I have recently watched an NHK TV program entitled something like "The Century of Moving Images", a documentary of the past 100 years or so in which various cultural, political, historical, and technological events were recorded in vast amounts of motion pictures.
One of the stories in the program focused on Wernher von Braun, the German scientist who developed the V1 rocket, the world's first ballistic missile, for the Nazis during WWII, and who later moved to the US to help Americans build and launch their own rockets. He was a Jew, and for that reason had to leave Germany eventualy. He said he worked for the Nazis because it gave him the oppotunities to study and develop rocket science, and he was "willing to sell his soul to the devils" if it helped him make his dream of space travel come true.
Dr. von Braun was the hero of the author of "Rocket Boys", a memoir by Homer Hickam, Jr., that I've just finished. It was the time of Cold War, and the successful launch of the Russian Sputnik was a big news not just for the US military and politicians, but for ordinary US citizens. One of them was the 11 year old Hickam, who would look up in the night sky, see the Sputnik moving "majestically" across the star-studded sky and be awe-struck. He begins to build his own model rockets, by himself at first. Several of his friends join him later, and they work hard for a national science fair.
A story of a boy's passion for rockets, it is also a story of growing-up of the boy in a small coal town somewhere in the US during the 50's and 60's. Hickam was small and nearsighted, and not the muscular, athletic type like his big brother. But he was adamantly true to his inner callings, resisting and fighting his father and his brother for a long time but gradually learning their, and the town's, own sadness and limitations.
I particularly liked the scene where, towards the end of the book, he lets his father, who has long dominated over his son and hated the boy's un-manly activities, push the launch button for a late-version, greatly improved model rocket, with more than a hundred onlookers gathered around. The rocket flies as high as ever, and Hickam, Sr., can't hide his elation, waving his hat, as if he became his younger, teenage self. Then, he sort of like comes to his senses, and looks at his son, mouth open. The son sees in his eyes something ... something he's probably never seen before.
The Japanese astronaut Dr. Takao Doi is introduced as a friend of the author's, and he plays a small but heart-warming role at the end. It was a very good read.
またまたキリスト教。天国を見てきた4歳男子の話。どうやら素敵なところらしい。
世の中不思議な話は一杯ある。偶然か、奇跡か?
今まで周りで不思議な話は数多く聞いてきた。
知人が住んでいたマンションでは、帰宅するとすでにテレビが勝手に点いていた。夜中、白装束の婆さんが足元に落ちてきた。友人を泊めると、夜中誰かに手を握られたという(その手は皺くちゃだったとか)。その後、上の階のベランダが崩れ落ちてきて、引っ越した。
高校の時の友人は金縛りにあって、顔面直上で犬の荒い鼻息を感じ、金属製のエサ用ボールが転がる音を聞いた。従妹は中学の時、1か月毎日金縛りになって、ヤバい家だと言っていた。以前通っていた定食屋のマスターは、親御さんが他界された深夜の時刻に雨戸が外れ落ちた。
私の嫁はもう自分でも忘れたかもしれないが、今住んでいる家の部屋の隅で夜中、男が動いているのを見たと言っていた。
かくいう私も、母親が亡くなる1週間前、急に納期を早めてくれと言われ、仕事が滞ることなく帰省、葬儀が完了した。父親の時も急にぽっかり仕事が空いた。私の小学生の時の集団写真で、肩に手が載っているように見える写真がある。
父親は、婆さんの葬儀後、仏壇の部屋で寝ていたら、赤い光が飛んだと言っていた。
白隠禅師は幽体離脱したらしい。普化禅師は棺桶から消えていた。キリストは復活した。
夢か、デマか、偶然か。はたまたネタ?
この本の語る「奇跡」はアメリカの田舎町で2003年に起こった。主人公Colton君は、父親がpastorであるという、信心深い家庭に育った。ある日不調を訴え入院、医師も諦めたが奇跡的に治癒、徐々にキリスト、その父である神、会ったこともない曽祖父、流産で死んだ妹等との出会いを語り始める。
まあ、正直真偽については何とも言えない。しかし面白い本ではある。大抵私はペーパーバック一冊読むのに1日30~40分程度で1か月近くかかるが、この本は4~5日で読めた。
Colton君は、もうすぐ始まる「モンスター」との戦争も見たらしい。
そしてジーザスは勝利する。
どこかの兵庫県議よりは信頼できそうな気がする。
Colton君も頷いたというキリストの顔の絵。
そうか~、ラモスに似てるんだな・・・。
(用語メモ)
other, anotherについて。
"I miss my other sister"
"I have another sister"
この場合、otherとanotherは入れ替え可能だろうか?
tooの位置。
"There are too swords in heaven!"(天国にも剣があるという、Colton君の発言)
tooの位置が意外。子供用語なんだろうか?
