子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

R指定

2007-05-17 00:54:01 | 雑記
映画には、その内容によりR-15やR-18と言ったように観賞年齢制限規制があります。

最近のニュースを見ていると、子どもには見せたくない(見せる必要のない)ような内容のものが少なくないように思います。
発生した事件などの事実を報道する必要はあると思いますが、いろいろな事件の内容が詳細に(場合によっては興味本位に)報道され、そこまで報道する必要があるのかと思えることもあります。

現在、ニュースに限らずいろいろな情報が誰の目にも触れる形であふれています。
そして、私の子どもの頃を考えると、大人と子どもが目にする情報の内容の差が現在はなくなってきているように感じます。
子どもたちは、さまざまな情報を見聞きして、何かを感じ、何かしらその子どもたちの心理的な発達に影響しているものと思われます。

子どもたちが、さまざまな情報に触れること自体を適切に制限することは残念ながら完全にはできないと思います。
ただ、子どもに不適切と思われる様な情報を子どもが見聞きしたとき、親なり周りの大人が適切な助言をするなり何かしらの対応をしてあげなくてはならないと思います。
あまりにも当たり前の様に日常的にショッキングな事件などが報道され、社会全体の感覚が少しずつ麻痺してきてしまい、子どもへの配慮を忘れてしまってはいないでしょうか?

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