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認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

「AD型認知症」の発病は、第二の人生での生き方次第(B-08)

2017-01-01 | アルツハイマー型認知症の初期症状の正体

                       

 

                               

 

 

    

 

意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける/脳全体の司令塔の役割りを担っている『前頭葉機能前頭前野の穹窿部に局在する/①『前頭葉の三本柱」の機能(意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能)、 ②「評価の物差し」(=意識の首座=自我=脳の中のホムンクルス)の機能及び③「実行機能(Executive Function )」の三者により構成されている複合機能体を言うものとする=By Tadの「思考実験」)』を含む/脳全体の機能レベル厳密にリンクした/三段階(「小ボケ」/「中ボケ」/「大ボケ」)に区分される段階的で/類型的な症状(改訂版「30項目問診票」)14,689例にも及ぶ「脳機能データ」の精緻な中身とその解析結果から言って、更には、北海道から九州に跨る全国的規模、452の市町村で実践指導した『住民参加型の地域予防活動』の顕著な成果から言って、私たち「二段階方式」が提示し、主張している(世界初で、独自の)内容である/『「AD型認知症」というタイプの認知症は、①廃用症候群に属する/②老化・廃用型の/③「生活習慣病」に過ぎない』/『AD型認知症こそ、発病の予防が出来る認知症の典型!!』との見解は、単なる憶測に過ぎない「3つの仮説」が破綻んし、消滅した暁には、『世界標準』となるべき内容のものなのです!!!

 私たち「二段階方式」独自の区分で言う「軽度認知症(小ボケ」及び「中等度認知症(中ボケ」と名付け/定義区分する(本当の意味での早期の段階)で、発病を見つけて(「早期発見」)、「早期治療」となる「脳のリハビリ」を実践することにより/①「小ボケ」は、正常なレベルに回復させることが出来るし、②「中ボケ」は、症状の重症化の進行を抑制出来るし(「介護」の対象でしかない末期段階の「重度認知症(大ボケ」にはさせない!!)、そして究極の目標、③「AD型認知症」の発病を予防(発病時期の先送り)することが出来るのです!!!あなたの

即ち、仕事と言うテーマとは無縁の日々を生きる『高齢者』の「第二の人生」での/日々の脳の使い方としての「生活習慣」、気心が知れた仲間達と出来るだけ多く交わる機会を持つ生活習慣の中で、自分なりに追及する特定の「テーマ」を持ち、自分なりの楽しさや喜び、時には生き甲斐が得られる「生き方」/「生活習慣」の継続的な実践の自助努力に因り、「前頭葉機能」の出番を出来るだけ確保し/「自分なりに/『前頭葉機能』を含む/脳全体の機能が活性化し、 生き生きと働く」日々を過ごし、「前頭葉機能」を正常な機能レベルの儘に、保ち続けて行く/「生き方」、「生活習慣」の構築と継続的な実践の自助努力とが、「AD型認知症」の発病を予防する為に、必要不可欠の条件となるのです。その為には、「家に籠っている」だけの消極的に生きる生活から抜け出て、高齢者達が集まっている場所に/積極的に出かけて行き、「お茶仲間」に入れて貰い、様々な「笑いの仲間」に入れて貰うだけでも、あなたの「前頭葉機能」の出番が増え/活性化することになるのです

要は、「意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける/脳全体の司令塔の役割を担っている『前頭葉機能』を/居眠りさせないことが、絶対の条件なのです。今年、今月、今週、今日と言う単位で、自分なりのものであって、近くなるほどより具体的な「テーマ」、自分なりに「目標」がある「生き方」を/追求して頂きたいと願うのです。そのチェックポイントは、『自分なりの、楽しみや喜びを、時には生き甲斐を覚えつつ、活き活きと生きられているか』/ということが、Key条件なのです(  Yes,I can !). この条件が確保/維持/達成出来ている限り、「高齢者」の貴方が、「AD型認知症」を発病することは、絶対に無いのです!!

