認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

アルツハイマー型認知症の発病及び症状の重症化が進行する真のメカニズムとは(C-20)

2019-02-01 | 定年後の第二の人生をどう生きるか

(プロローグ)治療から予防へ。アルツハイマー型認知症の研究の専門家達の間で支持する人たちが最も多い「仮説」(発病の原因であると主張する内容と発病との間の因果関係の存在を立証できていない為に、このように呼称される)、世界的に通説の地位にあるアミロイドベータ説をリードしてきたハーバード大学が打ち出し、我が国では、東京大学が追随することとなった「新たな方向性」の志向ということなのです。その新しい志向性が何なのかと言うと、発病してしまってからでは遅いという「認識」に基づき、言い換えると、「治療薬の開発」が悉く失敗に終わったという状況下での「新たな取り組み」の仕方、『治療薬の開発は断念し、発病を予防する方法の開発に方針を転換した』そうなのです。!!【※C-21も一緒に読んで!!】

その中身はと言うと、「アミロイドベータというたんぱく質」が脳内で僅かな量であっても蓄積検出された段階で、「除去する方法」の開発を追求していくということのようなのです。聞いた限りでは、何か新機軸っくぽく響くのですけど、実際は、無為無策の末のことなのです。アミロイドベータの蓄積(老人斑の沈着)とアルツハイマー型認知症の発病(彼らの論理で言うと、記憶障害の惹起)との間に、肝心要の要件である、因果関係自体が存在していないのであれば、研究開発の基本的な方向を大転換しようと、何の意味もないことなのです。時間の無駄遣い、投入される税金の無駄遣いに終わることを明言し、今から予言しておきたいと思うのです。意識的な世界を構築し統括しコントロールしている「前頭葉」の機能構造、「注意の分配力」の機能構造、更には、それらの機能に惹き起こされてくる機能の老化の問題、『第二の人生』を送っている60歳を超える年齢の高齢者の脳の機能を対象として、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続起因したものとしての廃用性の加速度的で異常な機能低下という要因の存在に関して、私たちが独自に開発した「二段階方式」の手技を活用して集積して来た14689例にも及ぶ「脳機能データ」の解析結果に基づいた事実(事象事実)を提示し、税金の無駄遣いを抑制するべく、問題提起しておこうと思いついたのです。こんなテーマに大事な税金を投入するくらいなら、二段階方式を活用した活動、アルツハイマー型認知症の早期診断による回復及び発病の予防を明確な目的とした住民参加型の地域予防活動の国策化に税金を投入していただきたいのです。どちらが真実を語っているのか、肩書やら権威とかではなくて、真の実力に基づいての比較と選択を行って頂きたいのです。

アルツハイマー型認知症アルツハイマー病ではないことに注意)の専門家と言うと、大学の医学部に属する学者や製薬会社の研究所に属する研究者や、更には、医師を含めて、世界中で言うとその数は、極端に誇張すると星の数を思わせるほどの人数になると思うのですが、何時までも推測や憶測に基づいただけの仮説の類ばかりを並べ立てていて、肝心の因果関係の存在を立証出来ない儘なのです。即ち、立証出来ない儘というのではなくて、私たちがこれまでにブログで問題提起してきているように、「4つの仮説」の各々が発病の原因であると主張する内容と「アルツハイマー型認知症」の発病との間には、因果関係が存在していないのです。本稿で提示する「MMSE下位項目の項目困難度」が示す事象事実の存在一つを例にとってもそのことは明白なのです。 代表的な「アミロイドベータ説」を例にとって、その主張の根幹となる内容が間違いであることを説明してみましょう。

アミロイドベータというタンパク質を注入したマウスが、檻の中で餌を探して徘徊する動きを研究することに因り、「記憶障害」の症状からの回復の方法を研究しているそうなのです。アルツハイマー型認知症の症状を発現させている真の要因、発病のメカニズムが、アミロイドベータの蓄積により生成された「老人斑」が、情報を連絡する役割を担う神経細胞に沈着して、老人斑が有する毒性により神経細胞の大量死を招くことに因り、記憶障害が惹き起こされることが原因で発病するとの仮説なのです(米国精神医学会が規定する「DSM-4」の第一要件の規定の考えと同根、同列なのです)。

