認知症の早期診断 介護並びに回復と予防のシステム

アルツハイマー型認知症は、廃用症候群に属する老化・廃用型の生活習慣病なので、発病を予防でき、早期治療により治せるのです

臨時掲載: 脳を活性化する生活習慣と一芸を極める途  (その4)

2014-02-24 | 脳を活性化する生活習慣の構築とその方法

  

意識的に何かをしようとするとき、自分の置かれている状況を判断して、テーマを発想し、その内容を企画し、その実施結果をシミュレーションした上で、どのような内容の行為をどのようにどの程度実行するかを最終的に選択し、実行の意思決定をするのが脳の司令塔の役割を担う「前頭葉」の働きなのです。「前頭葉」という機能は、この地球上にこれまでに存在した及び今なお存在するあらゆる種類の動物の中で人間だけに与えられた特別の脳の機能なのです。

実は、この「前頭葉」こそが、「アルツハイマー型認知症」発病のカギを握っているのです。脳の司令塔の「前頭葉」の働きが廃用性の機能低下により異常なレベルに衰えてきたとき、左脳も右脳も運動の脳も未だ正常な機能レベルにあっても、その段階ですでに「アルツハイマー型認知症」は始まっているのです(ここを「クリック」してください)。

「前頭葉」は、脳の中の空白地帯とされて、つい最近までこれといった研究が為されてこなかったのです。脳科学を専門とする人達も、「前頭葉」の働きのメカニズムやその二重構造、正常老化の性質、或いはその機能が衰えていく原因やその特徴などについて、未だにデータを持ち合わせていないし、究明する有効な手技さえ持たないのが実情なのです。CTやMRIでは脳の形はとれても、「前頭葉」の働き具合(機能レベル)を計測することはできません。たとえ、極めて高額な費用がかかるf‐MRIやらPETやらを持ち出そうとも、血流の動態反応やら中枢神経系の代謝のレベルとやらをどのように精緻に計測しようとも、常に複雑な内容が重層的に絡まりあっている「テーマ」を同時に且つ並行して処理しつつ働いている「前頭葉」の重層的な機能とその機能レベルを精緻に計測することはできないのです。私たちの意識的な世界では、「前頭葉」の3本柱の機能である意欲、注意の集中力及び注意の分配力の機能が複雑に絡み合い、いろいろなレベルでの「前頭葉」の各種機能の発揮の程度や複雑な態様での相互の絡み合いがあるがために、どのような「テーマ」をどのように設定すれば「前頭葉」の各種の機能を、或いはそれらの機能の衰え方の進行状況を、精緻に精密に計測できるのか、その計測の仕方が分かっていないからです。

例えば、「記憶」という機能一つを取り挙げてみても、「記銘」する対象となる情報自体が複雑で重層的な内容から構成されているのです。はるかな昔、若い頃に体験した激しいショックや悲しみや恐怖や怒りを伴う体験の思い出が、何故60才を過ぎた今でも夢にまで出てくるのか、しかも一度ならず二度、三度までも繰り返して。

それは、その何度も思い出す「テーマ」を構成している種々様々な情報の記銘に関わる脳の機能の関与の程度が深く態様が幾重にも重なっているがために、そのテーマの「記銘度」自体が高いからなのです。「記銘」するときに、「前頭葉」の三本柱の機能である「意欲」も「注意の集中力」も「注意の分配力」の機能も最大限に働いているからなのです。互いのやり取りに関わる言葉の情報の記銘も(左脳の関与)、関わる情景や感情や声の響きなどの情報の記銘も(右脳の関与)、関わる互いの動作や仕草の情報の記銘も(運動の脳の関与)、並びにそれらの脳を支配しコントロールしている司令塔の「前頭葉」の機能自体も、常に三本柱の機能の最大限の支援を受けていて、「記銘度」自体が極めて高くなっていたのです。記銘度が極めて高かったので、よく保持され、よく想起されるのです。そのテーマの内容の理解、状況の判断、相手の言葉や態度や表情に対する洞察や推理などに、「前頭葉」の各種の機能がフルに働いていたはずなのです。だからこそ、今でも夢の中にまで出てくるのです。脳の専門家達が言っているような、「海馬」の働きにより、海馬が判断し選択して、今まで覚えさせているわけではないのです。そうした極めて高度で複雑なメカニズムの下で働いている人間の記憶の働き方やそれに関わる「前頭葉」の機能の衰え方などを、ホップのエキスを混ぜた水を「前頭葉」はおろか「左脳」さえもないマウスに飲ませて、箱の中の本能的な活動で得られた程度のデータの解析とかで、「アルツハイマー型認知症」の発病の予防や治療の研究に役立つデータが得られたなどと騒ぎ立てないで欲しいのです。そもそも、アミロイド・ベータの沈着が記憶の機能の異常な低下の原因だとする考え自体が誤りなのですから。

   

私たちが主張し、市町村での地域予防活動で実践し、成果を出し、「改善、維持、悪化」の3段階に区分され判定された「前頭葉」の機能レベルを含むそれらの「脳機能データ」で裏付けられているように、脳の使い方という視点から言えば廃用症候群に属する単なる「生活習慣病」でしかない「アルツハイマー型認知症」は、世界中の認知症の学者(大学に勤務)や研究者(製薬会社に勤務)や医師(病院や医院に勤務)達から、「治すことも、発病を予防することもできない、原因不明の病気」、モンスターにされてしまっているのです。

「アルツハイマー型認知症」を発病し、ナイナイ尽くしの単調な生活が継続するだけの日々の暮らしの中で、症状が進行していき、私たちの区分で言う「重度認知症」(大ボケ)の症状が発現してきた上に、その期間が何年も続いた人の死後の脳を解剖して得られる「解剖所見」にみられる3つの特徴である「老人斑」とか、「神経原線維変化」とか、「脳の委縮」とかを追い掛け回していたのでは、或いは「前頭葉」はおろか左脳さえもない下等な動物である「マウス」とやらを追い掛け回していたのでは何時までたっても、「アルツハイマー型認知症」の発病の原因を解明することはできないのです。世の中でその道の権威者と呼ばれる人達が追及しているこれまで通りのやり方では、時間とコストと人材の無駄遣いなのです。「前頭葉」の働き方とその機能が衰えていくメカニズムとに、もっと目を向けるべきなのです。STAP細胞の開発のようにとまでは言いませんが、若い皆さん方に、コペルニクス的な発想の転換を期待しているのです。

「高齢者」と呼ばれる年齢のお年寄りであろうとも、自分なりに楽しめる「テーマ」を自分流のやり方で追及することにより、「前頭葉」の3本柱の機能である「意欲、注意の集中力及び注意の分配力」の機能の出番が十分にある生活習慣を実践してさえいれば、脳の神経細胞は、増殖することもできるし、新陳代謝することもできるのです。生き甲斐なく、趣味なく、交友なく、運動もせず、目標となるものもない、ナイナイ尽くしの単調な生活が日々継続するもとで「前頭葉」を含む脳全体が廃用性の機能低下を起こしてきて、異常な機能レベルに衰えてしまった状態が何年間も継続したことの「副産物」としてもたらされるものが、アミロイド・ベータ説が注目する「老人斑」であり、タウ蛋白説が注目する「神経原線維変化」であり、脳の委縮説が注目する「脳の委縮」だと私たちは考えているのです。

定年を迎えて、「仕事一筋」の第一の人生がやっと終わったばかりのあなた、「アルツハイマー型認知症」の発病を予防するためにも、今一度、あなたの日々の生活習慣を見直してみてください。

   

初心者向け ゴルフスイングの手引き  By 脳活の目的で「一芸を極める」の巻き(その4)

Ⅹ2.ゴルフスイングで最も重要な要素(プロ仕様)                                                                     

1.ボールを置く位置

ボールを置く位置でスイングが左右されるので、常にボールの位置を確認すること。

(1 ドライバーは、左膝の膝頭の延長線上にボールを置くこと。

(2 Fw及びUtは、左股関節の右ボール1個分内側線上にボールを置くこと(これより内側だと、叩く形となり;振り切れなくてヘッドが詰まってしまうので、ボールが上がらないし/これより外側だと左に引っかかった低い弾道のボールが出てしまうので注意する)。

(3 7Iは、スタンスの中央線上にヘッドが/9Iはスタンスの中央線上にボールがくる。

2.テークでのポイント

)(ショートア・プローチを除き)テークで左肩を深く回し込んでいくときは、右脇奥を閉じた右上腕の固定軸を「回転軸」として:その回転軸に対し左手小指部を突き出していく感覚で左肩を回し込んでいくこと。

)①右脇を表層に近い部位で柔らかく閉じて:②各クラブのシャフトが形成する地面との角度を(「スイング平面」)として;③このスイング平面上に沿ってテーク中もD/S中も常に;④シャフトが立ち上がっていき/降りてくるようにスイングすること(スイング平面の安定)。

3.トップでの両手首部の形状

トップの折り返し時の左手首甲部は「板状(凸状)」の形状であること及び右手首部はソバ屋の出前持ちの形で;左手首の形状を「板状」に支えていること。

( テークの中盤で右手首が効くと(右手首/シャフト形状の形状が変化し);トップで:左手首部が凹状に折れて(中指と人差し指の谷間が見える!);シャフトが寝てフェースが開いたオープンフェースとなる結果;インパクトでフェース面が立って入ったり/逆に;開いて入ることとなってしまう!!(低い引掛け球やスライス珠が出る原因となる)。

4.D/S開始時の要点

D/Sを開始するに際しては:①右脇奥を閉めた右上腕部の肘部のV時の先端が、体内方向を示すよう「右肘のV字」の角度を固定維持したままで;②左手首部のコックの角度及び右手首部甲側への折れ角度を固定したまま;且つ③右手首/シャフト形状を形状固定したままで:④脇を閉めた「左肩の引き動作」から「両肩の回転」を始動させていくこと。

( 上記D/Sを開始する前提として:①左腰の回転;②左膝の回転に随伴する左膝の壁の構築(D/Sの回転及びインパクトの軸)が先行して行われることをイメージし、留意する。

   

5.インパクト時のスイングと両手首部の形状(総集編)

)トップでの形状を固定キープしたままで:左腰の回転/左膝の回転と回転軸の構築/左肩の回転の順番で順次始動していき:左膝の壁が構築した「回転軸」に対する左肩の回転が引っ張り(「両肩の回転」が両手首部の動きに先行する形で)、D/Sを開始していくこと:

①  手首甲部が「板状」の形状で/左手首の「コック」の角度を折り返し時の角度のままに固定維持したまま:②左肩を引きつつ回転させる動作が左手首小指部を返す動作に先行し;③ 右肘V字部を閉じた形状のまま:且つ④右手首/シャフト形状も形状固定したままで:⑤右手首甲側の折れ角度及び左手首のコックを一気に開放する動作が;ヘッド・スピードを加速させる原動力となることを理解すること。

(飛ばそうとする意識が少しでも働くと:①左肩を回転させつつ左脇を目標方向に引く意識が弱くなり;③逆に、「右手首」が効いて(左手首のコックの角度が消えてしまう結果);「叩くスイング」になってしまうので;方向性も距離もダメになってしまう!!!