「AD型認知症」は、「脳の使い方」としての視点と意味で言う「生活習慣病」なのです。私たち「二段階方式」の主張は、何処にも論文を提出していない為に、権威不足で現在は、未だ社会的にその評価も注目も得られてはいないのですが、権威だけを笠に着た憶測に過ぎない「アミロイドβ仮説が破綻」した暁には、必ず、専門家達も社会も賛同することになると確信しているのです。

私たち「二段階方式」の主張内容は、独自に開発した「二段階方式」と呼称する神経心理機能テスト(意欲、注意の集中力及び注意の分配力と言う機能と「前頭葉」の個別認知機能の発揮度との相関関係に着目した「機能発揮上の二重構造」の問題、「前頭葉機能」を含む/脳全体の機能レベルに/厳密にリンクした段階的な症状の集積及び「(小ボケ/中ボケ/大ボケの)三段階」に区分する「症状」の類型化(改訂版30項目問診票)/廃用性の異常な機能低下の進行を惹き起こす元凶である/「脳の使い方」としての「ナイナイ尽くしの単調な生活習慣」の「生活歴」の精査(「キッカケ」に遭遇した時期以降の/「」脳の使い方としての「生活習慣」の変化に関する「生活歴」の詳細な聞き取り)並びに、北海道から九州に跨る全国的規模、452の市町村での『住民参加型の地域予防活動』実践の顕著な成果等が、世間の専門家達の考えとは根本的に考え方が異なる為に、或る意味で、先駆的で/試行的な実践がなされて来たものなので、権威が付与されて、もっと小さな地域単位で、もっと確信犯的な実践が行われるようになれば、その成果が世間を驚かす程のものになると確信しているのです。

脳全体の「司令塔」の役割を担っていて、自分が置かれている状況を理解し、判断して、状況判断に沿ったテーマを発想し、テーマの実行内容を組み立てて〕、実行結果をケース・シミュレーションした上で必要な修正を施し、最終的な実行内容を選択し、決定して、実行の決断をして、実行の指令を左脳、右脳及び運動の脳の各馬に発する役割、「三頭立ての馬車」の御者の役割りを担っているのが、「前頭葉機能」と言う/複合機能体である脳機能なのです〔猶、発病のメカの解明には、複合機能体であることの理解が極めて重要となるのです〕。

自分なりに追求する特定のテーマが無く、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものが無い/単調な生活の繰り返し、ナイナイ尽くしの単調な生活習慣」の継続起因した/廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行が発病の原因である「AD型認知症」には、脳の機能に衰えていく/厳密な順番が存在するのが特徴なのです。最も高度な機能である「前頭葉機能」、就中「前頭葉の三本柱」の機能の核心的な役割を担っている『注意の分配力』の機能から、その働きが衰えて行くものなのです。言い換えると、「前頭葉機能」が正常な機能レベルに在る限り、「AD型認知症」を発病することは、絶対に、起きては来ない性質のものなのです!!!

皆さんは、例えば、東大や/京大や/理研(MIT研=利根川進)等の権威ある機関から、「アミロイドβの蓄積による老人斑が原因」だとか言われると、それが正しいものと信じてしまうのでしょう!But、権威がある人達や組織が言っているからと言って、その主張内容が常に正しいものとは限らないのです。「AD型認知症」の発病原因については、特にそのことを強調しておきたいのです。

 現在の私たち「二段階方式」の主張に足りないのは、権威だけ。そこへ、我が国におけるドキュメンタリー映画の巨匠と目される方が、私たちの活動内容に強い関心を示して下さっていて、市町村による「住民参加型の地域予防活動」がもっと広く住民及び首長たちの関心を呼び起こし、活動が拡大していくよう、『「二段階方式」に基づく、「AD型認知症」の発病の予防を明確な目的とした、且つその目的に特化した「住民参加型の地域予防活動」の展開と言う私たちの活動を映像化し、「ドキュメンタリー映画」として制作したい』と言って来て下さったのです。シナリオの構成はこれからのこととなりますが、17年の年内に完成させたいと監督がおっしゃってくださっているのです。「初夢」の世界のことではなくて、「現実」の世界のことなのです(⇒実は、監督の死亡で、頓挫!)。

 

(プロローグさて、『物忘れは、ボケの始まり』という言い古されてきた諺がありますが、まさかそれを信じているとは思えないのですが、『「記憶の障害」が原因となって、「AD型認知症」の様々な症状が発現してくるもの』と/世界中の「AD型認知症」の専門家と言われる人達は考えているのです。その為、「記憶の障害」を惹起してくる原因としての「器質的な病変」ばかりが探し続けられ、求められているのです。そのこと自体が、極めて重大な誤りであることも知らないで居て!!

