認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

# 認知症 アルツハイマー型認知症の発病と三段階に区分される症状の進行(G-12)

2022-11-01 | この先一週間-脳の活性化と私なりのテーマ
(プロローグ)
脳血管性認知症、二次性認知症、アルツハイマー病、アルツハイマー型認知症など、様々な種類がある認知症の90%以上を占めるのが、『アルツハイマー型認知症』と呼ばれるタイプの認知症です(アルツハイマー病とアルツハイマー型認知症の両者を、まとめて、アルツハイマー病と呼ぶ人達が極めて多いのですが、両者は全く異なるタイプの認知症なので要注意)。

『アルツハイマー型認知症』については、世界中の専門家達からも、発病の原因が不明であるとされていて、発病の原因については、アミロイドベータ仮説を筆頭に、少数説であるタウタンパク仮説、異説の扱いを受けているアセチルコリン仮説等の『3つの仮説』が提示されているだけ。
3つの仮説は全て、主張する発病原因とアルツハイマー型認知症の発病との間の因果関係の実証が、未だに出来ていないのです。
 それら「3つの仮説」は、共通して、憶測に基づいた『器質的な原因病変に基づいて記憶障害が惹き起こされることに起因して発病する』というメカニズムを主張していて、各内容が異なるのは、記憶障害を引き起こす要因が、アミロイド・ベータの蓄積(老人斑)によると主張するのが通説であるアミロイド・ベータ仮説であり、タウ・タンパクの蓄積(神経原線維変化)によると主張するのがタウ・タンパク仮説であり、アセチルコリンの不足によると主張するのがアセチルコリン仮説という訳なのです。
器質的な原因病変による記憶障害が、発病を惹き起こす主たる要因ではないこととなったときは、これら3つの仮説は、破綻することになるのです。実は、『アルツハイマー型認知症』の発病者に確認される症状は記憶障害に起因したものではなくて、注意の分配力を核心とする前頭葉の三本柱の機能の機能障害並びに評価の物差し(意識の首座=自我)の機能障害及び実行機能の機能障害に起因した、それら機能の複合機能体としての『前頭葉』の機能障害に起因して、惹き起こされるものなのです(「意識の機能構造」に無知な人達が、記憶障害に起因したものと憶測)。
※1専門家は、『前頭葉の活性化』という表現をしばしば使います。
主張内容を調べると、「前頭葉」という機能が、単体であるかのように誤解しているのです。『前頭葉』は、前頭前野に局在する複合機能体であり、『注意の分配力』を核心とする「前頭葉の三本柱の機能」(意欲、注意の集中力及び注意の分配力を総称)、「評価の物差しの機能」(意識の首座=自我)及び「実行機能」(個別認知機能群の総称=Executive Function)により構成され構築されている複合機能体なのです。意識が覚醒している状態下で、何らかのテーマを実行するに際して、『評価の物差し』による評価、関心、注意、選択に基づいて、『注意の分配力』の機能が『実行機能』を行使することで活性化し、複合機能体としての『前頭葉の活性化』が実現されるのです。この機能構造に無知であり乍ら、彼等専門家は、『前頭葉の活性化』を語るのです。
その為、記憶に関して、記銘及び想起する際に、注意の分配力の機能の関わり具合が、記銘の度合いを左右し、想起の度合いを左右する機能関係に気づいていないのです。その為、『注意の分配力』が備わっていない、ADマウスやらマーモセットを研究対象に使って憶測ばかりしているのです。
※2 その上、彼ら専門家達は、臆面もなく、『MCI』(軽度認知障害)なる基準を持ち出してきて、「重度の物忘れの症状」を外観的に観察しただけの極めて主観的な基準により、『MCIの基準の該当者は、アルツハイマー型認知症発病の前駆的状態にある』等と、「意味不明の状態」について語るのです。
※3この(&3)で、詳細を述べてあるように、『アルツハイマー型認知症』というタイプの認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病であることに気づかないで、更に、前頭葉を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした三段階に区分される類型的な症状が発現してくることにも気づかないで、失語や失認や失行(紛い)の症状が記憶障害に起因して発現してくると誤解した儘、それらの症状が「発病の初期症状」であると語るのです。

ところで、アミロイドベータ仮説は、世界的に、専門家達(学者、医師、製薬会社の研究者)の間で、圧倒的に通説の地位を保持してきていた(主張内容が正しいこととは無関係であり、支持する学者の数が多いというだけの意味なのですが)ものであり、政府大綱に基づいて「介護の予防措置」の実施を市町村に要求している厚労省の通達(認知症ケアパス作成の手引き)の中でも、アミロイドβ仮説がその根拠に、挙げられているほどなのです。
 その一方で、アミロイドβ仮説の考え方に立脚して治療薬の開発に挑戦して来た世界中の大規模な製薬会社の試みが、悉く、失敗に終わったのです。
我が国の製薬会社であるエーザイのアリセプト(アセチルコリン仮説に立脚)を含む4種の薬は、全てが、謳い文句とは裏腹に、治療の効能は有していなくて単なる『対症療法薬』(症状の発現の仕方を抑制したり、昂進させたりするだけのもの)でしかないのです。我が国の最近の事例では、エーザイが認可を申請しているアデュカヌマブも、つい最近になって、その「エーザイ」が認可を申請しているレカネマブもまた、謳い文句とは裏腹に、治療の効能は有していないのです(前二者は、アミロイドβ仮説に立脚して開発されたもの)。
私たち「二段階方式」が提示し、主張している発病のメカニズムに照らして、更には、各種の『脳機能データの解析結果』に照らして、そのことを実証することが出来るのです(14689例の脳機能データの解析結果=事象の事実)。
『アルツハイマー型認知症』は、後述する発病のメカニズム(&3を参照)について言うと、「私たち人間だけに特有な世界」である「意識」が関わるタイプの認知症であり、『意識が覚醒』した状態下で、意識的に何か特定のテーマを発想し、実行に移していく場面での様々な認知機能の障害が関わる認知症であり、意識的な世界に於ける脳全体の「司令塔の役割」を担っている『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした、三段階に区分される「類型的症状」が発現してくるのが特徴です。なお、『意識の機能構造』については、このブログの(G-02)を読んで下さい。
「 DSM-Ⅳ」の第二要件が発病と診断する上で確認を要求する失語や失認や失行(紛い)の症状は『記憶障害が原因で発現してくるのではない』のです。
正しくは、前頭葉の三本柱の機能、評価の物差し及び実行機能により構成され、構築されている複合機能体である『前頭葉』の機能が、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行してきたことが原因で起きてくる廃用性の異常な認知機能障害の進行に起因して、『アルツハイマー型認知症』が発病するのです。