私たちがこれまでブログで何度も問題提起し、指摘してきているように、「DSM―4」の規定内容もまた、単なる推測と憶測に基づいただけの内容であり、誤りなのです。アルツハイマー型認知症の症状が発現してくる原因(メカニズム)はと言うと、「記憶障害」とは無関係だからなのです。「DSM-4」の規定がその第二要件で確認を要求している症状、失語や失認や失行の症状は、記憶障害に起因して発現してくるわけではないのです。第一要件の内容も、第二要件の内容も、共に、勘違いによるものなのです。重大な誤りと言うしかないのです。失語や失認や失行の症状は、記憶障害に起因して発現するものなのではなくて、「前頭葉」の機能障害起因して発現するものだからなのです。第一要件の規定内容も、第二要件の規定内容も重大な誤りであり、第一要件の規定内容が正しいものとの前提に立脚した「4つの仮説」の規定内容も、重大な誤りと言うしかないのです。様々な種類が数有る認知症の内の90%以上もの割合を占めているアルツハイマー型認知症というタイプの認知症は、私たち人間だけに特有な世界である「意識的な世界」のみにおける産物なのであり、加えて、「前頭葉」という脳機能が生み出し、構築し、統括し、統合し、管理し、コントロールしているのが意識的な世界なのであり、その中核となる核心的な機能が、私たちが「前頭葉」の三本柱の機能と名付けている意欲注意の集中力及び注意の分配力の機能なのです。意欲、注意の集中力の機能は、大抵の動物には備わっている機能なのですが、注意の分配力という機能は、私たち人間だけに備わっている機能であり、DNAの98%が人間と同じとされるチンパンジーにさえ備わっていない脳機能なのです。

何時までマウス(アルツハイマー・マウスとておなじこと)を追いかけ回していたのでは、アルツハイマー型認知症の症状が発現してくるメカニズム(発病の原因)の解明に迫ることは出来ないという私たちの指摘の重要性がお分かりいただけたでしょうか。此処で、再確認をしておきましょう。一つには、記憶の障害に起因してアルツハイマー型認知症の症状が発現してくるという想定、『記憶の障害』という要件自体が重大な誤りなのであり、もう一つは、マウスには『意識的な世界』が存在していないということなのです。

アルツハイマー型認知症は、様々な種類が数ある認知症の内でも、他の認知症とは異なる「際立った特徴」を有しているのです。アルツハイマー型認知症というタイプの認知症は、私たち人間だけに特有な意識的な世界、私たちが意識的に何かのテーマを発想し、実行に移そうとする場面において、「器質的な原因病変」が何等存在していないのに、社会生活面【小ボケの段階】、家庭生活面【中ボケの段階】、ひいてはセルフケアの面【大ボケの段階】での、様々なレベルでの生活上の支障が出てくる病気なのです{私たち人間だけに特有な意識的な世界意識的に何かのテーマを発想し、実行に移そうとする場面で、様々なレベルでの支障が出てくるのです}。アルツハイマー型認知症の発病及び症状が重症化するメカニズムを解明するには、意識的な世界を創出し、構築し、統括し、統合し、管理し、コントロールしている脳機能、「前頭葉」の機能構造、就中、注意の分配力」の機能構造の解明と理解が不可欠の条件となるのです。ところが、「前頭葉」の機能構造については、『実行機能』と言う呼称程度のことしか分かっていないのです。私たちが解明した前頭葉の個別認知機能(実行機能)の機能の発揮度を左右し/下支えている機能である意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能、就中、『注意の分配力』の機能についての深い理解が進まない限り、発病及び症状が重症化するメカニズムを解明することは出来ない相談になるのです。

デュアル・タスクの実行により脳が活性化する』とか言っているレベルでは、「前頭葉」の機能構造及び「注意の分配力」という機能の働きや役割を理解したことにはならないのです。そもそも、「前頭葉」(前頭前野を言うものとする)が、「脳の中の空白地帯」とされてきたのは、多種、多様、多層、且つ、重層的な機能構造が、統合され同時に並行して働く機能構造を解明する手技が開発されないからなのです。マウスの脳を使って、種々の情報の連絡に関わる神経細胞網を自慢げに種別に色づけしたからと言って、『前頭葉』の機能構造の解明には役立たないことを指摘しておきたいのです。

マウスには、前頭葉という脳機能が備わっていないだけでなくて、注意の分配力の機能も備わってはいないのですから。付言しておくと、DNAの98%が我々人間と同じとされるチンパンジーにさえも、注意の分配力の機能は備わってはいないのです。メカニズムを解明する目的でマウスを追い掛け回すなど不思議というしかないのです。生きた人間を対象として、『注意の分配力』の機能が働いている状況を作り出して、精緻に判定できる手技が必要不可欠なのですから。

世界中で現在開発されているものと言えば、私たちが金子医師と共同で開発した『かなひろいテスト』以外には、存在しないのです。但し、金子医師が医学会に広めようとの意図の下に、世の中に無償で公開したものと私たちが現在使用している進化したレベルの内容のものとは、評価の仕方も基準も異なるものとなっているのです。