私たち「二段階方式」が、「AD型認知症」の「予防」明確な目的とした「住民参加型の地域予防活動」の指導を開始したのは、今から丁度20年前の頃のことなのですが、それよりはるか前の時期から今に至るまで、世界中の認知症の専門家と言われる人達の全てが、『AD型認知症と言うタイプの認知症は、発病の仕組みが分からないし、治すことが出来ないし、発病自体を予防することも出来ない』と言い続けて来ているのです。「記憶の障害」が、「AD型認知症」の発病/症状の重症化の進行を惹き起こす元凶だとの/誤った考え/に立脚している為に、アセチルコリン仮説、アミロイドβ仮説や、タウ蛋白仮説等が、(それらの全ての主張が、発病との間の因果関係の存在の実証が出来ないまま)、学説(仮説)として主張され続けて来ているのです。

 「AD型認知症」というタイプの認知症の真の正体は、自分なりに追及する特定の「テーマ」が無く、生き甲斐なく、趣味なく、交遊なく、運動もせず、目標となるものが無い/「単調な生活」の繰り返しと継続、言い換えると、ナイナイ尽くしの「単調な生活習慣」の継続、「脳の使い方」としての視点と意味で言う「単調な生活習慣」の継続が直接の原因となって、「前頭葉機能」を含む/脳全体の機能について、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進行して行くことにより発病する病気、『廃用症候群に属する/老化・廃用型の/単なる「生活習慣病」に過ぎない』というのが私たち「二段階方式」の主張なのです。「人生60年」と言われていた一昔前の頃、私たちが未だ幼児であった昔は、「AD型認知症」を発病するお年寄りの数は極めて少なかったのです。超高齢社会の今は、高齢化率が高い市町村、或いはお年寄りが集まって住んで居る地域に行けば、「AD型認知症」を発病しているお年寄りに遭遇することは、極めて容易な状態なのです。このことを言い換えると、「AD型認知症」と言うタイプの認知症は、誰でもが80歳とか90歳とか迄も生きるようになった「超高齢(化)社会」であるが故の特有の産物、社会現象なのです。従って、我が国の財政が、「末期医療」及び「介護」の費用面から破綻することなく/超高齢社会をこの先維持して行くには、「AD型認知症」の発病の予防を明確な目的とした「住民参加型の地域予防活動」の/全国展開の制度化必要不可欠のものとなって来るのです。

これまでの学説では、アミロイドβ仮説が通説とされていて、アメリカをはじめとして我が国でも、製薬会社がこの仮説に則った治療薬の開発に邁進してきたのです。その基本的な考え方というのは、『アミロイドβの蓄積を阻害する効能を有する薬を開発することにより、情報を伝達する役割を担っている神経細胞の細胞死を抑制/防止することにより、「記憶障害」の発現を防止することで、「AD型認知症」の発病を防止し及び症状の重症化の進行を防止する』という/空想/夢想単なる憶測物語が、権威だけを傘に着て、跋扈し、世の中を惑わせているのです。

ところで、そうした考えに立脚して「治療薬を」開発するに際しては、「三つの前提」が基礎になっているのです。私たちに言わせれば、『三つの前提の各々の内容自体に、重大な誤りである』ということなのです。誤った前提に立脚して開発を行っている限り、どれだけの開発費用を投入しようとも、どれだけの優秀な人材を投入しようとも、どれだけの時間をかけようとも、「AD型認知症」の治療薬の開発に成功する日は、未来永劫やって来ることは無いのです。有るとしたら、似て非なる薬(例えば、アリセプトのような、単なる対症療法薬の開発を/(治療の効能を有する薬)と言い募って販売するケース)の開発にしかならないのです。そうした無駄を出来るだけ早く止めさせる為にも、アミロイド・カスケード仮説が正しいものと信じて、且つ、その仮説の考えに則った「AD型認知症」の治療薬の開発に従事している、東大、京大及び理化学研究所の研究者の皆さん達に対し、「三つの前提の各々」に含まれる「重大な誤り」が何であるかを以下に具体的に指摘し、解説し、問題提起しておきたいと考えたのです。

