JP2012124273
[0028] 図1等に示すように、p型半導体層12は、その一部が除去されることによって、直線状のリッジ20を形成している。より具体的には、p型コンタクト層19、p型AlInGaNクラッド層18およびp型InGaNガイド層17の一部がエッチング除去され、横断面視ほぼ台形形状(メサ形)のリッジ20が形成されている。このリッジ20は、c軸をIII族窒化物半導体積層構造2の結晶成長面に射影した射影ベクトルの方向(以下「c軸射影方向」という。)に平行な方向に沿って形成されている。
[0031] III族窒化物半導体積層構造2は、リッジ20の長手方向両端における劈開により形成された鏡面からなる一対の端面21,22(劈開面)を有している。この一対の端面21,22は、互いに平行であり、この実施形態では、いずれも{20−21}面へのc軸の射影ベクトルに垂直(すなわち、{−1014}面)である。こうして、n型InGaNガイド層15、発光層10およびp型InGaNガイド層17によって、端面21,22をレーザ共振面とするファブリペロー共振器が形成されている。すなわち、発光層10で発生した光は、レーザ共振面21,22の間を往復しながら、誘導放出によって増幅される。そして、増幅された光の一部が、レーザ共振面21,22からレーザ光として素子外に取り出される。
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