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12月 1日

2023-12-01 06:06:46 | Weblog
                               十二月



               時の経つのは駆け足の様です 齢を重ねると特に感じるのは何故でしょうね
               十二月を極月(ごくげつ・陰暦十二月のこと)と言いますがほとんど使われなくなったものの
               俳句創作の世界では耳にする俳句も短冊に書いて鑑賞する俳句もあります
               そんな時にはこの「極月」が良い効果が出ると今でも使われます



          武蔵野は青空がよし十二月          細見綾子


          竹割つて鵜籠つくろふ十二月         栗田やすし


          白目剥く達磨の列や十二月          河原地英武


          田にそそぐ水の一縷や十二月         下里美恵子


          先生ともんじや焼食ぶ十二月         国枝洋子


          靖國の大樹見てゐる十二月          伊藤範子


          鎌錆びて軒に転がる十二月          武藤光晴




                  



          ひと山の蛤買つて十二月           鈴木真砂女


          若かりし日の顔ぶれや十二月         稲畑汀子


          尼の荷のまことにちさき十二月        黒田杏子


          十二月医者に持薬のあることも        飯田龍太


          十二月小筆の増えし硯箱           伊東一升


          凌渫船杭つかみ出す十二月          秋元不死男


          病める日は病める句をなし十二月       大串 章






                  



                  



                   サイトから一部資料・写真・知識お借りしています  


コメント (2)
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