから一部資料・写真お借りしています  

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10月 29日

2024-10-29 04:47:33 | Weblog

                      新松子・松ぼくり・松ふぐり・青松笠

 

 

 

                

 

 

 

          句碑の松松ぼつくりも落すなり         細見綾子

 

          人気なき誓子の浜や新松子           栗田やすし

 

          新松子飛騨の陣屋の空ま青           岸本典子

 

          松ぼくり破風に翳して神楽殿          神尾朴水

 

          磯風の海女の祠に新松子            野島秀子

 

          新松子都大路の空に映ゆ            牧 啓子

 

 

 

                

 

 

 

          新松子野点の釜を煙らしぬ           青木月斗

 

          白浜や藻屑の中に新松子            川崎展宏

 

          散歩から帰りさし出す松ぼくり         太田富士子

 

          将門の首を洗ふや新松子            角川春樹

 

          霞より猫の持て来し松ぼくり          村越化石

 

          新松子雨の明るき一の宮            内藤恵子

 

 

 

                

 

 

 

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10月 28日

2024-10-28 05:11:22 | Weblog

                              秋時雨

 

 

 

          本来この秋時雨は晩秋11月の初旬頃の冷たい雨を言い、そして時雨ですから降り続くと言うよりは降っては

          直ぐ止むような雨の季語です 今日の東京はこの時雨の朝ですが寒さは有りません

 

 

 

                

 

 

 

          御像の鉄より黒し秋時雨            沢木欣一

 

          秋時雨昨日に似たる昼過ぎに          細見綾子

 

          大津絵の泥の赤溶く秋しぐれ          若山智子

 

          秋しぐれからゆきさんの発ちし浦        倉田信子

 

          廃業の貼り紙濡らす秋しぐれ          前田史江

 

          モンローの小さき手形や秋時雨         奥山比呂美

 

 

 

                

 

 

 

          秋もはや日和しぐるる飯時分          正岡子規

 

          山雀がゐて鳴く温泉の秋時雨          飯田龍太

 

          怒濤よりほかに音なし秋時雨          中村汀女

 

          勤めより夜の勤めへ秋時雨           林 翔

 

          秋しぐれ檜の香ごもりの町みじか        鷲谷七菜子

 

          秋時雨返さぬままの男傘            谷口桂子

 

 

 

                

 

 

 

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10月 27日

2024-10-27 04:21:32 | Weblog

                           夜長・長き夜・夜長人

 

 

 

                

 

 

 

          シュレッダー唸らす書斎夜長なる    栗田やすし

 

          長き夜や毀ちてみたき砂時計      伊藤旅遊

 

          長き夜や分厚きパズル夫に買ふ     岸本典子

 

          せがまれし五目並べや夜長なる     太田滋子

 

          一階と二階にひとりづつ夜長      齊藤眞人

 

          長き夜や志功を語る津軽弁       磯田なつえ

 

 

 

                

 

 

 

          夜長妻栗色の靴買へと言ふ       沢木欣一

 

          北山の夜の長さを杉育つ        細見綾子

 

          妻が書く夜長まかせの文長き      林 翔

 

          それぞれの部屋にこもりて夜長かな   片山由美子

 

          せつけんの裏すこし溶け夜長し     辻 美奈子

 

          夜長し遠流の果てに東京都       櫂 未知子

 

 

 

                   

 

 

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10月 26日

2024-10-26 05:51:37 | Weblog

                      鯊・鯊の竿・鯊日和・鯊干す・鯊舟

 

 

 

                

 

 

 

          釣り上げし鯊が跳ねたり爆心地         栗田やすし

 

          下校子が覗きに来たり鯊の魚籠         河原地英武

 

          海中の山車遠巻きに鯊の舟           都合ナルミ

 

          上げ潮の川に鯊竿混み合へり          武藤光晴

 

          釣上げて浮子より小さき今年鯊         関根切子

 

          突堤に犬の来てゐる鯊日和           梅田 葵

 

 

 

                

 

 

 

          てんぷらやすでに鰭張る今年鯊         水原秋櫻子

 

          寄り添うてわれは釣らずよ鯊日和        三橋鷹女

 

          たらたらと洲崎の灯あり鯊の潮         石田波郷

 

          大鳥居くぐりつぎつぎ鯊の潮          鷹羽狩行

 

          ダボ鯊のダボの見えざるすばやさよ       加藤知世子

 

          弱引のコツと翁の鯊ならむ           秋元不死男

 

 

 

                

 

