12月 22日

2023-12-22 06:00:36 | Weblog
                    冬至・冬至湯・柚子湯・冬至南瓜・一陽来復



             今日は冬至、冬至(とうじ)とは一年でもっとも昼が短く、夜が長いころ。寒さを乗りきるために、
             栄養価の高いかぼちゃを食べ、柚子湯に浸かり無病息災を願います



                  



          猪肉を煮る味噌焦げて冬至なり       細見綾子 


          子は遠し妻と二人の冬至粥         栗田やすし


          職退くと決めて柚子湯に身を沈む      国枝隆生


          みどり子に冬至南瓜をつぶしやる      小島千鶴


          柚子風呂の柚子手で掬ひ匂ひかぐ      太田滋子


          朝空は和紙の白さの冬至かな        山たけし




                  



          どうらんの堅さ冬至の楽屋かな       小沢昭一


          本送る底荷の冬至南瓜かな         黒田杏子


          年長者の額に日当たる冬至句座       寺井谷子


          かち割りて冬至南瓜の鬱金かな       小林京子


          冬至粥ふつふつ煮えて帰り待つ       渡辺 竹子


          柚子湯出て慈母観音のごとく立つ      上田五千石




                  



                  



             冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり
             再び陽にかえる日という意の「一陽来復(いちようらいふく)」といって、冬至を境に運が向いて
             くるとしています。つまり、みんなが上昇運に転じる日なのです




          一陽来復の雪となりにけり         久保田万太郎


          縁談をかさね一陽来復の柱かな       田中花楠


          一陽来復長湯を妻にのぞかるる       山口いさを


          一陽来復雑木林に射す薄日         棚山波朗


          一陽来福弾む小鳥の砂遊び         ころころ




                    サイトから一部資料・写真・知識お借りしています         
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