BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

アメリカ局 ステッカー(2) RFA・AFN

2016-04-15 | BCLアラカルト
昨日に続いて、アメリカ局のステッカー、その2です。

RFA「ラジオ・フリー・アジア」からのステッカーです。



1996年に米国議会の出資によって設立された短波放送局で、アジアの言語による番組を放送しています。

冷戦下の東欧諸国に対するプロパガンダ戦略の一環として行われていた、「ラジオ・フリー・ヨーロッパ」に倣ったのか、アメリカによる宣伝放送だとして、ジャミングがかけられていることがあります。

AFN「アメリカン・フォーセス・ネットワーク」(American Forces Network) のステッカーです。

AFNは、アメリカ軍の基地関係者とその家族向けの放送局です。かつては、「American Forces Radio and Television Service」と言っていました。



いただいたのは「American Radio and TV in Europe」の表示になっていますが、ヨーロッパ局を聴いた訳ではありません。たまたま、これが手元にあったからでしょう。

2013年にグアムからのSSB による5765kHz USB (Upper Side Band) 放送を聴きました。今は、グアムからの放送はしていないようです。



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アメリカ局 ステッカー (1) KNLS・WEWN

2016-04-14 | BCLアラカルト
これまで取り上げた以外の、アメリカ局のステッカー、その1です。

アラスカ州のアンカーポイントから放送している宗教局、「KNLS」のステッカーです。

表面に糊がついていて裏紙が上にきているので、デザインがわかりづらいですが、地球図の一部が十字架になっています。



“The New Life Station”と称していて、「World Christian Broadcasting Corporation」が運営しています。

1983年開局で、1987年9月6日からの日本語放送は、夜11時から1時間番組でした。その半年後には、1日3回の放送になり、リー・ブルズ & たまき・ブルズ夫妻による番組は、ポピュラー音楽が多くかかり、途中に福音メッセージが入るなどしていましたが、番組はテネシー州にある本部で作られていたようです。

1993年頃は、日本語と英語を半々に放送していましたが、いつの間にか日本語は、放送されなくなってしまいました。

アラバマ州バーミングハムにあるカトリック局、「WEWN」からステッカーです。

EWTN=Eternal Word Television Network とか、Global Catholic Networkとも言っているようです。



大型のです。

何とか聴こえていたので、2-3回レポートしました。90年代半ばにいただいたと思うのですが、覚えていません。


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WYFRファミリーラジオ ステッカー

2016-04-13 | BCLアラカルト
アメリカの宗教局、「WYFRファミリーラジオ」のステッカーです。

YFRにちなみ、「Your Family Radio」と称していました。
カルフォルニア州のオークランドに本部がある局なのに、頭にKでなくてWが付いているのはなぜ、と思っていましたが、放送開始はフロリダ州オキチョビー局のようです。

1983年に英語放送を聴いていただいた、大型のバンパーステッカーです。



放送は、アメリカ本土からの送信と思っていましたが、台湾からの送信でした。

2005年4月より日本語放送が開始となりました。これは、ロシア中継のようでした。内容は、聖書朗読、クリスチャンライフ、オープンフォーラムといった番組でしたが、あまり聴きませんでした。

この頃、「Family Radio」の表記になりました。
そのステッカーで、これも大型です。



その後、主宰のハロルド・キャンピング氏が、2011年5月21日に、この世が終末を迎えると言いだしました。その日を過ぎても何もなかったことから、6月中頃には日本語放送をはじめ、多くの番組が放送されなくなってしまいました。カルト的な放送を、そのままにして置けないということになったのでしょう。