その「第一の前提」とは、「器質的病変が原因」となって、「AD型認知症」の症状が発現してくるというものなのです。生まれつき特定の遺伝子に異常があることが発病の原因となる「アルツハイマー病病」、脳に血を送る血管が詰まったり出血したりして、十分な量の血液を脳に送ることが出来なくなることが発病の原因となる「脳血管性認知症」という風に、一般的には、認知症は「器質的な病変」が原因となって発病するタイプのものが多いのです。その為、「AD型認知症」を発病して、末期の段階にまで症状が重症化して、更に何年間も生きたお年寄りの死後の「脳の解剖所見」に共通の特徴として挙げられる老人斑(アミロイドβ仮説が発病の犯人とするもの)、神経原線維変化(タウ蛋白仮説が発病の犯人とするもの)、或いは脳の顕著な萎縮/と言った「器質的な病変」が「AD型認知症」の発病を惹き起こす犯人だとの/科学的な根拠データが蓄積されてもいない憶測がベースでの単なる「仮説」に、それらの学説は、立脚しているのです。

ところが、肝心の「AD型認知症」だけは、脳が壊れてもいないのに/認知症を発病するのです。言い換えると、「器質的」な病変の存在が原因なのではなくて、単なる「廃用性の加速度的で異常な機能の低下の進行が原因、ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」が継続することによる/「廃用性の/加速度的で/異常な機能低下の進行」が発病の原因となっていることに気付いていないのです

「器質的な病変」こそが発病の真犯人との過度の思い込み(思い違い)から、何等かの「器質的な病変」ばかりを追い求めているが為に、何時まで経っても、廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行という真犯人(原因要因)を突き止めることが出来ないでいるのです器質的な病変こそが発病の真犯人との考えに立脚したアミロイドβ仮説や/タウ蛋白仮説の考えに則っている限り、何時までも、出口の見えない迷路を彷徨い続けることになるのです。

 

(コーヒー・ブレイク)

アルツハイマー・マウスとやらを追いかけていたのでは、優秀な人材をどれだけ動員しようとも、大事な税金をどれほど投入しようとも、何時まで経っても、得られるものは何もないのです。

「AD型認知症」の専門家と自負しつつも、「末期の段階の症状」にしか目がいかず、その上、「前頭葉機能」を含む/脳全体の機能についての機能レベルと言う視点から捉えたメカニズムではなくて、単なる概観的な症状と「末期の症状」を呈していた患者の死後の「脳の解剖所見」を基礎とした「仮説」に頼っているだけでは、「AD型認知症」の本質を解明することは出来ない相談なのです。「AD型認知症」と言うタイプの認知症は、脳が壊れてもいないのに、言い換えると、器質的な病変が存在してもいないのに、意識的/目的的に何等かの「テーマ」を発想し、実行すべき内容を構築することが出来ないこと、即ち、メタ認知機能の働きに重大な支障が起きて来る事、まさしくその事が、「AD型認知症」の発病と支店の、段階的な症状となって発現して来るものなのだということに気付いて頂きたいのです。

 

 &1  回復させることが可能な「早期の段階」の症状の類型とその特徴

〇「脳のリハビリ」により、正常な機能レベルに「回復」させることが可能な「軽度認知症(小ボケ」の段階の症状とその特徴

「AD型認知症」の専門家とされる人達は、米国精神医学会が定めた「AD型認知症」の診断基準である「DSM-Ⅳ」の規定内容が正しいことを前提として「AD型認知症」を捉えているので、言い換えると、「末期の段階」の「重度認知症(大ボケ」の段階で/初めて発現して来る/極めて重度の症状だけにしか関心がないので、治せないものとの前提に立ってしか、考えていないのです。

