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パチェ工房ではトゥルスミの他の工房と同様に蝋の調合もしています。バティックに使われる蝋には松脂、パラフィン、調合蝋、ピーナッツオイルと共に、再生蝋も大事な材料ひとつです。
今朝、ふと裏(=工房)に出てみたら、縫製のアヨさんは鼻と口覆って仕事しているし、職人さんが皆咳き込んでいます。蝋の調合をするときは材料を煮出すので匂いがするのですが、これはただ事ではない!?大急ぎで染め場の遮光シートを上げて、工業用の扇風機で風を送ってみました。
何事!?と冷静に問いただしたら、いつもは小さな鍋で煮ている再生蝋を「たまたま大量にあったから」という理由で蝋落としで使うドラム缶に入れて、高温でガンガン煮たらしいんですな。丁度、いつも蝋の調合を担当しているユキちゃん(オヤジ)は目の治療で医者に、ウィジャさんは市場に行っていて留守でした。パラフィンを加えずに(切らしていたから、という理由)再生蝋だけ煮たのも匂いが発生する原因になったようです。
これって日本だったらどえらい騒ぎになるよなぁ。まあ、工房のほうもコマールのカミナリが落ちて大騒ぎでしたが。ああ、本当に目が離せないとは、このことか・・・・・。
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