結局、廃局になったようですが、最近は、ほそぼそと他局(WRMI)から番組は放送しているらしいですが、現在も続いているのかはよく知りません。



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VOA ステッカー

2016-04-12 | BCLアラカルト
VOA「ボイス・オブ・アメリカ」からいただいたステッカーです。

BCLを始めた頃、いつでも周波数帯のあちこちで、VOAの放送が良く聴こえていました。ですので、英語放送をよく聴いていました。



地球にVOAのは、1984年頃のものです。



ギフト品に張り付けるようなものでしょう。



地球がOの中に描かれるようになりました。



ハガキサイズで、9枚1組のです。



星条旗を取り入れたデザインです。



英語を母国語としない人々に対して、平易な単語と文法を使って、ゆっくりしゃべってくれていた番組、「スペシャル・イングリッシュ」のです。

さて、VOAの英語放送に対して、日本語放送については2回しか聴いたことがありません。

当時、本当に放送しているのかなと思いながら、やっと聴けたのは朝だけの30分番組で、受信状態はそれほどでもなかったような記憶があります。沖縄・奥間送信所からの35kw放送のようでした。
モスクワ放送の日本語と比べると、放送時間と使用周波数は段違いで、ヤル気のなさがうかがえました。結局、1970年2月28日をもって廃止されました。


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AWR シンデレラ・スタンプ 

2016-04-11 | BCLアラカルト
昨日のEKKOスタンプのほか、AWRでは、こんなスタンプ (シール、ラベル) も発行しています。

1996年、創設25周年を記念したもので、シンボルである「3つのトランペットと地球」「トランペットを吹く男の子や民族衣装を着た子供たちと地球」「トランペットを吹く男の子」の3デザインがあり、1シートは40枚組になっています。



AWRからの返信の封筒に、この単片が貼ってあったように思うのですが、封筒は残っていなくで、このシートだけです。



海外では啓発用やPR用に、切手風シール類が多く作られています。放送局物もあります。日本では、あまり見かけることが少ないですが、結核予防会が作っている「複十字シール」などがあります。
このようなものは、「シンデレラ・スタンプ」 (Cinderella Stamps) と言ったりしているようです。





ベリカードに使われている例として持ってきました。



1930年代のハワイ局KGUのベリで、フラを踊る女性のスタンプが貼られています。EKKOスタンプとは違いますが、似たような使い方がされていたのでしょう。

(AWR以外のものは、ネットからの画像です)



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AWR  QSLスタンプ 

2016-04-10 | BCLアラカルト
昨日、AWRのステッカーを紹介しましたので、ついでに、ステッカーではないのですが、「QSLスタンプ」(EKKOスタンプ) を取り上げてみました。
スタンプといっても、印影のスタンプの方ではなく、切手を意味するスタンプです。

AWRからいただくベリカードに、切手の様なものが貼ってあり、AWR局以外では見たことがありませんでしたので、これは何なのか気になっていました。



そのうち、この切手風を3枚並べたベリカードをいただきました。



その中で一番古そうなWEMC局(AWRの前身)のを見ると、四隅にE・K・K・Oと書かれてあります。そこで、EKKOについて調べてみました。

アメリカでラジオ放送が急激に普及し始めた1920年代のこと。シカゴのEKKO 社が切手収集にヒントを得て、「QSLスタンプ (Verified Reception Stamp)」を考え出しました。放送局への受信レポートに10セントを加えて送ると、Verifiedとして、この「EKKOスタンプ」が貼られたカードが返送されてくる仕組みだったようです。

以前に取り上げたAWRの歴史的カードWEMCの隅にも、「EKKOスタンプあります」と書かれてあります。(3月14日のブログ)



各放送局のコールサインが入れられたEKKOスタンプは、郵便切手と同じアメリカン・バンクノート社で印刷され、デザインとして、アメリカではワシ、カナダではビーバーが使われました。



EKKO 社は、あわせて収集アルバムを1924年に発売したところ、収集目当てに受信するリスナーも多かったようです。最盛期には、メキシコやカリブの国々まで含めて650局以上に売れたらしく、これに倣ってBryant社など他社も参入し、同じ様なスタンプを発行しました。