米国精神医学会が策定した『DSM-Ⅳ』の第一要件の規定内容(記憶障害に起因して発病すると規定)が重大な誤りの内容であること、更には、第二要件の内容(失語、失認、失行紛いの症状が発病の初期症状であると規定)が重大な誤りの内容であることにも気づかなくて、それを妄信しているのが、「4つの仮説」の追随者達なのです。

意識』の機能構造については今日現在でも、世界中の専門家達の間では、『人類最大の難問である』とされているのです。そのせいか、アルツハイマー型認知症の発病のメカニズムについて、意識の機能構造との関係に目を向けることなく、更には、前頭葉の機能障害に目を向けることなく、且つまた、注意の分配力の機能障害に目を向けることさえもなく、徒に、重度の物忘れの症状という極めて川下に目が向けられて、誤った場所を誤った方法で、単に深く掘り続けようとしているのが専門家達の研究態度。
 私たち二段階方式は、川下には目を向けないで、川上(正常な機能レベルから、異常な機能レベルに変化していくその境界域)に目をつけて、認知症の症状が、どのようなメカニズムで、どのような機序で、発現してくるのかを追い続けてきたのです。『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルを精緻に判定するには、二段階方式の「手技」の活用が不可欠となるのですが【世界で唯一の簡便で精緻な手技】、今回新たに提示し、公開する「改訂版30項目問診票」の順番によって、『発病者がどの段階のどのレベルに在り、今後どのような症状の進行をたどっていくのか』の一定の指標を与えることになるのです。『著作権が成立』していることとの関係で、事前の書面による承諾なしには業務上使用することは出来ないのですが、個人が自身や家族の参考にすることはできますので、念の為。

&1 三段階に区分される「類型的な症状」
  1. 私たち「二段階方式」は、『アルツハイマー型認知症』の症状に関して、
発病患者の症状を確認するに際して、類型化された症状を『改訂版30項目問診票』という形で整理し、実際の判定面で活用。
 専門家とされる人達は、様々な程度及び態様により発現してくる『アルツハイマー型認知症』の症状について、「中核症状」と「周辺症状」とに区分けるのが常態なのですが、言葉の遊び以上の意味を持たないものなのです。『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに、厳密にリンクした症状が発現してくるのが特徴であることに気付いていない為、認知機能の障害を根本的なテーマとする症状の発現に関して、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルという問題意識さえ、専門家達(特に、認知症の診断が専門の精神科医)は持っていないのです。
(2)「意識的な世界」は、「目的的な世界」なのです。その目的的な世界は、『実行機能(Executive Function)』と総称される前頭葉の「個別認知機能群」(分析、理解、判断、発想、企画、計画、考察、洞察、推理、シミュレーション、推測、憶測、忖度、比較、選択、決定、抑制、感動etc.)の働きの具合により、様々な態様を示すのです。例えば、『アルツハイマー型認知症』の発病者であれば、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした症状であり、「小ボケ」、「中ボケ」、「大ボケ」の各段階に応じた類型的症状が、社会生活面や家庭生活面やセルフケアの面での様々な支障(アルツハイマー型認知症の発病としての症状)として発現してくるのです。
(3) 世界中の専門家達は、客観的な脳機能データの裏付けもなしに、器質的な原因病変に起因した「記憶障害」が原因で発病してくると想定して(誤解)、その上、重度の記憶障害(重度の物忘れの症状)を基準にしただけの『MCI』(軽度認知障害)の基準を持ち出してきて、「基準に該当する者は、アルツハイマー型認知症発病の前駆的状態にある」等と客観的な脳機能データの提示も無しに、語るのです。権威とは名ばかり、「世間や世界を混乱させている」との問題意識もなければ、『社会的な責任感に乏しい人達』なのです。
(4) 世界中の製薬会社が『アルツハイマー型認知症の治療薬の開発』に投資した資金の総額は、60~70兆円もの巨額な規模にのぼるとされているのです。
その殆どは、専門家達の間で通説とされる「アミロイドベータ仮説」の考え方に立脚して開発されたのです。
(5) 我が国に於いても、末期の段階で発病を見つけて、効きもしない薬を処方する為の医療費と介護の費用とが、両者共に10兆円を超えてきているのです。
『アルツハイマー型認知症』は、廃用症候群に過ぎないのであり、「加齢に因る正常老化」という基盤要因とナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続に起因した「廃用性の異常な機能低下」という加重要因の存在、『異なる二つの要因』が、同時に存在し充足されることに因る相剰効果により、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした三段階に区分される「類型的な症状」が発現し、症状が進行していくものなのです。
※1このことについては、①MMSE下位項目の項目困難度の指標、②「小ボケ」及び「中ボケ」の期間について確認される『標準的な滞留期間』の存在及び③脳の老化のスピード差をもたらす『生活習慣要因』という、科学的で、客観的で、事象の事実に基づいた「脳機能データ」が存在しているのです。
※2 事象事実としての脳機能データの存在並びに二段階方式が提示する発病及び症状が進行するメカニズムに照らして、『アルツハイマー型認知症』の発病を予防したり、症状を治したり、症状の進行を抑制する効能を有する治療薬の開発はあり得ないのです(「対症療法薬」は、治療の効能は有していない)。
※3『アルツハイマー型認知症』の発病のメカニズムに照らして(&3を参照)『アルツハイマー型認知症』の発病を予防したり、症状を治したり、症状の進行を抑制することが出来る方法は、自分なりに『前頭葉』を含む脳全体が活性化する『生活習慣』の構築とその継続的な実践だけなのです。
※4記憶障害が原因ではなくて、『注意の分配力』の機能の廃用性異常な低下の進行に因る機能障害に端を発して、評価の物差し及び実行機能の機能障害が惹起され、最終的には、それらの機能の複合機能体である『前頭葉』の機能障害が惹き起こされてくることにより発病するのが、「アルツハイマー型認知症」が発病するメカニズム(原因)であり、『意識の機能構造』が関わるのが特徴なのです。(発病及び症状が進行するメカニズムに照らして)症状の進行を抑制する効能を有する『治療薬の開発』は、絶対に、有り得ないのです。
治療薬とかの効能をうたい文句にしている薬は、因果関係の評価の仕方が杜撰であるか、評価の仕方を誤っているだけのものなのです。『アデュカヌマブもレカネマブも、認可してはならない 』のです。
※5 実は、この『改訂版30項目問診票』に挙げている類型的な症状について、私たち二段階方式が、静岡県磐田市に本拠を置いていた遥かな昔(2000年7月に、現在の伊東市八幡野に本社を移転してきた)、当時の『東京都老人総合研究所』が、私たち「二段階方式」が有していた『生データ=発病患者各人の脳の機能データと症状の該当項目』との関係を解析してくれて、発現が早い順を推定してくれたデータがあるのです。今回、その結果(「改訂版30項目問診票」を初めて公表します。発病患者の症状がこの先どのように重症化していくかの順番の参考資料です。
