大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

エゾタカネスミレは終わっていた

2020年07月22日 | 北海道

ロープウェイからのトムラウシ方面

 

旭岳も格好良いトンガリがあるんだ(山頂は奥)

 

裾合平木道からの花と旭岳

ポツリポツリのアズマシャクナゲ(終わったらしい)

 

チングルマとエゾノツガザクラ

 

エゾコザクラとここでは初めて見たミヤマキンバイの群落

 

チングルマとエゾノハクサンイチゲ

 

山行日 2020年7月20日(日曜)

 

旬のエゾタカネスミレを見たかったが残念ながら終わっていた。

歩いたルートは裾合平から中岳分岐・北鎮分岐・雲ノ平・黒岳で層雲峡へ下山。

 

取り急ぎこのルートでの花の状況を書いておく。

 

 

終わっていた花

エゾタカネスミレ チングルマ

但し、裾合平については早いのか遅いのか花付きが悪いのか不明。

量的な広がりは小さく今までで最悪かも。

旭岳ビジターセンターに電話して確認した方が良かろう。

俺は日曜に歩くしか無いので確認もしなかった。

姿見の池周辺のチングルマは完全に終わっていたし、雲ノ平も同様だった。

雲ノ平から上がって来た女性から北鎮分岐下の雪渓が消えたのを知り、そっち回りで歩きエゾタカネスミレの中群落に会えたが終わっていた。

 

中岳温泉手前にあった見事なエゾノリュウキンカ

 

中岳温泉はさすがに足湯だったが、この後ドッと押し寄せて密状態になっていた

 

中岳分岐から北鎮分岐の間に出てきたエゾタカネスミレ

 

島のように散在してるがほぼ終わっていた

 

何とか盛りのがあった

 

高山蝶が蜜を吸ってる

 

昔歩いた時に白雲岳と北海岳の間を埋め尽くすような大群落を作っていた、あのクモマユキノシタもあったぞ

これも小さくて目立たないが清楚で可愛い

 

 

旬ないし咲き始めの花

エゾイワツメクサ イワブクロ メアカンキンバイ イワヒゲ エゾノツガザクラ エゾツツジ

 

エゾイワツメクサと左下にチシマクモマグサ

 

 

 

中岳温泉から上のイワブクロは咲き始めで今からいきの良いのが楽しめる。 

この花は今まで別に気にかけてなかったが、よく見るとなかなか綺麗なのに気付いた。

どんな花でもそれなりの美しさや可愛さがあるもんだと反省。

本当の色はもっと紫っぽいがなかなか魅力的で稜線上何処にでもあるくらい大勢力を誇っている

 

中岳分岐 ここから右に歩いて標識奥の北海岳から黒岳へ向かう予定を変更した。

 

イワヒゲは中岳温泉上から中岳分岐の先までほぼ埋め尽くすような大群落だったが、何せ小さいからあまり目立たないが凄かった。

 

メアカンキンバイもほぼ同じ場所に咲いていたが個体数が段違いだった。

日差しが強過ぎて日陰でない右上は色飛びしてる

 

雲ノ平から黒岳石室付近でもちらほら綺麗な花が出てきた。

お鉢の中にはヒグマはいなかったみたいだったが、赤石川の刳り方は半端ないな。

 

 

 

北鎮分岐下の雪渓だが中央の土部分が雪が残っていると下りが嫌らしい。

くびれ部分の上下が滑り易くて閉口して危うく転倒して汚れるとこだったが、右手一本でどうにか支えて助かった。

良く見るとそれほど急では無さそうで雪でも下る手はあるな。

 

コケモモ

 

イワギキョウは蕾でも結構ゴージャスだよな

 

ヨツバシオガマも結構元気が良い

 

エゾノツガザクラとアズマシャクナゲにチングルマ 

 

 

黒岳直下のエゾツツジは咲き始めで瑞々しいのが多かったから当分楽しめるだろう。

この花もあまり気にしてなかったがなかなか綺麗じゃないか

 

途中で寄った黒岳石室のトイレは携帯トイレ用になっているから女性は注意すべし。 

普通の和式トイレが1つあるが500円の協力金が必要。

 

黒岳石室のシマリスは人馴れしてて逃げないが餌付けしてるのか?   

 

黒岳山頂から石室方面

 

山頂手前の岩場でデカいレンズを持って座ってる若い女性がいて何を撮ってるんだと尋ねたら何とナキウサギだと!

さっき岩の間に入りこんだらしいがナキウサギがいるとは知らなかった。

時間が押してたから頑張ってと先を急いだが途中で追い付かれた。

何でも2ヶ月前に札幌から旭川に引っ越して初大雪だったらしいが、それでナキウサギ目撃とはラッキーそのものだよな。

せいぜい大雪詣でをして花やら眺望やら楽しんで、旬の花をこのブログに書き込んでくれと頼んだがどうなるかな?

地元も地元だし毎週でも登れるんだから嵌るに決まってるし、山ボーイの良い奴を見つけるかもだ。

 

 

 

黒岳からの下りの花畑

チシマフウロが終盤だが、ウコンウツギの旬がまだなんだから全般に遅れ気味なのかも知れない。

いつもの通りにチシマノキンバイソウが見事だったが、何度も歩いたがその度に旬なのが不思議だ。

 

 

チシマノキンバイソウとチシマフウロ

 

派手でデカいチシマノキンバイソウ

 

チシマフウロは終わり気味

 

まだ咲き出したばかりのウコンウツギだがこの時期にこんなのは初めてだ

 

花に関しては15年の7月19日の記事が詳しいから参照されたい。 

翌日登り返して旭岳を越えて下山し、ユースで汗を流して帰る予定だったが脚が疲れて旭川へ出た。

急遽歩いたが大雪らしいノンビリした歩きができたし、雄大な眺めと花を楽しめたしで十分満足できた。

来年は新築の白雲の小屋に寝て、高根ヶ原越しのトムラウシを見るとしよう。

 

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4 コメント

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楽しまれましたね! (山岳)
2020-07-22 09:49:53
色んな花が丁度見頃で行った甲斐があったですね。

裾合平は1週間前とあまり変わってない感じ?
私は初めてだったので分からないのですが、草原に所々笹が目立ったので浸食しているのかも知れません。
一面のチングルマを今度は見たいと思っています。

いずれにしても、大雪の花の種類、規模は断トツですね。
私もまたゆっくりとお花巡りをしたいと思っています。
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Unknown (大雪男)
2020-07-22 11:27:47
6月の気温が低かったのが影響したかもと地元の山屋が言ってました。
黒岳への道のウコンウツギが今頃盛り前はおかしいです。
来年は白雲の小屋に寝て緑岳や高根ヶ原まで足を運ぶつもりです。
もう夏山は大雪歩きだけで十分ですが、来年こそは鳥海の花を見たいです。
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綺麗です (島の医者になって)
2020-07-23 08:33:03
 花もですが、残雪すごいですね。
苦労せずに行けるなら、実物も観たいですが、この写真で満足です。
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Unknown (大雪男)
2020-07-23 10:23:32
いつもより大分少ない残雪なんですよ。
7月の気温が高かったのだと思います。
花は終わっていても旬のがあるのでしっかり楽しめます。
旭岳ロープウェイで上がれば散歩気分で鑑賞できますからお出かけください。
7月中旬が色んな花が見られるので良いですよ。
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