ベリカードに、EKKOスタンプが使われている例を持ってきました。



第2次世界大戦後は廃れたようですが、AWRは、こうしたEKKOスタンプ制度を今に残しているのだ、と思っています。
AWRのQSLスタンプは、1977年から使われ始めたようです。(ベリカードにある真ん中のデザインのもの)
ベリカードに貼られていたり、DXコンテストに参加したりした時に、いただいたものです。



ちなみに、調べたところでは、AWRのスタンプは1シート縦8枚 x 横8枚の構成で、刷色は、青、黄、緑、オレンジ、赤紫、赤橙、茶、紫の8色があり、下の枠内に局名が書かれたのが58枚、残り6枚は、枠内がブランクになっていて、ここに文字や年号を自由に書き入れることが出来るようになっています。



(AWRスタンプのフルシート、EKKOスタンプ、使用例のカードは、ネットから取った画像です)

(追加) 各局へのEKKOスタンプ申込書です。左の三角形のところにダイム(10c)を貼り付けるようになっています。( アメリカのラジオ歴史本「On the Shortwave, 1923-1945」から)



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AWR ステッカー

2016-04-09 | BCLアラカルト
海外局からのステッカー紹介が2週間ほど途切れてしまいましたが、再開です。

AWR「アドベンティスト・ワールド・ラジオ」からいただいた、ステッカーです。

AWRは、ユニークなベリカードをいろいろ発行していますが、その中でも、1990年頃のカードは、ステッカーになっています。

7枚1組ので、3つのトランペット(ラッパ) がシンボルマークです。
これは、最後の審判あるいは世界終末の日に当たって、天使たちがラッパを吹いて選民を呼び集める合図をするという聖書に由来しているのでしょう。



剥がすと裏面が、ベリになっています。



各国語で「The Voice of Hope」が書かれた、7枚1組のです。



1枚物で、AWR-Asia QSLコンテストの1位と2位の作品です。(ステッカーの周りの白い線は経年変化で、すき間が出来ています)



普通のステッカーで、1991年のAWR創設20周年の三角形4枚1組のです。



金色の円形と、2001年30周年の銀色リボン形で、いずれもエンボス仕上げになっています。



1枚物のステッカーです。



三角形のです。



細長い物です。



ちょっと変わっているのが、ボタン型で盛り上がっていて、素材はプラスチックです。(上下にある半円形の白すじは、スキャン時に出来たものです)



また、糸を編み込んだ刺繍になっているのがあります。



AWR日本語放送は、グアム島に1987年3月に開局した「KSDA」局からで、当初は、土・日曜日のみということでした。初めて聴いたのは5月でしたので、この頃には毎日の放送になっていたのかも? 2010年10月31日朝の放送を最後に、日本語放送は終了してしまいました。


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Eベリ うららかな春 KTWRフレンドシップラジオ

2016-04-08 | 海外局ベリカード
グアムより、毎週日曜日夜9時15分から短波で放送している「KTWR日本語放送フレンドシップラジオ」からいただいた、Eベリです。

4月3日放送分は、リスナーが撮影した長野県池田町の「夢農場のうららかな春」の写真になっています。



目の前にある菜の花にはミツバチが止まっていて、その向こうには満開の桜が楽しめ、遠くには北アルプスが望める、安曇野の春の風景です。


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HONEY FM ベリレター

2016-04-07 | 国内局ベリカード
兵庫県三田市にあるコミュニティFM局、「HONEY FM (FMさんだ)」からいただいた、A4版ベリレターです。
82.2MHzなので、語呂合わせで「ハニー(HONEY)」に?