私たちは、「二段階方式」と言う精緻な神経心理機能テストを開発して、「意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける/脳全体の司令塔の役割を担う「前頭葉機能」に光を当てて、本当の意味での早期の段階に焦点を定めて、「意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける/脳全体の司令塔の役割を担っている/複合機能体としての『前頭葉機能』を含む/脳全体の機能レベルとその機能レベルに厳密にリンクした/直接のアウト・プットとしての/段階的で類型的な症状について、正常なレベルから異常なレベルにまで連続したものとしてとらえた上で、軽いほうから重いほうへと並べて類型化し整理しているので、更には、「脳のリハビリ」により/治せるかどうか及びその可能性の有無の指標の下に分類しているので、症状自体についても、権威(機関)を誇る専門家とされる人達(期間)とは、整理の仕方や症状の観察の仕方も/光を当てる場所も、根本的な相違があるのです。専門家とされる人達は、単に外観的な面からしか区分出来ていないのに対して、私たち「二段階方式」は、脳全体の機能レベルとリンクさせていて、且つ治せるかどうか及びその困難さの指標も取り入れて/類型化し、分類し、区分し、指標化し、実務化しているのです(展開マニュアルは、A4判で580ページ)。

私たち「二段階方式」の区分で言う「軽度認知症(小ボケ」は、脳の働きから言うと/五感を通して情報を取り込み、意識が覚醒した目的的な世界に於ける脳全体の司令塔の「前頭葉機能」に情報を送る役割の/左脳、右脳及び運動の脳の三頭立ての各馬と協働し、且つ、それらを支配しコントロールしながら、状況を判断し、状況判断に沿った「テーマ」を発想し、テーマを実行する為に必要な実行内容の企画や計画を行い、実行結果の推理や予測やシミュレーションの結果に基づく必要な修正を施し、最終的な実行内容とその程度及び態様を選択して決定し、実行の決断を下して/三頭の馬に対して実行の指令を出す役割を担っている脳全体の司令塔、三頭立ての馬車の「御者」である「前頭葉機能」だけ、廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行により、異常な機能レベルに衰えて来ている状態を/客観的な指標により判定し、捉えて言っているのです。とはいえ、「セルフ・ケア」は自分で何の支障もなく行えるし、「家庭生活」面での支障も何ら起きて来てはいないのです。家の外に出て行って、人と交わり、何かの「テーマ」を実行する「社会生活」面だけに重大な支障が出て来るようになる、それが、「AD型認知症」の発病の最初の段階であり、私たち「二段階方式」の区分で言う「軽度認知症(小ボケ」の段階のことなのです。

『前頭葉機能』を含む/脳全体の働き具合(機能レベル)が、「軽度認知症(小ボケ)」レベルの時、日常の生活面で明瞭に発現する「AD型認知症」の症状について、「軽度認知症(小ボケ」の段階に特有な類型的症状の典型的な症状の一部を、参考までに例示列挙しておきましょう。この段階で、発病を見つければ、「脳のリハビリ」(「前頭葉機能」の出番が多い生活習慣への改善)により治すこと及び/又は、症状の重症化の進行を抑制することが可能なのです(早期発見に因り、早期治療が、可能となる)!!

世界的にも大きな権威があるとされている/米国精神医学会の診断規定である「DSM-Ⅳ」が、「AD型認知症」診断の「第一の要件」として規定している「記憶障害/重度の物忘れの症状」はその欠片さえも確認されず、「前頭葉機能」の機能障害に起因した症状ばかりだということに注意を向けて頂きたいのです。家の外に出て行って/人と交わり/何等かの共通の「テーマ」を実行する場である「社会生活」を送る際に、(発病前には出来ていたことなのに、発病度の今は、出来なくて)、重大な支障が起きて来るのです。

 

&2 『AD型認知症』の発病の最初の段階である「軽度認知症(小ボケ)」の類型的症状(「改訂版30項目問診票」)
 