このスパイアクション小説の著者David Baldacciはまったく知りませんでしたが、ベストセラーリストに載っていたので読んでみました。ハードボイルドって言うんでしょうか、カッコいい会話と、スピーディーな物語展開で、ぐいぐい引き込まれました。
北朝鮮と米国の、国の威信をかけた戦い。ドラマHomelandを思わせる権力者の苦悩と、両国諜報員の超人的な奮闘。007的なワールドワイドな展開と、映画「Heat」も真っ青の銃撃戦!
Gulagは人間の心まで破壊してしまうのか?いよいよアルマゲドンか?老眼が始まって合わなくなってきた眼鏡で疲れた眼を堪えながらも読みたくなる、そんな本でした。
40代も後半を過ぎてようやく、自分の人生もいつか終わるということが実感となってきた。考えてみれば人生は残酷で空恐ろしい・・・。しかし考えなければ何でもない。幸か不幸か、人間は忘れることができる。でないと生きてられない。
10年位前だったか、映画「メメント」を観たときはただ面白い映画だと思った。記憶が10分だか15分しか続かない主人公だったが、今思えばあれは自分のことだと気付いた。悲しい、辛い、キツイ出来事があっても、いつの間にか忘れている。相変わらず、愚かな行為を繰り返している。
結局、目の前の現実しかない。過去は夢で、未来は妄想だ。
とは言っても夢を見、妄想するのが人間だから、問わざるを得ない。いつか終わるこの生に意味はあるのか?死んだらどうなる?残された者の悲しみを癒す言葉、物語が欲しい。だから各地で宗教が生まれたんだろう。リチャード・ドーキンスだって、愛する人の病床で、神や仏、あるいは御先祖様に祈りたくならないだろうか?いくら人間を含む動物の存在は進化論の結果であって、髭面爺さんが創造したんじゃないと普段言い張っても、やっぱり親や友人の墓標に時には膝をついて花を手向け、頭を垂れたくなるんじゃないだろうか?それはただ、故人を偲んで悲しむという、人間として普通の感情に身を任せているだけで、神の存在は信じていないと言うかも知れない。慰めの作り話は要らないと言うのかもしれない。しかし、多くの人は慰めを必要としている。何らかの説明が欲しい。そして、科学はあんまり慰めにならない。
この本What's So Great about Christianityの著者Dinesh D'Souza氏は以下のように主張している。
ドーキンス、カール・セーガン、S.ワインバーグ等の科学者は宗教、特にキリスト教を攻撃している。攻撃の理由の一つは宗教の名において行われる殺戮や弾圧だが、実際は共産主義者や国家主義者らのatheistによる悲劇の方が規模が大きい。
ガリレオが異端審判で有罪になったのは天動説を唱えたことが直接の理由ではない。
agnosticsは一見慎ましい態度だが、死後裁きを受けて天国に行けないのだから、実質的にatheistである。
世界的に宗教人口は増えており、必要性が高まっている。
キリスト教は理性的な宗教で、理性的に考えれば宇宙の存在を説明するためには神の存在が必然である。
理性は限界がある。奇跡は無いとは科学で証明できない、科学は仮定であって現実の一部を説明しているに過ぎない。
世界から悪は無くならないが、それは神が人間の自由意思を重んじているからだ。善人も苦難に遭うが、そもそも命は神のものだ。
進化論と創造論は矛盾しない。
等々。
成程と思う部分も多いが、よく分からない部分も多い。
例えば、「神とは髭爺さんではなく、"That than which no greater can be thought"である」。
これ、正直よく意味が分かりません。仮に「思考を超えた存在」と訳すとなんとなく分かったような気になります。著者はこう言いたいのかな~?と:
「神の定義は「思考を超えた存在」 である。したがって、理知的な人が考えれば、この宇宙の存在理由、原因を説明するためには神は必然的に存在する。だって、神は「思考を超えた存在」であって、まだ我々の思考、科学では宇宙の存在理由、原因等に明確に答えられないから、神の存在を前提にしないとそれらを説明できない。」
でも、"that than which no greater can be thought"ってことはThatまでは思考の範囲内のはずで、それを超えては考えられない存在のはずだ。つまり神は「思考できる究極の存在、思考の頂点にある存在」であるはず。著者もその意図らしい。
さらに著者は続けて、というか昔のAnselmという人の理屈の説明で、"if 'that than which no greater can be thought' exists in the mind, then it must also exist in reality"だそう。「そんな究極の存在が頭の中で考えられるなら、現実に存在するはずだ」、なぜなら、"What is possible and actual is obviously greater than what is merely possible"。神の上記定義からして、神は「必然的に」現実に存在するんだよ~。
さっぱり分からない・・・。この主張に対してChristopher Hitchensという人が"it is childish reasoning to infer the object from the mere idea of it"として反論しているというが、確かにそう思う。想像できるからって、どうして現実に存在すると言えるの?神は「思考の究極の存在」であるはずで、だからこそ思考、想像できる訳で、でもどうしてそれが必然的に実在につながるの?