レターは、3年半前にいただいたのと同じ様式で、通しナンバーからすると、年間レポート数は10通程度のようです。

今回、大手ビール工場が三田市にありますので、工場見学に行ったついでに駅前で聴いてみました。

いっしょに季刊のフリーペーパーをいただきました。番組表が組み込まれている32ページ立てのB5版小冊子ですが、CFM局が制作しているにしてはレベルが高く、内容が充実しています。



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JSWC日本短波クラブ ベリカード

2016-04-06 | 海外局ベリカード
JSWC「日本短波クラブ」からいただいた、ベリカードです。

3月12日・19日に放送された、HCJB日本語放送(リーチ・ビヨンド) の「サタデートーク」番組は、JSWC事務局長の大武逞伯さんと尾崎一夫さんとのインタビューが放送されました。
その受信レポートを、JSWC事務局あてに送りいただいたものです。

今年の干支のサルが描かれたものです。



もう1枚は、JSWC 5周年の記念カードで、1957年に発行されたデッドストック物です。



表面には、当時各国の国際放送局がお祝いの番組を放送したことが、記されています。



JSWCは、1952年に仙台市の学生間で結成された短波愛好者のクラブで、現在は、年齢も幅広い会員がいて、あと20人ほどで会員番号は9000台になるとのことです。


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お誕生日カード  CRI, VOV

2016-04-05 | BCLアラカルト
海外の日本語放送局から、「お誕生日カード」が届きました。

CRI「中国国際放送」からは、干支のサルの切り絵をあしらったカードです。



VOV「ベトナムの声」からは、これも切り絵で、稲穂(花を表現している?) を収穫する女性の姿です。



カードを開くと、中央から同じ姿の女性像が立ちあがる仕掛けになっています。本物の稲穂が色づけされて使われていて、ユニークな手作りカードになっています。



さて、若い時と違って、この歳になったら誕生日だからといって祝ってもらうことがなくなり、普段の日とまったく同じです。そして、それが結構気に入っています。

生まれた以上、死ぬのは避けられないことです。小林一茶の狂歌とされる「門松は冥土の旅の一里塚」をもじって、「バースデイ、冥土の旅のマイルストーン」とすると、この先に残っている石碑も数えられるほどで、ちょっと憂鬱な気分になったりするからです。「めでたくもあり めでたくもなし」

「寄る年波に勝てぬ」のように、しだいにルーティーンをパーフェクトにこなせなくなってきているのを感じます。でも、今日まで生きてこられたと感じることも必要ですので、ちょうどこのぐらいのバースデイカードのようなお祝いなら、いいですね。

ところで、日本語放送では、CRIとKBSが誕生日を迎えたリスナーの名前を読み上げていますが、同局の他の言語放送でも同じようなことをしているのでしょうか。


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FM補完中継局本放送カード ラジオ大阪

2016-04-04 | 国内局ベリカード
3月19日から、在阪ラジオ3局、ABC・MBS・OBCによるFM補完中継局からの本放送が始まりました。

OBC「ラジオ大阪」91.9 MHzを聴いていただいた、ベリカードです。



試験放送の時と同じイラストのカードです。(1月13日のブログ)
違っているところは、「試験放送」の文字が無くなりました。受信データについては、記入されていません。

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Eベリ 受信アンテナ KTWRフレンドシップラジオ

2016-04-03 | 海外局ベリカード
グアムより、毎週日曜日夜9時15分から短波で放送している「KTWR日本語放送フレンドシップラジオ」からいただいた、Eベリです。

3月27日放送分のベリは、リスナーが使われている様々な「受信アンテナ」の写真になっています。



この日は行事 (結局は飲み会) が延びて、放送時間内に聴けなくて残念と思っていました。
ところが、今回、受信状態が総じて悪かったようで、HPに編集版録音がアップされていましたので、「ラッキー! 」と、それで聴くことが出来ました。


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びっくりぽん RAE「アルゼンチン海外向け放送」

2016-04-02 | 海外局ベリカード
昨日の「エイプリルフール」の話は、いかがだったでしょうか。
ベリカードを集める理由の理論武装として創ってみました。実際に、その時、そう思ったのは確かですが、本当の理由は…

