BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

AWRからの歴史的ベリカード  WAVESCAN DXコンテスト 

2016-03-14 | 海外局ベリカード
AWR「アドベンティスト・ワールド・ラジオ」のWAVESCAN 2015 DXコンテストに応募し、その記念品としていただいた、歴史的なベリカードの復刻版3枚です。

1枚目は、AWR局の前身である、ミシガン州ベリエン・スプリングスにあったエマニエル・ミッショナリー・カレッジ (現アンドルーズ大学) 局 「KFGZ」(1923年4月開局、833kHz) の1924年のカードです。



「The Radio Lighthouse」と称していて、カードを見ると、放送は日曜日の朝と夜、月・水・金の夜だけのようです。ここは、セブンスデー・アドベンティスト・コミュニティになっている所のようですが、どれだけの聴取者がいたのでしょうか。それにしても、ラジオ放送初期の頃からベリカードが発行されていたのですね。

2枚目は、1925年にコールサインが「KFGZ」から「WEMC」(1050kHz) に変わった時のものです。W+EMC(Emmanuel Missionary College) になっています。



同じ局なのに、変更された理由ですが、1920年にウエスチング・ハウス社が、ピッツバーグでKDKA局から実験放送を開始したのを皮切りに、この頃には、ラジオ局が次々開局されて数百になり、アメリカ国内のコールサインが不足するのではと、ミシシッピー川を境にWとKの2つに分けたのでは、というのが私の推測ですが、?  ( K+2~3文字の他に、アマチュア局8AZのような国がよくわからない3文字コールもあったようなので、統一した? )

開局当時の写真が、1993年のSDA70周年記念のベリカードになっています。
上が「KFGZ」局の送信設備、下が「WEMC」局の局舎です。



あと1枚は、ネイビー・ラジオ「KU5Q」です。
米海軍の揚陸指揮艦・マッキンレーに設置された放送局から、1946年3月の9670kHz、3kwを受信したものです。



マッキンレーは、マーシャル諸島・ビキニ環礁での原爆実験の様子を放送するため、グアムに寄港、母港にしていたようです。今で言うと、イベントにあわせた臨時局のようなものだったのでしょうか。



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