認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

言い伝えられた格言、『物忘れはボケの始まり』は、重大な誤り。(I-10)

2024-02-25 | この先一週間-脳の活性化と私なりのテーマ
&1「物忘れは、惚け(AD型認知症)の始まり」と言う格言は、誤り!
(1) 意識の機能構造(ブログG-02について殆ど何も分かっていなくて、複合機能体である『前頭葉』の機能や『注意の分配力』の機能の廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行と言う視点が無かった時代の権威者達が、外観からの観察方法だけで、憶測した類のものに過ぎないのが(『物忘れ』)の症状。

(2) 権威が絶大な専門機関とは言え、彼等は、『AD型認知症を重度の物忘れが特徴の神経変性疾患だと誤解』している為に、発病の結果としての『認知機能の障害』が「記憶障害」が直接の原因で惹き起こされてくると誤解し、今日の主題である『注意の分配力』の機能も、それらの複合機能体である『前頭葉』の機能も備わっていない「マウス」(ADマウスも同じこと)が、檻の中で餌を探して徘徊する行動を研究対象にして、推測憶測ばかりしている!

(3)  私たち「二段階方式」の主張内容は、個別の有償で有期の使用許諾契約に基づいた452の市町村での先駆的な実践活動により、正しいことが疫学的方法により実証されていて、有効性と有益性を実証する『極めて多数例での精緻な脳機能データ』も集積されているのです。

(4) 様々な種類が数有る認知症の内の大多数、90%以上を占めている『AD型認知症』は、意識が関わるタイプの認知症なのであり、その本態は、廃用症候群に属する老化・廃用型の『生活習慣病』に過ぎないのです!

(5) 『AD型認知症』は、「第二の人生」を送る60歳を超える年齢の『高齢者』だけを対象として発病する『老年発症』が特徴。
「AD型認知症」の発病は、左脳の出番が極めて多い『仕事と言うテーマ』とは無縁となる『第二の人生』が、20年も、更に人によっては30年も続くことになる「超高齢化社会」及び「超高齢社会」だけに特有な社会現象であり、発病することになるか/ならないかは、日々の脳の使い方としての生活習慣、第二の人生の生き方問われることになるタイプの認知症なのです。
本態が、廃用症候群に属する「生活習慣病」に過ぎないので、『早期診断と脳のリハビリの実践』により治せる/症状の進行が抑制できるのです。

(6) 様々な種類の「実行機能」を使う場面が多い「テーマ」の遂行という日々の暮らし方が「注意の分配力」の機能の出番を増やすことにより『前頭葉』を活性化させることで、『前頭葉の機能を正常なレベルに保つこと』により、発病自体を予防することが出来る(発病時期の先送り)のです。
※1 発病の原因要因である「廃用性の機能低下」の進行に際しては、『注意の分配力』(⇒前頭葉)の機能が真っ先に衰えを開始していくことに、権威達が未だに気づいていないのです。
※2   ボケーッとした暮らし方を続けていると、身体が持つのに脳が持たない結果として、ボケ(AD型認知症)を発病することになる!

&2  少子化対策、中国からのデカップリング対策の成否が、我が国の将来を決定づける喫緊の政策課題
(1) 新型コロナ後の「経済活動の再生」が最大の重要項目となるのは当然のことながら、結婚適正年齢に在る若年労働者層に対する「正規労働者雇用」の達成に因る「非正規雇用」の出来るだけ大幅な削減が必達となるのです。

(2) 少子化対策は、僅かな手当の増額とか言う姑息な手段ではなくて、財界とも一体化して推進すべき、『結婚適正年齢に在る若年労働者層に対する非正規雇用割合の大幅な縮小』並びに同時に並行して制度化すべき『非正規雇用の大幅な活用による定年退職した 高齢者の再雇用による再活用』が不可欠となるのです。

※1 若年労働者層に対しては、結婚して子供を産んで貰い易い経済的な環境を制度的に整えて、高齢者用のパート勤務形態に因る再雇用に因り、少子化の進行に因る若年労働者の減少の一部穴埋めを図るべきなのです。
※2 パート勤務での再雇用に因り、『仕事』というテーマも一部に継続しつつ、第二の人生を生きることで、ナイナイ尽くしの単調な生活習慣の継続に因る、『前頭葉』機能の、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行して行くリスクが大幅に軽減されることとなり、AD型認知症の新規発病者数が大幅に減少する効果が期待出来る。

(3) 少子化対策と並んで重要な政策テーマが、『米国が顕著な実績で方向性を明示してきている、中国からのデカップリング』の方向性を明確に打ち出した政策の確立と実行:
米中対立に因る米国のデカップリング政策に迅速に相乗りする形で、これを、神国日本の絶好の機会と捉えて、他の国で対応できない技術的に高度な先端半導体の開発と製造並びに製造機械の開発と製造の両分野について、大企業が、技術力が高い中小企業群をグループとして一体的に活用し、活性化した状態を復興させ、我が国がかつてのように受け皿となり、世界で最も進んだ社会主義と称された繁栄と栄光を取り戻すべく、官民一体となって邁進すべきなのです(民主党政権でさえ、極めて顕著な方向性と実績を打ち出した米国は、共和党政権では、更に強固に推進していく筈)。

