2月 29日

2012-02-28 22:59:51 | Weblog
           ( 多羅の芽・楤の芽 )



岨の道くづれて多羅の芽ぶきけり          川端茅舎


たらの芽の仏に似たる瀬のひかり          角川源義


たらの芽をわかきけもののごとく嗅ぐ        能村登四郎


楤の芽やまとまりて古山の雨            藤崎久を


楤の芽や銀を運びし山路荒れ            岡部六弥太








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2月 28日

2012-02-28 00:24:16 | Weblog
             ( 枝垂れ梅 )   <しだれ実梅>



枝垂梅しだれ比べて地にとどく         角川 照子


走りゆく芝火の彼方枝垂梅           松本たかし


枝垂るるはいかなる力しだれ梅         片山由美子


胸白き鳥来て枝垂梅こぼす           町田しげき


修行僧てっぺんから声しだれ梅         花貫 寥







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2月 27日

2012-02-27 00:03:17 | Weblog
           ( 梅 )


やっとあちこちから梅の花の便りが届くようになりました



嫁ぎ来て機を習うや藪の梅


梅見とて家を出て来しことたのし


藪あれば藪にも梅の咲いてゐし            細見綾子






紅梅や病臥に果つる二十代              古賀まり子


伊豆の海や紅梅の上に波ながれ            水原秋桜子


紅梅の蕾の中の花一つ                中村汀女







白梅のあと紅梅の深空あり              飯田龍太


白梅の仄か色めく夕日ざし              林 翔


白梅の万蕾にさすみどりかな             鷹羽狩行



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2月 26日

2012-02-26 07:00:17 | Weblog
             ( 万作・満作 )  < しなまんさく>



万作の花の貧しき黄色かな           倉田 紘文


満作の昼素通りの郵便夫            高澤良一


万作やゆるびそめたる海の紺          行方克巳


谷間谷間に満作が咲く荒凡夫          金子兜太


もじやもじやとまんさく夜に入りにけり     蓬田紀枝子


松籟に揉まれまんさく咲きにけり        阿部みどり女






<阿哲まんさく>






<ときわまんさく>



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    独り言    
 
今月は伊吹嶺入会以来関東支部の句会に全て参加出来ました
仕事を持ちながらの参加は大変でしたが、得たものは多く,連衆に感謝です
昨日25日は所属の「山ゆり句会」 15名+欠席投句 盛況でした
和気藹々ながら熱っぽく4時間があっという間に過ぎてしまうほど
ころころの成績は・・まあまあ・・と言っておきましょう
反省会の蕎麦焼酎はヒビの入った肋骨に極めて効果があり、痛みもなく
帰りの電車では安眠・・渋谷で乗り換えるはずが神田神保町まで、やっと乗り換えた
副都心線では帰着駅を一つ越え、1時間余りで向った句会場から帰りは2時間20分
豊かな一日でした




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2月 25日

2012-02-25 00:36:37 | Weblog
            ( 斎藤茂吉忌 )



茂吉忌の暮れてとどろく遠雪崩         鷲谷七菜子


茂吉忌の歌のごとくに牡丹雪          大志田勇志


茂吉忌の手皿に受くる花菜漬          龍頭美紀子


茂吉忌の一荷ぎつしり金目鯛          神尾久美子


深空より茂吉忌二月二十五日          飯田龍太



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2月 24日

2012-02-24 00:59:33 | Weblog
              ( さざえ・栄螺・壷焼 )




栄螺選る無口を楯に島男            古賀まり子


江ノ島の栄螺焼く香や汀まで          吉田 米


栄螺取り小さき錨を上げて去る         大串 章


九十九里栄螺ぎらぎらしておりぬ        金子兜太


壷焼や瑠璃を湛へし忘れ潮           水原秋桜子




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2月 23日

2012-02-23 00:46:33 | Weblog
            ( 春 )



春昼やものの細かき犬ふぐり         松本たかし


濠の水松をうつして春の色          島田青峰


首長ききりんの上の春の空          後藤比奈夫


春風や家を出て舞ふ鉋屑           長谷川櫂


道祖神の彫の曖昧春の霜           小林美夜子







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今月のHP句会の高点句     おめでとうございます

公魚の細身に透ける紅ほのか          さんせん ( 名古屋 )


鉛筆を削る匂ひや春立ちぬ           弘子 ( 瀬戸市 )







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2月 22日

2012-02-21 23:31:04 | Weblog
              ( 芹 )




長城やみんなみさして芹の水           沢木欣一


川底に日がとゞき芹芽ぶきけり          細見 綾子


摘みかさねても一握の母の芹           福永耕二


山月も長けてありけり芹の原           永田耕衣







田芹摘む鵜山の裾の水明り            下里美恵子


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2月 21日

2012-02-21 00:08:01 | Weblog
             ( 雛飾・古雛 )


地域の郷土資料館に飾られた、江戸時代のお雛様です



雛飾がらんどうなるものばかり           神野紗希


菱形のたましひのせし雛飾             太田保子


仕る手に笛もなし古雛               松本たかし


古雛の唇と笛とのあはひかな            奥坂まや


母様のその母様の古雛               佐土井智津子


古雛をみなの道ぞいつくしき            橋本多佳子






芹葉黄連(せりばおうれん)
枯れきった落ち葉に隠れ咲き出しました


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2月 20日

2012-02-19 23:57:52 | Weblog
             ( 鳴雪忌 )


やっと節分草が咲き出しました

今日20日は明治・大正時代の俳人内藤鳴雪の忌日
江戸・三田の松山藩邸で生まれ・本名素行(なりゆき)から鳴雪を名乗る
子規に導かれて45歳から本格的に俳句を始め、これが彼の終生の道となった


大声の人句座にゐて鳴雪忌             栗田やすし


夜の炉に松笠匂ふ鳴雪忌              皆川盤水


梅を挿して神酒は供げず鳴雪忌          富安風生






浅草浅草寺裏にある鳴雪句碑






ふたり棲む節分草をふやしつゝ             黒田杏子


よき目覚めせし子の眸節分草              林昌華


地の息を離れぬ丈に節分草               甲斐すず江





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