イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

タープ野宿

2017-04-30 | KL250
偶然にもアウトライダー6月号の「手ぬぐいライダー~」(絶賛発売中)でも書かれていますが、タープ野宿には虫の少ない夜の冷え込まない春が最高だと思っています。
ほんとうは3月に出かけたかったのですが時間が作れず4月になってしまいました。
場所は身延周辺の南アルプスの麓へ。
県道37をメインに林道探索しながら進みますが、道路工事に橋工事、片側交互通行にダンプばかりが目立ちます。
この辺りはいつ来ても工事だらけでうんざりだな。
お目当ての林道も工事中で入れずの引き返し、井川雨畑も早めに通行止めでアウト。
陽も傾きあきらめかけて上った山の頂上付近に空き地があったのでここに決め。
(下写真は翌日の天子湖からの林道石神峠線)


タープを張り焚き火を配置して炭火で鶏を焼きビールをプシッ!
風が唸りをあげて吹き荒れているが、暗くなったら止むでしょう。
タープの出入り口(もろにオープンですが)を風下に、その目前で焚き火をしたため、煙が回り込んでタープの中に充満して息もできないほど!
薄いシュラフしか持ってこなかったので、朝まで焚き火で暖を取ろうと企んでいましたが、煙地獄に耐えられそうにありません。
桜の枝が多かったので完全に芳醇な香りの人間スモークです。(翌日あまりの香ばしさにコンビニも入れず)
焚き火ができないとタープ野宿の魅力は半減だなぁ。

日本酒を補給して横になって体を休めると空が見える。
石を動かすと迷惑そうにチビヤスデが登場。
FM富士と鹿の鳴く声が山にこだましてる。
このダイレクト感がたまらん人にはタマランのです。


翌朝はまだ薄暗い4:30に一羽の鳥が声をあげると、他の鳥たちも一斉に鳴き始めた。
この鳥の一斉鳴きっていつもそうなんですけど、しばらくすると一斉に止んで静まりかえるんですよね。
目を覚ました鳥が「伸び」をするように大声で鳴いているように思えます。
キジの「ドドドド」も近い。