6.「左肩」の回し込みによる両肩の回転

全てのクラブの通常スイングのテークにおいては、「右股関節部」前までの「左肩」の十分な回り込みが:正しいトップの必須要件となる。

7.フェアウエー・ウッドのスイングの要点

)フェアウエーウッドは、左手首親指側のコックの深さを最後まで維持する意識の下で;ミドル・アイアンのように;ボールに対しフェース面をキチンと入れていく(但し、決して「打ち込むのではない」)ことが、ボールを正確に捉える最も重要な要点である。

)フェアウエーウッドは、(ティーアップされたドライバーのように払うのではなくて)右手首/シャフト形状を形状固定したままで:(アイアンのように、少し打ち込んでいくイメージのもとで)インパクト・スイングすることにより;ボールが上がることに留意する。

    

 8.正しいインパクトの為の「五大要件」

)左手小指/薬指の2本指部がグリップに柔らかくしっかりと巻き付いていること;

)トップでは:「左肩」が右股関節部の前まで十分に回り込んでいて;背中が目標方向を向いていること;

)左手首部のコックの角度及び畳み込まれた右肘V字部の畳み具合を維持したままで;左腰の回転/左膝の回転と左腰・左膝・左足の左外側ラインに力が張り膝部が弓状に反った回転軸の構築/左肩の移行と回転の順番で順次D/Sを始動していき;

)「左肩」が回転していき目標方向への空間が開けてくるまでは;上記)の形状固定が、維持されていること(このとき、右腕の前腕部位は動作を未だ開始していないこと);

)「左手首部」のコックの角度、「右肘」V字の畳み角度及び「右手首」/シャフト形状を形状固定したままでD/Sを開始し:更には、「右手首」/シャフト形状を形状固定したままで;インパクト・スイングに入ることがヘッドスピードを加速させるうえで極めて重要。

  

9.前下がり(つま先下がり)のライからのショット

)スタンス幅を通常よりも広く取り、重心を下げることで下半身を安定させる。

)ボールが右回転しやすいので、そのことを考慮して、少し左目に目標をとること。

)膝の前屈の角度を通常よりも大きめにセットし;左股関節部と左膝のラインに力を張り;左脚のインパクト軸を強く意識し;コンパクトなスイングを心がけること。

( ショート・アイアンでは影響が少ないが、7I以降番手が上がるほど影響が出てきて;スライスしやすくなることに注意すること。

  

10.前上がり(つま先上り)のライからのショット

)トウ側が上がってフェース面が左を向く前借りのライでは、ボールが左へ飛び易い。

)対策としては、やや長目のクラブを選択して;フェース面を少し開いて構えること。

( 少し開くぐらいで;フェースはターゲットに対しスクエアに近くなる。

 11.左足下がりのライからのショットの注意点

)スタンス幅を通常よりも広く取り、重心を下げて下半身を安定させる。

※  右足は必ず目標ラインにスクエアに構えて;フェースのリーディングエッジのラインと右足のラインとが平行で(但し、左足はオープン):ボールは必ず右足より内側にあること。

※  ボールが右足よりも外側にあると:インパクトでフェースの麺が開いた形で;ボールに当たるため、「シャンク・ボール」が出るので;両者のセット位置を確認すること。

)左足体重に構えて:ボールはスタンスの中央よりも右足寄りであること。

但し、グリップの位置は、左股関節の前とし、必ずハンド・ファーストに構えること。)左肩は、ヘソの前までの浅目の回り込みとし:テークは左手首のコックを足早に使って斜面に対しアップライト気味に上げていくこと。

)膝の前屈の角度を通常よりも大きめにセットし;左股関節部と左膝のラインに力を張り;左脚のインパクト軸を強く意識し;左足体重で;コンパクトなスイングを心がけること。

)クラブを通常よりも短くもち;ボールに対し近目に立つことが基本。

  

12.左足上がりのライからのショットの注意点

)スタンス幅を通常よりも広く取り、下半身を安定させ:右足の上に右肩が乗る形に構え:両肩のラインが地面に平行になる構えを作ることが必須の要件。

)右足体重に構えて:ボールはスタンスの中央よりも左足寄りであること。但し、グリップの位置は、右股関節の前とし、ハンド・レイトに構えること。

)左肩は、右股関節前までの深目の回り込みとし:テークは左手首のコックを通常よりもゆったりと浅い角度とし;斜面に対し沿う形で上げていくこと。

)膝の前屈の角度を通常よりも大きめにセットし;右股関節部と右膝のラインに力を張り;右脚のインパクト軸を強く意識し;コンパクトなスイングを心がけること。

)地面の傾斜の角度がクラブのロフトに重なるため:ボールが通常よりも高く上がり距離がその分でないので:クラブの選択時にそのことを考慮すること。

)ボールは、左に行きやすいので;スタンスをとる時体の向きを考慮すること。

12.左手3本指部のグリップの重要性

①アドレス時;②トップの折り返し時;③インパクト時に:左手3本指部のグリップが弱い(緩んでいる)と:インパクトで左手首部がヘッドの運動エネルギーを支えきれずに負ける結果、左手首部がハンド・アップ(凸形状)となるため;クラブのロフトが立って入る(被って入いる)ことになる。

   

Ⅹ3.バンカー・ショットの要点

1.     スタンスの取り方と準備態勢

)バンカーの外で、フェースを明確に開いた状態で:左手首を必ず「ウイーク」グリップとすること(左手甲が目標方向に「スクエア」)。

※ ボールを高く上げるためにサンド・ウェッジのロフト角を増やすのであり;その方法がフェース面を開くこと、フェースの面を上方に向ける作業なのである。従って、バンカーに入る前に;フェース面を上方に向けてからグリップすることが「フェースを開く」こと。

※ フェースの面を開いて構えるのは:フルショットしても「飛ばない」ようにするためなので;フル・スイング(高い位置でのトップの折り返しと「ゆったり」としたリズムのD/Sとスイングスピードを緩めずにきちんと打ち込み振り切るフィニッシュがが秘訣)すること。

(フェース面の開き具合は、バンカーの深さとピンまでの距離を考慮して;①時計の2時(基本)から②3時(顎がとても高いバンカーの場合)までの間にセットすること。

(フェースを開いてセットした上で;グリップし;3本指でしっかりとグリップすること。

)ピンの方向に対し両足がオープンになるオープンスタンスに構えて(但し、フェースの面はピン方向を指していることに注意);砂の中に靴を埋め込み;「ダフル態勢」を作る。

  2.バンカー・ショットのスイング

)靴がわずかに砂の中に入る程度に埋めて:ダフる体制を作ること。

)左足体重に構えて:両腕だけでスイングし;スイングは腰を使わない(手打ち)こと。

)右脇を軽く柔らかめに閉じて:左手小指を含む3本指でしっかりグリップした状態で:左手首のコックにより;ゆったりとしたリズムで;且つシャフトを足早に立ち上げていく。

)テークの始動直後からアウト・サイドに立ち上げていき;D/Sは必ずアウトサイドから打ち込んでいく。この時、スイングは、両足のラインに平行にスイングすることが重要。

※1打ち込む時、思い切り打ち込むこと(小手先の手加減は絶対に不可)

※2バンカーの顎が近く深い時は:思い切り打ち込むだけで;振り抜かないこと。

)顎の高さとピンまでの距離によって、58度(基本)/52度を使い分けること。

3.フェアウエー・バンカー(上記1.2.は、ガード・バンカーの場合の注意点)

)ボールがフェアウエーに在る場合と同じく通常のスイングをすること(テークバックもD/Sもインパクトも通常のスイングをして:ダフらないスイングをすること:ただし;靴をほんの僅かに砂にうずめる)。

)フェースは;ほんのわずかにしか開かない(距離があるときは、開かない)

   

Ⅹ4.パットの要点

1.     グリーンの傾斜及びパット・スイング

)グリーンに上る前に:グリーン全体の傾斜(一番高い場所と一番低い場所との関係)及びボールとカップとの位置関係の確認(全体の傾斜を考慮し両者の傾斜の関係を確認)。

)パッティングのラインは、必ず低い側から見てラインを読むこと。

※ボールとカップとを結ぶ線を底辺とした三角形の頂点であって;その底辺よりも低い側に行って;できるだけ低い姿勢で;目線を低くして;高低とその程度とを読むこと。

 2.アドレスの準備と姿勢

)膝から下は地面に対し垂直に立ち:背中と腰の間の背腰部位を凹上に反らせ;尻を浅目に突き出してフトコロを深くして構え;上体を前傾させ;頭が低い位置で地面に対し平行となること.

)僅かに腰を落とした低目の姿勢で上体を前傾させ:左肘は深く/右肘はやや浅めに曲げる変形の台形形状とし:両脇を柔らかく閉じて;両手首部がヘソと同じ高さにくる位置で;手首部をセットした上で;両手の親指がグリップ上で一直線上に在るようにセットすること。

)ボールをスタンスの中央線上で両目を結ぶラインよりボール1個分外側に置き:上体を深く前傾させて:効き目の右目でボールの右半分を捉え;「左手グリップ」が喉仏の真下に

(アゴより手前に)くるようにセットし;明確にオープンに構えること(ストロークのラインが)右目で見え易く構えるためにオープンスタンスに構えるが:両肩を結ぶそのラインはストロークのラインに対し平行であること。

)重心を右足に乗せて右足体重に構え:右足体重の姿勢でストロークすること。

2.     ストローク前の準備

)腕と手の余分な力を抜き、リラックスした状態で:左手小指部の2本指部でしっかりとグリップした上で;左首部の形状を固定し;右手人差し指の第一関節部で下支えすること。

)上体を深目に前傾させて構え:両脇を柔らかく緩く閉じて;左手首部を固定し;左肘の曲げ角度を一定の角度に固定し;左手首部がアゴの真下になるよう其の位置をセットする。

)①左手親指の腹側をグリップ部と密着させ:②左手の甲とフェースの面とが同じ向きになるようセットし:③右手の3本指(小指・薬指・中指)の各第3関節部がグリップの真下に来るようセットし、きちんとグリップして:④最後に、右手親指の腹と人差し指の第一関節部の腹とでしっかりとグリップして;その感覚をストロークに活かすこと。

)左手首甲部が方向性を支配し;右手親指の腹部が距離感を支配する(この時、フェースの面の向きと両手首の甲の向きとを同じに一致させ;固定子玉案でストロークすること)。

3.ストロークの開始前の準備作業とストローク

)ストロークを開始する前に必ず、カップの位置を目でみながら;ストロークしつつ距離感をイメージする(カップを正面にみながら;距離感をイメージした素振りを2~3回する)。

( 下りと順目はやや近くに;登りと逆目はやや遠目にカップの位置を想定すること。

)通常程度に息を吸い、僅かに吐いたところで:息を止めて;ストロークに入ること。

)テークは「ゆったり」としたリズムで;振り幅を小さくし;

)右手人差し指の第二関節部と親指の腹とでグリップした人差し指の第三関節の腹が

きちんとストロークする原動力となり:意識的に右手首甲側の角度/形状を固定したままで;

ストロークに入ること。

  

5.距離感の目安

)ロング・パットはスタンス幅を広めに;ショートパットはスタンス幅を狭めにとること。

)スタンスに対する足幅分の追加或いは減少で距離の(5歩、10歩)基準を作ること。

6.ボールを打ち出すライン

)スライスラインであれ、フックラインであれ、ボールが最初に曲がりだす地点に対し:ボールを打ち出していくこと(打ち出したボールが直進した後に;その地点で;最初に曲がりだすこと)。

)ボールがカップに入るためには;上り又は下り(及び逆目又は順目)に対するボールの転がりを加味したライン及び距離感のイメージの構築(ストロークの力加減)が必要。

)ボールがカップに入るラインは複数あることを念頭に、カップの周辺の傾斜と芝目とを入念に読むこと。

)カップ周りの曲り幅を大きく読むプロラインの方が、返しのパットが容易であること。

            謝 謝   最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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臨時掲載: 脳を活性化する生活習慣と「一芸を極める途」  (その3)

2014-02-22 | 脳を活性化する生活習慣の構築とその方法

 前回の続きです。この方は、美術館に飾られるレベルの等身大の仏像を彫り、玄人はだしの油絵をたしなみ、太極拳は剣までこなし、カラオケはド演歌をたのしみその声並ぶ者なく、食後は食器を全部自分が洗う当番を志願して実践し、年取った女性も厭うことなく幅広く交友をたのしむという、まさに「多芸多趣味」を地で行く生き方の方なのです。それが、交友と太極拳と食器を洗う当番以外のことは全て忘れてしまったかのように、この1年間ゴルフに集中し、熱中したのです。 以下は、(前回からの続き)です。

 

初心者向け ゴルフスイングの手引き  By 脳活の目的で「一芸を極める」の巻き(その3)

 Ⅷ.D/Sの開始及び全体の流れとキーポイント

1.左腕ラインの形状(肩から手首までが直線上に伸びた形状で並びに左手首の甲側の板状形状及び親指側のコックの深さ)及び右腕ラインの形状(右手首甲側の折れ角度と右肘V字の形状)とをトップの折り返し時の形状のままに固定維持したままで:左腰/左膝部の回転による左の回転軸の構築に続く左肩の移行と回転の順に; 順次D/Sを開始していくこと。