認知症研究の専門家とされる人たちが、アミロイドベータの蓄積とかタウタンパクの蓄積とか脳の萎縮とか物知り顔に語っていても、それ等と「アルツハイマー型認知症」の発病原因とは無関係なのだと言いました。その理由と根拠を、この先少し詳しく説明していこうと思うのです。

ところで、哲学者や脳科学者が、しばしば意識とか無意識とかの用語を多用するのですが、そもそも、意識と無意識、更には、注意の分配力の機能についても、それらを創出させている大本である「前頭葉」の機能構造自体についてさえも、未だに誰も語ることが出来ないのです。未だに、「未知の領域のテーマ」とされているのです。

私が、私自身が、しばしば体験する夢の分析から得た知見に因れば、意識状態が形成する言葉の持つ意味、或いは、情景の意味でさえも、多層、多重の機能構造から成り立っていて、その大本に、『評価の物差しの機能』(物や情景や、状況や、相手の顔や考え方や相手が放ったものを含めて言葉の持つ意味等の捉え方、感じ方、考え方、理解、分析、選択や評価の仕方の「物差し」であり、哲学者が使用する「自我」とも言うべきもの)が関わってもいるのです。前頭葉の機能、就中、注意の分配力の機能に因る極めて複雑で重層的な機能構造の組み合わせと統合から成り立っていて、私たち人間だけに特有な世界である「意識的な世界」が、且つ、「第二の人生」を送る高齢者の日々の暮らし方、脳の使い方としての生活習慣に起因して発病する病気が「アルツハイマー型認知症」の世界なのです。生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものも無い、ナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続に起因した廃用性の機能低下という世界、「前頭葉」を含む脳全体の機能について加齢に起因した機能の低下(加齢に因る正常老化)に加重される条件としてのナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続に起因した廃用性の機能低下(脳の使い方としての生活習慣に因る異常な老化)の組み合わせが原因となって、「前頭葉」を含む脳全体の機能について、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行していくこととなるその先に、「アルツハイマー型認知症」の発病及び症状の重症化の進行が待っている、それだけのことなのです。その症状は、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルを反映した症状、私たちの区分で言う「小ボケ」(軽度認知症)【社会生活面に支障】に始まり、次いで、「中ボケ」(中等度認知症)【家庭生活面にも支障】の段階を経て、最後に末期の段階である「大ボケ」(重度認知症)【セルフケアの面にも支障が出てきて、介護が不可欠となる】の段階が出現してくるのです。

権威だけであって、内容的には重大な誤りである『DSM-4』の規定内容の誤りに気付かないでいて、金科玉条のものとして敬い、誤った内容をそのままに大前提にして主張内容を組み立てているのが、「4つの仮説」の内容なのです。アミロイドベータ説、タウタンパク説、アセチルコリン説、脳の萎縮説という「4つの仮説」が何時まで経っても「仮説」のままであり、主張内容とアルツハイマー型認知症の発病との間に存在するはずの因果関係を立証できないでいるのは、重大な誤りである「DSM―4」の規定内容を踏襲し、大前提としているからなのです。アルツハイマー型認知症の症状を発現させているのが「記憶障害」であるとする第一要件の規定内容自体が重大な誤りなのです。失語や失認や失行の症状がアルツハイマー型認知症の初期症状であるとする第二要件の規定内容自体が重大な誤りなのです。私たちが独自に開発した『二段階方式』の手技を活用して集積した「三段階」に区分される症状、小ボケ、中ボケ及び大ボケの段階の症状から構成される14689例にも及ぶ「アルツハイマー型認知症」発病患者の症状を解析し得られた結論を次に示します。「アルツハイマー型認知症」の症状が発現する根幹(基礎)となっているのは、『前頭葉』の機能障害なのです。そもそもで言うと、「記憶障害](の症状)自体が、「前頭葉」の機能障害に起因して発現することにさえ、専門家とされる人達が気づいてはいないのです。

更に付言すると、「DSM-4」の「第二要件」が確認を要求している失語失認失行の症状は、初期症状ではなくて末期の段階で発現する症状なのです。全体では11の項目から構成されていて、30点が満点のMMSEの総得点が一桁になるまでに「前頭葉」を含む脳全体の機能についての廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行してきたお年寄りだけにしか発現が確認されることが無い、『極めて重度の症状』である、その程度のことさえ知らないで居るのです。『アルツハイマー・マウス』などと自慢げに言ってはいても、何の意味も持たないマウスのデータを基礎としただけの憶測の類ばかりが主張の基礎になっているのです。生きた人間意識的な世界に関わる客観的な「脳機能データ」の集積を怠り、憶測の類ばかりを並べ立てていて、権威を笠に着ただけの主張が横行している世界なのです。何をもってその道の権威とされているのか、理解できないのです。