(4) そのことに加えて、「ボケ(AD型認知症)」の新規発病の防止対策の制度化(川上対策である『AD型認知症の発病自体の予防』を明確な目的とし、且つ、「二段階方式」の考え方に基づき及び「二段階方式」の手技を活用した『住民参加型の地域予防活動』の国策化と市町村の保健師さんが一元的に実施・管理する形態での全国展開)が不可欠となる!
※1 川上対策である(発病自体の予防)を棚上げにした儘で(「政府大綱」の第一条の規定)、川下対策に過ぎない(ボケても安心な社会づくり)に、単年度ベースで23兆円超もの血税が垂れ流し状態なのです。このままでは、日本は沈没してしまう!
※2  『AD型認知症』の発病の予防並びに早期の段階の「小ボケ」、又は、「中ボケ」の段階で発病を見つけて(早期診断)、回復/症状の更なる進行を抑制する為に不可欠となる「脳の機能レベル」に応じた『脳のリハビリ』の実践指導(早期治療)の業務は、一定規模での売り上げと利益の確保とが不可欠である医療機関には不向きなのです(二段階方式の活動の初期に体験済み)。

(5) 第一の矢は、脱中国異存、デカップリングをチャンスに変えること(先端半導体の開発及び生産拠点の地位を復活させる)。
第二の矢は、川下対策でしかない(ボケても安心な社会づくりの制度を廃止)して、川上対策である『AD型認知症の発病の予防の国策化と市町村の保健師さんが一元的に実施管理する体制下での全国展開』を制度化すること。
第三の矢は、結婚適正年齢層の非正規雇用の法的規制に因る『少子化の歯止め対策』。

※1  第一の矢及び第三の矢を制度化し、実施する為に必用な額の原資は全て、第二の矢が稼ぎ出してくれることになることを注記し、保証しておきます。
※2  さて、本題は、『AD型認知症の発病の予防活動』の国策化による市町村が主体全国展開のことなのです。「末期の段階で発病を見つけて居るだけ」の診断と症状を治したり、症状の進行を遅らせる効能、治療の効能が無くて、単なる「対症療法薬」でしかない薬の処方だけの「医療費」が、一般会計と特別会計を合わせた総額で(10兆円超)の規模にあることに、国民が関心を抱くべきなのです。

※3   こうした内容、診断とは名ばかりの診断費用の総額並びに発病の予防や早期診断と早期治療による回復/症状の進行の抑制には目もくれないで(発病の予防を棚上げしていて)、発病が起きるままに放置して居て、症状の進行が進むままに放置して居て(現在処方されている4種の薬は、単なる対症療法薬に過ぎなくて、症状の進行を抑制する効能は無い)、症状が『末期の段階、大ボケ』にまで進行して、「介護」が不可欠となる「お年寄り」の数が、増加の一途を辿っていて、介護の費用の総額もまた、天文学的な規模(13兆円超)になってきている!

※4  発病自体を予防して(新規発病者を大幅に減らして)、出来るだけ早期の段階で発病を見つけて(早期発見)、『脳のリハビリ』(前頭葉が活性化する生活習慣への改善)の実践指導により治して/症状の進行を抑制して(早期治療 )、「介護」が不可欠となる末期の段階(大ボケ)に症状が進行するお年寄りの数を劇的に減らして、『真の意味で介護の予防』に貢献することが出来る政策を、国策として制度化し、実行すべきと考えるのです。

※5 それでも猶、末期の段階にまで症状が進行してしまって「介護が不可欠」の「高齢者」については、その全員について、「介護保険」で対応できる状況を作り出して、家族介護に因る弊害、現状社会問題となっている「認認介護」や、「介護離職」等を一掃すべきと考えるのです(介護離職した人の数は、累計で100万人を超えてきている!)。

※6 第二の人生を生きる「高齢者」の発病の割合及び総数から見て、持続可能な『超高齢社会』の実現と維持には、「AD型認知症の発病の予防の国策化による全国展開の制度化」が不可欠となる。

※7  私たち「二段階方式」の主張は、世界中の権威とされる機関や人達の主張内容とは真反対の内容ではあるものの、北海道から九州に跨る全国452の市町村での実践展開により、極めて有効(発病の予防効果)で、有益な(費用対効果)具体的な対策が実践され、顕著な成果に因り主張内容が正しいことが疫学的な方法により実証済み!
 