(折り返し直後から;(A);左手首の甲側の板状(凸形)形状及びコックの深さ並びに右肘V字を畳んだその形状及び右手首甲側の折れ角度とを:トップの折り返し時の角度/形状に固定し維持したままで;(C)左腰/左膝の回転を同時に且つ最初に始動していくこと。

※トップでの折り返し時、両肩を結ぶ線が目標ラインに対し直角であること。

2.左腰の回転からスタートして腰を切ると同時に:左膝の回転による左壁の構築を開始し:次いで;左肩の移行と回転から両肩を回転していき(右肩から先に開始すると、シャフトが寝てしまう!);右腕前腕部位が地面に対し水平になった時から、(このときまで;「左手首部」のコックの角度及び「右手首甲側」の折れ角度を折り返し時の角度のままに維持することが:インパクト時のスイング・スピードを左右する最大の要因である:トッププロの写真を参照)両手首部の使用(左手首のコックの開放及び右手首部の甲側への折れ角度の開放)特に右腕の前腕部位の使用を開始することが;フェース面をボールに対しスクエアに入れ/且つフェース面がボールを(叩くのではなくて)振り抜くインパクトとなり;インパクトで最大のヘッド・スピードを引き出すことにもつながることになる。

( ①左肩の回転により両手首部を振りぬいていく空間を準備して;②左肩の移行と回転とに連動する動作としての左手小指部をきちんとグリップした左手グリップ部の引き下ろし作業により;③ヘッドが遅れて降りてくることとなり(叩くのではなくて、振りぬくインパクトの準備となる);④左手首甲側の向きが目標方向への方向性を支配しつつ;⑤右手首/シャフト形状を形状固定した右腕の前腕部位のみにより;テークで畳み込まれていた右肘のV字の角度を思い切り解放していく動作により;⑥ヘッドを走らせるインパクトを実現する。※左腰の回転(「上体部分」が未だトップに向かっていくタイミングでの「左腰のスタート」であり;その動作を「左腰を切る」と表現する)によりD/Sを開始した直後には;両腕及び両手首の形状はすべてトップ時のそれを完全に固定維持していること;言い換えると、両腕及び両手首の部分はD/Sの為の動作を開始していないことが折り返しの絶対の条件となる)。

 

3.①左手首の3本指部がシャフトをしっかりとグリップしたままで;左肩の引きに導かれつつ「左手首」のコックを開放していく動作(左手首が方向のリード役となる)と②畳んだままでいた「右肘」V字の角度の開放に導かれて「右手首」甲側の折れ角度を開放していく動作とにより;③同時に思い切りよくボールを振りぬいていくこと(ボールを叩かない)。 

(「左手首のコック」の角度をトップ時の角度のままに維持した形状で;右手首/シャフト形状を形状固定したまま:インパクトスイングに入ることが、ヘッドスピードを加速させる。

4.右手首部を使うタイミング(甲側の折れ角度の開放を始動する時期)を出来るだけ遅くすることが極めて重要であるが:(その必要条件として)左手首部の板状の形状とコックの角度を固定したままで;左肩の移行と回転が両肩の回転を先導する力となりつつ;右手首/シャフト形状を形状固定したままで:畳まれていた右肘V字の角度を一気に解放していき/インパクトに入っていくこと(左膝の壁の構築が完了するD/Sの前半までは;右肘V字を畳んだままで「右腕の前腕部位を絶対に使用しないこと」が正しいインパクトの必要条件!)。

※①右脇表面部を閉め;②右手首/シャフト形状を形状固定したままで;③左肩の回転が先行する両肩の回転をしていくと;右腕前腕部位が自然落下することになる。

(右手グリップが右乳房の高さに降りてきて(右前腕部位が地面と平行);初めて;右手首/シャフト形状を形状固定したままで;インパクト・スイングを始動していくことがKey。

5.D/Sで打ち急ぐ気持ちが脳にあると、右手首が早い段階で効いてしまい(=左手首部のコックの角度が消えてしまい);シャフトを走らせることができない;単に「叩く」だけのインパクトを迎えてしまうことになる(気持ちに注意する)。

(トップで形成された「右肘V字」の形状を形状固定したままで(V字部に力を入れると;つまり右肘部に力が入り;右脇が開いてしまう結果として;右肩が落ちるので;右肘V字の形状を固定する意識が重要。そのためには両肩を水平回転する意識を持つと効果的)左手首のコックの角度と右手首甲側の折れ角度も固定したまま;左腰の回転が先行し;次いで左膝の回転による左膝の壁が構築され;( 「左膝の弓状の壁」が完成した後に);同時に左肩が始動して両肩が回転し;(右手グリップ部が右腰の位置に降りてきた直後から)左手首部のコックの角度と右手首甲側の折れ角度とを一気に開放していく動作を開始することが;インパクトでのヘッドスピードを最大限に加速するスイングとなることを理解すること。

(このインパクトの直前まで:(ボールをフェースが捉える瞬間まで); 「左手首のコックの深い角度」を形状固定したままであることが:フェース面をスクエアに入れる必須の条件。

(背骨の中心軸が左股関節に乗っていきつつ:左股関節の上で回転しインパクトすること。

※1 インパクトゾーンでボールを振り抜くには:①トップで形成された左手首部のコックの角度が深いこと及び②トップ時における左手首部のコックの深い角度をキープしたままで、インパクト・スイングに入ることが「絶対の条件」となる。

※2 ①トップで形成された左手首部のコックの角度が浅いか/又は②インパクト前に左手首のコックの角度がほどけてしまってインパクトゾーンに入ってきている時は、ボールを叩くだけのインパクトとなるので;飛ばないし/スライス球が出てしまうことになる。

 

6.「左膝の回転」により構築される「左膝の壁」が形成する回転軸に対し:「両肩」を水平回転していく意識の下で;左腰部位からD/Sを開始し;(左腰の回転/左膝の壁の構築/左肩の回転により)順次始動していきながら:両腰のラインが目標方向にスクエアになった時から(このとき、右手グリップ部も同時に右腰の位置に降りてきていることが理想の条件);右脇表面部を閉じたまま;(右肘V字の形状も固定したまま)更には;右手首/シャフト形状を形状固定したままで;左手首のコックの開放と同時並行して右手首甲側の折れ角度を開放する動作を(爆発的な瞬間の経過の間に)実行すること。

(この時;「右上腕の固定軸」の先端部である右肘の内側が身体に僅かに接する形で;且つ右手首/シャフト形状を形状固定したままで右腕前腕部を使うことが:正しい振り抜き動作である(打ち急ぐ気持ちがあると;右脇が開き:右肘先端部内側が身体から離れていると、手で叩くスイングとなってしまう)。※左肩の回転/右肘畳み込みと左手首コックの開放

7.D/S終盤からインパクトゾーンの中:左手3本指部がしっかりとグリップした状態が維持されていて;その左手3本指部のリードにより;インパクトを開始していくことが:目標方向に対しフェース面をスクエアな向きに維持させる上で決定的に重要な要素となる。

(左手小指部の3本指がトップで形成された左手首のコックの角度を固定維持したまま;グリップ部を一気に引き下ろす作業により;ヘッドが走るインパクトが可能となる。

(右手首部を早い段階で使って打ちに行くのは、叩くスイングとなり、方向性も距離も不可)

※ インパクトに入る前に右手首部が先に利いてしまうと;左手首のコックの角度が消え;、左手首部親指側の形状が伸びてハンド・アップの形状でインパクトに入るし;又はヘッドが被ってしまうので;左手小指の2本指部のグリップをしっかりと締めることが重要。

9.インパクトで左手3本指の握りがゆるくて緩むと;左手首部がハンドアップの形状でのインパクトとなり;フェースの手前部でボールに当たるので;「シャンク」が出る!!

10.トップで形成された両手首と両肘の形状を固定したままの状態でトップを折り返した直後から:左腰/左膝の回転軸に対し;左肩の引きと移行に随伴して;左手首部が左膝前を通過するよう左手首の形状を固定したまま引きおろし;次いで;右手首/シャフト形状を固定したままで;ヘッドが左手首部を追い越していくイメージで;右腕の前腕部位のみを使って右肘のV字の角度を一気に解放してやること(この一連の動作により、ヘッドが走るインパクトが実現される)。

 

Ⅸ.その他の留意すべき重要点

1.両手首の使い方と注意点

)左手3本指部でfirmにグリップされた左手首甲側がテーク中もインパクト時にも常にフェースの面の向きを支配しコントロールしている事並びにテークでの足早なシャフトの立ち上げにも関与している重要な要素であることを理解すること。

)右手首部は:テーク中もD/S中も;右手首/シャフト形状を固定したままであることが必須の要件であり;インパクトの開始直前から初めて使用すること。

2.スイングに入る直前のスイング・イメージ時に明確に「意識」すべき5つの要点

)テークを始動する前に;右腰内股ラインに力を張り;「スイングの軸」を意識すること。

)テークの直前に、「右肘くの字」及び右手首/シャフト形状を固定し右脇を閉じた状態で:右肘皿部の位置を固定した右上腕部位が身体から外方向に離れていかないよう強く意識した上で(言わば、右脇から右肘までの「右上腕部位」までが胴体の右側に一体化されていて);右肘皿部がヒンジとなり;右腕の前腕部位のみが右肘V字部を畳み込む動作のみにより動く(但し、右手首/シャフト形状は形状固定されたまま)テークをイメージし素ぶりすること。

)テークの中盤では、「左手小指部」を身体から遠くに突きだす動作を実行することで;左手首部のコックが深くなり;且つ同時に;左肩を回し込んでいきながら右肘を畳んでいくことで;シャフトを「90度角」に早期に立てることが重要な「テーマ」となる。

)トップでの折り返しの際:左手首部が凸形状でなくて凹形状に折れていると;フェース面が開き;そのままインパクトに入るとフェース面が開いてスライス球が出る原因となる。

)インパクト時:右手首の甲側の折れ角度の開放により、右手首部がシャフトを振りぬく速度に負けないよう;左手小指2本指がシャフトをしっかりとグリップした状態と左手首部の形状(トップで形成した手首甲側の板状形状)を意識しつつ;インパクトに入ること。

   

 3.右腕の「前腕部位/手首部」使用のタイミング

右手首/シャフト形状が形状固定された右腕の「前腕部位/手首部」は、アドレスで右肘皿部を僅かに体内方向に形状を固定した後は、テークの折り返し/左腰の回転と左膝の回転軸の構築/左肩の引きが先行する左肩の回転の順に順次D/S始動の動作を経て:シャフトが地面に対し水平になるまでは(右手グリップが右腰の高さに降りてくるまでは)「全く使用しない」ままで:インパクト・スイングに入ること。

(1右手首/シャフト形状をトップの折り返し時の形状を固定維持したままで「ままの意識の下で」インパクトスイングに入ることが:インパクト時のヘッド・スピードを最大化することにつながる(右手首部で叩くだけのスイングでは;いくら叩いても、ボールは飛ばないし、方向性も不可となる)。

(2右手首部を使用するタイミングが早くなるほど、右手首甲側の折れ角度を開放するタイミングが早くなり;その分伸びた手首部が振りぬきの原動力となる結果;ヘッドスピードが落ちてしまうことになる(このメカニズムをしっかりと理解すること)。

(僅かに力を保ち形状が固定された「右肘くの字」部が左腕ライン及びアドレス時の全体形状を支え;且つ「右肘くの字」部が右腕全体の形状を固定した意識の下で;右脇/右肘部に対し右肘V字を僅かに畳む動作がテーク始動の推進力となり:「ノー・コック」で始動する。

) 左腕は、肩から手首部までを柔らかさを保持しつつ;できるだけ直線形状に伸ばして;小指の付け根が身体から目一杯遠い軌道をとらせることで左肩の回り込みを確保している手首のコックを深くさせていきつつ;シャフトを「90度角」に一気に立ち上げていくこと。

