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BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

JR貨物  線路で働く人たち・貨車の入換作業 (2)

2021-03-16 | エトセトラ
昨日の続きで、JR貨車の入換作業の様子 (その2) です。

入換 (解結=解放・連結) 作業中は、機関車が前に進んだりバックしたりと、行ったり来たり。作業員は、機関車の手すりを掴み、ステップに立って、一緒に移動していきます。

時には、スピードが出たまま長い距離を運ばれていくことがありますので、振り落とされないように油断出来ないですし、屋外ですので、雨・風など悪天候でも危険を伴う作業をすることになります。



(もう、見られなくなってしまいましたが、かつては、機関車に掴まりながら、作業員が前へ進めの「緑旗」を振り続けていた光景を、思い出してしまいました)

さらに、連結した台車を、後ろから機関車が押す形の時は、先頭車に乗って、安全確認をしています。



こうした入換作業での機関車運転士と作業員同士は、作業手順の熟知と日頃のチームワークが良くないと、安全で効率的な作業が出来ないでしょうし、事故につながることもあるでしょう。

見ていますと、運転士と作業員相互の合図や連絡は、無線機が使われているようですし、持っていない場合は、場内に設置されてあるスピーカー (兼マイク) が使われたりしています。



それに、作業する範囲は広く、長い距離にもなりますので、移動手段は自転車になります。



さて、これらの作業をする現場の人は、どんな役割 (係) の人なのか、が気になりました。ネットで調べて見ると、「運転士」のほか、「操車担当者」(入換作業計画立案者・リーダー)「信号担当者」「連結担当者」が係として決められているようですが、実際に見ていても、どの方がどの役目の人か、良くわかりません。
また、(どこかに別の場所に) 線路のポイント切り替えと入換信号機を操作する人も、おられるのでしょう。

先々週、作業服を着た女性の姿を見ました。台車を見たり、運転士さんと話し合ったりしていました。横にいる男性作業員は旗を持っていますので、信号担当係のようで、新入社員の現場研修をしている、といった感じに見えました。



今は、男女共同参画社会が目標ですし、男女雇用機会均等法でJR貨物会社でも女性社員の割合が増えてきているのでは、と思います。が、入換現場作業員については、労働基準法・女性労働基準規則の「操車場の構内における軌道車両の入換え、連結又は解放の業務」に当たりますので、就けないことになっています。

今後とも男性オンリーの仕事となるわけですが、これからは労働人口も少なくなるでしょうから、安全のために労働環境を良くしていくことが必要でしょうし、無人機関車がプログラムに従って、自動的に入換作業をこなす、とまでは、やはり行かないでしょうから、AIやらIoTを活用した省力化・効率化を図ることが求められるのでしょう。




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