 

 

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10月 25日

2024-10-25 03:53:41 | Weblog

                           鵙・鵙日和・百舌鳥

 

 

             日本全国にいる留鳥、尾を上下に振りながら鋭い声で鳴きますけたたましく、しょっちゅう鳴くので、

             百舌鳥とも言われその声が澄んだ秋の大気と通ずるので「鵙日和」「鵙の晴」などと用いられる。

 

 

 

 

                     

 

 

 

          一服の茶にもてなされ鵙高し          細見綾子

 

          起きぬけに鵙の高音や寮泊り          栗田やすし

 

          玄室の眠る千年鵙猛る             国枝隆生

 

          鵙猛る国盗りの城仰ぐとき           下里美恵子

 

          鵙を聴く蓑虫庵に足垂らし           岸本典子

 

          ごん狐棲みし里とや鵙高音           武藤光晴

 

 

 

                

 

 

 

          百舌鳥鳴くや雲みだれ寄る槍ケ岳        水原秋櫻子

 

          いくすぢも炊煙青し雨の鵙           大野林火

 

          はたらいて鵙に啼かれし誕生日         秋元不死男

 

          旅しゐる時は健康鵙の晴            星野立子

 

          十階を降りゆく膝へ街の鵙           下村槐太

 

          鵙の声かんにん袋破れたか           小林一茶

 

 

 

                

 

 

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10月 24日

2024-10-24 04:26:31 | Weblog

                              菊人形

 

 

 

                

 

 

 

          飾られて菊人形の冷たき手           栗田やすし

 

          木曽殿の首抱へ来し老菊師           石原筑波

 

          菊人形鯱も小菊をまとひけり          河井久子

 

          菊人形姫の胸より小蜂飛ぶ           鈴木真理子

 

          菊を結ふ藺草くはへて人形師          不破志づゑ

 

          風に立つ菊人形の武者ぶるい          ころころ

 

 

 

                     

 

 

 

          菊人形修羅場もつとも匂ひけり         兼久ちわき

 

          菊人形胸もと菊のやや混みて          福永耕二

 

          菊人形莟ばかりの青ごろも           能村登四郎

 

          蛇口あり菊人形の傍らに            奥坂まや

 

          菊人形逢瀬を照らし出されたる         大串 章 

 

          人去りし後も身構へ菊人形           棚山波朗

 

 

 

                     

 

 

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10月 23日

2024-10-23 04:27:09 | Weblog

                               木の実

 

 

 

                

 

 

 

          人気なき不破の関跡木の実落つ         栗田やすし

 

          窯場裏闇に木の実の落つる音          矢野孝子

 

          鈴懸の実の明るさよ林火句碑          岸本典子

 

          信長の夢の城跡木の実降る           伊藤範子

 

          一位の実色づく碌山美術館           佐藤とみお

 

          鬱見舞ひ母の掌におく木の実かな        ころころ

 

 

 

                

 

 

 

          よろこべばしきりに落つる木の実かな      富安風生

 

          山中に喝と木の根をうつ木の実         福永耕二

 

          妻の手に木の実のいのちあたたまる       秋元不死男

 

          店を守る島の女に木の実降る          星野 椿

 

          人恋し青き木の実を掌にぬくめ         鈴木真砂女

 

          木の実独楽力尽きては実にかへる        山本 牧秋

 

 

                

 

 

 

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10月 22日

2024-10-22 04:15:37 | Weblog

                  紅葉・紅葉づる・紅葉狩り・谷紅葉・夕紅葉・紅葉山

 

 

 

                     

 

 

 

          村中の池や紅葉をひた映す           細見綾子

 

          月残る紅葉始めの南木曽岳           栗田やすし

 

          山紅葉和紙工房の薪爆ずる           鈴木みすず

 

          笑み給ふわらべ地蔵に照紅葉          黒田昌子

 

          一本の紅葉明るし座禅堂            武藤光晴

 

          吊橋のゆれ楽しめり紅葉狩           後藤暁子

 

 

 

                     

 

 

 

          あたりまであかるき漆紅葉かな          高浜虚子

 

          木の色の仏に紅葉明りかな            林 翔

 

          ほどほどに老いて紅葉の山歩き          能村登四郎

 

          すさまじき真闇となりぬ紅葉谷          鷲谷七菜子

 

          大山祇おん懐の紅葉晴              加藤耕子

 

          あけすけに酔客見ゆる紅葉茶屋          飯田蛇笏

 

 

 

                

 

 

 

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