(右脇の奥部をきちんと閉めて:右肘先端部の位置を身体から1G離れたところに位置固定した「右腕の上腕部位」は、テーク中盤での「固定軸」であり;右脇が開かないこと。

※テークで右脇が開くと左手甲が「ローリング」を起こすためシャフトが寝て;トップでフェースの麺が開き;そのままインパクトに入ると、逆にフェース面が被って入る結果;ヒッカケ球(チーピン)が出てしまう。

  

4.トップでの右手首の位置

①右手首/シャフト形状を形状固定した下で;右肘V字を畳み込んでいくとき:②トップでの右手首は右肩よりも上の位置に在ることが絶対の条件(右手首部が右肩よりも低い位置にあると、シャフトが寝ているがための種々の弊害が出てくる)。

5.トップの折り返しとD/Sの開始時の留意点

) 折り返し時は、①左手首部の「板状の形状」及び②左手首の「コックの角度」並びに③畳まれた右肘V字の角度及び④右手首部の折れ角度をトップ時の形状のまま完全に固定し;キープした状態で;且つ「ゆったり」としたタイミングで折り返すこと(全体の形状固定)。

(トップの折り返し時、左手小指部の2本指がFirmにグリップしていて:左手首甲側部が「板状の形状」に形状固定されていることが:D/Sの開始時にシャフトが寝ない為の条件。

) 「ゆったりした」折り返しのタイミングを実感しつつ:「左手首の形状」、右手首甲側の折れ角度及び「右肘V字の形状」を固定したままで(トップで形成された手首や腕の部分の個々の形状及び全体の形状を固定したままで);左膝の壁が構築したD/S及びインパクトの回転軸に対する;左肩の引きを伴う回転が引っ張る「両肩の回転」が両手首部の動きに先行する形で、D/Sを開始していくこと。

( D/Sの開始は、左手首甲側の角度、左手首のコックの深さと形状;右手首/シャフトの関係形状及び右肘V字の角度並びにトップで形成されたそれぞれの折り返し直前の形状を一体的に完全に固定キープしたままで:左腰の回転/左膝の回転と回転軸の構築/左肩の回転の順番で;順次始動展開していくこと(形状の固定及び始動の順番がD/S開始時の要点)。

)左手首部の甲部がインパクトゾーンでの方向舵の役割を担いながら:「右手首/シャフト形状」を完全固定したままで;左手首部のコックの角度(4分)と「右手首部甲側の折れ角度」(6分)とを同時に且つ一気に開放していくことが;ヘッドを加速度的に走らせる。

※小指部3本指をきちんと絞めて:トップで形成した左手首のコックの深さと左手首甲側の形状とを固定維持する強い意識の下で;左膝前を左手グリップ部が通過していくよう小指部から一気に引き下ろしていき;右腕前腕部位が地面と平行になる所まで降りてきた直後から;右手首/シャフト形状を固定したまま;右肘V字の畳み込みを一気に開放していく。

※左手グリップ部が左膝前を通過した後;(直ぐにフィニッシュの為の動作を開始しないで)そのまま水平移行させていく意識がインパクト時でのフェース面をスクエアな状態に保つことにつながる。

)トップで形成した両腕及び手首の形状を固定したまま:折り返した直後に左腰の回転によりD/Sのスタートを切り;次いで;左の壁の構築に随伴する左肩の回転により左肩が目標方向を向く時までに;右脇表面部を閉じ右肘V時の角度及び右手首の角度と左手首のコックの角度とを固定したままで;右手グリップ部が右脇腹の高さにまで自然落下してくること。

(上記の形が形成されて初めて:左手首のコックを解放する動作とそれに随伴する右手甲側の角度を解放する動作との協働によりヘッドを走らせていくのが:インパクト・スイング。

   

Ⅹ.「ショート・アプローチ」の基本事項と注意点                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                        

1. 距離ではなくてグリーンで止まる高い球筋が要求されるショート・アイアンでは(9I~Sw);①シャフト平面上に沿って足早にシャフトを立ち上げていくこと、②高いトップの位置に右手が収まること及び③折り返しに一瞬の間を持たせて「ゆったりと折り返す」ことが、三大要件となる。

※1 トップでの右手首の位置が右肩よりも低いと;シャフトが寝ている分;トップ気味の強い弾道になってしまう。

※2 距離が要求されないので;左肩の回り込みは、ヘソと右股関節部との中間が最適となる。

)80Y以上は(48度);50~80Yは(52度): 50Y未満は(58度)を使用する。

)スタンスは必ずオープン・スタンスとし:ボールは、(転がしの場合を除き)スタンスの中央から左のクルブシの範囲に置くこと

※3ショート・アイアンは、飛距離が小さい中で、ボールを柔らかく高く上げる必要があり;ボールがスタンスの中央より右側にあると、低く強い弾道となってしまう)。

2.ショート・アプローチでは、飛距離は必要とされないので:ハンドファーストの程度を通常のスイングよりも緩くした構えが要求される。ボールが右に寄る程ハンドファーストが強くなる結果として:シャンクが出やすくなることを理解し、セットで注意すること。

※  1右足は必ず目標ラインにスクエアに構え;フェースのリーディングエッジのラインと右足のラインとが平行で(但し、左足はオープン):ボールは必ず右足より内側にあること。

※2ボールが右足よりも外側にあると:インパクトでフェースの麺が開いた形で;ボールに当たるため、「シャンク・ボール」が出るので;両者のセット位置を必ず確認すること。

※3ボールを転がす場合を除いて、ボールを少しでも上げる場合は:ボールは必ずスタンスの中央よりも左側に置くこと(これにより、ハンドファーストの度合いが緩くなる)。

3.ショート・アプローチでは、アドレス時に:①左手首甲側の「板状の形状」を準備し/② 親指側を必ずハンド・ダウンの形状・角度にセットすること。シャフトとの関係形状を固定した上で;左脇を緩やかに閉じ:③左手小指(3本指部)でしっかりとグリップする;

※  左手小指(3本指部)のグリップがゆるいと;インパクトで左手首部がハンドアップとなった形状でボールをヒットすることになる結果;トップボールが出ることになる。

  

4.ショート・アプローチでは、インパクト時のフェース面のボールに対する向きが極めて重要となるので(ボールに対しフェースの面がスクエアに入ることでボールが手前回転することにより、直進しながらボールが高い弾道を描いて飛ぶこととなる)、トップで形成した左手首部及び右手首部の甲側及び親指側の角度と形状とを意識的に固定したままで、インパクトスイングを行うことにより、ボールを振りぬいてやることが必要な条件となる。

)①右脇を閉じたままで右肘部を位置固定したまま;左肩の回し込みに同時随伴して;②左手首部のコックの角度を足早に深めていく動作と同時に;③ 右手首/シャフト形状を形状固定したままで「右肘V 字を畳み込んでいく」ことにより;④ ヘッドが先行する形でシャフトを足早に立ち上げて行くこと但(但し、左肩の回り込みは、ヘソの前止まり)。

)左肩の回り込みは、左股関節部の前までの浅い回り込みとなる(距離を出す必要がない)。

) 距離を出す必要がないので;左肩を押し込みすぎないこと(スリークオーターが基本)。

)50Y以下のショート・アプローチでは:通常のスイングの要件であるノーコックでの始動と左肩の十分な回し込みの要件が無くなることに注意する。但し、テークスタート直後から;いきなりインサイドに引くことがないよう注意する(右膝の外を通過する)こと。

5.テーク開始の直後から「ゆったり」としたリズムの下;左手首の足早なコックにより;シャフトを足早に立ちあげていくこと(コックが緩い、又はヘッドの立ち上がりが遅いと;シャフトが寝るので:手首部がヘッドに先行する形でインパクトを迎えることになるため;シャンクボールが出やすくなることに注意:ショートゲームは、アーリーコックが基本)。

                                             

6.アプローチは距離が必要ないので;つまり体重の移動が必要ないので;アドレス時に左足体重になるよう身体の重心位置をセットしておき:テークすること。

7.50ヤード未満のAPは:① 狭いスタンス(両脇内側の間隔)②右脇表面部の閉め;③左手首部の板状形状固定及び④左手小指部3本指のfirmな握り並びに⑤テークで第一段階(前段)の平行移行を無しにし;⑥左手首部の足早なコックを使い;シャフトをシャフト平面に沿って足早に立ち上げて行き;⑦いきなりテークの中盤に入ることが必須の条件。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

8.距離の調整は、①スタンスの幅;②テークの大きさ(シャフトを立てた時のヘッドの位置の高さ)の加減の要素のみによること。

9.距離のいかんにかかわらず、テークではシャフトを必ず足早に立てること(左手首のコックが遅れると、テークでシャフトが寝るために:手首が先行するためオープンフェースの状態でインパクトすることになるため;「シャンク」が出る)

※1ショートアプローチでのシャンクは、精神的なダメージが大きく、それ以降のスイングに与える負の影響も大きいので、ボールのセット位置に注意する(右足寄りは不可)こと。

※2ボールを右寄りに(場合により右足の外に)セットして;チップショットを行うときは:インパクト時に右手首/シャフト形状の角度・形状の固定が必須の要件となる(インパクト時に、右手首/シャフト形状の角度が緩むと、左手首が伸びてハンド・アップの形状となる結果、フェースの面が開いてボールをヒットすることとなり;「シャンク」してしまう。

   

Ⅹ1.総集編(テーク;折り返し;D/S;インパクト等)

1.    D/Sの開始及びD/Sの中盤からインパクトにかけてのキーポイント

①   左膝の壁が構築された時からD/Sの中盤に入り(ここまでは;右腕の前腕位置が地面に対し水平になる高さにまで降りてくるだけ):D/Sの中盤からインパクトにかけて:左手首の板状の形状を固定したまま;② 左手小指部の2本指(小指/薬指)でグリップ部をfirmに絞めて:③左手首のコックの角度を固定したままで(絶対の条件);④左肩の引きが先行する形で左肩から回転を始動し;板状(凸状)に形状固定された左手甲部を目標方向に向けて回転させていき;⑤左手親指部のコックを急激に開放していく動作と⑥右手首/シャフト形状を形状固定したままで右手首部甲側の折れ角度を一気に開放する動作との協働作業(この動作は同時進行する)により;⑦両者の角度(左手首のコックと右手首甲側の折れ角度)を一気に開放する動作によって;急速にシャフトを走らせることで;⑧フェースがボールを振りぬいていく(決して、ボールを叩かない)のが正しいインパクト・スイング。

                                                                           ( 以下は、次回に続く。)

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臨時掲載:  脳を活性化する生活習慣と「一芸を極める途」 (その2)

2014-02-20 | 脳を活性化する生活習慣の構築とその方法

前回の続きです。この方は、120前後のスコアだったのですが、昨年古希を迎えたところで一念発起して、自分なりに「一芸を極める」道を志したのです。 本を読みまくり、DVDでチェックして、練習場に通い、更には友達の「先達の意見」も取り入れて、時々仲間とラウンドする。練習場でチェックしたことはすぐに書き込んで、ラウンド後の反省の内容も書き込んで、そうした成果がこの「手引書」に集約されているのです。

その結果、わずか1年で、コンスタントに「100切り」できるようになったのです。

100切り」の目標を達成できてからというもの、ゴルフの楽しさや更には深さもわかってきたそうで、次の目標は、1年以内に「90切り」と周囲に高言して、練習に励んでいます。

  

初心者向け ゴルフスイングの手引き   By 脳活の目的で「一芸を極める」の巻き(その2)

7.テーク全般についての留意点(及びそのイメージ)

)テークを始動する動作とは、左肘部から左手小指部までの左前腕部位を身体の外方向に押し出していく動作が原動力となって「ノー・コック」の左手首部を押す作業自体が:右脇を閉じ/右肘部を身体から1G離れた位置に位置固定した右腕前腕部位を押していき:シャフトをシャフト平面に沿って、且つヘッドを目標ラインに沿って平行移行させていくことになる動作である。

( テーク始動開始後ヘッドのネック部が右方向に真っ直ぐに移行していく間に;右手首/シャフト形状の固定が崩れて右手首が効くと、シャフトが内側に入り左手甲がローリングを起こし易いので、この点に意識を向けること(右手首/シャフト形状の形状固定が重要)。

