さっぽろ物理塾です

ここは私の五感と第六勘の場所です。
過去現在未来の時空を行き来するでしょう。
希望を込めての日記・エッセイです。

さっぽろ物理塾・・10kg隕石?

2010-07-06 09:37:55 | 日記・エッセイ・コラム

北海道は、東北六県より広いのに、これまで発見された隕石はとても少ないものです。

5月末、以前に勤務していた道東のある町に寄りました。知り合いの家に立ち寄った時、私が「さっぽろ物理塾」を主宰していることを知って、「これを見て」と10kgほどの石を見せてくれました。100年ほど前、お爺さんが100kmほど離れた付き合いのある家で、空から落ちてきた石を大事に飾っているのを、隕石と確信して譲り受けたそうです。

以来、大切にしてきたが、本当だろうかと、その孫が私に見せてくれました。以前から、家の人はこの石があると不吉なことがあると誰かから聞かされ、判断に困っていました。

噴火溶岩にしては雌阿寒や雄阿寒の噴火岩石とは思えない。小惑星イトカワ形状にも似て、全体として丸みがかっている。石鉄隕石と見えなくもない濃い青黒である。表面がガラス質が多めにも見える。凹凸(凸の大きさが大体5mmほどでそろっている) が丸みがかっている。何よりも、こんなに大きな石が隕石であるとしたら、とんでもない発見になる。

迷って、私よりはるかに詳しい教え子に依頼して、専門家の鑑定にお任せしました。

隕石でないにしても、なぜあの石がかの地に空から落ちたのか、私にはとても不思議なことです。結末はどんなことになるのでしょう。