チレボンバティック工房日記

インドネシア・ジャワ島、チレボン市にある手描きバティック工房から。

パチェ工房のクリスマス

2011-12-24 07:12:25 | バティック

今年もあと1週間になってしまいました。

世間はクリスマス休暇に入っているようですが、パチェ工房は平常運転。クリスマスケーキどころか、職人の米がない!って運転手が市場に買いにいったりしています。おまけに今日は週給の支払日だし~。

さて、今年も大幅に出遅れたクリスマス関連のグッズ(笑)。旧暦クリスマスとかあるといいのになあ・・・・・

せっかくなので、工程などアップしちゃいます。BangBiru(赤紺)などの配色もこの技法で染めます。

クリスマスからは赤と緑。パチェ工房ではColetan(色挿し技法)は使っていないので、すべて浸染め。よって蝋落とし2回の「Dua Kali Proses」で製作します。

(1)鉛筆で書いた下絵に1回目のイセンを施したところ

(2)白く残す部分、2回目に染める部分(黄色と緑)をテンボックにてブロック

(3)赤の濃淡で染めました。

(4)1回目蝋落とし終了。赤い線は「Wit」と呼ばれるもの。ペンギンの帽子の白く残す部分は「Pelikan」(プリカン。綴り不明)と呼ばれています。

(5)2度目のイセン開始。担当、ソフィちゃん。

(6)手元アップ。細かいですね。一番細いチャンティンを使ってます。中高年は老眼鏡必至(汗)。

(7)2度目のイセンが終わりました。

(8)赤に残す部分はしっかりカバーします。担当Nurちゃん。

(9)まず、薄い緑で染めます。

(10)薄い緑したい部分をブロックしてさらに濃い緑に染めます。

(11)2度目の蝋落とし終了。染めにはものすごく時間かかります。

完成(すみません、バックが黄色)。オーナメント(兼、鍋つかみ←ほとんど意味不明)にしました。

くつしたの形のものも製作。これも鍋つかみになってます、、、貧乏性。華人の奥様に説明したら「へ?」って反応でした。お手伝いさんいるから自分で鍋持ったりしないのかも。

クリスマスのご挨拶

あー、おいしいクリスマスケーキが食べたいなぁ。


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