)テークの始動から序盤区間が完了するまでは:ゆったりとしたリズムで:中盤区間の開始以降は足早に;シャフトが立ち上がっていくこと(テークのリズム感)。但し、トップでの折り返しには一瞬の間を持たせる(「松山流」)のリズム感が:テークとD/Sが同一平面上で行われることを保障してくれる極めて重要な要素となる。

)右脇を閉じて;体内/下側方向に僅かに「くの字」に形状を固定した右肘部に力を保ち;且つ身体から1G離れた位置に右肘部を位置固定したままで;肘部から右脇部までの部位が

形状及び位置共に固定された状態をイメージと実体の両面で保ちつつ:(形状及び身体との関係位置をアドレス時のままに保つ意);左肘部から左手小指部までの左前腕部位を身体の外方向に押し出していく動作を「原動力」として左手首部のコックを足早に推進していき;そのコックの作用が右肘ヒンジに対し働いて;右手首/シャフト形状を形状固定したままの右腕前腕部位のみが右耳の後ろ方向に引かれ/畳まれることによって;右肘V字部が畳み込まれていくことにより;ヘッドが常に先行する形で;シャフトをシャフト平面に沿って立ち上げていく作業がテークバックの「中盤」での作業の要点となる。

))の作業からテークの中盤に入り:①左手首小指部を身体の外方向にできるだけ遠く押し出しつつ;同時随伴する左手首の足早なコックの動作と②右肘V字部の畳みこみ動作との協働作業により;③シャフトをヘッドが先行する形で急速に立ち上げて行くこと。

但し、中盤の動作中常に:①首の付け根部が位置固定されていて;②右脇が閉じた状態で;「右腕上半分の部位」が身体に僅かに接した状態をキープし;且つ;右肘V字の先端部位が身体からあまり離れていかない(右肘V字の先端が地面方向を指している)ことが要点。

(右肘はできるだけ体に近く、左肘はできるだけ体から遠くの「テコの原理」を活用する。

(①「右腕上半分の部位」が体に僅かに接している状態で右脇を閉じた「回転軸」に対し;②左手首の足早なコックと;③右手首/シャフト形状を固定したまま右肘V字を畳み込んでいく動作が重要となる(左手首のコックの形成が遅い/浅いと;シャフトが寝てしまう)。

 (①右肘が外方向に逃げていかないよう右脇腹前にその位置を留めたままで;左腕の全体(左脇/左肘/左手首)を身体の外方向に押し出していく動作により左肩の回し込み動作を始動し:②右手首が右膝前を通過するときから;③左手小指を外方向に突きだす動作による「左手首のコックの角度」を深める動作と④同時に随伴する「右肘V字部の畳み込み」動作を協働させることで;ヘッドが先行する形でシャフトを急速に立ち上げていくこと「中盤」。

※この時、シャフト平面に沿ってシャフトを立ち上げていくイメージを持つことが重要。

)右脇が閉じていて;右肘V字部が身体の近くの位置にキープされた「右肘部」をヒンジとして;左手首部の足早なコックを主たる原動力(8分)として;右肘V字の畳み込みを従(2分)として;シャフトを急速に立ち上げていくことがテーク中盤からの要点となる。但し、左手首部を主原動力とするとき:右肘部をヒンジとして機能させる動作(右手首/シャフト形状を形状固定して右肘のV字を畳む動作)が明確な意識のもとで作業されていることが必要となる。その意識が薄いと:右手首部で左手親指部を引っ張る動作が起きてきて;トップに至る過程で;左手甲側のローリングが起きてしまい;シャフトが寝てしまう!!

)テーク中及びD/S中常に「右脇の奥部」をキチンと閉じ;「右上腕の固定軸」の先端の部位が身体に触れた状態でいて;右肘部が身体から1G離した状態を維持しつつ;「左腕」は全体を一体化し且つ長く伸ばして使うのに対し;「右腕」は前腕部位のみの短い使い方が;スイングを安定させ/ヘッド・スピードを加速させるインパクトにつながる秘密の要点。

※誰でもが:右腕を全体的に使う(「長い右腕」)方が、前腕部位だけを使う(短い右腕)のよりもヘッドスピードを加速させると考えがちであるが、それは根本的な間違い。

)右腕上半分の部位に対して:①左手小指部を身体から出来るだけ遠くに突き出していきつつ「左手首部のコック」の角度を深めていく動作と同時に;②右手首/シャフト形状を固定したまま;「右肘V字部」を畳み込んでいきながら「右手首部」を甲側に折っていく動作との協働作業(この相互の手順の実施が「テコの原理」であり、テークでは極めて重要なポイント)により;③シャフトを足早に立ち上げて行くのがテークの中盤以降の作業となる。

)肘部を含む左腕を直線形状に伸ばしたまま且つ左腕前腕部と「凹状の形状」に形状固定した左手首甲部とを一体化したまま:右肘V字の畳み込み動作に左肩の回転が遅れずついていくことがテーク中盤での不可欠の条件となる。

( ①直線状に伸びた左肘部・左手首/左手小指部の突きだし動作を伴う左手首部のコックと② 同時随伴する右手首/シャフト形状部の形状を固定した右腕前腕部位による右肘V字の畳み込み動作とにより;③シャフトをシャフト平面に沿って;ヘッドが常に先行する形で;トップで収まるべきその位置に向けて;足早に立ち上げて行くこと(テークの「終盤」)。

※左肩(左脇)を押し込んで左肩を回していく時:左肩が右股関節前に来た時点がトップとなることが極めて重要。「左肩」が(右股関節部前)より深く廻り込みすぎると;トップでシャフトが寝たり;左手甲部がローリングする原因となるので不可(要注意)。

   

8.テークの「中盤」以降を制する「テコの原理」

)シャフトが目標方向に平行になる中盤の開始直後から、①「左肩」を十分に回し込んでいきつつ左手小指部を突き出す動作を伴う「左手首部」のコックの角度を深めていく動作と②右手首/シャフト形状を固定したまま「右肘V字部」を畳み込みつつ;右手首部を甲側に折る動作とが連携し協働することが要点(この間、「テコの原理」を使うイメージが重要)。

)テコの原理」の活用 

①右脇を閉じ;右腕上半分の部位(固定軸)を身体に僅かに接しさせた状態を維持しながら:② 右脇を後方に(身体に出来るだけ近く)回転させつつ/(左肘/手首)部を体の外方向に思い切り遠く押しだしていくことにより;③左肩の十分な回り込みを伴う両肩の回転を達成していくこと(①と②の方向差が両肩の距離の差を生み;その効果が「テコの原理」効果を発揮することになって;両肩が十分に回ることにより;インパクト時のヘッド・スピードを最大限に加速させることに繋がることを理解すること。

)シャフトを立ち上げていく時;両肩の回転により移動する重心を右足親指の腹に乗せていきつつ;右太腿と股関節部に力を張ることで右膝の前傾角度/形状を維持すること。

9.シャフトの「90度角」への早期立ち上げ(中盤最大のポイント)

)テークを始動後シャフトが地面に対し水平になった直後(ここ迄は、「右手首/シャフト形状」を必ず固定し;僅かなコックのみ)から;「右脇の奥部」をキチンと閉じて上半分の部位の内側が体に接した状態の「右上腕部位」(両肩の回転軸)に対し:右肩の引きと左肩の回し込みとを連動させ;左手小指を外方向に突き出す動作を伴う「左手首部のコック」の角度を深くする動作と右手首/シャフト形状を形状固定したまま「右肘V字の角度を畳み込んでいく動作との協働作業により;へッドが常に先行する形で;シャフトをシャフト平面に沿って急速に立ち上げていくことがテーク「中盤から終盤」での重要テーマとなる。

)首の付け根部から出来るだけ遠い軌跡を描いて動く左手小指部が左手首のコックの角度を深くしつつ;右脇を閉じた右手首を左回転させながら甲側に折る動作により「右肘V字」を畳み込み;シャフトを早期に「90度角」に立ち上げることが;この段階での重要な要素。

(この時左手甲部のローリングが起きやすいので;右手親指の左回転と同時に左手親指も左回転させるイメージの下;左手首部を板状(凸形状)に保ちつつ;左手首のコックの角度を深くさせて行くこと(シャフトが90度に立った時;左肩は未だヘソの前に来ているだけ)。

)「右脇部」を閉じた右肘「くの字」が両肩の回転に一体化した動きをしつつ:テークでシャフトが立ち上がっていく間は;常に;「右上腕の固定軸」が身体の近くに在る(脇の奥が閉じていて;右肘「くの字」が体内方向を保ちつつ身体の外方向に逃げない)こと。

※  テークの始動からトップに至るまで常に「右脇奥」が閉まり、「右上腕部」がきちんと左肩回転の軸として位置固定されており;左腕は腕全体が、右腕は前腕部のみがシャフトを立ち上げていく動作に参加することが極めて重要な要素であることを理解すること。

)トップでは、①「左肩」が右股関節部の前まで十分に回り込んでいて;② 左手首部が板状(僅かに凸状)の形状で、且つ「左手首部のコック」が十分に深く形成されていること及び ③ 右脇が閉まっていて;④右肘のV字が畳まれていることが極めて重要な条件(コックが浅いと、D/Sの折り返しから手首が効いて;手打ちスイングになってしまう)。

)トップでは右脇が閉じていて;右肘V字の先端が地面方向を指していて;右手首部位が右肩よりも上の(高い)位置に収まっていること並びに左手の各指の付け根部を結ぶラインが目標ラインと平行な状態にあることが不可欠の要件となる(左手甲が目標方向と正対しているのは、手首部が開いた状態にあることを意味し;フェース面も同時に開いた状態にあることを意味する:この状態にある限り;D/Sは必ずアウトサイド・インの軌道となる)。

  

10.テーク中盤以降の両手首/腕の使い方の正しいイメージ

)タオルが脇から落ちない程度に「右脇」がキチンと閉じられていて;「右上腕の固定軸」が右上腕の上半分の部位で身体に触れていて:且つ「右肘の先端部」が身体から1G以内に保たれた位置にあり;右肘V字の先端が右腰(~地面)の方向を指し続けていること(「右上腕部位」がテークでの左肩回転の軸となる役割を担う=右脇が閉じていることにより、「左肩」の右股関節部前までの十分な回り込みが達成できることになるそのカギとなる);(テークの終盤で左肩の回り込みが浅いと「左肩が右股関節前まで回り込んでこないこと」左腕が身体に近寄ってきて手で上げるだけのシャフトが寝た浅いテークとなり;D/Sでグリップを身体の前方に突き出す為;右肩が落ちてきて;「右足体重」の手打ちスイングとなる。

)テークの開始からトップに収まるまでの間常に、「右上腕の固定軸」は、「右脇奥部」が閉じられたままで;且つ「右肘V字の先端部」は常に地面/右腰方向を志向していること。(トップで「左手首甲部」が手首部で凹形状に折れると、左肩の回り込みが阻害され;D/Sが右足体重となり;インパクトでフェースが開いてボールを捉えるので;スライスボールの原因となり、絶対に不可なのです「「100切り」が達成できない最大の要因」。

(左手首の親指側はコックにより角度が変化していくが、甲側は板状(僅かに凹)の形状に形状固定されていることが、インパクトでボールを「スクエア」に捉えるための必須条件。

)テーク中右脇の閉めが緩んで右肘「くの字」部が身体の外方向に逃げると:左肩の回り込みが浅くなり;両腕の共同ではなくて「右腕ライン中心」のテークとなるので、シャフトが寝て;D/Sが両肩の回転を伴わない腕だけのスイングとなる結果;叩くだけのインパクトスイングとなってしまう(フェース面が開いて当たり、スライス球となる)。

※1ドライバーの方向性が安定しないのは、D/Sでのクラブの入り方に原因が有り:アウトサイド・インの軌道で外からカット気味に入ったり、シャフトが寝ていてフェースの面がインパクトでスクエアに戻らないことがスライス球やフック球の原因。

※2バックスイングで左肩の回り込みが浅いために;D/Sで腕を振り下ろすスペースがないため、右肩が落ちた右足体重の下での手首部を前方に突き出す形での「手打ちスイング」となる結果、フェース面が開いてボールを捉えるので、スライス球が出る。