&3 『DSM-Ⅳ』の規定内容の重大な誤りと問題点
(1) 米国精神医学会が策定した「AD型認知症」の診断基準は現在改訂されて、「DSM-Ⅴ」が最新版なのですが、要件が極めて曖昧な内容となり、一般化されてしまって、基準となりにくく、「DSM-Ⅳ」の規定内容が、医学会、医療機関及び行政機関に対する影響力を、未だに保ち続けている状況に在る。

(2)「DSM- Ⅳ」は、「AD型認知症」の発病であると診断するに際しては、認知機能障害(cognitive deficits )の存在を確認する条件として、「記憶の障害」(memory impairment)の進行(第一要件)の確認及び「失語、失認、失行、又は実行機能の障害を含む機能障害(cognitive disturbance)の進行(第二要件)の確認を要求している。

(3) ところが、『この規定内容自体に大きな混乱があり、重大な誤りが有る』ことが、見過ごされているのです。「記憶の障害」が発病を惹き起こす原因であるとする「第一要件」の規定内容も、失語や失認や失行(正しくは、紛い)の症状が発病を確認する基準となる症状(発病の初期症状)であると規定する「第二要件」の規定内容も、両者共に誤り!

※1「第二要件」に関しての問題を指摘すると、失語や失認や失行(紛い)の症状は、「注意の分配力」の機能及び「実行機能」の機能障害、言い換えると、前頭葉の三本柱の機能、評価の物差しの機能及び実行機能の「複合機能体」である『前頭葉』の機能障害(左脳、右脳及び運動の脳と言う三頭の馬が牽引する三頭立ての馬車の御者が眠り込んでしまっている状態) に起因して発現してくる末期段階の大ボケの後期、『極めて重度の症状』の例示なのであり、4者が並列的に規定されていること自体が、重大な誤りでもある。

※2「実行機能の障害」(disturbance in executive functioning)には、軽い物から重いものまで、様々な程度がある一方で、失語や失認や失行(紛い)の症状は、極めて重度の症状(末期の段階である大ボケの段階の、更に後期の段階で、初めて発現が確認される症状)であること並びに失語や失認や失行(紛い)の症状は、「前頭葉の三本柱」の中核をなす『注意の分配力』の機能及び『実行機能』の機能障害に起因して発現してくる症状なので、論理的な誤りが存する規定でもあるのです。

※3   これらのことに加えて、第一の要件と第二の要件とは同時に確認されることが要求されているのです(cognitive deficits manifested by both )。
その結果、第一要件は、単なる記憶障害(例えば物忘れ)の症状ではなくて、「極めて重度の記憶障害」の症状であることが、要求されている。
その結果、専門の精神科医達も、極めて重度の記憶障害の症状を確認して初めて発病と診断しているという訳【この段階で発病を見つけても、症状の進行の抑制については、何も為す術はなく、「発病のレッテル貼り」だけの診断)。

(4) 私たち人間だけに特有な世界である『意識的な世界』では、「記憶に無いこと」について、思考することも、行為することも、行動することも出来るのです。例えば、新機軸のテーマの発想、或いは、作曲についての創意、工夫の例のように、『意識的な世界』における思考、発言、行為や行動は、「体験や知識」の記憶がなくても、実行することが可能なのです。『記憶』と言う機能は、重要ではあるが、意識的な世界にとって不可欠の機能ではない!

(5)『意識』が関わる世界、『意識的な世界』(且つ、目的的な世界)では、『注意の分配力』の機能こそ最も重要で、不可欠で、核心的な機能なのです。『注意の分配力』の機能は、『異なる3つ以上の意識及びテーマを同時に並行して管理し、処理』する上で不可欠の機能であり、『あの人は、頭の回転がとても速い』と言う言葉に代表されるように、とっさの判断及び処理に不可欠の機能でもある。
※注意の分配力の機能の基礎に「注意の集中力」の機能があり、注意の集中力の基礎に「意欲」の機能があるのです。私たち「二段階方式」が、前頭葉の三本柱の機能と名付ける意欲、注意集中力及び注意分配力の機能が、最も核心的な機能であることに、権威とされる機関(人達)が未だに無知なことが問題。

(6) 意識が覚醒している状態下では、基本的に『覚醒の度合いが異なる複数の意識が、同時に並行して存在しているのであり、それらの意識の構築、統合、分離、統括は、『注意の分配力』の機能が担っているのであり、分析、発想、比較、選択、企画、計画、検索、シミュレーション、推理、洞察、抑制、決定、決断、感動等の個別認知機能群の総称である『実行機能=Executive Function』の働き具合(機能レベル)を支配し、下支えている要の機能が、『注意の分配力』の機能という訳なのです(この機能発揮上の二重構造の存在に気付いているのは、世界中で、私たち二段階方式だけ!)。

(7) 記憶は、記銘し、保持して、想起するという過程を辿ります。
その際、記憶の対象となる事象についての記銘度が高い程、よく保持されて、よく想起されるのですが、記銘度の高さ/低さは、注意の分配力の機能の関与の在り方と機能の発揮度とに左右されることになるのです(海馬が、短期記憶と長期記憶とを区分けているとする仮説は、真っ赤な大ウソなのです=海馬の萎縮により、記銘に重大な支障がある『側頭葉性健忘症』は、前頭葉の機能が正常なレベルに在ることが確認されるのに、極めて重度の物忘れの症状が発現する!)。