※6私たち二段階方式は、正常な物忘れの症状(加齢要因だけで発現してくる症状)の原因である『前頭葉の正常老化の曲線』という「脳機能データ」を保有しています。この正常老化の曲線、即ち、加齢という要因だけに起因した『前頭葉の老化曲線』のデータは、NHKの人気番組である『チコちゃんに叱られる』でも取り上げられたものなのです。同時に取り上げられたものが、米国のハーバード大学が保有する「左脳と右脳」の機能データだったのです。
※7「アルツハイマー型認知症」の発病者の場合は、加齢による脳の正常老化と言う基盤要因に対し、加重された廃用性異常な機能低下の進行と言う要因(キッカケの発生と継続を契機に心が折れて意欲を喪失することで開始され、継続されるナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続という要因、廃用性の異常な機能低下の進行)により、両者の同時存在に因る相剰効果による廃用性加速度的異常な機能低下の進行により、『注意の分配力』の機能を核心とする前頭葉の三本柱の機能が異常なレベルに在り、評価の物差し及び実行機能が異常なレベルに在り、その総体としての『前頭葉』の機能が異常なレベルに在り、そのことに起因した(記憶障害の症状を含む)様々な症状が発現してくるのです。
『前頭葉』を含む脳全体の機能が異常なレベルに衰えてくるのに厳密にリンクして、発病の最初の段階である小ボケの段階、次いで、中ボケの段階を経由して、最後に、末期の段階の大ボケの段階へと徐々に、段階的に、進行して行くことに因り、各段階に応じた症状が発現してくるのです。但し、「記憶障害の症状」は、『アルツハイマー型認知症』の発病の結果なのであり、『DSM-Ⅳ』の第一要件が規定し、通説であるアミロイドβ仮説を含む「4つの仮説」が発病を引き起こす原因であると想定していること自体が、誤りなのです。

&2   アルツハイマー型認知症の発病患者の類型的な症状の進行の順番
1.「小ボケ」の類型的症状の10項目(推定される順番に、今回並べ替え)
①三つ以上の用事を、同時に並行して処理できなくなる(注意の分配力の機能が異常なレベルに衰えてきたため、いろいろな場面で、物事をテキパキと処理できなくなる。車を運転している際に、注意の分配力が十分には発揮できない機能レベルに在る為、小さな事故を、しばしば起こすようになってくる。後続車を何台も従えていることにも注意が回せなくて、道路の真ん中よりを時速
30キロ程で、ノロノロ運転するようになる。)
②一日や一週間の計画が立てられなくて、自分では思いつかなくなる(注意の分配力の機能が異常なレベルにあるため、実行機能を駆使して発想、洞察、推理、シミュレーションすることが出来にくくなる)
③何かをやりかけても、中途半端で、根気が続かなくなってくる(テレビを見ていても、根気が続かず、やたらとチャンネルを変える)
④問いかけに対する反応が遅くなって、動作がもたもたしてくる
⑤発想力が乏しくなり、料理の内容や行動内容が画一的になる(同じ料理用の材料を重ねて買ってきて、冷蔵庫の中にたまる)
⑥本人は気づかないで、同じことを繰り返し話したり、尋ねたりする(注意の分配力の機能が異常なレベルに在るため、自分が話した内容の記銘度が低いので、ついさっき話したことを忘れている)
⑦何か、何事かに対して、生き甲斐を覚える風が無くなってくる(注意の分配力の機能が異常なレベルに在るため、評価の物差しが十分には働かない結果、それまでなら覚えていた生き甲斐を感じられなくなる)
⑧何かをするでもなく、ぼんやりして過ごしていることが多くなり、やたらと昼寝をするようになる(注意の分配力の機能が異常なレベルに在るため、実行機能の一要素である発想する機能が発揮できなくなってくる)
⑨思い込みや思い違いが多くなり、相手の意見を聞き入れられなくなる(実行機能の一要素である抑制する力が異常なレベルに衰えたせい)
⑩眼の光がどんよりとして無表情、何事にも感動しなくなる
(2) 「中ボケ」の類型的症状の10項目(推定される順番に並べ替え)
⑪何度教えても、日付があやふやになる(今日が何日なのかがあやふや)
⑫簡単な計算も嫌になり、買い物で小銭がやたらと貯まるようになる
⑬料理が上手くできなくなって、味付けが塩辛すぎるようになる
⑭ガス、電気の消し忘れ、水道の蛇口の閉め忘れが目立つようになる
⑮2~3種類の薬の服薬管理が出来なくなり、家族が管理する必要がある
⑯外出を嫌がるようになり、日常の身だしなみにも無頓着になる(行き慣れた場所に行くにも、道を間違えたり、乗るバスを間違える)
⑰今まで出来ていた、家庭内の簡単な用事も出来なくなる
⑱季節や目的にあった服を選べなくなる(日、年、月、季節、昼夜の順に衰えて行く、時の見当識が衰えてきて、季節の感覚がなくなる)
⑲昨日の出来事をすっかり忘れてしまう
⑳ お金や持ち物のしまい場所を忘れ、誰かに盗まれたと騒ぐようになる
(3) 「大ボケ」の類型的症状の10項目(推定される順番に並べ替え)
㉑しばしば、自宅の方向が分からなくなる(所の見当識が働かなくなってきている為に、結果として、徘徊することになる)
㉒ 服を一人では正しく着られず、上着に足を通したりする(着衣失行)
㉓ 同居の家族の名前や関係が分からない(人の見当識がなくなる)
㉔ 家庭生活の面で、介助が必要となる
㉕ 大小便を失敗し、後の処置が上手くできない
㉖ 汚れた下着を、そのまま平気で来ている
㉗ 独り言や同じ言葉の繰り返しが目立つ
㉘ 風呂に入ることを嫌がるようになる
㉙ 食事をしたことを直ぐに忘れる
㉚ 誰もいないのに、『人が居る』と言ったりする
※1 上記に提示した小ボケ、中ボケ、大ボケの三段階に区分された類型的症状を注意して読んでみてください。これらの段階的で類型的な症状は、「前頭葉」を含む『脳全体の機能レベル』(二段階方式は、厳格な定義を有しています)に厳密にリンクした症状群なのです。記憶障害に起因して、発現してきたものではないことを理解できるでしょう。
※2此処に挙げてある症状は、全てが、アルツハイマー型認知症の発病患者に確認される類型的な症状について、軽い症状の順番に並べたものです。世界の専門家達は、上記の内の末期の段階の後半の症状のことしか知らないのです。「小ボケ」や「中ボケ」の段階があることに気づいていないので、「MCI 」(軽度認知障害)とかの極めて曖昧で主観的な内容でしかない基準の該当者とされる「極めて重度の物忘れの症状」の発現者(アルツハイマー型認知症発病の前駆的状態に在るとかの説明が行われる)に加えて、失語、失認、失行(紛い)の症状が確認されて初めて、『アルツハイマー型認知症』の発病だと主張しているのです(川下しか見ていない大間違いの主張)。
※3 アリセプト(アセチルコリン仮説の考え方に立脚して開発された)、アデュカヌマブ、レカネマブ(両者は、共に、アミロイドベータ仮説の考え方に立脚して開発された)は、日本の製薬会社であるエーザイが、アルツハイマー型認知症の治療薬として、開発したものばかりなのです。医学会に於いても、アリセプトは、治療の効能は無く、単なる対症療法薬でしかないことが確定しているのですが、アデュカヌマブとレカネマブについても、治療の効能を有していないことが確定されることになるのです。