最近になって、世界的に権威がある研究所から(カロリンスカ研究所やランセット委員会)、アルツハイマー型認知症は、「4つの仮説」が主張するような原因で発病する性質のものではなくて、『生活習慣病』であるとの新機軸の主張が出てくるようになりました。様々な分野で現在話題の『AI技術』を駆使した成果だとのことなのです。此処で皆さんの注意を喚起しておきたいことがあります。現在のAIは、確率と統計を用いるソフトに過ぎないということなのです。どれだけ高度な「AI技術」を駆使しようと、どれだけ数多くの「個人データ」を解析対象に用いようと、意味をくみ取り、理解することは出来ないのです。その結果として、「アルツハイマー型認知症」の発病の予防に、赤ワインを飲むと良いとか、青魚や地中海料理を食すると良いとかの奇妙な結論が導かれたりもするのです。

私たちの「二段階方式」の考え方では、『アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の「生活習慣病」である』と考えています。『第二の人生』を送っている60歳を超える年齢の高齢者のみを対象として(発病の「第一の要件」)ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続に起因して(発病の「第二の要件」)『前頭葉』を含む脳全体の機能について、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行していくことが直接の原因で、発病し、症状の重症化が進行していくと考え、主張しているのです。「二段階方式」の手技により「アルツハイマー型認知症」の発病を判定するに際しては、一つには、「前頭葉」を含む脳全体の機能レベルを三段階に区分して(小ボケ、中ボケ及び大ボケの三段階)判定します。「アルツハイマー型認知症」の発病であると判定される為には、廃用性の機能低下が進行して来たその結果であることの確認が不可欠の条件となります。

キッカケの発生を契機に意欲を喪失し、ナイナイ尽くしの単調な生活(脳の使い方としての生活習慣であり、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものもない日々の暮らし方)が開始され、生活習慣化して、その生活習慣が診断時にまで継続されてきたものとしての「生活歴」の聞き取りと確認が必須の作業とされているのです。AIが、確率と統計により導き出してくるものとは、内容自体の質が根本的に異なるもの、『異次元のもの』なのです。「何万人/何百万人の住民の個別データの解析である」かが重要なのではなくて、「どのような具体的な生活習慣の中身を解析対象としたもの」なのかが重要なのです。

様々な種類が数有る認知症の内の90%以上もの割合を占めていて、世界中の認知症研究の専門家達から『発病の原因が分からないし、治すことが出来ないし、発病を予防することも出来ない』と言われ続けてきている「アルツハイマー型認知症」と言うタイプの認知症は、私たち人間だけに特有な世界である『意識的な世界』において、様々なレベル及び態様による支障が起きてくる病気であると言いました。ところで『意識』は、生起している状態下では、意識状態が出現しているのです。その意識状態には、意識の覚醒度相違という要素が存在しているのです。『意識の覚醒度』の相違を創出している脳機能が、私たちが「前頭葉」の三本柱の機能と名付けている意欲注意の集中力及び注意の分配力の機能なのです。分析、理解、比較、発想、企画、計画、洞察、推理、シミュレーション、抑制、選択、決定、決断、感動と言った「前頭葉」の個別認知機能実行機能と総称される)の機能の創出及び機能の発揮の度合いを左右し、下支えている機能が前頭葉の三本柱の機能であり(「実行機能」の機能発揮上の二重構造の問題)、その中でも最も高度な機能であり、私たち人間だけにしか備わっていない極め付きの高度な機能が『注意の分配力』の機能なのです。この機能について生じてくる「廃用性の機能低下」という命題の存在に気づかない限り、「アルツハイマー型認知症」の発病のメカニズムの解明に到達することはありえないことなのです。断言できるのです。一つヒントを差し上げておきましょう。「DSM-4」の規定の「第二要件」が発病の初期症状として確認を要求している症状であり(重大な誤り)、私たちが極めて重度の症状であると指摘している失語失認失行の症状のことなのです。これ等の症状は、記憶の障害に起因して発現してくるとするのが「DSM-4」(その第一要件)の考えなのですが、そのこともまた重大な誤りなのであり、それらの症状が発現する基礎にある、根幹をなしているのが、「前頭葉」の機能障害、より核心的な要素を挙げると、『注意の分配力の機能の廃用性の機能低下の進行による機能障害』という原因要因、言い換えると、そうした症状が発現して来るまでに「前頭葉」を含む脳全体の機能について、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行してきているという核心的な原因要因の存在に気が付いていないということなのです。大ボケの段階の更に後半の段階になって初めて発現してくる典型的な症状である『服を正しく着られず、ズボンを頭から被ったり、上着に足を通したりする』症状は、『DSM-4』の規定や『4つの仮説』が憶測に基づいて想定し、前提としている「記憶障害」に起因して起きてくる訳のものではなくて、「前頭葉」の機能障害、「前頭葉の三本柱」の機能障害、就中、「注意の分配力」の機能の機能障害の進行の結果(当該機能が殆ど働かない異常な機能レベルという程度にまで機能低下が進行してきている結果)としての「症状」に過ぎないのです。脳の使い方としての『生活習慣』(但し、食生活とは無関係であることに注意)並びに「前頭葉」を含む脳全体の機能に起きてくる廃用性の機能低下という要因が、発病を惹き起こし、症状の重症化を進行させている真犯人なのです(25年前に私たちが、世界で初めて解明!)。『その道の権威』としてテレビに出てきて何をどのように語ろうと、『アミロイドベータの蓄積』とか、『記憶障害に起因して』等の単語を並べている人達は、実は、「アルツハイマー型認知症」を発病させている真の犯人については、無知な人達なのです。

