大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

大源太山素晴らしい

2015年10月16日 | 関東周辺
紅葉は予想通りに旬を過ぎてたが、
中腹下ではまあまあ綺麗な色が残っていた。

それよりなりよりこの山の姿の美しさは特筆物。
まるで小型の剣岳で「上越のマッターホルン」も納得。
「槍ヶ岳」よりもワンランク上を行く。

さて俺が歩いた十五里尾根(謙信尾根)だが、
尾根に乗るのが一苦労なんだ。

入り口の看板(ここから右へ)


歩き出しから良い色


まず渡渉がやり辛くて、歩き廻ったが見つからずに
結局靴を脱いで渡った。

対岸に二本の木にピンクリボンがあるから
そこの間を下流に歩くと左に道があり、
奥に白っぽい四角の看板が見える。

その先の危なっかしい所をへつり、
ナイフリッジっぽいところをロープに
助けられて攀じ登るとやっと尾根だ。

そこからは快適な尾根歩きで、
右手に大源太山が見えてあまりの姿の良さに感嘆。
まるで剣岳そっくりで一目惚れしてしまった。

この姿には誰でも惚れるだろう


道は歩き易いが結構時間がかかり、東電の小屋と避難小屋が
出てきた時は11:20。
カミさんに現地点を告げて峠を目指したが結構かかり、
12時過ぎに小屋に着き食事して12:50に出発。

大小の小屋がやっと見えた


巻機山方面の眺め


白毛門方面の眺め


出だしに工事車輌に乗せてもらい時間を短縮したが、
急がねば明るい内に平地に降りられない。

45分で七ツ小屋山手前の分岐に辿り着き、
どうにかなりそうでほっとする。

黒い縁を攀じ登る(ロープ・鎖あり)


小屋方面の笹のビロードが綺麗だ


この時今日初めて出遭った老夫婦が旭原からの
大源太山周遊と言うのに一瞬???

俺の20年前の地図だとそんな道はないんだが、
どうもバリエーションか道を作ったかしたらしい。

調べたら蓬峠手前からシシゴヤの頭に抜け、
それから旭原へ降りるみたいだ。

頂上への道からの紅葉


大源太山への登りは急な岩の登りだが、
ホールドがしっかりあるからそれ程でもない。

その前のコルに降りる道が泥濘で滑り易くて
こっちの方が厄介だった。

頂上は山名の標柱が金属製の太いポールで、
遠くから見ると光って目立つ。

奥の山の左端が谷川岳


下りは激降りで飛ばしに飛ばしたが全く
コースタイムを縮められない。
諦めて小休止して小腹を満たして降りて、
林道に16:55に到着してバスに間に合いそう。

下山途中での綺麗な黄葉


この山は姿とコースが面白いし、
登り着いてからの眺めが素晴らしいしで、
毎年この山域には遊びに来たいと思った。

謙信尾根と言うが本当にこの尾根を越えただろうか?
どうも無理っぽくて井坪坂コースが本命ではなかろうか。
あのヤバイ取り付がまず無理だし、
ジグザグでないと輜重部隊の歩きができないだろう。
コメント
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