アミロイドベータの蓄積とアルツハイマー型認知症の発病との間に直接の因果関係が存在していないのであり、アミロイドドベータの蓄積を阻害する効能を有しているとしても、『アルツハイマー型認知症』の発病の予防及び症状の進行を抑制する効能を有することには繋がらないのです(因果関係の有無の評価方法の誤り/又は評価の仕方が杜撰なだけ)。

&3 『アルツハイマー型認知症が発現する原因』(二段階方式独自の主張)
Ⅰ.アミロイドベータ仮説が破綻したことに伴い、記憶障害を引き起こす原因は異なるものの、同じメカニズムの上に立った仮説である他の3つの仮説も同じ運命を辿ることとなり、医学会には、定説が無い状態が起きてきています。
その状況下で、権威が無く、カロリンスカ研究所やランセット委員会に対してだけでなく、何処にも論文を提出したことがない私たち『二段階方式』の主張内容は、北海道から九州に跨る452の市町村での、住民参加型の『地域予防活動』の先駆的な試みの指導の中で、疫学的に実証されているのです。
※『MCI』の基準の該当者を対象として介護の予防措置を実施したところで、さしたる効果は期待できないのです。最も有効で有益なのは、発病自体の予防に因る発病時期の先送り効果なのです。自分なりに興味や関心が持てる特定のテーマを選んで、前頭葉の三本柱の機能が、注意の分配力の機能の活躍に因る実行機能の駆使により、創意、工夫、シミュレーションして、自分なりの喜びや楽しみが得られ、時には、感動できるような自分なりの生活習慣を構築し、継続して実践することが、発病自体の予防(発病時期の先送り)効果を生むことになるのです。三密の回避に徹した生活習慣を厳格に順守してきた高齢者にとっては、このことの啓蒙が不可欠のものとなるのです。

Ⅱ.世界最高の権威規定である「 DSM-Ⅳ」の内容の重大な誤り
1.「 DSM-Ⅳ」の第一要件及び第二要件の規定の構成と内容の分析
(1)米国精神医学会が策定した『アルツハイマー型認知症』の診断規定である『DSM-Ⅳ』の規定は、①第一要件では、「記憶の障害」に起因して発病し、②第二要件に規定する症状(失語、失認、失行の症状又は実行機能の障害等)が発現して来ると規定しています。
(2) 「アミロイドβ仮説」の旗印の下で、マウスにアミロイドβを注入したアルツハイマー・マウスとかが檻の中で餌を探して徘徊する動きを対象に、「記憶障害」とアルツハイマー型認知症との関係、言い換えると、アミロイドβの蓄積量と記憶の機能レベルとの相関関係を研究し、世の中に対して、間違った情報を発信しているのがハーバード大学であり、我が国では、東大、京大、理研-MIT研究室なのです。彼等は、アルツハイマー型認知症が、意識的な世界、目的的な世界と密接な関係を有するタイプの認知症であることにさえ気づいていないのです。意識的な世界、常に複数の異なる意識並存している状態下、それ等複数の意識を構築し、統合し、統括し、分離し、管理し、コントロールしている要の機能が、『注意の分配力』であることも知らないのです。その為、意識と記憶に関わる最も重要な機能である『注意の分配力』の機能が備わっていない、ADマウスを研究対象にしているのです。
(3)『アルツハイマー型認知症』の発病原因は、記憶障害にあるのではなくて、キッカケの発生と継続で心が折れて意欲を喪失し、ナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続に端を発した『注意の分配力』の機能の廃用性の異常な機能低下の進行に起因した機能障害を介在した、「評価の物差し」及び『実行機能』の機能障害の進行、機能構造の連鎖関係に因る最終的な機能構造の関係では、それらの複合機能体である『前頭葉』の廃用性異常な機能低下の進行に起因した機能障害が、発病を惹き起こす原因なのです。
※1『アルツハイマー型認知症』は、「第二の人生」を送る上で継続される単調な生活習慣、ナイナイ尽くしの単調な生活習慣』(追求する特別のテーマも無く、生き甲斐無く、趣味なく、交遊無く、運動もせず、達成すべき目標も無い単調な「生活習慣」を言う)の継続に起因した前頭葉の廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行が原因で発病し、症状が進行して行くものなのです。※2 発病を予防するには、食生活ではなくて、仕事とは無縁となる『第二の人生』を送る上での脳の使い方としての『生活習慣』の創意工夫と継続的な実践、即ち、『前頭葉の三本柱』の機能(意欲、注意の集中力及び注意の分配力)の機能の出番が多くて、『注意の分配力』の機能が機能の発揮度を支配し、下支えている機能である「実行機能」の出番が多くなることによって、「意識的な世界」(目的的な世界)における脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉』を含む脳全体の機能が活性化する『生活習慣』の構築と継続的な実践が、唯一の方法となるのです。廃用性の異常な機能低下の進行の場合は、「意識的な世界」を支える要の機能である『前頭葉』の機能が、真っ先に衰えて行く性質があるからです。
※3『アルツハイマー型認知症』の本態は、廃用症候群に属する老化・廃用型の単なる『生活習慣病』に過ぎないのです(世界中の権威達が未だに無知)。
発病を予防したり、症状の進行を抑制する効能を有する「治療薬」は、発病のメカニズムに照らして、未来永劫開発されることは有り得ないことなのです。
(4) 意識的な世界は目的的な世界であり、何等かの具体的なテーマを見つけ、自分が置かれている状況を判断して、自分なりの目標を設定して、発想、分析、理解、企画、計画、洞察、憶測、推理、検索、比較、シミュレーションして、シミュレーションの結果により選択して、実行内容及び程度と態様を決定し、実行の決断をして、脳の各部に実行の指令を下す。その際の、脳全体の司令塔の役割を担っている脳機能が、『前頭葉』であり、その過程で、様々な「個別認知機能」が活躍することになるのです。それら個別認知機能群の総称が『実行機能』なのであり、実行機能が機能を発揮する上で、その機能の発揮度(実行機能の機能レベル)を下支えし、支配している要の機能が『注意の分配力』の機能なのです。ここに挙げた注意の分配力や実行機能や前頭葉という脳機能はマウスには備わっていないのです。意識的な世界は、『注意の分配力』の機能が構築し、維持し、下支えている世界であり、『記憶』(記銘、保持、想起)についても、記銘時も想起時も、必ず、『注意の分配力』の機能が関与することになるのです。
※『注意の分配力』の機能は、異なる複数の意識を構築し、維持し、管理する為の核心的な機能であり並びに異なる複数のテーマを同時に並行して処理する為に不可欠の機能であり及び咄嗟の判断に不可欠の機能なのです。アルツハイマー型認知症発病のメカニズムを解明する上で要の機能なのです。
(5) 何れにしろ、問題の対象となる世界は、無意識や条件反射の世界で起きてくるものではなくて、『意識的な世界』、「意識が覚醒」している状態下での『異常な症状』として、『アルツハイマー型認知症』の症状が発現して来るものであるとの理解と認識に立って、発病のメカニズムを規定すべきものであることに注意を喚起したいのです。