マウスなどではなくて、「前頭葉」という脳機能と「注意の分配力」という脳機能、生きた人間の脳を追いかけないと分からないことなのです。意識が生起している状態、意識状態には、覚醒度の相違が存在していると言いました。意識の覚醒度が次第に低下していき、限りなく0に近づいた状態が、無意識の状態に過ぎないのです。その意味で、無意識が意識を支配している』等の主張は、これまた、憶測の類に過ぎない代物であって、言葉の遊びに過ぎないのです。眼前に置かれた時計の長針が刻々と時を刻み進んでいく状態を認知しているとき、右脳だけでなく運動の脳も同時に働いているのであり、長針が3時の真上を通過するとき効き手で計測器のボタンを押す為には、「前頭葉」の機能、就中、意欲と注意の集中力の機能が高度に発揮されているという条件に加えて、更には、『注意の分配力』の機能が正常に、且つ、高度に働いていることが不可欠の条件となることを注意喚起しておきたいのです。長針を押す動作の正に直前に『長針を押すという被検者に課せられた命題』の想起が意識に遡上されてくることを見落としているのです。課せられた命題を保持し続けていて、動作の直前に想起できるからこそ、長針が3時の真上を正に通過しようとするその瞬間にボタンを押す動作を行うことが出来るだけのこと(無意識が先行し、その結果として、意識的な動作を行った訳ではないのです!実験学者による単なる誤解に過ぎないのです)。

上述した実験過程における血流の変化は、それらに関わる脳の働きの結果として起きてきて、且つ、設置されていた機器により感知されていたに過ぎないものなのであり、このメカニズムを知らないでいて、『無意識が意識を支配している』などと荒唐無稽な主張を発表しないで頂きたいのです。条件設定が正しく行われて、初めて、正しい観察結果が得られることを肝に銘じるべき。意識状態が極低い状態下であっても、前頭葉の各種機能、更には、評価の物差しの機能は、潜在的には機能できる状態下にあるのです。サーカディアン・リズム(circadian rhythm)の規制下で繰り返されるレムとノンレム睡眠のさなかに夢を見て、且つ、夢を見ている最中に「意識状態」の覚醒度が変化することを、私は、度々体験しているのです。目覚めた時に、直前に見ていた夢の内容を詳しく想起できるのが、私自身の特徴でもあるのです。

意識状態の覚醒度が低い状態下でしか『夢を見る』ことは出来ないので、言い換えると、『その状態下では、「前頭葉」の機能が一定レベルでの機能低下状態にあるので、夢の内容というものは、基本的には支離滅裂なもの』なのです。何かの拍子に、あれっと思うと、「前頭葉」の機能レベルが上昇する(意識状態の覚醒度が一定レベル以上になる)為に、夢から覚めてしまうことになるのです。サーカディアン・リズムの規制の下で、レムとノンレム睡眠を交互に繰り返している際に、「意識状態」の覚醒の度合いが高くなっていくにつれ、「前頭葉」の機能が(機能の発揮の度合いが次第に高まってくることにより)顕在化してくるメカニズムが存在していて、(その途中に、低すぎもないし、高くもない一定レベルの「意識状態」下で、何かをキッカケにして、「夢見る」ことが起きてくる世界が存在する)ものなのです。

&1「アルツハイマー型認知症」に対する施策(回復と予防)