(1)「小ボケ」の類型的症状の10項目(「改訂版かなひろいテスト」に不合格=「前頭葉」の機能が異常なレベルが前提となります)。
 
①三つ以上の用事を、同時に並行して処理できなくなる(『注意の分配力』の機能が異常なレベルに衰えて来た為、様々な場面で、物事をテキパキと処理できなくなる。車を運転している際に、注意の分配力が十分には発揮できない機能レベルに在る為、小さな事故を、しばしば起こすようになってくる。後続車を何台も従えていることにも注意が回せなくて、道路の真ん中よりを時速30キロ程で、ノロノロ運転するようになる。)
②一日や一週間の計画が立てられなくて、自分ではどんなテーマをどのように実行したら良いのか思いつかなくなる(『注意の分配力』の機能が異常なレベルにある為、実行機能を駆使して発想、洞察、推理、シミュレーションすることが出来にくくなる)
③何かをやりかけても、中途半端で、根気が続かなくなってくる(『注意の集中力』の機能が異常なレベルに在る為に、テレビを見ていても、根気が続かず、やたらとチャンネルを変える)
④問いかけに対する反応が遅くなって、動作がもたもたしてくる
⑤発想力が乏しくなり、料理の内容や行動内容が画一的になる(同じ料理用の材料を重ねて買ってきて、冷蔵庫の中にたまる)
⑥本人は気づかないで、同じことを何度も繰り返し話したり、尋ねたりする(『注意の分配力』の機能が異常なレベルに在るため、自分が話した内容の記銘度が低いので、ついさっき話したことを忘れている)
⑦何か、何事かに対して、生き甲斐を覚えている雰囲気が無くなってくる(注意の集中力/分配力の機能が異常なレベルに在る為、『評価の物差し』の機能が十分には働かない結果、それまでなら覚えていた生き甲斐を感じられなくなる)
⑧何かをするでもなく、ぼんやりして過ごしていることが多くなり、やたらと居眠りするようになる(注意の分配力の機能が異常なレベルに在る為、実行機能の一要素である「実行テーマ」を発想する機能が発揮できなくなってくる)
⑨思い込みや思い違いが多くなり、相手の意見を聞き入れられなくなる(注意の分配力の機能が、異常なレベルに在る為に、複数の対象に注意が分ア敗出来なくて、相手の話に筋道が理解/把握出来なくなっている為に、起きて来る症状なのです)
⑩眼の光がどんよりとして無表情、何事にも感動しなくなる
 
 
&3 (権威が見落としている)『AD型認知症』の発病の次の段階)である「中等度認知症(中ボケ)」の類型的症状(「改訂版30項目問診票」)
 
〇『AD型認知症』の発病の次の段階である「中等度認知症(中ボケ)」は、セルフ・ケアの面には何等の支障が無いのですが、「家庭生活の面にも、重大な支障が出て来るのです。
 
⑪何度教えても日付があやふやになる(今日が何日なのか、あやふやになる)
⑫簡単な計算も嫌になり、買い物で小銭がやたらと貯まるようになる
⑬料理が上手くできなくなって、味付けが塩辛すぎるようになる
⑭ガス、電気の消し忘れ、水道の蛇口の閉め忘れが目立つようになる
⑮2~3種類の薬の服薬管理が出来なくなり、家族が管理する必要がある
⑯外出を嫌がるようになり、日常の身だしなみにも無頓着になる(行き慣れた場所に行くにも、道を間違えたり、乗るバスを間違える)
⑰今まで出来ていた、家庭内の簡単な用事(洗濯、掃除、片付け)も出来なくなる
⑱季節や目的にあった服を選べなくなる(日、年、月、季節、昼夜の順に衰えて行くことになる「時の見当識」が衰えて、季節の感覚が分からなくなる)
⑲昨日の出来事をすっかり忘れてしまう
⑳お金や持ち物のしまい場所を忘れ、誰かに盗まれたと騒ぐようになる

 