「DSMーⅣ」の第一要件の規定が確認を要求する「記憶障害」自体が、「注意の分配力」の機能障害が核心となる『前頭葉』の機能障害に起因して発現することを注意喚起しておきたいのです。
2.上記構成の理解に立って、第二要件の規定内容を検討してみたいのです。
(1) 「DSM-Ⅳ」の第二要件の規定を別の視点で分析すると、左脳(失語紛い)がらみの症状、右脳(失認紛い)がらみの症状、運動の脳(失行紛い)がらみの症状、又は、実行機能がらみの症状が発現して来ることになると規定しているのです。そうした症状が発現してくる原因が、「記憶の障害という要因だと規定している」のです。
(2) この第二要件の規定内容自体が、重大な誤り、欠陥規定であるということなのです。
『アミロイドβ仮説』は、「DSM-Ⅳ」の第一要件の規定(記憶障害に起因して発病するとの内容)が正しいとの前提に立脚していて、『アルツハイマー型認知症』を発病し、末期の段階にまで症状が進行し、失語や失認や失行紛いの症状が確認されていたお年寄りの死後の「脳の解剖所見」で共通に確認される要因、アミロイドβの蓄積に因る「老人斑」の沈着に着目して、老人斑が毒性を有していて、その毒性が情報を連絡する役割を担っている神経細胞の大量死を招くことに因り、記憶障害が惹き起こされるという想定をしただけの仮説なのです。その仮説の主張原因と『アルツハイマー型認知症』の発病との間の『因果関係の存在を未だに実証できないでいる』為に、仮説の地位に甘んじているのです(その仮説を大前提に開発されたのが、「レカネマブ」)。
Ⅲ.「意識的な世界」での「前頭葉」を含む脳全体の機能構造
(1) 「アルツハイマー型認知症」の発病者場合、発現して来る症状は、失語、失認、失行、又は実行機能の障害の症状であると、第二要件は規定しているのです。実はこれが「重大な誤り」の規定内容なのです。最初の3つの要件は、特定の症状を例示しているのに対し、最後の要件は、症状が発現してくる原因、機序を規定したもの(=「実行機能」の障害に起因して発現して来る症状という、規定の仕方となっている)。規定の仕方自体が、論理的に支離滅裂なものなのです。
※ 実は、失語や失認や失行の症状(正しくは、失語、失認、失行紛いの症状自体が、「記憶障害」ではなくて、『実行機能』の機能障害(三者の機能構造の関係で言うと、「前頭葉の三本柱」の機能障害に起因した「評価の物差し」及び「実行機能」の機能障害=複合機能体である『前頭葉』の機能障害)に起因して、発現して来る症状なのです。
(2) DSM-Ⅳの第一要件の規定は、「意識的な世界」での、機能発揮上の二重構造を無視した規定内容なのです(知らない為、誤った規定の仕方をした)。
(3) 意識的な世界、即ち、目的的な世界において、「評価の物差し」に因る評価、注意、関心、選択に基づいて、『注意の分配力』の機能に因る機能発揮上の二重構造に因り、『実行機能』の機能の発揮及び発揮度が下支えられる機能構造下で、①自分が置かれている状況を分析し、理解し、憶測し、推測し、判断して、②その状況判断に沿った自分なりの何等かの「テーマ」を発想し、③「テーマ」の実行内容及び実行の仕方を企画し、計画して、④想定した条件下での実行の結果を洞察し、推理し、検索し、シミュレーションし、⑤シミュレーションの結果を比較し、⑥最終的な実行内容及び実行の仕方を選択し、⑦決定して、⑧実行の決断をして、⑨意識的な世界における脳全体の「司令塔の役割」を担っている、『前頭葉』の機能が、左脳、右脳及び運動の脳に対して、実行の指令を出すという機能構造になっているのです。
※ ①『実行機能』とは、上記(3)で赤字列挙した個別認知機能群の総称なのであり、②実行機能が働くには、左脳、右脳及び運動の脳を介しての働きが不可欠となるのであり、更には、③実行機能が機能を発揮するには、「注意の分配力」の機能を中核とした「前頭葉の三本柱」の機能による下支え及び支配が不可欠となるという『機能発揮上の二重構造の関係』があるのです(『注意の分配力』の機能の関与の度合いが、評価の物差し、実行機能、更には、左脳、右脳及び運動の脳の機能の発揮及び発揮度を左右している機能構造のことを言います=「二段階方式」独自の発見と理解)。
機能発揮上の二重構造から、『前頭葉』を含む脳全体の「機能障害」は、『前頭葉の三本柱』の機能の廃用性の異常な機能低下の進行に起因した「機能障害」が原因で、惹き起こされることになるという「機能構造」に対する無知からくる規定上での誤りを犯しているのです。本来、実行機能の機能障害は、第二要件ではなくて、第一要件に規定すべきものなのです。『前頭葉』の機能障害に起因して、失語や失認や失行(紛い)の症状(本来の失語や失認や失行とは異なることに注意)が、発現して来るものだからなのです。
(4) このことを分かり易く表現して説明すると、意識的な世界、目的的な世界は、左脳、右脳及び運動の脳という三頭の馬が牽引する「三頭立ての馬車」なのであり、馬車の運行を判断し、支配し、管理し、コントロールしているのが御者である「前頭葉」という脳機能なのです(意識的な世界、目的的な世界では、『前頭葉』の機能が、脳全体の司令塔の役割を担っているのです)。
左脳、右脳及び運動の脳を手足として、『前頭葉』が運行の全般を管理し、コントロールしつつ、思索や思考、行為や行動、或いは、言葉を介した発言を実行して行く上で、不可欠となる脳機能が『注意の分配力』が行使する「実行機能」なのです。
(5) 意識的な世界、意識が覚醒した世界、目的的な世界では、左脳、右脳及び運動の脳を手足とし、『評価の物差し=意識の首座=自我』に因る評価、関心、注意、選択に基づいて、『注意の分配力』の機能が、『実行機能』を行使して馬車を運行して行くときに、『注意の分配力』の機能レベルが、その先の全ての、意識的なアウトプット、即ち、評価の物差し及び実行機能の働き具合並びに左脳、右脳及び運動の脳の働き具合、或いは、それら機能の複合した機能発揮の関係の上で、必ず、直接影響するという機能の発揮上及び廃用性の異常な機能低下の進行の上での)「因果関係の連鎖」が存在し、働いていると考えるのです。
※1 注意の分配力の機能の機能障害が評価の物差し及び実行機能の機能障害を惹起させ、そのことの直接のアウトプットが、前頭葉を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした三段階に区分される類型的な症状が発現してくる、それが、『アルツハイマー型認知症』の特徴なのです。
※2 その意味で言うと、発現して来る症状の初期段階の症状について例示列挙的に規定した「DSM-Ⅳ」の「第二要件」の規定の仕方は、上述した、複合機能体としての『前頭葉』並びに左脳、右脳及び運動の脳との構造的な機能関係を無視した規定内容であるということになるのです。
(6) 上記問題点に加えて、第二要件の内容には、もっと重い罪があるのです。
ⅰ)「第二要件」は、アルツハイマー型認知症の症状を例示しているのですが、失語や失認や失行(紛い)の症状が、発病の「初期症状」であると規定しているのです。