11.テーク中の下半身(右膝頭)の「向き」と上半身の「回転軸」

両膝/両股関節の向きを含む下半身全体がアドレス時の形状と向きを固定キープし:上体は前傾角度をキープしたまま:且つ右肘V字の延長ラインが右股関節部に突き刺さったまま:テークの進行につれて背骨の中心軸が右股関節に乗っていき:右股関節の上で回転しつつ:右上腕の固定軸をヒンジにして;左肩の回り込みにより両肩が回転していくことが絶対条件。

(右膝の前傾角度が伸びて大きくなると、右腰が後方に引けて内股部が右斜めを指すことになり;テークにつれて上体が立っていく結果;D/S)では逆に右肩が落ちて;所謂ギッコン・バッタンのスイングとなってしまい;右足体重のインパクトになってしまう。

(形状及び方向がアドレス時のままに固定された下半身に対する上半身のねじれ現象がD/Sのエネルギーを蓄えさせることになることを理解すること(手だけのD/Sを防止する!)。

※  インパクトを左足体重で行うことが必要条件であり;それを可能にするのは、D/Sでの入り方( 左腰を切る⇒ 左膝の湾曲⇒ 左肩の回転⇒ 左手首小指部の引き下ろし)が重要。

( D/Sを開始後インパクトに向かう過程で:右腕前腕部が地面に対し水平となるまでは;トップで形成された右肘V字の角度は不変に畳んだままキープしてくることが絶対的要件。

    

 Ⅴ.テークを制する者は、インパクトを制する

1.右腕ラインの使い方の要点

) 右腕ラインは:右脇を閉じて「右上腕上半分の部位」(「テーク」での回転軸)が身体に僅かに接する状態で形状および位置を固定し:及び右肘を体内/下側方向に僅かに「くの字」の形状に曲げ;且つ僅かに力を張って右腕のライン全体を「一体化」させて;右膝部が前屈したアドレス時の形状を形状及び方向固定したままの状態で:右股関節部から膝を経由して右足親指の腹に至る「右内股ライン」に前傾した上半身の重心を載せていき;テークでの回転軸であり;右脇が閉じられたままの「右上腕上半分の部位」に対して:左腕全体を直線状に形状固定した「左脇部」を押し出し;それに同時随伴する左手首の足早な「コック」と右肘V字部の「畳み込み」とにより;「ゆったりとしたリズム」を保ちながら;ヘッドが先行する形でシャフトを急速に90度角に立ち上げていき;両手首を右肩と右耳との中間の位置に収めていくことが中盤から終盤にかけてのテーマ。

(このとき、右肘部先端部が身体の外方向に逃げると、全てが台無しになってしまう!!

2.左腕ラインの形状と使い方の要点

) アドレス時に意識して:左手首甲側(手首と甲との角度)を手首部で凹状の形状に及び左手首親指ラインを僅かに凹状(ハンド・アップとなる凸状は絶対に不可)に形状固定し;薬指をfirmにグリップしたまま; 左手首が中盤の開始前までは飛球線と平行に移行する。

) 左腕ラインは;左手首甲側部が地面に対し垂直の傾き(僅かにフックグリップの状態)からスタートしトップでの傾きが「目標ライン」に対し平行となるよう;蕎麦屋の出前持ちの形状をした右手首部が左手首を下支えする状態/形状でトップ位置に収まることが理想のトップ形状(この時、両手グリップがと右肩と右耳との中間に在ることが絶対の条件)。

(トップで、右手グリップの位置が右肩よりも低いと、シャフトが寝ていることになる。

(トップでの左手首甲の傾きは、45度が理想であり、これよりシャフトが立っていると

手打ちのD/Sとなり;アウトサイド・インの軌道になりやすい。

)「 左手小指/左肘」が身体から出来るだけ遠い弧となる軌道を描くように小指付け根を身体の外方向/遠くに突き出すイメージで左腕全体を押し出し突き出していくと同時に;左手首のコックの角度を足早に深く形成していき;左肩を右方向に押し出し回し込みつつ;右脇閉じたままで身体の後方に引く感じで右肩を回転させていくこと。

)「テークを制する者は、ゴルフを制する(テークをマスターすることが先決)」。

(1①「右脇奥」を軽く閉じ:②右肘を「くの字」形状に形状固定し;③右上腕固定部位の上半分を身体に僅かに接触させた状態で;右脇を起点にして、且つその右脇に対して左肩を回転させてきつつ④左手首部の足早なコックと⑤同時随伴する右肘V字を畳み込んでいく作業動作により⑥ ヘッドが先行する形で⑦シャフトをシャフト平面上に沿って⑧急速に立ち上げていくこと(テークの「中盤」のイメージ)。

※シャフトを立ち上げていく時:①短い右腕(右腕は前腕部位のみを使用する)と②長い左腕(左腕は腕全体を使用する)の使用:これを言い換えると、右腕は右肘が身体の近くに在って、左腕は左肘が身体から遠い軌跡を描く両腕の使い方(「テコの原理」の活用)が正しいテークの根本をなすことを体感し体得することが;正しいD/Sに直結することを(ひいては、ヘッドスピードを加速するインパクトスイングにつながることを)理解する。

(2左腕ラインが目標ラインに並行で且つヘッドが頭の高さに来た直後から;「左肩口部の回し込み」と同時に付随して起きる[右肩口部の引き」との共同作業による「両肩の回転」作業により;トップの位置に両手首部を一直線に収めていくこと。

(3トップでは左手首部のコック(「小指部を遠くに突きだす」動作により達成される)が十分に深く形成されていること及び左手首部甲側が板状(僅かに凸状)の形状であること。

)シャフトが「90度角」に立った以降のテークの終盤では:①「右腋奥」を閉めて右上腕の固定部位内側を身体に接触させた状態で;②右手首/シャフト形状を形状固定したまま;③「左肩」の十分な回し込みの動作と④右肘V字部を畳み込んでいく動作との連動が重要。

3.テークでの「テコの原理」の活用(インパクト時のヘッド・スピードの加速)

)下半身がアドレス方向(形状)を維持した右股関節部(ライン)の回転軸に対し;

)左肘(手首/小指部)を身体の外方向に押し出していき;左手首のコックを形成して(※);

)同時に随伴する左肩の回り込みに付随する形で/右肘V次を畳み込んで右手首部を右肩上のトップの位置に持ち上げていく(右腕前腕部位を蕎麦屋の出前持ちの形状に持ち上げていく)複合作業を「テコの原理」の意識の下で行うことがインパクト時のヘッド・スピードを加速させる源泉となる。                                                  

( 右脇を閉じた状態で;① 右肘部はできるだけ身体の近くに在って;②左肘部は出来る

だけ身体から遠くに在る形態下で;両肩が回転されることを「テコの原理の活用」と言う。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         

Ⅵ.トップでの「折り返し」時の要点及びD/Sの開始

1.    折り返しの時の必要条件                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

)トップでの折返しの時:左手首部甲側は(板状/凸状)であることが絶対条件であり;左手首部が甲側に折れている(手首部が凹形状で、甲部が目に見える)のは、インパクトでフェースが開いた形でボールに当たることになり;スライス玉の原因となるので絶対に不可。

※折り返しの瞬間/時が止まる【0.1秒休止する】感覚の折り返し直後から;左肩の回転を始動していくこと(この休止があると、腕が先行する打ち急ぎを防止できる!!)

)トップに於ける①左手甲部の板状形状及び②「左手首部の深いコック」並びに③右手首部甲側の折れ角度及び右肘V字の畳み具合い並びに「蕎麦屋の出前持ち」の形状を固定維持したまま:「ゆったりとした」リズムの下に折り返しを行い;左腰の回転/左膝の壁の構築/左肩の移行と回転の順に順次D/Sを始動したその最後に「右前腕部位」を使用すること。

※左の回転軸が構築されるのと同時に:左肩を目標方向に引く動作(トップで右内股の前に在った左肩を;両腕及び手首部の形状並びに左肘部が直線上に伸びた左腕の形状を固定維持したままで;折り返し直後から一気に左膝の前まで持っていく動作)を意識的に実行した時:右腕前腕部位が地面に対し水平になっていること。この状態から;左手首部のコックの角度及び右手首甲側の折れ角度を一気に解放していく動作により;ヘッドが走り、加速される。

(①左手甲部の板状形状及び②「左手首部の深いコック」及び③右手首部甲側の折れ角度と右肘V字の畳み具合いを固定維持しつつ:右手首/シャフト形状も形状固定したままでトップを折り返してからD/Sを開始し;右腕の前腕部位が地面と水平になるところまで降りてくる迄は:右手首部を含む「前腕部位」を絶対に使わないことが:インパクト時のヘッド・スピードを加速させる絶対/最大の条件となる               。                                                                                                                                       

※トップの折り返し時における「3大要件」

①トップでは、右肘V字の先端が「地面の方向」を指している(右脇が閉じている);

②上体が「右足股関節部」に乗っている(股関節部に重心が乗っている);

③左肩が「右足股関節部」の前に在る(左肩の十分な回り込みの確保)こと。

2.D/Sの「開始」以降及びインパクト時の留意点

)折り返し時の両手首/右肘V字の形状を固定したままで:①左腰の回転、②左膝部による                                                                               壁の構築:次いで;③目標方向へと左肩の移行/引き/回転の順にD/Sを開始していきながら;(左肩の回転により目標方向への空間が開けた直後から)④ 左手首のコックと右手首甲側の折れ角度を固定したままで:⑤畳まれた右肘V字の角度を一気に拡大していき;強力に;⑥インパクト・スイングを始動していくこと(但し、トップで形成された両手首部の形状及び右手首/シャフト形状を形状固定したままインパクト・ゾーンに入り、ボールを捉える直前になって初めて;左手首部のコックと右手首甲側の折れ角度とを一気に開放すること)。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

(1トップの折り返しとD/Sの開始との間には、必ず「一瞬の間を置く」こと(松山流)。

(2トップの折り返し時:左手甲部の面が目標ラインに必ず平行であること(正対は不可)。

トップの折り返し時:左手甲部の一部を自分の目で捉えることができるとき(目標ラインに正対);インパクトで必ずフェースの面が開いてボールを捉えるので;スライス球となる!

 (3①左腰を切り②左膝の壁を作り③左肩の引きをスタートするまで、両手首及び右肘V字の畳み具合はトップでの形状と全体の位置関係を保つことがD/S開始直後での重要な要件。

※  叩くのでなくて、振り抜くインパクトが:方向及び距離を可能にしてくれる(核心)

)トップの折り返し後;①左腰を切り②左膝の壁を作り③左肩の回転の順にD/Sを開始し:次いで:左手首のコックの角度/形状を固定したまま(左手首3本指部が左膝頭の真上/真前を振り抜いていく)意識の下で;左手小指部を引き下ろしていくこと(この時、右手首部は絶対に使わないこと:ヘッドが手首の動きに遅れて降りてくる結果、振り抜くインパクトが達成されることになる:ダウン・スイングで最も重要な要点)。

)左膝に力が張り:インパクト・スイングの「回転軸」となる左の壁が構築されてから初めて;右腕の上腕部位をスイングに参加させる動作を開始すること(打ち急ぐ気持ちが少しでもあると;右脇が開き;右腕上腕部嫌右手首部が効いて;右足に体重が残って;腕が身体の前に出るため;手打ちスイングとなり;フェース面がオープンフェースとなる結果;スライス球が出ることになる。その上、振り抜くのでなく、叩くだけのインパクトとなる!

