こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2015年5月2日 土曜日 「仕事を終えたぼくたちは」

2015-05-02 09:51:12 | 音楽帳

きょぉーの~、しごとはつらかぁったぁ~、なあんて、幸宏と歌って、酒飲んで・・・。
・・・まあ、そんなことは無いんですが。。。

1981年の今ごろ、ラジオ「サウンドストリート」でぼそぼそとつぶやいていた教授を愛していた。シャイな姿にシンパシーを感じていた。
ちなみに「今日の仕事はつらかった」は岡林信康さんの山谷ブルースからであるが、それをライディーンの”サビ”に乗せて。

日々夜な夜な、室内のスタジオで「名職人」は時間と闘い・身を削りながら、音楽を紡ぎ出していた。
その切ない風景を思い、教授の影やうつむき加減の表情や背中を思っては、中学生の自分はなおいっそう教授に魅かれていった。

あそこから34年が経つが、想いは変わらない。

木曜・金曜と。。。気候の暑さ、それに、連続した電車事故によって朝も夜も想定外の歩きをした。そういう夜に帰ると、1月に買って冷やしていた缶ビールを呑む。
今年、初ビール。そんな気がする。暑い日のビールの旨さに、納得する。

冬を薄くお湯と自家製の梅で割ったお湯割りで過ごし通した。
そんな折呑んだ初ビールに、教授が歌った「今日の仕事はつらかった」を想い出した。

実際は、仕方がなく(?)出た集まりでビールをクチにしたが、いまや家で呑むのが基本の「肝臓壊し屋」にとって、シェルターで呑むことが、一つの「しきたり」になっている。そこでの初ビールだった。

この「しきたり」とは、三ノ輪のおばあちゃんの得意なセリフだった。
ボケてしまった後、それでもおばあちゃんは夕方6時になると「夕ご飯はまだですか?」と訴えた。執拗に。

「今、準備しているから、黙って座ってなさいよ」と黄色い声が、相性の悪い長女=私のお袋から飛ぶ。時計も見ずに、おばあちゃんは時間を察知して、よく「早く夕ご飯を」を訴えガーガー大ゲンカになった。
おばあちゃんになぜ時間通りにごはんを?と尋ねると「しきたりですから」と言った。

未だ家族が集まり、昔話に花を咲かせると、よくこのおばあちゃんのセリフを言い、みんな笑う。

深夜、しこしことCD作成した。
それは、この休みに「母の日」に上げるCD。
「ギンギンのロック」でしか満足しないお袋には、不満足な内容だが、私なりの想い入れがあり、こういう選曲とした。



■Pet Shop Boys 「Se A Vida E (That's The Way Life Is)」1996■

仕事は一時休み。今だから会いたい人に会いに行く。
















コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする