イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

ほくそ笑むBS34 後半戦

2016-02-24 | KL250
パイロットジェットの守備範囲経路のおさらい。

空気はパイロットエアジェットから入りパイロットジェットから出たガソリンと共にパイロットスクリューで調節可能なパイロットアウトレットへ、スロットルバルブが開くごとに3つのバイパスアウトレットから順次噴き出すという仕組み。
パイロットスクリューを2回転近く戻すということはガソリン流量が足りてないということ。当然バイパスアウトレットからのガソリンも足りないことになる。
一度パイロットジェットを奥まできっちり挿入しないでエンジンをかけようとしたら、まったくガソリンが流れてこず始動できなかった。

キースターの燃調キットはOリングやガスケットなど修理に必要な部品が入って、しかもメインジェット5種、ジェットニードル4種、パイロットジェット3種も入って3千円でお買い得なんですが・・・
パイロットジェットが純正42.5のほかに下が40、上が49なんです。49では大きすぎて話にならないので45を同封してほしいですわ。
ということでパイロットジェット45単体を探します。

ほくそ笑むBS34 前半戦

2016-02-24 | KL250
KLさんのキャブはミクニBS34。
むむ、笑ってるなぁ

最初、油面が合わせ面から2ミリほど下がった位置だった。これは高すぎるだろうとマニュアル通り5±1ミリ下に調整し直す。ジェット類は純正通り。新品のようにキレイなのでそのまま使う。パイロットスクリューが開けぎみの1+7/8戻し。(規定値は1+3/8戻し)

走ってみると、アクセルを開けた瞬間ではなくて、そこからちょっと開けた一瞬に息ツキする。他は全体に薄い感じだが良好。パイロットスクリューとジェットニードルをいじるも改善されず。
キャブの着脱は狭い空間に押し込まれていてかなり厄介。手の切り傷が絶えない…
バイパスアウトレットから出るガスが薄いようだ。それを補うために結局油面は元の状態、合わせ面から2ミリほど下に。

パイロットジェットの守備範囲内はよく使う部分なので、不調はそのままにはできない。
う~ん、経路をもう一度洗浄するか・・・