天気予報が変わってしまい、昨日しか晴れマークが
無くなってしまった。
仕様が無いので日帰りすることにして、新松田始発のバス
を箒沢で降りて静かだが急な道を登りだした。
乗客が意外と少なく立っているのがいない。
始発といっても7:15分発で山屋には遅すぎる。
大昔は5時台のバスが平日にあったんだがなあ。
大昔にここを降りて酷い目に会って、こんな道なら
下山注意くらい書いとけと記録したことがある。
まあ山やりたての頃だから少しオーバーだが、急登・
急下降には違いない。
河原から登山口へ
おまけに板小屋沢の頭までの道が荒れている。
水の浸食で道が抉られて倒れる寸前の木が結構ある。
急登の為に道が直線的で水の逃げ場が無くて一気に
流れる為に抉れ方が酷いのだろう。
登山道が山を蝕んでいるわけだ。
荒れた道
酷い!
悲惨すぎる!
補修してもなあ
階段もある
それにしても石棚山稜は素晴らしいなあ。
緩やかな稜線とブナの雰囲気が何ともいえない。
途中にある苔だらけのカツラの巨樹も驚きだが
何の木かわからず居合わせた女性に聞いた。
すぐ後で山岳パトロールのおばさんに会って
昨今のストック使用について嘆きあった。
足が悪ければまだしも、一種のファッションで
使うのは止めるべきだろう。
山屋やメーカーに踊らされすぎだ。
環境に悪いというのを理解すべき。
和むなあ
根が可哀そう
面白い姿の木
植生保護のロープ
いい雰囲気だ
カツラの巨樹
上部で右からのユーシンロッジ起点の「大石山」
「同角ノ頭」を経ての道を合わせてから15分程で
「檜洞丸」の山頂だ。
シロヤシオ・土日ときたら頂上は足の踏み場も無い程の
人混みなんだが、今日はさすがに平日で静かなもんだろう。
といっても20人ほどのオジン・オバンがいてそれなりの
賑やかさだろうからこの合流点で食事にした。
ユーシンロッジが休業と玄倉林道が閉鎖の注意書きがあった。
そのせいだろうか、ほとんど歩かれていないみたいだ。
テーブルもコケだらけだが、マシなのに腰掛けて食べた。
ツツジ新道の合流点までにも大きく崩壊したところがあるが、
確か昔から壊れていたところだった。
どんどん規模が大きくなっているわけだ。
ツツジはけっこうな見頃だったし、木道も昔のままだ。
途中に風力と太陽熱利用の発電施設(?)があった。
霧の山頂には2パーティーしか食べておらず、静かな
ものだったが、今度の土日は悲惨だろう。
頂上を避けて静かな場所で食べればいいのに何故か
ここで食べたがるよなあ。
霧の頂上
何の木だろうか
今日調べてみたら「ヒコサンヒメシャラ」とかいうらしい。
この上三枚目の「いい雰囲気だ」に写っている細長い黄色い木もそうだろう。
結構分布していて他の写真にも写っている。
花を見に再度登ってみたいがどこからでもきついなあ。
虫・植物採集器具
いろいろやっている
帰りに新道上部の咲き具合を確認してゴーラ沢に降り着いた。
途中で会ったスニーカーの若い男女に6時までには下山するよう
注意したが、変なのがいるもんだ。
いい姿だがそのうち崩壊で消える
沢が結構な水量でいい渡り場所が無い。
何とか行けそうな石で飛んだが、右膝が折れて皿を岩でしたたかに
打ってしまった。
なんとか歩けるので大事にはならなかったが馬鹿丸出しだ。
すぐの2回目の渡渉はさっさと靴を脱いで渡ったが冷たくて
気持ちがいいじゃないか。
ゴーラ沢から先の道は昔に比べて道幅が広がって歩き易い。
その分山が泣いているんだが。
途中に出てきた沢沿いの新道の看板に??
なんで危険な道を新しく造るのかなあ。
沢沿いの新道に?
16:00時にバス停に着いたらあの高川山のベッキーみたいな
犬がいたが、こちらは丸々と太って犬とは思えない。
山北駅のバスが面白かったから写してみた。
町内循環バスらしい
新松田駅前の「マニラ食堂」は廃業していたが、一度くらい
入ってみればよかったなあ。
今日は前回(4年前)と違って若い連中が結構いたので気分が
滅入らずに済んだ。
しかし平日に若手がこれだけ参加するんだから土日は
とんでもないことになってそうだぞ。