そもそも、『アルツハイマー型認知症』は、元々は、精神科の専門領域とされていたのです。「重度の記憶障害の症状」に焦点が当てられて、症状が精神症状と誤解されて、精神科のみが診断を行っていたのです。我が国で厚労省が、「アルツハイマー型認知症」の発病患者の診断の為の専門病院の指定に際して、精神科を有する地域の総合病院を『老人性痴呆疾患センター』という形で、僅かな数を指定したのが始まりなのです。「食事をしたばかりなのに、そのことも忘れている」と言った重度の「記憶障害」の症状や「夜中に騒ぐ」とか、「徘徊」等の症状や行動ばかりが取り上げられていたのです。そのため、発病者を抱えることになった家族は、発病を疑っても病院に連れて行かないで、手に負えなくなって初めて病院、精神科に連れて行くことが常態化して行き、『アルツハイマー型認知症は、原因不明で治らないタイプの認知症である』という誤解が、我が国の隅々にまで浸透して行ったのです。浜松医療センターは、『老人性痴呆疾患センター』の中では唯一、精神科の精神科医ではなくて、脳外科の脳外科医が診断を行った為に、正常下限のお年寄りから、軽い初期症状、中等度の症状の発病者から重い症状までを含めた、日本全国の発病患者を診察する機会を得たのです(脳外科で、高槻絹子が、「神経心理機能テスト」を開発したのです)。
ⅱ)失語や失認や失行(紛い)の症状は、MMSEの総得点が、一桁、9点以下の段階の発病者になって初めて発現が確認される『極めて重度の症状』であることさえ、精神科医達には、認識されていなかったのです。
それが「初期症状である」と第二要件が規定していたので、それらの症状よりも、「更に重い症状」ばかりに目が行っていた訳なのです。
症状を治したり、症状の進行を抑制できる効能を有する治療薬としての効能を有する薬は存在していないし、加えて、CTやMRIやSPECT、果ては、PETまで持ち出してきて、高額の診療費を稼ぎ出していながら、『脳のリハビリ』の実践による回復の可能性が皆無の段階で発病を見つけているのでは、『発病のレッテル張り』をしているだけの診断なのです。現在処方されている「4種の薬」も、症状の進行を遅らせる効能が期待されると製薬会社が謳い文句にしているものの、実際には、そうした効能は有していない単なる「対症療法薬」(症状の発現の仕方を抑制したり、又は、昂進させるだけのもの)が、『国民健康保険』の適用の下で、大手を振って処方され、処方代を稼いでいるという訳なのです。
(7) 末期の段階での発病の診断(発病のレッテル貼り)と対症療法薬の処方の為の費用の総額が単年度ベースで10兆円を超えてきていて、更には、MCIとかの意味不明な基準を活用して行われる「介護の予防措置」の実施に重きが置かれていて、川上対策であり、究極の介護の予防措置であり、大きな効果が期待できる「発病自体の予防」に目を向けた住民参加型の地域予防活動が、棚上げにされた儘なのです。その結果として、介護に要する税金の総額もまた、単年度ベースで10兆円を超えてきているのです(一般会計と特別会計の合計総額)。我が国は、一般会計の規模が108兆円程度であるのに対して、特別会計の規模は、その2倍以上なのです。ところが、一般会計については、国会で審議がなされるのに対して、特別会計に対しては、国会の審議がなされないのです。川下に目を向けていて、意味も効果も不明の「介護の予防措置」だけを実施していて、川上に目を向けた『発病自体の予防措置』を棚上げにしていても、国会での審議がなされない現在の状況に、違和感を覚えるのです。
昨日の報道では、介護の費用の支払いに要する税金の総額が、単年度で13兆円を超えたので、介護保険料の増額及び介護の費用の負担の額を増額させる検討に入ったとの由。財政規律の為に有識者会議が提言する方策は、税金の無駄を大幅に削減する方策の実施ではなくて、税金を増額する方策が先決とされているのでしょうか。
※発病自体の予防を明確な目的とした住民参加型の地域予防活動を展開する
には、二段階方式の種々のマニュアルの整備、保健師さんに使い易くする為の平準化、脳機能データ管理ソフトの改訂、保健師さんを指導する女性の専門職集団の養成等のステップを踏んで実施する必要があるので、準備期間が必要となります。一方で、『アルツハイマー型認知症』の本態は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なのであり、第二の人生を送る上での脳の使い方としての生活習慣の改善、前頭葉が活性化する生活習慣の構築と継続的な実践により、発病自体を予防できる(発病時期の先送り)し、何らかの事情で、万一発病することがあった場合でも、症状の進行の抑制効果により、介護の予防措置が効果的に達成できることについて「基本書の配布」による啓蒙活動は、岸田政権がソノ気になりさえすれば、すぐにでも実施できることなのです。
ⅲ)失語や失認や失行(紛い)の症状が初期症状であると規定されている為、それより軽い段階の症状(「二段階方式」の区分で言う小ボケ及び中ボケの段階での発現が確認される症状)が存在していることに、専門家達でさえ未だに考えていないし、知らないのです(『重度の記憶障害』が核心に在る)。
ⅳ)専門家とか言いながら、「MCI」(軽度認知障害)とか言う基準を持ち出して、『物忘れの症状』を外観から観察しただけの基準に依拠して、「アルツハイマー型認知症」の発病の「前駆的状態にある」とか説明しているのです。
➡ 意識の機能構造について無知であり、前頭葉の廃用性の機能低下の進行という認識さえなく、小ボケ及び中ボケの段階が存在することさえ知らないで、
末期の段階で発病を見つけていて、『アルツハイマー型認知症は、原因不明で、治せない』タイプの認知症であると公言してはばからないのです。
その全ての責任は、『DSM-Ⅳ』の規定内容の誤りにあるのです。
※専門家とされる人達は、米国精神医学会が策定した『DSM-Ⅳ』の権威に
押されてしまい、その規定内容自体に重大な誤りが存するなど予想もしていないで、ただ単に、疑うこともなく追随しているという状況にあるのです。
私たち二段階方式は、独自に保有する各種の脳機能データについて、「DSM—Ⅳ」の規定内容では説明が出来ないので、他の道を追求したのです。
.「意識的な世界」と「注意の分配力」の機能の関わり方の問題
(1) 「意識的な世界」、目的的な世界では、『前頭葉』の機能が、左脳、右脳及び運動の脳を手足の機能としつつ、「実行機能」を介して、更に、「注意の分配力」の機能を核とする「前頭葉の三本柱の機能」による下支え及び支配を得ることに因り、「意識的」な、且つ、「目的的」な思索や思考、行為や行動、或いは、発言や言動を実行しているのです。
(2) ところが、世界中の脳科学者も哲学者も、誰一人として、未だに気づいていない問題、問題を提示し得ていない、「評価の物差し」及び「実行機能」の機能発揮と『注意の分配力』の機能との関係、私たち「二段階方式」の表現で言う『機能発揮上の二重構造』という機能構造の問題があるのです。この機能構造の問題に気が付かない限り、何時迄、マウス(又は、アルツハイマーマウス)のお尻を追いかけまわそうとも、アルツハイマー型認知症の発病のメカニズム及び症状の重症化が進行して行くメカニズムを解明することは出来ないことを、専門の学者や研究者達に問題提起しておきたいのです。

Ⅴ. 『実行機能』の機能発揮上の「二重構造の問題」とは