(4インパクトゾーンでは、フェース面がボールを叩くのではなくて振り抜いていくことが正しいインパクトである絶対不可欠の条件であることを理解し、叩く条件を排除すること。それを可能にする方法は:トップで折り返した時の左手首部のコックの深い角度を固定維持したまま(左手首のコックが解けないで)/インパクトスイングに入ることが絶対の条件。

   

Ⅶ.テークでの上体の回転軸

1.テークバックでは(テークの始動からトップの折り返し時迄の間):頭部を支えている首の付け根の部位の中心骨のラインが、アドレス時の前傾角度とその位置とを共に不変に固定し維持し続けることが:正しいテークバック・スイングの全ての基礎となる。

2.右脇を閉じた右腕上半分部位に対して左肩が回転しつつ;中心骨のラインが両肩回転の回転軸となることが極めて重要となる。

3.テーク中に首の付け根の部位の中心骨のラインが右後ろ方向に僅かでも動くと;その分上体の重心が外側に振れるので;D/Sで右肩が落ちてくることになることを理解すること。

4.ノド・ボトケがテーク中常にボールと正対していて:且つ、ボールとノド・ボトケとが弾力はあるが強力な、ゴム・バンドで連結されているイメージを持つこと。その前提条件の下で:「テコの原理」を目一杯活用した形での「両肘の動き」を伴うテークであること。

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臨時掲載:  脳を活性化する生活習慣と「一芸を極める途」 (その1)

2014-02-18 | 脳を活性化する生活習慣の構築とその方法

脳を活性化する生活習慣の構築の方法と言っても、そのやり方は、人によってさまざまなやり方があります。

趣味や遊びや人付き合いや運動を取り入れる多芸の道を歩む人もいれば、この一点に的を絞る「自分なりに、その道を究める」やり方もあるでしょう。今回は、その「一点豪華」なやり方の紹介です。 

   

初心者向け ゴルフスイングの手引き  By 脳活の目的で「一芸を極める」の巻き(その1)                   

Ⅰ.グリップの完成 (形の要点とその手順)

1.左手グリップのセット  

)フェース面を目標方向にスクエアにセットしたとき、クラブのグリップ部が在る場所が「左内股股関節部の前」に来るその場所と位置に左手グリップ位置がくるようセットする。

)人差し指の指先から数えた(以下同じ)第二関節と第三関節の境界線を真下方向からグリップにあてがい第三関節の腹(主)と第二関節の腹(従)とでしっかりとグリップする;

)小指の第三関節の付け根ラインと感情線との間の平原の部位の指の付け根寄りの場所にグリップの横腹を圧しつけ:小指の第三関節が真下側からグリップし包み込むのを確認する。

)グリップの左上斜面部を感情線が斜め60度の方向から押さえつけ巻きつき;次いで

)V字の谷間をきちんと閉じた親指の腹の部分がグリップのセンター右側上半分の部位と合体すること(この親指の腹が、トップで下側からシャフトを支えることになる)。

(上方からの:)のこの抑え込みがないと;インパクト時に左手首部が伸びてしまい;フェース面が開いたり/逆に、ロフトが立ったりするので;この「抑え込み」を確認する。

)最後に左手の小指と)の部位とをシャフトに柔らかくしっとりとした感じに巻き付け左手3本指部でグリップ全体を包むように握る。3本指の中でも特に、小指の握りが重要。 

※アドレス時及びトップの折り返し時又はインパクト時に:左手手3本指のグリップが弱い(緩い)と;インパクトで左手首部が延びてハンド・ダウンの形状となり;フェース面のロフトが立ってしまうことになる(ボールが上がらないか、トップ君のボールが出る)。

)ウッド、アイアンに拘わらずグリップの握りは全て、「薬指/小指の面が目標に対して;スクエア」になる程度に;「僅かにフックグリップ」とすること。全体として:「フィンガー・グリップ」とし、ウッドもアイアンも基本的には同じグリップの仕方とすること。

( 左手首部甲側の形状固定&左前腕部と親指との手首部の形状を僅かに凹形状にセット)。

 ( 下側の左手2本指「小指・薬指」と上側の感情線とでグリップの根元部側を包むようにしっかりと;グリップし;親指と人差し指の谷間の付け根部全体をきちんと閉じた状態で;親指の腹部がシャフトの中央線の右上半分の部に右上側から張り付くように抑える「この時、親指は:必ず全体を縮める形の「ショート・サム」とする」こと)。

( アドレス時に必ず左手首部の「甲側を凹形状及び親指側手首ラインをわずかに凹状」にセットすること:手首部親指側の形状が凸形状「 ハンド・アップ」だと:フェース面のセットがフックフェースになり;且つテークで「左肩」の回り込みが浅くなる)。この場合、

(アドレスの前傾姿勢を取った時、肩の力を抜いて左腕を垂らしたときに形成される左手首の形状「甲側の角度/親指側の角度」のままに手首部をセットすることが不可欠の条件となる。

※左手グリップの強さの加減は:左手だけでグリップした時;その片手だけでヘッドを自由に操れる程度に、3本指部でしっかりとグリップできていることが目安となる)。

2.右手グリップのセット

) 薬指と中指の2本の指のみで且つ第三関節の付け根(掌寄り)の溝の部分を;シャフトの横腹に合わせ:2本の指全体をグリップ部に巻き付け手握り;親指の谷間と「鈎状形状にした(地面に水平)」人差し指の第二関節部とで;安定させた形を作ること。

) 人差し指は、必ず鈎状(ピストルの引き金形状)にすること。人差し指の第二関節が地面に対して水平な状態で;「鍵状の第二関節部全体」が下方側から形でシャフトを支えること。

※①グリップした左手の親指を;右手中指/薬指と右掌とで包み込み、しっかりとグリップした後で;右手人差し指の第二関節部を鈎状にして、下側からグリップを下支えする。

)カギ状にした人差し指部の第三関節の延長線は:必ず「眉間と正対」していること。

) 最後に;親指と人差し指の谷間を閉じて密着させ、鈎状にした人差し指の第一関節部の腹に対し;親指の腹を手前で密着させる(この場合、親指は必ず人差し指の手前にくること)。

(1 親指の先をグリップのセンターラインより少し左にはずさないと、グリップ部に乗った親指の腹が自由に効いて;インパクト時にフェース面が狂い左右に振れることになる。

(2アドレス時のフェース面の向きは;目標ラインにスクエア/orほんの僅かに開くこと。

(3 右脇の閉じは絶対条件であるが;脇に挟んだタオルが落ちない程度の柔らかさを保つ。

(4 右脇を閉じ右肘を位置固定した状態で:「右腕の前腕部位だけ」をテークで使用する。 

(5 両足を蟹股形状に構え;膝の内側ラインに力を張り;背中を大きく反らせて;臀部を後方に突きだす姿勢を基本とし;両膝及び上体の前傾角度を十分に深く構えることが重要。

(6 下半身は;テークでは右膝部の内側ラインがD/Sでは左膝部の内側ラインが軸となる。

   

Ⅱ.アドレスの構え方と姿勢の要点(膝/下半身/上半身/ボールとの位置)

1.下半身のセット

)両膝頭を結ぶ線が両足親指の腹を結ぶ線と重なるよう;両膝を深く前屈させること。

( 上体を必ず深く前傾させ:尻の上で背中を反らせることでバランスを取る。アドレスしたとき、足指の腹が地面をグリップし;右股関節の上に上体が乗っているのを感じる)。

)その上で、顎を引き、胸を張り、懐を深く構えた上体を十分に深く前傾させる。

)次いで、両膝の間隔を十分に拡げ:両足太腿の間を(蟹股感覚)に拡げて形状固定し、膝部に力を張って、背中を深く反らせて、尻部を突き出し;下半身を安定させること。

)右足の内側(親指の腹-土踏まず-膝の内側‐股関節部内側)をテークの軸足として;右膝の前傾角度を固定すると共に;左右の内股股関節部を拡げて蟹股形状として;右足内側ラインに力を張るよう固定した上で;「土踏まず」の中央部に重心を載せて;土踏まず部と親指部とが地面をしっかりグリップし:テーク中盤以降上体が股関節部上で捻転すること。

)臀部を突き出し;背中を大きく弓状に反らせ;頭は前垂れること(.とのバランス上)。

)フェース面の中央部がボールに接する位置でフェース面を目標に対しスクエアor僅かに開いてセットした時;グリップ部が左内股の付け根部前に来る位置に手首部をセットする。

(アイアンのフェース面を目標方向に合わせるとき;フェースの背中のラインで合わせること(この時、フェースのエッジのラインは、ほんの僅かだが目標方向にオープンとなる)。

 )下半身(内股ライン及び右膝の蟹股形状)の形成が、正しいスイングの前提条件となるので、テークの開始に先立って、親指の腹部と土踏まずの底部とで地面を強くグリップする。

( 右足ラインの内側( 親指の腹‐右足の土踏まずの底部内側‐右膝の内側‐右内股部 )に力を張り全体を一体化させた右股関節部の内側部に上体が乗って;左肩が回り込んでいく。

(テーク中に、右膝の前傾角度/形状が不変であること「伸びないこと」が絶対の条件)。

2.スタンスの幅の取り方とボールの位置

ドライバーのみ肩幅より足の幅分広くして、5~9I/3W~7Wは肩幅と同じに、その他は肩幅より足の幅分狭くスタンス幅をとること(クラブに見合ったスタンス幅とする)。

)ドライバーは、左膝頭の線上に;3W~Uは、左くるぶしのボール1個分右側線上に;

)7Iはヘッド/PWはボールをスタンスの中央線上にセットし、僅かにオープンスタンス。

※(これより右に寄ると:フェースの面が立つ分;左へのヒッカケ球が出ることになる)

3.グリップの位置(身体との距離)と上体の前傾

)リーディングエッジを水平にして;フェース面を目標ライン上のポイントにスクエアにセットする。このときの各番手のシャフトのグリップ部の端が決める位置がグリップの位置但し、「右脇」を閉じ/右腕上腕部位の中央部を右乳房に触れさせ状態で;右肘が身体から1G離れた位置に右肘部をセットすること(スイング平面の安定のために極めて重要)。

(背腰部を弓状に反らせ/両膝を僅かに曲げ/股関節部から上体を前傾させ:右股関節内股部から右膝内側を経由して右足親指の腹部に至るライン全体に力を張って全体を一体化する。

※このとき、両足先、両腰、両肩、両肘のラインは目標方向に平行(スクエア)であること。

  

Ⅲ.両腕のセットの仕方と要点

1.左腕(皿部)のセット

)左腕のラインは、左肘の「皿部」を天に正対させ、左腕全体を直線状にセットする;

( 肩/肘/手首のラインに弾力を保ちつつ直線状にセットすること「左腕ラインは;左手首部甲側を形状固定し(「腕を垂らした時に形成される自身の自然な角度)」:小指部でしっかりとグリップし;全体を一体化させ;柔軟さを保ちつつも、全体を直線形状に保つ上で必要最小限度に力を張り/保つことが;「スムーズなテーク・バック」のために極めて重要な要件)。

)左手首部甲側を形状固定した上で:小指部でしっかりとグリップし全体を一体化させ;柔軟さを保ちつつ、全体を直線形状に保ち:その状態で:左手首部のコックによりテークを始動し;右脇を閉じて;身体から1G離れた位置に右肘V字部先端部を位置固定した右腕ラインに対し左肘/小指部位を身体の外方向に押し出す動作が「左手首部の足早なコック」を推進しつつ;コックに随伴する右肘V字の畳み込み動作とによりヘッドが先行する形で;シャフトをシャフト平面に沿って;中盤以降急速に立ち上げていくために;必要且つ不可欠の条件となる(ここに記述した内容こそが、正しい「テークの絶対的条件」)。

)次に、左手首甲側の薬指・中指が作る面を目標にスクエアにしたまま/人差し指と親指との間のV字の谷間の先端が眉間の中心を指すまで僅かにストロング仕様にセットして:(僅かにストロング仕様が入った「スクエア・グリップ」が基本):

)左脇奥部を柔らかく形の上で閉じて(柔らかさを保ち、力を入れないこと)。

※1 左手首部親指のラインが、小指部を強く絞めた状態で「僅かに凹形状」が絶対の条件(セット時の角度/形状は、腕を垂らした時に自然に形成されるあなた自身の角度である)。

※2左手小指部でシャフトをしっかりとグリップした左手甲部を目標にスクエアに構えて:鈎状にした右手人差し指の第二関節の腹で下側から支え/右手甲部もスクエアにセットする。

