イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

フロントフォーク

2020-07-06 | TW200
フロントフォークを分解しようとすると必ず待ち構える罠。
それはアウターチューブ底にあるボルトの共回り。
構造を知らない人はボルトを回し続けてしまう無限地獄。
あー怖っ!!
内臓されているダンパーロッドを固定すればいいのですが、穴の形状が丸だったり四角だと思ったら六角だったりと決まってないからやっかいなのだ。
この穴の規格を統一してくれればユーザーは苦労しないで済むのになぁ。
最近のバイクは決まってるのかな?

このためだけに特殊工具を買うのもバカらしいので、過去いろいろと工夫をしてきました。
どうしても取れないときは諦めてバイク屋さんに持っていきます。
ほぼすべてを独力でやりたい人にはなかなかの屈辱なんですよ。
(KL250で経験済…涙)



運よく片方でも回って分解できればダンパーロッド(シリンダ)の穴の形状を確認できます。
今回TWでは一方が回ったので助かった!
頭の形状はというと、19ミリのナットがピッタリだったので手持ちのL字超長ボルトを使うことにします。



フォークスプリングは標準長が312mmのはずだけど、測ってみると342mmもある。
なんなのだ! スプリングが伸びることなんてあるのか? 
ネットの写真から推測するに、巻き数が2巻きほど多いようだ。
最初期型は細かい作りが異なっているから、これで正しいのかもしれない?
う~ん、どなたか知っている人がいたら教えてほしい。

厚みがありすぎてタイヤ外しに適していない昔の定番タイヤレバー。
なぜ捨てないかというと、これがオイルシールを外すのにピッタリなんです。
オイル漏れもなければ、ダストシールが痛んでいるわけでもない。
けれど、すべて分解したくなる病にかかっているのだからやめられない止まらない。



今回ネット散策していたら、
フロントフォークのスプリング伸縮時の座面の回転運動によるフリクションロスを少なくするためにスラストベアリングを入れるというカスタムが流行っているのを知りました。