BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

エイプリルフール ベリカードを集めるわけ

2016-04-01 | BCLアラカルト
4月1日は、「エイプリルフール」 嘘をついてもよいという西洋の習慣にならい、そんな話はないかと考え、「ベリカードを集める理由」について、書いてみました。

短波放送を聴くことを始めた頃に、海外放送局に受信レポートを出すと、ベリカードがいただけることを知りました。また、国内局についても同じでしたが、遠方の局にしか出していませんでした。近くの局は良く聴こえるのがあたりまえなので、受信レポートの必要はない、と判断していました。
そんな状態でしたので、最初はベリカード集めに、それほどこだわってはいませんでした。

1980年代後半でしょうか、あることがきっかけで、真剣に集めてみようかな、と思うようになりました。

ある日、海外美術館所蔵の西洋絵画の数々が見られる「ヨーロッパ名画展」が開催されていたので、国立国際美術館へ行きました。一通り見終わると、おまけのように常設展示の現代美術作品が並べられていました。その中に、河原温さんというコンセプチュアル・アーチストの作品があり、興味を持ちました。

河原さんは、1965年頃からニューヨークを拠点として活動していた方で、経歴や人物像については謎の多い方のようです。作品は、時間や存在をテーマとした観念的な「日付絵画」(“Today”シリーズ)が世界的に有名で、見たのはその一部でした。
(こんな作品で、ネットからの画像です)



ぼんやり見ていると、これって何かに似ている。そう、ベリカードの受信日だと思いました。

その後、調べてみると、絵ハガキに作家名、滞在先と起床時間が印字された“I Got Up”シリーズなどがあることを知りました。日付や地名がもつ記号的な時間性・空間性は、現代美術作品にも通じるのだ、と思うと、なんだかベリカードが、現代美術作品に思えてきました。

と言うわけで、現代美術作品、いや、ベリカード集めに拍車がかかりました。


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