大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

青砂ヶ浦教会 その2

2011年10月27日 | 教会巡り/島歩き


大人の天使?のアップ。


 







解説文

青砂ヶ浦天主堂 国指定重要文化財(平成13年11月14日)

青砂ヶ浦天主堂は、奈摩湾の中腹を見下ろすように正面を西に向けて建っている。
設計施工は長崎県下に数多くの教会建築を残した郷土出身の鉄川与助による。
明治43年(1910)8月に竣功し同年10月献堂式が行われた。

煉瓦造の重層屋根構造である。
重層の断面形式をそのままに現す正面は、煉瓦による帯状装飾によって3分割し、
薔薇窓や縦長アーチ窓によって飾られ、正面入口には台座と
植物模様の柱頭飾を有する円柱で支えられた石造りアーチを持つ。
内部は3廊式で主廊部側廊部ともに漆喰仕上げ4分割リブ・ヴォールト(コウモリ)天井、
アーチは全てポインテットアーチで造られている。
外観内部とも全体に均整のとれた構造となっており、細部の意匠も優れている。

日本人設計者の手で建築された煉瓦造教会堂の初期のもので、
かつ本格的教会堂建築の基本である重層屋根構造にもとづく外観や
内部空間が形成されるようになった初めての例で、
この後県内の離島を中心に多数建築された煉瓦造教会堂の構造、意匠の起点となった。
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2 コメント

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そうそう! (檜洞のモデル)
2011-10-27 22:36:12
テツカワヨスケ!私は彼の代表作の一つ、平戸の紐差教会や生月の山田教会など見て廻りましたよそのときは車で周ったのですが、確かに島を歩いてるヒトいなかったよな…。
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そんな酔狂な (大雪男)
2011-10-27 23:08:07
野郎はあっしぐらいのもんでしょうよ。しかし鉄川与助は凄い。青砂ヶ浦の内部の美しさは特筆物。あと彼の作品の頭ヶ島の教会には20キロ歩くんだ。トホホだよ。
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