※1 記憶の対象となる事象の内容が何であれ、記銘するに際しては、左脳がらみの要素、右脳がらみの要素及び運動の脳がらみの要素が、全部または、一部の混在の状態で存在していて、或る状況下では、「メタ認知しつつ同時に並行して実体験認知」している場合も多く、『注意の分配力』の機能の関与が不可欠であり、且つ、『注意の分配力』の機能の発揮度もまた、記憶の対象となる事象についての記銘度の差異に直接影響してくるのです(世界中の権威機関が、注意の分配力の機能について無知な為に、このこと自体についても、無知というしかない)。

※2  ①同乗者がある状態で、②BGMを楽しみながら、③同乗者との会話も楽しみながら、④信号の変化や景色の変化にも対応しつつ、⑤行き交う車の流れや動きの変化にも対応しつつ(異なる内容の①~⑤のテーマは、同時に並行して処理されているテーマ)、溝に車を落とすことも無く、車を運転出来ている後期高齢者である貴方が居るはずなのです。そのことを可能にしてくれている「要の機能」が、『注意の分配力』の機能。

※3  記銘の対象となった情報は、評価の物差しに因る評価/関心の差異に従い、注意の分配力の「配分量の差異」がもたらす差異並びに実体験との関わりに因る「意識の質感の差異」とにより、『記銘度が異なることになる』点に注意が必要。

※4  廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行に因り、『注意の分配力』の機能レベルが更に低下して行くにつれて、①異なる複数の意識の構築と管理並びに②異なる複数のテーマの同時並行処理及び③咄嗟の判断と処理について、『支障』が出て来て(小ボケ=社会生活面に支障)、『重大な支障』が出て来て(中ボケ=家庭生活面にも支障)、③殆ど機能しない為に対応が困難(大ボケ=セルフケアの面にも重大な支障)となる。

※5  (DSM-4 )の「第二要件」が確認を要求する失語、失認、失行(紛い)の症状は、記憶障害が原因ではなくて、『注意の分配力の機能が殆ど働かない』前頭葉の機能レベルに在る」ことが、真で/直接の原因。

※6「注意の分配力」の機能について、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行して行ったとき、末期の段階である「大ボケ」の(後期=MMSEの総得点が一桁)世界では、記銘は(想起の機能の発揮度も)極めて低いものとなる【結果⇔食事をしたことも直ぐに忘れる】。
『直接の因果関係』の有無と言う視点から言うと、『注意の分配力』の機能が殆ど働かなくなってきていることに起因した直接」のアウトプットが、失語や失認や失行(紛い!)の症状として発現してくるものなのです。記憶の障害に直接起因して発現してくる訳ではないのです。

(8)『AD型認知症』の発病は、「前頭葉の三本柱」の機能の「廃用性の加速度的で異常な機能低下」の進行が出発点!
注意の分配力』の機能について、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行してきている末期の段階、失語や失認や失行(紛い)の症状が発現してくる段階(大ボケの後期=極めて重度の症状)では、「実行機能」の機能の発揮が、殆ど不可能な脳の機能レベルに在るのです(機能発揮上の二重構造の関係の反映)。⇔「実行機能」が機能を発揮する度合い自体については、「注意の分配力」の機能が、左右し、支配し、下支えている機能構造をしているから。

(9)「前頭葉の三本柱」の機能が、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行してきた結果の反映として、機能発揮上の二重構造の関係に在る「実行機能」が働かないのでは、『前頭葉』(前頭前野に局在する「前頭葉の三本柱」の機能、「実行機能」及び評価の物差しの機能により構成される複合機能体)の機能は、正常なレベルでは機能し得ないのです。

(10)この機能構造の連鎖の反映を理解することが、『AD型認知症』が、「廃用症候群」に属する老化・廃用型の『生活習慣病』【『第二の人生』を送る上で日々展開される「脳の使い方としての生活習慣」、追及すべき特定の「テーマ」が無く、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものも無い、ナイナイ尽くしの単調な生活習慣が継続する日々の暮らし方であることに留意する)であることを解明する上で、不可欠となる!