& 4 「器質的な病変」が原因とする専門家達の考えは、根本的に誤り

「AD型認知症」の症状について、中核症状と周辺症状とに区分するのが通例である専門家とされる人達の特段の意味のない区分に対して、「脳のリハビリ」(脳の使い方としての「生活習慣」の改善)により治すこと及び/又は、症状の重症化の進行の抑制が可能であるか、且つその程度はどの程度なのかと言う視点から、私たち「二段階方式」は上述のような「三つの段階」に区分しているのです。「軽度認知症(小ボケ)」の段階から、「中等度認知症(中ボケ)」の段階を経て、末期の段階である「重度認知症(大ボケ)」の段階の症状と言う風に、三段階に区分する上述の説明を読めばお分かりのように、「AD型認知症」の本質は、「意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける/脳全体の司令塔の役割を担う「前頭葉機能」を含む/脳全体の機能について、廃用性の加速度的で異常な機能低下が進して来ることに起因したもの、言い換えると、「前頭葉機能」を含む/脳全体の機能レベルの直接のアウトプットそれ自体が、「AD型認知症」の症状、回復させること及び/又は症状の重症化の進行の抑制の可能性の有無及び程度という視点から/(小ボケ/中ボケ/大ボケの)「三段階」に区分される段階的な症状として発現して来るもの、『第二の人生を送る上で、日々展開される「脳の使い方」としての視点と意味で言うナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続が、引き金(加重要因)である、『生活習慣病』が、真の正体なのです(但し、食生活ではなくて、「脳の使い方」としての「生活習慣」が発病の原因であることに注意)。

人類最大の難問とされている『意識』が関わり、「意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける/脳全体の司令塔の役割を担っている/複合機能体としての『前頭葉機能』の働き方の仕組み、機能が異常なレベルに衰えて行く仕組み、機能が回復して来る仕組みの/根本となる原因(機序)が、「第二の人生」を生きている『高齢者』の、日々の脳の使い方としての『生活習慣』の在り方・即ち、『生き方』が、発病及び症状の重症化の進行を惹き起こす引き金、加重要因である『生活習慣病』であることに気付かないで居て、器質的な原因に違いないとの思い込みに依存し過ぎた仮説、前提の下で、マウスやアルツハイマー・マウスの尻を追い掛け回している限り、何時まで経っても、真の原因を解明する日はやってこないことを指摘しておきたいのです。

(プロであることを自負するが余りに)学者や研究者は、発病の原因に器質的な病態を求めたがるのですが、原因不明とされている「AD型認知症」の発病は、情報伝達の機能を担う神経細胞の「器質的な病変」が、原因なのではなくて、『前頭葉機能』を含む/脳全体の機能についての/ナイナイ尽くしの単調な「生活習慣」の継続起因した/ 「廃用性の加速度的で異常な機能低下の進行」が真の原因に過ぎないのです。付言すると、「重度の物忘れ」の症状が出て来ていようと、「軽度認知症(小ボケ)」や「中等度認知症(中ボケ)」の段階の症状が出て来ていようと、発病/症状の重症化の進行を惹き起こす原因要因としての意味で言う/器質的な病変は存在していないのです。なぜなら、「脳のリハビリ」で、『治すことが出来る!!』のですから。

(回復させることは愚か、症状の進行の抑制までもが最早困難となり、「為す術が何も残されていなくて介護する途しか残されていない末期の段階、私たち「二段階方式」の区分で言う「重度認知症(大ボケ」の段階にまで症状が進んで初めて、「AD型認知症」の発病だと誤解しているのが、『3つの仮説』の提示者であり、支持者達なのです。「意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける/脳全体の司令塔の役割を担っていて(三頭立ての馬車の「御者」)/私たちの意識的・目的的な世界を構築し、支配し、コントロールしている「前頭葉機能」と言う脳機能、就中、私たち「二段階方式」が、「前頭葉の三本柱」の機能と名付けている意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能の/①「加齢」の進行による正常な機能低下の進行という問題(正常老化の性質)並びに②「脳の使い方」としての単調な「生活習慣」の継続に起因した/廃用性の異常な機能低下の進行という命題に目が向かない限り、「AD型認知症」の正体にも、発病のメカにも、早期の段階で見つけて治すという方法にも、発病自体を予防する方法にも、気付くことは出来ないのです。

 

     注)本著作物(Bー08)に記載され表現された内容に係る著作権は、 (有)エイジングライフ研究所に帰属しています。   

 

 

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