どうも私の頭では分かりません。
しかし大体その他の点は私の多くの疑問に真っ向から答えてくれる。全体的に理性に訴える内容で、必ずしも納得いきませんが面白い本でした。
でもやっぱり仏教の輪廻転生の方が受け入れ易い。
「神は愛だ」と言われると、杖を持った白髪髭面の爺さんがまず思い浮かんで、そんな近所のちょっと品の良い年寄みたいなのがこの世界を創造した「愛」なのか?と思うと、素直に納得できない。
「愛が神だ」、「愛は神だ」ならすんなり入るんですけど。世界は酷いことも多いが部分的に、時々愛もある。愛は万物の創造主ではないかも知れないが、愛によって生まれたものもある。その貴重で儚い愛の存在を証明するために、イエスは無実にも関わらず、最も苦しく、惨めで、哀れな死に方をしなければならなかった、してくれた、というなら分かる。「愛=神」に道徳や倫理を絡めて人格にするから組織ができて、権威を振り回す輩が生まれて、ややこしくなるんじゃ?
最近キリスト教がマイブームで、アマゾンUSでカスタマレビューが多いこの本を読んでみました。カエサルの話から始まるので、最初の2~3割は塩野七生の「ローマ人の物語」のようです。いかにローマの圧政がユダヤ人にメシアを渇望させたか。ナザレの大工の息子イエスはthe Passover festivalで神殿を汚す両替商のテーブルをひっくり返し、The Sermon on the Mountで救いと愛を語り、人々にメシアの降臨かと思わせるが、結局伝統的なユダヤ教の既得権益者の反感を買い、奇蹟を起こして自分を救うこともできずに無残に36年の生涯を閉じる。
共著者の一人Bill O'Reilly によればこの本は事実に基づくノンフィクションだそうですが、テーブル返し場面など、非常にドラマチックで「見てきた」ような描写が満載で、飽かずに読めました。彼はアメリカでは有名なニュース番組の司会者だそうで、他にもKilling Kennedy, Killing Lincolnなどのベストセラーがあり、そちらも面白そうです。
イエスがユダの裏切りで捕まったあと、他の使徒達は情けないことに逃げ出した。要するに、裏切ったのはユダだけではなかった。しかし、イエスの死と「復活」の後、彼らは世界各地に散らばって布教し、ほとんどがイエス同様の痛ましい最後(beheaded, skinned alive, sawed in half...)を迎え、martyrとなったとは知りませんでした。
これに続いて文庫で遠藤周作の「イエスの生涯」も読みましたが、「イエスはすべての人々の永遠の伴侶となるために死んだ」等、心に響くものがありました。
爺さんの話は放っておいて、イエスだけで十分なんじゃないかという気がします。
ヘヴィな音楽は好きですが、Kornというバンドは知りませんでした。ロックンローラー+酒+ドラッグ+セックス+暴力=破滅みたいなありがちなパターンから、ジーザスに出会って救われたという、これまたありがちとも言えば言える話。
大体キリスト教に限らず宗教、団体としての宗教にはどうしても胡散臭さを感じてしまいます。いわゆる「救い」なるものが大抵「加害者」の視点からのものが多い気がします。生き残った者が懺悔して救われ、生まれ変わるのは勝手なんですが、死んだ被害者やその遺族からしたら(神も仏もあるものか)となるんじゃないかと思います。すべては神の御心で、神は愛だと言いますが、地球上で毎日起こるランダムな事件を考えれば、いったいその愛とはどんな愛なんでしょう?
そうは言っても、悪人が罪を自覚して宗教に帰依してまっとうな道を歩もうとするのは素晴らしいことに違いなく、応援したいとも思います。神や仏は、あると信じる人にはあるんでしょうし、その方が人生をより平和に、他人に優しく生きれるのかもしれない。自分だって、スケールは小さいが悪人であるには違いない。
この本ではKornのギタリストであるBrian "Head" Welchさんが、ジーザスとの出会いの前後における心の変遷、宗教体験を、非常に正直に語っています。神の存在の実感、救われた喜びと、実は何も変わっていないのではという不安、異なる宗派への戸惑い。たとえばspeaking in tonguesと呼ばれる、意味不明の言葉を浮かんだままに喋るというPentecostal系の教会に惹かれるが、親しい神父はそれに反対したり。
先日、BCL少年だった中学以来30年ぶりに買ったソニーの短波ラジオを聞いていたら、どこかのキリスト教系の局*が偶然speaking in tonguesを実演していましたが、全く意味不明。
組織としての「宗教」は胡散臭いですが、"going to church does not make you a Christian anymore than sitting in a gagage makes you a car"と言われると少し安心します。ちなみにキンドルでは文章にハイライトした人が多い部分はその人数が表示されますが、私の気に入った文章"I screw up all the time, but when I do, I get up, dust my knees off, and keep walking with God"は"17 highlighters"となっており、ちょっとうれしいと同時に面白い機能だと思いました。
*(後記5APR2014:World Harvest Radio, 9930 kHz;土曜18時確認。パラオから送信のようです。"There is simply nothing more creepy and eerie than Christian shortwave radio originating from the south"とのコメント・・・(笑))
懐かしいな~。CQCQ~~