&4『AD型認知症』の発病/症状の重症化の「真のメカニズム」
(1)「AD型認知症」の症状は、『記憶障害が原因ではなく』て、①『前頭葉の三本柱』の機能(意欲、注意の集中力、注意の分配力を総称)の『廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行』という要因に起因した『前頭葉の三本柱の機能の機能障害』に起因した、②『実行機能の機能障害』に起因した、③『前頭葉の機能障害』起因して、発現して来るもの。

※1 「意欲⇒注意の主注力⇒注意の分配力」の3層の機能発揮構造が基盤に在って、「前頭葉の三本柱」の機能⇒「実行機能」という機能の発揮構造が連鎖して存在することに因り、それらの機能の複合機能体である『前頭葉』の機能の発揮が行われる『機能発揮上の二重構造が存在している』と、私たち「二段階方式」は、問題を提起し主張しているのです。

※2 私たち「二段階方式」は、&7で詳細を説明するように、「注意の分配力」を核心とする前頭葉の三本柱の機能の廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行が、評価の物差し及び実行機能の、最終的には、それらの「複合機能体
である『前頭葉』機能についての、廃用性の加速度的で異常な機能低下を連鎖的に惹き起こすことが直接の原因で、前頭葉の機能障害という(認知機能の障害)が惹き起こされてくることに因り、『AD型認知症』を発病することになると主張しているのです(発病の最初の段階が、前頭葉の機能障害だけが発現する「小ボケ」の段階)。
※意識が関わる世界、意識的な世界(目的的な世界)における各種認知機能の廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行に因る各種機能の機能障害の進行及びその連鎖のアウト・プットという視点が、権威達には欠けている!

(3) 「DSM-Ⅳ」の規定内容は、重大な誤りが存するものでありながら、未だに、世界的に大きな影響力を有する規定。           
『この規定の内容が正しいものとの前提に立脚した学説』である「3つの仮説」が、未だに世界中の医学界を席巻していて、我が国だけでなく、世界中の医療機関で、失語や失認や失行(紛い)の症状を確認して初めて、『AD型認知症』の発病との診断が行われているのです(精神科医は、「末期の段階」で発病を見つけて、「発病のレッテル貼り」をしているだけの診断)。

(4) その結果として、失語や失認や失行(紛い)の症状より、もっと軽い段階があるのを見落としているのです。それら軽い症状は、「AD型認知症」の発病としての症状ではなくて、『MCI(軽度認知障害)』であるとされ、「AD型認知症」の発病の前駆的段階であると説明されるのです。然も、『MCIの基準』が判定の手法としているのは、「物忘れの症状!」の外観からの観察だけ

(5) 我が国では、重度の物忘れの症状主観的な観察と判定に因る『MCIの基準』が判定基準とされ、「介護」が不可欠となる症状、実は極めて重度の症状が発現してくる時期を僅かでも遅らせることだけに的を絞った「介護の予防」措置が、市町村が担う重要課題として、制度化されている。

※従来から懸念されている「2025年問題」に加えて、新型コロナ感染回避策としての「三密の回避」に徹した生活習慣、極めて単調な脳の使い方としての生活習慣が、3年以上もの長期間継続されてきたことの結果として(アミロイドβが蓄積したではないので念の為)、第二の人生を送る高齢者達の間で「AD型認知症」の新規発病者(権威とされる機関や人達が見落としている、極く初期の段階、二段階方式の区分で言う「小ボケ」の高齢者)の数が、激増してきていることが見落とされている!加えて、発病者の症状の重症化が進行して来てもいる【小ボケ⇒中ボケ⇒末期の大ボケ】。
 
&5  発病原因に関する「アミロイドβ仮説の問題点」
(1) アミロイドβ仮説(我が国では、東大、京大、理化学研究所が牙城)が、世界的に通説の地位に在って、(アミロイドβの蓄積に因り生成される老人斑の持つ毒性が、神経細胞の大量死を惹き起こす為に記憶障害が起きて、その領域が拡大することに因り発病し/症状が進行すると憶測する仮説)は、主張されている原因と「AD型認知症」の発病/症状の進行という結果との間の『原因と結果の関係』、即ち、因果関係の存在を「未だに実証できていない」のです。

(2) 「アミロイドβ仮説」の主張者や支持者達は、『前頭葉』という脳機能も、『注意の分配力』という脳機能も備わっていない、「マウス」にアミロイドβを注入したADマウスの記憶行動を研究対象にしているのです(間違った的に矢を射かける愚を犯している)。

(3) AD型認知症が、私たち人間だけに特有な意識が関わること、意識的な世界(目的的な世界)が関わるタイプの認知症であることに気づいていなくて、『前頭葉』の機能レベルや『注意の分配力』の機能レベルという視点を持たないし、『前頭葉』を含む脳全体の機能レベル(特に、前頭葉の働き具合)を精緻に判定し、評価出来る「手技」さえ持っていない。

&6  新たなターゲットを追求する医学会の現在の状況と結果の混乱
(1)『AD型認知症』の発病原因について世界中の医学会の状況は、アミロイドβ仮説、タウ蛋白仮説(神経原線維変化が犯人説)及びアセチルコリン仮説(アセチルコリンの不足が犯人説)という『3つの仮説』が提示され、未だに因果関係の存在の実証が出来ない儘に主張されている。