今日、4月2日でNHK連続テレビ小説「あさが来た」の放映が終了してしまいました。4日からは、新しい「とと姉ちゃん」が始まります。

ところで、ドラマのヒロイン・白岡あさの口ぐせではありませんが、まさに「びっくりぽん」な話です。この事を昨日書いたら、ウソだと思われたかも。

RAE「アルゼンチン海外向け放送」(Radiodifusión Argentina al Exterior)日本語班からのベリカードが、一昨日届きました。

開けて、「びっくりぽん」… 2011年7月に聴いたインターネット放送のベリでした。郵送日から数えると、1,727日目、約4年8カ月ぶりの返信になります。封筒の消印を見ると3月22日なので、ブエノスアイレスからは9日かかったことになります。



同局からのカードとお便りには、マルセロ・カンバジャル・アナウンサーのほか、ルイス・マリア・バラッシー局長のサインがあります。放送局の局長のサインがあるというのも、ちょっとした驚きです。



この頃は、短波6060kHzと11710kHzが聴こえていましたが、断片的にしか聴き取れなかったので、インターネットで聴いて、レポートしてみました。

ベリが遅くなった原因は良くわかりませんが、同封されていたお便りの言葉から、当時に封をされて局内にずっと留まっていたようです。推測ですが、局の財政状況が厳しいようですので、今まで郵送料を捻出するすべがなかったのかも。
RAEへは、この時期2-3通送ったりしましたが、返信がないことから日本語班に確実に届いているのかどうかが気になっていましたが、この分は届いた様です。

何十年も前、同国に住んでいる知人が言っていた事は、美しい日本の記念切手が貼ってあると盗って、古切手市場に売るとか。彼女の体験として、そのようなことがあったのでしょうか。海外では、日本と比べると郵便局員のモラルがそれほど良いとは言えないようです。
それと、インターネットの時はIRCを入れませんでしたので、安全を考えると入れない方が良いのかも知れません。

さて、この2年後、15345kHzで聴いてレポートしているのですが、もし、この例にならって返信があるとしたら、あと2-3年後ぐらいでしょうか。


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エイプリルフール ベリカードを集めるわけ

2016-04-01 | BCLアラカルト
4月1日は、「エイプリルフール」 嘘をついてもよいという西洋の習慣にならい、そんな話はないかと考え、「ベリカードを集める理由」について、書いてみました。

短波放送を聴くことを始めた頃に、海外放送局に受信レポートを出すと、ベリカードがいただけることを知りました。また、国内局についても同じでしたが、遠方の局にしか出していませんでした。近くの局は良く聴こえるのがあたりまえなので、受信レポートの必要はない、と判断していました。
そんな状態でしたので、最初はベリカード集めに、それほどこだわってはいませんでした。

1980年代後半でしょうか、あることがきっかけで、真剣に集めてみようかな、と思うようになりました。

ある日、海外美術館所蔵の西洋絵画の数々が見られる「ヨーロッパ名画展」が開催されていたので、国立国際美術館へ行きました。一通り見終わると、おまけのように常設展示の現代美術作品が並べられていました。その中に、河原温さんというコンセプチュアル・アーチストの作品があり、興味を持ちました。

河原さんは、1965年頃からニューヨークを拠点として活動していた方で、経歴や人物像については謎の多い方のようです。作品は、時間や存在をテーマとした観念的な「日付絵画」(“Today”シリーズ)が世界的に有名で、見たのはその一部でした。
(こんな作品で、ネットからの画像です)



ぼんやり見ていると、これって何かに似ている。そう、ベリカードの受信日だと思いました。

その後、調べてみると、絵ハガキに作家名、滞在先と起床時間が印字された“I Got Up”シリーズなどがあることを知りました。日付や地名がもつ記号的な時間性・空間性は、現代美術作品にも通じるのだ、と思うと、なんだかベリカードが、現代美術作品に思えてきました。

と言うわけで、現代美術作品、いや、ベリカード集めに拍車がかかりました。


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