イラストゥ~ンの穴

旅するイラストレーターのスカンピン生活

野生の轍の裏

2008-07-24 | 野生の轍
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今回の野生はコウモリです。
本文では超音波を使ったエコーロケーションの話が面白かったので大半を割きましたが、
他にもたくさんのネタを持っているんですヨ、コウモリさん。

ほ乳類の図鑑があったら、よく見てください。
やたらにコウモリのページが多いんですヨ。
それもそのはず、コウモリはほ乳類全体の1/4を占めているのです。
日本においては、ほ乳類の1/3がコウモリだといいますから、その繁栄っぷりがわかります。

吸血鬼と結び付けられることが多いのは、チスイコウモリの存在からでしょうか。
中南米には数種類のチスイコウモリがいますが、相手の血を根こそぎ吸い尽くすような
凶悪なことはしません。もちろん、日本にはチスイはいませんから安心してください。

それと、本物のコウモリの話ではないのですが、『コウモリ問題』なんてのがあります。
コウモリがほ乳類なのに、鳥のように翼を持つことから、まぎらわしいという話なのですが・・・
例えば、本屋でツーリングマップルを探すと、バイクのコーナーなのか、地図のコーナーなのか迷っちゃう、とか。
データを整理しようとしたが、ファイルをどのフォルダに分類したらいいか迷う、とか。
こんなのが『コウモリ問題』と呼ばれるらしいです。

東急ハンズで各階を行ったり来たりさせられた人も多いのでは!
僕も最近、油性ペンを探して、文具の階とデザインの階を何往復もさせられました。
身近なコウモリ、侮るなかれ!