(2) 私たち「二段階方式」(エイジングライフ研究所)は、『AD型認知症の発病者は、必ず、前頭葉、左脳、右脳、運動の脳の順番に、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行して行くこと』、『MMSE下位項目の項目困難度』が示す「項目が出来なくなって行く=関連する機能が衰えていく厳密な順番が存在する」こと、早期の段階(小ボケ及び中ボケ)について「標準的な滞留期間が存在すること(=小ボケは3年間、中ボケは2~3年間」)及び④「脳の老化のスピード差をもたらす生活習慣要因」が確認されること)等の極めて多数例に因る『脳機能データ』の解析結果から、即ち、「AD型認知症」発病者達だけに確認される多数で精緻な「脳機能データ」が示す「事象の事実」から、『AD型認知症』の本態は、廃用症候群に属する老化・廃用型の『生活習慣病』に過ぎないのであり、『「アミロイドβ」の蓄積による老人斑は、「AD型認知症」の発病原因ではなくて』、「末期の段階」にまで症状の重症化が進行した副産物ではないのかと考えるのです。
※  アミロイドベータ仮説を含む「3つの仮説」の全てが、上記4種類の「脳機能データ」が示す「事象の事実」を説明不可能なのです(=「3つの仮説」の主張内容は、誤りと言うことになる)。

(3) アリセプトを含む「4種の薬」
ドネペジル(エーザイのアリセプト)やガランタミン、リバスチグミンは、開発した製薬会社が強弁するような、症状の進行を抑制する効能(治療効果)を有してはいない、皆無なのです。認知機能の悪化及び服用による改善が主題でありながら、何故か、要の機能である『前頭葉』を含む脳全体の機能レベルという視点も無ければ、その機能レベルの変化を精緻に判定する手技も持たない為に、効果の有無の評価が杜撰で、評価を誤っているだけ

※1 上記3種の薬には、『AD型認知症』の症状の進行を抑制する効能は皆無なのであって、それらの薬(実際は、治療薬ではなくて対症療法薬に過ぎない)の服用に因る治療効果は何等確認できていないのです。
※2 症状の進行を遅らせる効能を有する治療薬ではなくて、単なる対症療法薬(症状の発現の仕方を昂進させ、又は、抑制する効果があるだけのもの)に過ぎない。

(4)  『 AD型認知症』は、人間だけに特有な「意識的な世界」(且つ、目的的な世界)が関わるタイプの認知症なのであり、①注意の分配力の機能が異常なレベルに機能低下して機能障害が起きてくることを基盤としつつ、前頭葉の三本柱の機能、評価の物差しの機能及び実行機能から構成されている複合機能体としての『前頭葉の機能』が、②廃用性の加速度的で異常な機能低下を進行させていき、順次、異常なレベルに機能が低下して行くこと(機能障害の程度が重くなっていく)が真の原因で発病する認知症、廃用性症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病が『本態』なのであり、発病を予防したり、症状を治したり、症状の進行を抑制する効能を有する『薬』が開発されることは、「AD型認知症」の発病のメカニズムに照らして、未来永劫、有り得ない事
 
&7  『アルツハイマー(AD)型認知症』の本態と発病のメカニズム
被験者14689例 脳の老化のスピード差の要因 全数調査結果
 ②  

『前頭葉』(改訂版かなひろいテストの実施)と「左脳及び右脳」(MMSEテストの実施)の機能レベルを判定すると、①(14689例で、小ボケ、中ボケ及び大ボケの全てを含む)及び③「上図右端」の図のような分布図(全数調査)となる(①と③は、同じことを説明=『事象の事実』の脳機能データ)。

(1)様々な種類が数ある認知症の内の大多数、「90%以上の割合」を占めていて(その割合についても、権威達は二段階方式が提示する小ボケ及び中ボケの段階を見落としている為に、我が国での発病者数を600~700万人と予測している厚労省の予測数値よりはるかに多数の発病者が存在していることに注意)、世界中の権威とされる機関や精神科医達から現在もなお、『発病の原因が不明で、治すことが出来ないし、発病自体を予防することも出来ないタイプの認知症である』との誤った情報が発信され続けていて、発病の原因については、単なる憶測レベルのものに過ぎない「アミロイドβ仮説を通説とする3つの仮説」が提示されている状況に在る。

(2)『AD型認知症』は、正しくは、本当の意味での早期の段階である『小ボケ及び中ボケの段階で発病を見つける 』早期診断と『脳のリハビリ』の実践、早期治療とにより、症状を治すこと/症状の更なる進行を抑制することが出来るタイプの認知症なのであり、更に、『前頭葉が活性化する生活習慣』の構築と継続的な実践により、『前頭葉の機能レベルを正常なレベルの範囲に保ち続ける』ことに因って、発病自体を予防(発病時期の先送り)することが出来る認知症の典型!。

(3)『AD型認知症』の発病の第一の要因」は、60歳を超えた年齢の高齢者であること(老年発症が特徴)なのです。発病の「第二の要因」は、「第二の人生」を送る上で日々繰り替えされる「脳の使い方」としての単調な生活習慣』の継続、脳の機能面から説明すると、追及する「テーマ」が無く、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものも無い、ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』の継続です(猶、ここで言う「生活習慣」とは、脳の使い方としての『生活習慣』のことであり、食生活とは無関係のものであることに注意=「食生活で症状の進行を抑制できる」とする根拠のない書籍が出回っていますが、カロリンスカ研究所の多数の事例での分析結果に、偶然に入っていた事例というだけのことであって、「食生活とAD型認知症の発病/症状の進行」との間には、「因果関係自体が存在していない」のであり、誤りであり。食生活が症状の進行に影響することなどは、絶対に有り得ないことなのです)。

