対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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定石の結論

2005-09-11 23:49:18 | 棋譜
一昨日昨日と続いてきた、「定石を教えて下さい」キャンペーン最終日。
月曜日に出社あるいは登校して一瞥していただければ満足ということで。
通常、平日の方がアクセス数が多いので、そこから考察すると、どうも会社や学校でこっそり(?)読んでいる方々がいらっしゃるのではないかと踏んでいるのである(笑)。

無論、今日の記事に何か御意見があれば、いつでも書き込みをお待ちしています。

さて件の定石外れについてであるが、昨日の時点で決まりかと思った結論に何と問題があった。
しかもケースによっては黒も容易でないというのだ。
見れば見る程、昨日の黒19(今日の図では黒23)を「良い手だなぁ」と感心していたので吃驚した。
それがトラックバック先のあさださんによる考察である。

結局、教えていただいた手を鵜呑みにしているだけということ。
自分でも読んで、肉付けする作業を怠っている。
恥ずかしい限りである。
しかしハッキリ言おう。
もはや大型定石になりすぎて級位者の手に負えない。
低段者でも無理そうというのは、低段を甘くみているかしら?

一応、一番簡単な変化が図。
Fig.1の白26ハサミツケが昨日の時点で出てこなかった手である。
典型的な手筋ではあるので、読まなかったのは怠惰といえようが。

で、黒29まで打ち欠き、Fig.2の白30からオイオトシを含みに白を左辺に塗り付ける。
この際、白8の石が仮に39にあると図のように突き抜けないので、黒が容易でない。
のみならず白の有力な定石になるというのだから恐ろしい。
そして黒41に再度ホウリコミからFig.3黒47までで黒良しだそうである。

さらに様々な変化を考察して下さっているが、ちょっとここには書ききれない。
トラックバック先を参考にしていただきたい。

こうなると何故、白14の手があまり本で解説されていないのか疑問が残る。
あさださんによると、碁ワールドで取り上げられたことはあるそうだが。
「これぐらいは個々で研究して導ける範囲です」ということなのか、それとも「形からして白14からアテるのはない」というプロには「当然の感覚」だから素通りしているのか?
直線的なヨミといえばそうだが、大ケイマにかかってから38手なんですが…。
私は後者なのだと思う。
プロに知り合いがいれば、その辺り伺いたいところであるが、あいにくそういう心当たりはない。
プロの感覚というものの一角がわかりそうなだけに、残念な限りである。

あさださん、hidewさん、ありがとうございました。