(1)『注意の分配力』の機能は、『3つ以上の異なる複数の「テーマ」及び『意識』を同時に並行して処理する上で不可欠の機能であり並びに「意識」(覚醒の度合いが異なる、覚醒度が異なる状態の意識を含む)を構築し、統合し、統括し、分離し、管理し、コントロールする上で、不可欠の機能であることを注記し、問題提起しておきたいのです(分かり易い事例で。仲のいいお友達を助手席に乗せ、好みのBGMを流しながら、全国旅行支援を活用して、群馬県の水上温泉、四万温泉、伊香保温泉を梯子してきた思い出話に花を咲かせながら、交通量が多い街中を、昼間に運転している状況を想像して下さい)。
(2) そうした状況は、注意の分配力の機能が、『異なる3つ以上の、複数のテーマ及び意識』を、同時に並行して処理している状況なのです。同乗者と交わしている会話の流れを把握し、会話の内容を理解し、楽しみながら、他方で、BGMも楽しみながら、更には、行き交う車の流れに沿いつつ、前後の車の動きやその変化にも注意しつつ、信号の色の変化にも気を配り、移り変わって変化して行く周囲の景色にも目をやり楽しみつつ、アクセルを踏んだり、時にはブレーキを踏んだりして、自分の車の速度の維持や変化にも注意しながら、左端に寄りすぎないようにも注意しつつ、山頂に在る熱川リゾート&スパに向けて、適切に車を運行して行くのです。
そうした状況を可能にしているのが、DNAの99%が同じとされるチンパンジーにも、マウスにも備わってもいない『注意の分配力』という脳機能なのです。『意識的な世界(目的的な世界)』の考察(メタ認知)や言動(実体験認知)に不可欠の機能である『実行機能』が働く為にも及び複数の異なる意識が、覚醒の度合いが異なる儘に、発現して来ては消えていき、再度復活してくる等、同時に並行し、並存して、存在している為にも、正常な機能レベル下での/及び異常な機能レベル下での『意識的な世界』(目的的な世界)自体が、『注意の分配力』の機能の関与なしには、『存在し得ないもの』であるという『意識の機能構造』のメカニズムを提示しておきたいのです(『改訂版かなひろいテスト』の解析結果が根拠)。
(3) その『注意の分配力』の機能の発揮度を下支えしていて、支配しているのが「注意の集中力」の機能であり、「注意の集中力」の機能の発揮度を下支えしていて、支配しているのが「意欲」の機能であり、三者間には、常にこの三層の機能関係の鎖という構造が存在していることの理解が、意識的な世界での「実行機能」の(複合機能体としての前頭葉)の種々のアウトプットの理解と判定と評価に不可欠なのです。「第二の人生」を送る高齢者だけを対象として(「二段階方式」が規定する「アルツハイマー型認知症」の発病の「第一要件」)、「キッカケ」の発生と継続を契機に心が折れて「意欲を喪失」することで開始される『ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続』(「二段階方式」が規定する「アルツハイマー型認知症」の発病の「第二要件」)により、『前頭葉』を含む脳全体の機能について、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行して行くその先に、『アルツハイマー型認知症』の発病並びに症状の重症化の進行が待っていると主張する「二段階方式」が主張する「発病及び症状が進行するメカニズム」の基礎をなしているのが、意識の機能構造の理解に基づいた「私たち人間だけに特有な脳の機能構造」なのです。
(4) 『前頭葉』の機能と言う用語は比較的によく見かけるものの、その前頭葉の機能の精緻な「機能構造」について語れる専門家は、未だに居ないのです。
『前頭葉』の機能について語るのであれば、「評価の物差し」(=意識の首座=自我)、記憶の倉庫、実行機能、「前頭葉の三本柱」の機能と呼称する極めて重要な機能である意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能、並びに左脳、右脳及び運動の脳が関わる機能構造の理解と認識が必要となるのです。
前頭葉という脳機能は、前頭前野に局在している前述した様々な脳機能の複合機能体であると考えるのです。世界中の著名な専門家とされる人達の論文を見渡しても、『評価の物差し自我』という概念を提示している人は、このTad以外には、未だに居ないのです。対象情報の記憶に際して、「評価の物差し」が働くことが「認知の開始」であり、「記憶の倉庫」との照合による『同定が起きないと、記銘されない』、即ち、意識下での認知自体の完成は無いということを知るべきなのです。その上で、「前頭葉の三本柱」の機能の発揮度に下支えられた「実行機能」の機能の発揮度が顕現してくることになる、これが「意識的な世界」(=「目的的な世界」)で起きてくる、様々な種類及び態様に因る「認知機能の発揮」なのです。
ここに提示した『認知機能の発揮』の下で、器質的な病変による「記憶障害」という要因ではなくて、第二の人生を送る上で、キッカケの発生を契機にして意欲をなくしてしまい、ナイナイ尽くしの単調な生活習慣(食生活とは無関係のものであり、「脳の使い方」としての意味で言う生活習慣であることに注意)が継続することに因り(発病させる直接の原因)、『前頭葉』を含む脳全体の機能について、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行して行くことに因り発病するのが『アルツハイマー型認知症』発病のメカニズムなのであり、本態は、廃用症候群に属する老化・廃用型の『生活習慣病』であるに過ぎないと考えているのです(「二段階方」式独自の考え方=著作権が成立)。
(5)『アルツハイマー型認知症』の症状の発現及び重症化の進行のメカニズムを考えるとき、上述した脳全体の機能構造の理解が不可欠となるのです。その意味からも、「注意の分配力」の機能も、「実行機能」も、「前頭葉」という脳機能も備わっていない、マウス(アルツハイマーマウスとて同じことなのです)の行動を対象にして、アミロイドβの注入量との関係を調べ、そのデータを根拠に、発病のメカニズムを論じている「アミロイドβ仮説」は、間違った場所を、間違った方法で、単に深く掘っているだけのものなのです。
(6) 注意の分配力の機能を核とした前頭葉の三本柱の機能が実行機能の機能の発揮度を支えている機能構造の下で、意識的な世界、目的的な世界が展開されているのです。その意味で厳密に定義するなら、「アルツハイマー型認知症」の症状は、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルに厳密にリンクした三段階に区分される症状が発現して来るというべきものなのです(二段階方式の場合は、小ボケ、中ボケ及び大ボケの「3つの段階」に区分しているのですが、世界中を見ても、様々な程度及び態様により発現して来る「アルツハイマー型認知症」の症状について、「前頭葉の機能レベルに厳密にリンクした症状」という視点は全くなくて、「記憶障害について、言葉の区分だけで説明しているものばかり」なのです。

Ⅵ.正しく規定した場合の「規定内容」の在り方(『DSM-Ⅵ』の規定)
