「畏れの涙」としてデビューした、ローランド・オーザバルとカート・スミス。
しいたげられし子供時代の嘆きを、極めて内向的音楽にぶつけた世界。
そこから、2枚目「ソングス・フロム・ビッグ・チェア」で開放へと向かう。
ユニットとして、インプロヴィゼイションから自然に生まれていった産物のセカンドアルバム。
そのアルバムは、世界的なヒットとなる。
狭く追い詰められた世界から開放へ。
未だに、ここで奏でられるエヴァーグリーンな世界は、深く自分に刻み込まれている。
経緯を知る自分には「素晴らしい」の一言に尽きる。
■ティアーズ・フォー・フィアーズ
「ヘッド・オーヴァー・ヒールズ(まっさかさまに)」'85■