(4)第一の要因第二の要因という異なる二つの要因同時に存在充足されることに因る「相剰効果」に因り、意識的な世界を構築し、統合し、分割し、管理し、コントロールしている機能である前頭葉の三本柱の機能(意欲、注意の集中力及び注意の分配力を総称)が廃用性加速度的異常機能低下が進行して、異常な機能レベルに衰えて行くことの連鎖機能構造面からの連鎖により、意識的な世界(且つ、目的的な世界)の要の機能である「評価の物差しの機能」及び「実行機能」(分析、理解、判断、発想、計画、企画、検索、洞察、推理、憶測、シミュレーション、比較、選択、抑制、決定、決断、感動etc.の個別認知機能群の総称=Executive Function)の廃用性加速度的で異常な機能低下の進行が、最終的には、『前頭前野に局在』する複合機能体としての『前頭葉』の機能について、廃用性加速度的異常機能低下が進行していくその先に、『AD型認知症』の発病及び症状の重症化の進行が待っているということなのです(私たち「二段階方式」独自の見解!!)。

※1)「実行機能」の機能の発揮度は、「前頭葉の三本柱」の機能、就中、注意の分配力の機能により下支えられ、支配され、コントロールされているという機能関係、「機能発揮上の二重構造の関係」が存在しているのです。
更には、意欲、注意の集中力、注意の分配力という3層で多重の機能構造と機能発揮度の面から、廃用性の機能低下の進行に際しては、注意の分配力、注意の集中力、意欲の順番に衰えて行くことになるのです。

※2) 『意識的(目的的)な世界』は、「三頭立ての馬車」が運行する世界と考えれば、理解し易いと思います。左脳、右脳及び運動の脳という三頭の馬が牽引する馬車の御者が『前頭葉』なのです。即ち、意識的な世界における脳全体の司令塔の役割を担っているのが『前頭葉』と総称される複合機能体なのです。
『AD型認知症』は、器質的な原因病変ではなくて(存在していなくて)、廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行が発病及び症状の重症化の進行を惹き起こしている真犯人なのです。

※3) 『AD型認知症』の発病者である場合は、前頭葉、左脳、右脳、運動の脳の順番に、廃用性の機能低下が進行して行くのが特徴です。
その意味で、二段階方式が「小ボケ」と称する段階では、馬車を牽引する役割に過ぎない左脳、右脳及び運動の脳は、全てが未だ正常な機能レベルに在るのです。馬車の運行を支配しコントロールしている御者である前頭葉の機能だけが既に異常な機能レベルに在るのです。三頭の馬が正常な機能レベルに在ろうとも、御者が居眠りしている状態にある状況下では、馬車の正常な運行は期待出来ないのです。意識が覚醒している状況下での、全ての認知、思索、思考、発言、行為、行動、言動は、前頭葉の機能レベルを厳密に反映(リンク)したものとなるのです。

(5)『意識的な世界』における脳全体の「司令塔の役割」を担っている『前頭葉』の機能が異常な機能レベルに衰えてきている「小ボケ」の段階は、左脳、右脳及び運動の脳の全てが正常な機能レベルに在っても、前頭葉を含む脳全体の機能レベルのアウト・プットは、異常なものとなるのです。言い換えると、「小ボケ」の段階は、言うまでも無く「中ボケ」の段階も、『AD型認知症』発病の本当の意味での早期の段階であるということ。

(6)  世界中の権威とされる機関や人達は、『DSM-Ⅳ』の第二要件が、「失語、失認、失行(紛い)の症状」が発病の初期症状であると規定しているその重大な誤りに未だに気づいていなくて、失語、失認、又は、失行(紛い)の症状(或いは、それ等よりも、更に重い症状)が確認されるお年寄りだけを発病者とする重大な誤りを犯しているのです。『失語、失認、又は、失行(紛い)の症状』は、MMSEを実施すると、『MMSEの総得点』が一桁の得点となる「発病者」だけに確認される症状、『極めて重度の症状』であることが分かるのです。
※    末期の段階である大ボケになってくると、「記憶障害」がらみの症状が目に付くようになってくる(But、記憶障害が原因で発現して来てはいないことに注意)のですが、初期の段階の小ボケや中ボケの症状は、記憶障害の症状が極めて少ないだけでなくて、意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能が異常なレベルであることに起因した症状が特徴的なのです。末期の段階の症状しか知らない権威達(精神科医を含む)は、こうしたことさえ知らない!。