此処で実態面からアプローチしてみることにしましょう。「アルツハイマー型認知症」はと言うか、「アルツハイマー型認知症」だけは、超高齢社会(65歳以上の「高齢者」が人口全体に占める割合が、21%以上となる社会)を達成した国でしか、社会現象化してはこないのです。我が国では、既に600万人を超える規模の発病者が居るものと推定されているのです。実は、この数値は、末期の段階である大ボケの段階の症状が発現しているお年寄りだけの推定数値であり、本当の意味での早期の段階、『脳のリハビリ』(脳の使い方としての「生活習慣」の改善)実施により元の正常なレベルに回復させることが可能である「小ボケ」及び「中ボケ」の段階の症状が発現しているお年寄りは対象に含まれてはいないのです(専門家とされる医師達は、「DSM-4」の規定の「第二要件」が発病の初期症状として確認を要求する失語や失認や失行の症状を起点として、其れよりさらに重い症状だけがアルツハイマー型認知症の症状であると誤解しているので「小ボケ」や「中ボケ」の段階の症状を見落としているのです。そのことに加えて、「前頭葉」の機能レベルを精緻に判定できる手技を持たないので、脳の機能テストとはいっても、左脳と右脳の働きしか判定することが出来ないMMSEテストの実施のみでお茶を濁しているのが実態なのです)。

何故途上国では、言い換えると、高齢化率が低い国では、社会問題化する規模での「アルツハイマー型認知症」の発病者が現れてこないのでしょうか。後に説明するように、アルツハイマー型認知症を発病する「第一の要件」は、加齢に起因した脳の老化(私たちが初めて脳機能データを集積し、解明した、「正常老化の性質」の老化曲線)という問題があるからなのです。このカーブの存在により、発病の「第一要件」を、『「第二の人生」を送っている60歳を超える年齢の高齢者』と私たちは規定しているのです。世界中の認知症研究の専門家達から、『発病の原因が不明である』とされている「アルツハイマー型認知症」というタイプの認知症は、「第二の人生」を送っている60歳を超える年齢の「高齢者」だけを対象としていて、且つ、「第二の人生」での脳の使い方としての「生活習慣」が問われる病気、即ち、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」が継続されている「お年寄り」(発病の「第二の要件」)の場合に限って、発病する認知症なのです。「超高齢社会」を達成した国では、誰でも身体がもってしまうんです。脳がもたないから「アルツハイマー型認知症」を発病するんです!超高齢社会を生きるということは、身体がもつということなのです。二十年も、或いは、三十年もの長期間にわたり長く続く「第二の人生」を生きるということは、『脳を、いかにして、もたせるのか』という「命題」を、誰もが背負うことになるのです。

老老介護、認認介護、介護離職と言った重大な社会問題を抱える現在、国が取り組むべきテーマは、「アルツハイマー型認知症」の発病の予防という問題です。何等の対策が実施されていない我が国の現状では、「アルツハイマー型認知症」を発病し、更には、末期の段階である「大ボケ」の段階の症状が発現してきて、日常の生活面での介助や介護が不可欠のお年寄りの数が、600万人にものぼっているということになるのです。この問題に対する対策の実施については、何故か与党も野党も関心が無いのです。岩盤が形成されてしまっているのでしょうか。

『早期診断による回復』というテーマに対しても、『発病の予防』というテーマに対しても、関心が無くて、対策が講じられていないし、講じようとはしないのです。『アルツハイマー型認知症は、治すことが出来ないし、予防することが出来ない』と専門家達が主張しているからだと皆さんは考えるのでしょう。実は、それ自体が重大な誤りなのです。アルツハイマー型認知症こそが、早期診断により治せるし、発病自体を予防することが出来るタイプの認知症なのです。そのことは、私たちが、『二段階方式』の考え方に基づいて及び二段階方式の手技を活用して、北海道から九州に跨る452の市町村で実践の指導をしてきた活動の成果として、「アルツハイマー型認知症」の早期診断による回復及び発病の予防を明確な目的とした住民参加型の『地域予防活動』の実践展開により、疫学的に証明済みのことなのです。

アルツハイマー型認知症発病の診断(CTやMRIやPET等の高額の診察費が稼げるだけで、「脳のリハビリ」の実践により回復させることが可能である本当の意味での早期の段階の発見には無力の代物であり、発病の診断には不必要の機器の使用)及び薬の処方(4種の薬は治療効果は有していなくて、介護する側の者にとって或る程度の意味しかない対症療法薬に過ぎないものであり、飲もうと貼ろうと、症状の重症化が進行していく代物)並びに市場の規模が拡大する一方である「介護ビジネス」という打ち出の小槌を打ち放題にしたままで、介護関連の総費用の額(発病の有無の診断、対症療法薬の処方及び介護の実施の為に必要な費用として、税金で賄われている総額)が、20兆円/単年度という天文学的な規模に達していて、その増加の勢いが留まることを知らないまま、国会で議論されることも無いのです。我が国では、国民が我慢することに慣れていておとなしいので、与党が取り組むことも無ければ、野党が取り上げて国会で論戦に臨むことも無いのです。巨大なマグマが勢いを増して溜ってきているというのに、放置された儘なのです。