(1) 第一要件は、発病のメカニズムを規定していて、第二要件は、発現して来る症状について規定しようとしているのが、「DSM-Ⅳ」の規定の策定者達の意図だった訳なのです。問題は、「意識的な世界の脳の機能構造」についての知見が不足していた為に、規定の内容を間違えたということになるのです。
※「DSM—Ⅳ」の第一要件、第二要件共に、規定内容の根拠がないのです。
『前頭葉』の機能障害に起因して発病したことが確認されること。これが、『DSM-Ⅳ』の第一要件の規定でのあるべき正しい規定内容だったのです。
この規定が為されていたなら、アルツハイマー型認知症の発病原因について、「記憶障害に起因」して発病するとの誤った内容の規定を、正しい内容である誤解し、記憶障害を惹き起こしている原因が「アミロイドベータの蓄積」及び「老人斑」の沈着による神経細胞の大量死であるとする仮説を思いつくことも無かったであろうし、ここ迄の迷路にはまり込むことも無かったろうと考えるのです(その間違いが、発病の予防という川上対策を棚上げにさせている)。
(2)「覚醒の度合い」が低い場合を含めて、「意識が覚醒している」状態下で、様々な程度及び態様により発現して来る『アルツハイマー型認知症』の症状は、三つの段階に区分されるものであることを明確な、客観的な条件により、定義すべきなのです。猶、私たち「二段階方式」の場合は、『前頭葉』の機能レベルの判定については、「かなひろいテスト」の実施結果については、50歳代、60歳代、70歳代、 80歳代以上の年齢別の基準値が設定されていて及びMMSEのテスト結果については、「注意と計算」の項目について、「時の見当識」の得点を基礎とした換算を実施した後の「換算値」により、『小ボケは、換算値が24点以上』、『中ボケは、換算値が23点以下15点以上』、『大ボケは、換算値が14点以下』と定義されています。
①発病の最初の段階の症状は、「社会生活」を送る面での支障が出てきている
ことが確認される症状群であり、左脳、右脳及び運動の脳は、未だ正常な機能レベルに在るものの、「前頭葉」の機能だけが異常なレベルであることが確認されることになるのです(二段階方式の区分の「小ボケ」の段階に相当)。
②それに次ぐ段階の症状は、「家庭生活」を送る面でも支障が出てきている
ことが確認される症状群であり、脳全体の機能(前頭葉の三本柱の機能、実行機能、前頭葉機能、左脳、右脳及び運動の脳)の全てが異常なレベルであることが、確認されることになるのです(二段階方式の区分で言う「中ボケ」の段階に相当)。
③最後の段階、末期の段階の症状は、「セルフケア」の面でも支障が出てきていることが確認される症状群であり、注意の分配力の機能を核とした「前頭葉の三本柱の機能」を核とする脳全体の機能が、極めて異常なレベルに在る為、実行機能が殆ど働かないまでに極めて異常なレベルに機能低下が進行してきていることが確認されることになります(二段階方式の区分で言う「大ボケ」の段階に相当)。
(3)  症状を三段階に区分する目的は、『脳のリハビリ』(『前頭葉』が活性化する「生活習慣」への改善と継続的な実践)の継続的な実践に因る回復の可能性の有無及び程度により、以下の実態が疫学的方法により実証されているからなのです(以下は、事象の事実)。
① 小ボケ 「脳のリハビリ」の継続的な実践により治すことが比較的に容易
② 中ボケ 「脳のリハビリ」の継続的な実践により治すことが未だ可能
③ 大ボケ 「脳のリハビリ」の継続的な実践により治すことが最早困難
※ 専門家とされる人達は、アミロイドベータ仮説やタウタンパク仮説やアセチルコリン仮説や脳の萎縮仮説などの仮説のいづれかを妄信してきたのです
(現在は、「4つの仮説」が破綻した状態なので、定説が存在していない)。
「アルツハイマー型認知症」を発病して、発病の原因が不明で、治すことが出来ないタイプの認知症であるとされているために、加えて、身体がもつ為に、症状が進行して行き、末期の段階の症状であり、「DSM—Ⅳ」の第二要件が確認を要求している失語や失認や失行(紛い)の症状が確認されていた高齢者の死後の脳の「解剖所見」に共通して確認されるアミロイドベータの蓄積(老人斑)、タウ蛋白の蓄積(神経原線維変化)、脳の顕著な委縮を対象として、憶測し、想定しただけの発病原因(メカニズム)に関わる仮説が、誤りの内容であった為に、世界中及び我が国に多大な混乱をもたらしてきたのです。
(4) 私たち「二段階方式」は、「介護保険制度」が制定される以前の時期を中心として、北海道から九州にまたがる全国規模の累計導入数452の市町村で実践を指導した『アルツハイマー型認知症に特化した活動であり、発病自体の予防と早期診断による回復を明確な目的とした活動』であり、『導入先の保健師さんが主導し、地域のボランティアやボランティア組織が活動を支援』し、『地域の高齢者が参加する』活動、住民参加型の地域予防活動を指導して、主張内容が正しいことを疫学的方法により実証しているのです(世界初)。
※1 今回は、アルツハイマー型認知症の発病の予防活動の導入・実施、『二段階方式の考え方に基づいて、二段階方式の手技を活用』して展開する全国展開の実施を岸田政権に提案しているところなのです(対案として、70歳代の高齢者世帯に対し、基本書の配布に因る啓蒙活動の実施を提案中)。
※2「4つの仮説」が破綻した今もなお、政府大綱は、MCIの基準に基づく判定を基礎とした「介護の予防措置」の実施という、「川下対策」にしか目が向いていないのです。川下対策では、コストと手間がかかるにもかかわらず、効果が期待できないのです。川上対策としての発病の予防については、政府大綱の第一条の規定の中で『将来の検討課題』として棚上げにされた儘なのです。
※3 「アルツハイマー型認知症」の診断を専門とする医師を含めて、専門家とされる人達は川下にしか目が向いていなくて、その上に、発病の末期の段階である「大ボケ」の後半になって初めて発現が確認される極めて重度の症状である失語や失認や失行等の症状が初期症状であると誤解し、思い込んでいる為に、もっと早期の発病段階、私たち「二段階方式」が提示する「小ボケ」及び「中ボケ」の段階があることに気づいていないのです。
※4新型コロナに対する感染回避策として政府が国民に呼びかけて、その順守を求めて来たところの『三密の回避』に徹した暮らしぶりは、脳の機能面から言うと、単調な生活習慣の継続と言う日々の暮らし方でもあったのです。三密の回避に徹した単調な『生活習慣』が2年半にもわたって継続されてきたことに因り、「二段階方式」が『アルツハイマー型認知症』の発病の第一要件に規定する該当者、『第二の人生』を送る60歳を超えた年齢の『高齢者』達の間で、『アルツハイマー型認知症』の発病者数が、『大幅な増加の傾向』を示してきている筈なのです(「小ボケ」の標準的な滞留期間は、発病してから3年間なので、新型コロナ対策が始まって、初期に発病した人達であれば、未だ、「小ボケ」の段階の症状しか発現してきていないので、専門家達が未だ騒いでいないだけなのです。次いで、「中ボケ」の標準的な滞留期間が2~3年間で、発病から5~6年が経過すると、「末期の段階」であり、専門家達が発病の初期と言って騒ぐ「大ボケ」の段階となるのです)。
※5 廃用症候群に属する生活習慣病の正体を詳述した『基本書』の配布による『啓蒙』対策が、急がれるのです。
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