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「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

極私的ベスト5(3/7付)

2009年03月07日 | 極私的ベスト5
第1位 少女時代
坂本龍一特集の『ミュージック・マガジン』今月号を読んでいたら、どこかの記事で紹介されていた少女時代。くわしいことはよく知りませんが、永遠にソニョシデ(少女時代)!などを参照すると、彼女達がいま韓国で爆発的な人気となっていることが分かる。「ミュージックバンク」という番組(ベストテン番組がまだ健在なんですね、日本の80年代みたいというべきか。音楽番組をお笑い番組化してしまった日本がひとり迷走してしまったとみるべきか)で7週連続一位、それがこの曲少女時代「Gee」。インド・ポップスのごとき陶酔的な要素があるリズム隊、振りもそれを増幅させるようなキュートな仕草の連続。しかも、えっと、はっきりいって超可愛いですね。あからさまぶりっこな佇まいは、松田聖子世代のぼくだからなのか、悪くないなーと思ってしまう。韓国のモー娘。という言い方があるようだけれど、これを未来のアイドルの原型として受けとめる誰かがあらわれたとき、何か面白いことが起こるのかも知れない、かな?これにもちょっと似てますよね。聴けば聴くほど良くできた曲だと思ってしまう。東方神起みたいに、日本で人気になるのもそう遠くないかも。日本男子のオタク化が批判されたりするけれど、将来、日本男子の韓国アイドルびいきなんてことが社会現象化するかも知れない。そんなことになれば、ドメスティックなオタク文化論は、色あせてくるのかもね。元気がいいのがいいですよね。日本の場合、学校文化、オタク文化、ゴス文化、テクノ文化くらいしかソースがなくて、病んでることがアイデンティティみたいなのばかりで、音楽が痩せてしまっている気がするのにくらべると、パワフルで前向きでかわいくて、だから残酷で、いいなと思ってしまう。(今日はベスト1のみ)

最近見た公演
初期型「DUMB!」
中村公美「はじまりはじまり」
手塚夏子「プライベートトレース2009」
Port B「雲。家。」
TPAM 鈴木ユキオ、手塚夏子(神村恵は遅刻して見られず)
小川水素(「グリッド3.5」)、ノシロナオコ(code20xx 「小さな部屋のための試作("trans-mission<GROUP>第一案")」)、鈴木一琥(「ゑびす」)
快快「MY NAME IS I LOVE YOU」


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