イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

第8話の裏話

2016-01-18 | お仕事
ちょっと遅くなりましたが、ガルル2月号のアウトバックダイアリーズの裏話です。

賑やかなケアンズのキャラバンパークを立ちいよいよ内陸に進みます。
内陸はほとんどが土漠(ドバク)なのですが、ジョージタウン付近はサバンナのような景色が広がります。サバンナって行ったことありませんが(笑)この辺りはオーストラリアでも独特な感じでした。

ひたすらブッシュキャンプで進んでいきますが、まあ暑い! とにかく暑い! BLOODY HOTなのです。
夕飯の米を炊き、コッヘルの蓋を取った瞬間にうなりと共に大量のハエが群がります。
おかずのサーディン缶にも次から次へと墜落してくれて、もう何を食べているのやら。
一日走って疲れているから寝たいのですが、テントの中は蒸し風呂で夜中まで眠れないという地獄でした。
朝は砂煙のような臭いに包まれてムハッと始まります。
テントの中で眠い目をこすっているとウズラのような鳥が一列になって藪から藪に移動しています。
隠れながら進んでいるつもりがこちらからは丸見えなのが可愛くておかしかったなぁ。
本編に登場したヤブツカツクリも含め彼らのテリトリーに入ったんだなと実感しました。

これからのルートと日数、残金を計算し直したら、さらに急ぎ足で回りつつ、一週間A$126からA$100に切り詰めねばならないとわかりショック~!