(7)上述のメカニズムが、『AD型認知症』発病のメカニズム(原因)であり、二段階方式が世界で初めて解明し、北海道から九州に跨る452の市町村での実践展開の指導により、主張内容が正しいことを、疫学的方法により実証済みのもの!
その詳細な内容については、厚労省の認知症施策推進室との協議の際に説明し、顕著な成果の脳機能データを提出済みのものなのです。世界中の権威とされる機関や人達の主張内容と真反対のものである為に、『介護の予防』というテーマ(介護が不可欠となる状態にまで、「AD型認知症」の症状が進行して行く時期を少しでも先延ばしする為の諸施策の実行)が、市町村での当面の課題とされている『政府大綱』の第一条の規定に在るように、将来の研究課題の地位に留まって居るのです。

(8)「発病自体の予防」というテーマに手が付けられないで、早期診断による回復にも手が付けられないでいるのです。CT、MRI、PETまでも動員しながら、失語や失認や失行(紛い)の症状(極めて重度の症状)の確認を待って、初めて発病と診断するという、「末期の段階」で発病を見つけて居るだけの診断(発病のレッテル貼りでしかない)及び症状の進行の抑制には効きもしない対症療法薬の処方の為の医療費及び介護に投入している血税の総額(一般会計と特別会計の合計総額)は、天文学的な規模に在ることに注意!。

(9) 発病自体の予防と言う二段階方式による極めて有効な減額対策が示されているのだから、喫緊の課題である国家財政の均衡に役立ち、国策化実施により得られる減少額を原資に、我が国の浮沈がかかっている『少子化回避対策及び地方の活性化対策』に投入することも出来るのです。

(10)介護の予防とは言っても、「物忘れの症状」の主観的な観察が主要件であるに過ぎない「MCI」(「軽度認知障害」)の基準に因る判定に頼っているだけでは、実効性は期待できないのです。感染の拡大が五波にも及んで、新型コロナ感染の回避策として有効な「3密の回避」に徹した『生活習慣』(脳の使い方としての単調な「生活習慣」そのもの)が、3年以上の長期に亘って継続されて来た状況下で、『AD型認知症』の新規発病者(小ボケ)が、激増してきている社会現象に、専門家で権威とされている機関や人達が、未だに気づいてはいないのです。加えて、症状の重症化の更なる進行が起きてもいる。
※ 『AD型認知症』の専門の研究機関や 診断が専門の精神科医は、本当の意味での「AD型認知症」発病の早期の段階である「小ボケ(滞留期間が3年間)」及び「中ボケ(滞留期間が2~3年間)」を見落としていて、無知であり、末期の段階である「大ボケ(発病してから5~6年が経過すると、末期の段階である「大ボケ」の初期症状が発現してくる)」のことしか知らないし、無関心なので、騒いでいないだけ。

(11) これまで騒がれてきた2025年問題に加えて、感染の拡大が五波に及んだ新型コロナ問題が新規発病者の増加に拍車をかけているのです。
※1 発病の予防というテーマに手を付けないで、介護の予防しかテーマにしていないと、早晩介護保険制度が財政面から破綻する状況が起きてくるのです。※2   年金原資の消費税化を発言しただけで、圧倒的に有利とされていた総裁候補が惨敗するような過去の事例もあって、介護保険料の更なる値上げなど到底無理。
※3 新型コロナ問題が落ち着いた現状では、「財務省出身の大臣や取り巻き」が極めて多い岸田政権に因る解散総選挙前には、『財政の均衡』という命題がマスコミを賑わすことになるのです。経済の回復による税収増は、輸出数量の増加と言う実態としてよりも、輸出企業に因る円安(ドルで稼いだ金額が円に換算される)による好決算が主体での大幅な利益に過ぎず、当面は、「出を制する」政策が最優先課題として求められることになる筈と考えるのです。

(12)その最も効果的で有益な施策が、様々な種類が数ある認知症の内の90%以上を占めている『AD型認知症』の『発病自体の予防』というテーマの国策化による全国展開の実施なのです。介護費用の総額の減少や発病のレッテル張りをしているだけの診断費用の総額の減少だけでなくて、高齢化率が高い地方や地域の活性化にもつながるから!。

※「アルツハイマー(AD)型認知症」を発病した場合に備えて「節約と貯蓄に励む」高齢者の生活が、『発病自体の予防』となる方法/生き方の追求、『前頭葉』が活性化する「生活行動や生活習慣」の改善を求めて、第二の人生を生きる高齢者層の活動が活発化することによって、高齢者の人流の増加に因る経済の活性化効果が期待できることになる筈なのです。

注)上記内容は、4月には傘寿を迎えるTadが、喜寿を迎えた時に書いたブログの内容に一部加筆した上で、能登半島地震の被災高齢者とその家族に向けて、再度ここに掲載したもの。

本著作物「I-10」に掲載され、記載され、表現された内容に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。このブログ中の内容の一部を引用する際は、必ず、著作権法の規定に則って引用してくださるようお願いします(特に、医学会に身を置く人達に、お願いします)。
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