&2 発病原因に関する「諸学説」の破綻の状況

アルツハイマー型認知症」についての学説の世界的な状況はと言うと、『「アルツハイマー型認知症」は、発病の原因が分からないし、治すことが出来ないし、発病自体を予防することが出来ない』とされた儘なのです。この見解は変わらない儘なのです。発病の原因(メカニズム)については、『DSM-4』が規定する診断条件と『4つの仮説』が存在するのみという状況も変わらない儘なのです。「DSM-4」の規定は、その「第一要件」で「記憶障害」の確認を要求していて、「第二要件」で「失語、失認又は失行」の症状の発現の確認を要求しているだけなのです。両規定の内容がともに重大な誤りであることは、これまでのブログで度々問題を指摘してきており、このブログ中でも指摘している通りなのです。

ところが、『4つの仮説』は全てが、『DSM-4』の第一の要件(記憶障害が発病の原因と想定が正しい内容であるとの大前提に立脚した主張を展開しているものばかりであり、『4つの仮説』の全てが重大な誤りの内容で構成されているというしかないのです。このブログ中で既に指摘しているように、『「アルツハイマー型認知症」の全ての段階の症状は、「記憶障害」に起因して発現してくるものではなくて、「前頭葉」の機能障害に起因して発現してくるもの』だからなのです。

『4つの仮説』の全てが大前提にしている「記憶の障害」が「アルツハイマー型認知症」としての症状が発現してくる直接の原因ではないことを証明する根拠について、最も重要で明白で客観的な「脳機能データ」を以下に紹介しておきます。このことは、「事象事実」なのです。即ち、私たちが「二段階方式」の手技を活用して集積した脳機能データ、14689例にも上る「アルツハイマー型認知症」発病患者(小ボケ、中ボケ及び大ボケの全ての段階の症例が含まれている)の「脳機能データ」が示す事象事実として、以下の内容(※)が確認されているのです。

左脳及び右脳の働き具合を判定する手技である『MMSEテスト』の実施結果としての、MMSEの下位項目」については、出来なくなっていく厳密な順番が存在する(「前頭葉」を含む脳全体の機能について、衰えていく厳密な順番が存在する)という客観的な脳機能データが存在しているのです

その順番は、必ず、以下の通りになるのです(この順番の通りではないケースは、アルツハイマー型認知症の発病ではないのです):

想起、注意と計算、時の見当識、所の見当識、三段階口頭命令、模写、文を書く、記銘、書字命令、復唱、命名(想起が最も難しい項目という意味です。想起に関わる機能である『注意の分配力』の機能が最初に衰えていくことを示しているのです。アルツハイマー型認知症の診断に際しMMSEを実施する病院は多いのですが、末期の段階の症状ばかりが対象になっている為に、気づかないのです)。

&3「MMSE下位項目の項目困難度」の指標が提示する意味

このデータの意味するところは、『加齢』に起因した脳の老化の進行に加重される条件としてのナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続に起因した廃用性の機能低下の進行により「前頭葉」を含む脳全体の機能の老化が加速されて(廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行により)発現するものである『アルツハイマー型認知症』の症状の発現である場合には、且つ、その場合に限り、脳の機能が衰えて行く厳密な順番を示す指標となるデータ(『MMSE下位項目の項目困難度』を示す脳機能データ)が存在するのです。『極めて厳密な規則性』の存在が確認されているのです。

 想起注意と計算の項目から順に出来なくなっていくのは、これらの項目には、「注意の分配力」の」機能の高度な発揮が要求される為なのです。MMSEの下位項目には、このように出来なくなっていく厳密な順番が(関係する脳機能の衰え方の順番が)あるのです。脳が壊れてもいないのに(何等の器質的な原因病変が確認されないのに)老化が加速されることにより働きが衰えて行くという病気、「アルツハイマー型認知症」の発病の有無及び他の種類の認知症、更には、認知症と紛らわしい他の病気との精緻なレベルでの鑑別を行う上で、このデータの解析結果が示す指標が不可欠のものとなるのです。テストで出来なかった項目の減点の内容を構成する項目が、この指標が示す通りのものである場合は、それは、アルツハイマー型認知症の発病を推定させ、減点項目の構成内容がこの指標とは異なったものである場合は、アルツハイマー型認知症以外の認知症、或いは、認知症と紛らわしい他の病気の発病を推定させることになるのです。

※「記憶障害」に起因して症状が発現するとの主張(憶測)が誤りであることの証拠として、最初の段階である「小ボケ」の段階で確認される典型的で類型的な症状を8例、以下に例示して挙げておきましょう。①発想が乏しくなり、画一的な行動が目立つ②何事にも億劫で面倒がり、やろうとする意欲が見られない③一日や一週間の計画が立てられず、何も思いつかない様子④問いかけに対する反応が遅く、生き生きした笑顔が見られない⑤根気が続かず、中途半端なことを繰り返し、遣り掛けが目立つ⑥眼の光がどんよりとしていて、普段の顔つきが無表情⑦自分に自信がなくなり、何かにつけて人を頼ろうとする⑧歩くとき前かがみの姿勢で、小股でヨタヨタと歩く(「DSMー4」の規定の第二要件が確認を要求している失語や失認や失行と言った「極めて重度の症状」或いは、それらよりも更に重い症状だけを観察の対象とするのではなくて、もっと軽い段階の症状を観察すべきなのです。発病の原因を見つける上でも、発病の有無を診断する上でも、見つけて居る段階が重すぎる為に、重大な誤解をしているだけのことなのです)。

&4 マウスではなくて、生きた人間の脳、就中、「注意の分配力」の機能に注目すべきなのです

言葉の認知一つを例にとってみても、「注意の分配力」の機能の重要性が分かるはずなのです。そもそも、「言葉の認知」の場合でさえ、重層構造下での、音の認知、言葉の認知、その場の状況や流れに沿った言葉の意味の選択による言葉の理解、それらの統合など、『前頭葉』の機能を核心的な機能として、そのコントロールにより、左脳、右脳及び運動の脳が統括され、管理され、コントロールされていて、覚醒された意識状態下での、言葉の使用と理解と応答が成立しているのです。そうした世界の中心に、「注意の分配力」の機能(多層、多重による、管理及び統合並びにコントロールの対象となる種々の、且つ、過去、現在、又は、未来に関わるテーマの生起、保持、消滅及び再生等、それらの輻輳し、異なる複数のテーマを、注意の分配量の差異を管理し、統括しつつ、それらの「テーマ」を同時に並行して処理する機能)の理解、更には、「注意の分配力」の機能について起きてくる「加齢」に起因した機能の低下(正常老化)及びナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続に起因した廃用性の機能低下(異常な老化)並びに両者が同時存在することによる相乗効果としての機能低下(廃用性の加速度的で異常な機能低下)という要因の存在の理解が、「アルツハイマー型認知症」の発病のメカニズムを解明する上で不可欠の条件となることを指摘し、問題提起しておきたいのです。ちなみに、『注意の分配力』の機能は、皆さんが得意としている「マウス」はおろか、DNAの98%が同じとされるチンパンジーにさえも備わっていない機能、私たち、人間だけに『特有な機能』であることを、老婆心ながら、忠告しておきたいのです。

&5 『介護の予防』対策の実施と「前頭葉」を含む脳全体の機能レベル判定の手技の必要性の問題

アルツハイマー型認知症」の末期の段階、私たちの区分で言う「大ボケ」の段階の症状が発現してくると、日常の生活面での『介護が不可欠となる』のです。「介護の予防」とは、言い換えると、「大ボケ」の段階にまでは落とさないということなのです。医師が処方する薬は、単なる対症療法薬であり、症状の進行を抑制することは出来ないのです。さりとて、単に歌って踊っているだけでは、症状の進行を抑制することは出来ないのです。前頭葉を含む脳全体の機能レベルを正しく判定すること並びに判定された脳の機能レベルに見合った、且つ、本人の過去の生活習慣を反映した、「前頭葉」を含む脳全体が活性化する「生活習慣」の改善の指導が不可欠となるのです。その場合に、MMSEテストの実施だけでは、肝心の「前頭葉」の機能レベルを判定することが出来ないことを知るべきなのです。左脳、右脳及び運動の脳という三頭の馬が牽引する『三頭立ての馬車』の『御者』の役割り、脳全体の司令塔の役割を担っている前頭葉の機能レベルの判定をおろそかにしていたのでは、適切な対応にはならないのです。オレンジ・プランの策定者達は、『前頭葉』の機能構造については無知なのです。『介護の予防』というテーマを達成する上で不可欠の条件である『脳が活性化する』生活状況を個々人が実現する為には、意識的な世界における「前頭葉」を含む脳全体が活性化する「テーマ」の実践を「生活習慣」化することが、必要不可欠の条件となるのです。『生活習慣』化できるということは、そうした脳の使い方としての『生活習慣』を、この先何十年もの期間に亘って継続していくことが出来るということなのです。そうしたテーマを実践することが、意欲を高揚させ、注意の集中力を高め、継続発揮させ、更には、最も必要なことはというと、注意の分配力の機能が活性化する(あーしたらどうなる、こうしたらどうなるという風に、状況を分析して、理解し、判断して、対応の仕方を検索し、シミュレーションする場面が十分に確保される)のでなければ、前頭葉の活性化を獲得することは出来ないのです。テレビ番組などで流行りの「脳トレ」が有効だなどと言い出さないでいただきたいのです。彼らは、前頭葉の機能構造、脳が活性化する機能構造について、無知に過ぎるのです。

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