2.右腕(肘部)のセット

)「右腕ライン」は:皿部を天に向けた後で;右肘部を体内/下方側に僅かに「くの字」に折った後;「くの字」部に僅かに力を保って形状固定し(右肘の「くの字」形状の固定):右腕上腕部位を右乳房の上から宛てて;「右脇部」を脇の奥部で形の上で閉じて;最後に、「右肘V字の先端部」を必ず身体から1G(1グリップ)離して;『其の位置を固定する』ことがスイング平面を安定させる上で、極めて重要(右脇の閉めと右肘V字部の位置固定及び右手首/シャフト形状の形状固定(※1)が「右腕の3大要件」)。

※1シャフトを握った右手首部の甲側の角度及び親指側の角度を固定することを言う。

※2テーク中もD/S中もインパクト直前も常にこの「右手首/シャフト形状の形状固定」は必須の要件であり、インパクト直後の手首の返しで初めて甲側の角度が変化していくだけであり;その間は「右肘V字」の畳み込み/或いは開きを使うだけであることに注意すること。

テーク中やD/S中に右手首/シャフト形状が変化すると:クラブのロフトの角度が変化することになるので(ロフトが立ったり寝たりすること)注意すること。

※3テーク中もD/S中も常にこの右腕部位を短い状態で(右腕上腕部位を乳房に触れさせて

且つ右肘部を位置固定したままで):使用することが、常に目いっぱい伸ばした状態で使用する左腕の使い方との重要な相違点である(このことを理解し、体得することが重要)。

※4インパクト・スイングにおいても右腕は:右脇を閉じたままで;右肘をヒンジとしてスイングする;所謂「短い右腕の使い方」(右腕の前腕部位のみを使う用法)が絶対条件。

)テーク中に右肘が外方向に離れていき;右脇が緩んで開くと;左肩の十分な回り込みが阻害され/シャフトが寝るためにトップでフェース面が開くこととなり;D/Sでは手打ちが起きて;右足体重でインパクトスイングに入る結果、スライス・ボールが出ることとなる。

(右肘のV字部位を体から1G離れた位置に位置固定することにより:テークの始動で手首部を含む左腕ラインがいきなりインサイドに引かれるのを防止できる(右手首が右膝前に来るまでは、左手首部は目標ラインとスクエアなライン上を移行する事が絶対条件となる)。

※1テークのスタート直後からいきなりインサイドに引かれると、シャフトが寝て、左手甲部のローリングの原因となる。

※2アドレス時にセットした各クラブごとのシャフトの傾きが形成する面をシャフト平面と言い;全てのクラブのテークバックで;このシャフト平面に沿って(シャフトがシャフト平面をナゾルように)立ち上がっていくことが;絶対の要件であり、テークの序盤開始時から強くこのことを意識することが大切。

 )「右脇部」の奥を形の上で閉じ::右脇と右肘とを結ぶライン(「右上腕の固定軸」)が、常に;「身体にできるだけ近い位置」を固定キープすることが「左肩の十分な回り込み」を確保しつつ;シャフトが身体の内側に入っていくのを防止する上で重要なポイントとなる。

)右肘V字の先端は、「右脇の奥部」を形の上で閉じた状態で:身体から1G離れた位置にテーク中常に位置固定されていて;V字の先端部がヒンジとなって、右前腕部位がV字を畳み込んでいくことと同時に①左肩の十分な回り込みと②左手首の深いコックを達成していくことがテークの要点となる(この項、極めて重要)。

※右脇奥部を閉じた状態で右肘を位置固定し;位置固定した右肘皿部に対して右前腕部位を回転させていくことになる(右肘皿部がテーク中の右腕前腕部位に対する回転軸となる)。この時、右手首部(シャフトと右手首部との関係形状)を形状固定することが重要な要点。

)アドレス姿勢では:左肩/脇部が右肩/脇部より僅かに手前に在り;両肩を結ぶ線が目標方向/(又は目標方向より僅か左方向を指すこと):左脇が柔らかく閉じ;左脇下側部が乳房の左斜め上半分に接していて;右脇が形の上で閉じて;右腕上腕部位が右乳房を斜め上方向から圧して;右肘部位皿部が身体から1G離れた位置で;キチンと位置固定されていること。

(アドレス時;右肘皿部の表面部は、左腕の太さのラインの下側から1/2から1/3の位置に在ること(真横から見た時、左腕の下側から1/2~1/3の部分に右腕が肘の部位で重なる)。

   

Ⅳ.テーク・バックの始動並びにテークの序盤、中盤及び「終盤」での留意点

1.    テーク・バックの始動(「バック・スイングの準備区間」)

)ボールが曲がる原因

※1 インパクト後のボールは、インパクト時のヘッドの傾きにより決まることを理解する。

①ヘッドが被ってボールを捉えると;ボールに左回転が起きるので、ボールはフック軌道となり;ヘッドが開いてボールを捉えると、ボールに右回転が起きるので、ボールはスライス軌道となり;ヘッドがスクエアにボールを捉えると、ボールは手前に回転するので直進軌道となるのである。

※2 ①ダウンスイングでアウトサイド・インにヘッドが入ると(飛球線の外側からヘッドが入ってくること)、ボールを開いて捉えるので、スライスボールが出ることとなり;②インサイド・アウトにヘッドが入ると(飛球線の内側からヘッドが出てくること)、ヘッドがボールに被る形で捉えるので、フックボールが出ることになる。

※3 ストレートボールを打ち出すには;インパクトでヘッドがスクエアにボールを捉えることが条件となり;D/Sからインパクト及びフォローにかけて;左手首部がイン・サイド・インの軌道を取ることが必要不可欠の前提条件となる。

※4 イン・サイド・インの軌道を実現するには:テークバックのスタート区間中に、右手首が右足前に来るまでの間は、ヘッドを飛球線の上をまっすぐ後方に引くこと(ヘッドが右足先を通過するとき、ヘッドのネック部が飛球線に外接することが重要な目安となる)。

(飛球線ラインに対し、テークバックをまっすぐ上げていくようにすると、軌道がブレず;まっすぐに飛ばせられるようになる)。

(アドレス時のシャフトの角度で面をイメージし、その面をナゾルようにクラブを上げていくと:正しい軌道に乗せやすい)。

)① 小指/薬指部でしっかりとグリップし:左手首甲側を形状固定した上で:左腕全体を柔軟さを保ちつつ一体化させ;左手首を「ノー・コック」のままでテークを始動する。

(① 左脇を左脇の上の方の表面部で柔らかく閉じた状態で:左手首の甲側及び親指側の形状を整形し形状を固定した上で:小指を中心とする3本の指で(小指/薬指/中指)きちんとグリップし;②次いで;右脇を閉じた右肘部の先を体内方向に折り;その形を整形し形状を固定する③その上で;右手首/シャフト形状を形状固定し右腕全体を一体化してから:

④柔らかさを保ちつつも;形状固定された右肘の皿の上にヘッドを乗せている感覚の下で:⑤左肩の回転と左肘および左手首部の押し出しにより⑥テークを始動すること(最重要)。

)テークの始動は:左肩の僅かな回転を伴う「左肘・小指部の押し」を原動力とすること。

※1テークの始動は:右前腕部位の右手首の引きではなく、左肘部の押しが原動力となる。

( 左手首甲側の形状及び右手首/シャフト形状並びに右手首甲側の形状をすべて固定したままの状態で:左肩(左脇の背後側)の押し出しに同時に随伴する左肘・左手小指部の押し出しからテークを始動していくこと(この時、右脇を閉じ右肘のくの字を体内方向に向けた右肘部をヒンジとして:形状固定された右手首部に対し左肩部を押し出していくイメージ)。

(テーク虫常に右脇は閉じたままの状態を維持し;左手小指部の押しと(8分)右手中指・薬指部の引きと(2分)の共同作業により;ヘッドが飛球線上を直線移行していく。

※2 テークのスタート区間中は、両肩と手首を結ぶ三角形及び右肘くの字部の形状の全てが「アドレス形状」のままで:右脇を閉じた右肘V字の先端は体内方向を志向していること。

(1テーク始動時に右肘が身体の外方向に逃げていき右脇が開くと、全てがぶち壊しとなる。

その一方で;右脇を閉じ、右肘先端を体内/地面方向に留めたままの状態を維持しつつ;右手首部の中指と薬指部は体から遠くの軌跡を描いた上で;右肩の上に収まっていくこと。

※  テークのスタート直後から右手首部をインサイドに引くと;シャフトが寝てしまうので絶対に不可(序盤の開始から;右手首部をインサイドに引き右肘V字を畳む動作を開始)。

(2 テークのスタート区間中は、右肘の皿の上にヘッドを載せて運ぶイメージを持つこと及び「序盤が」始まるまでに右足股関節部から右膝内側を経て右足親指の腹までのラインに力を注入して全体的に張りを持たせ;「テークでの回転軸」を形成していくことが重要。

※Wは、飛球線上というより;右足先前でほんのわずかにヘッドのネックの部分が飛球線に外接する程度のラインをたどることが;ベストの始動となる。

※ 右手首が右膝前に来る時から「序盤」が;シャフトが地面に水平になる時から「中盤」が始まり;シャフトが目標ラインに対し90 度になる(90度角)時から「終盤」が始まる。

(3 右手首が右膝前を通過するまでが「テークのスタート」区間であり(この時、左肩は左股関節前に在る);この間ヘッドは地面に対し水平で、且つ、目標ライン上を右後方に向けて直線的に移行する(但し、Woodの場合は、右膝のボール1個分外側を通過する)こと。

 )テークをスタートした直後から:右手首部が右膝前を通過するまでは:ヘッドが目標ライン(飛球線)上を直線的に移行していくことが極めて重要である。

(1アドレス三角形を形状固定したままで:閉じた右脇部位に対して(その部位をヒンジにして);ヘッド部が目標ライン上を(僅かに外側に)移行していくイメージでスタートする。

(2右脇を閉じて/位置固定した右脇をヒンジにして;しっかりグリップした小指部が左手首を押し出すことで右手首部を右膝前まで平行移行させること(スタート区間中の右手首)。

(テーク始動からいきなり、或いは上述の時期までに:目標ラインよりもインサイド軌道を採る時は:左肩の回り込みの阻害、或いは左手首甲のローリングを引き起こすこととなる結果、トップで左手首部甲側が見えるトップとなり;この状態のままでトップを折り返しD/Sに入っていくと;アウトサイ・ドインのインパクト軌道となって;スライス球が出る。

2.テークの「序盤区間」での要点

)テークのスタート区間が終了した時点:右手首が右膝前に来た時から:左手首を僅かにコックすることによりシャフトを地面に対し水平になるところまで立ち上げていくことが「序盤」でのテーマとなる(左肩の回し込みに伴う左肘の押しと左手首の僅かなコックとがシャフトを水平にする原動力:右脇が閉じて右肘は「くの字」形状のままであること)。

※ バックスイングは、「序盤」開始直後からの左手首の僅かなコックにより開始される。

)右脇を閉じて右肘を内側/下側方向に形状を固定したまま:左手首のわずかなコックに同時随伴して右肘V字を畳んでいく動作により;シャフトが目標方向に平行で、且つ地面に対し水平であることがチェック・ポイントとなる(ここまでが「序盤区間」 );

※この時、左肩は左股関節の前まで来ているだけであることに注意。

( 最も重要なチェックポイントは左腕ラインである。序盤区間の完了時(中盤区間の開始)には:左腕全体が直線状に伸びていて;左手首部が身体から最も遠い点にあることが、中盤以降のバックスイングにおける「左手首のコック」の角度を深める上で核となる要因となる。

※左手首のコックは:左手首の甲側が板状の形状を維持しつつ行うことが大前提となる。

3.テークの「中盤区間」での要点

)①右脇を閉じて;身体から1G離れた位置に右肘V字部先端部を位置固定した右腕ラインに対し左肩を回し込みつつ左肘/小指部位を身体の外方向に押し出す動作が「左手首部の足早なコック」を推進し;③コックに随伴する右肘V字の畳み込み動作によりヘッドが先行する形で;シャフトをシャフト平面に沿って;足早に立ち上げていき;シャフトが目標ラインに対して90度の角度で立つことが(地面に対しては45度)/(「90度角」の達成);テーク中盤での重要なチェック・ポイントとなる。

※左肩の十分な回り込みが先行しつつ:同時に左手首のコックの角度を深めていくこと。                                                                                                                                                                                               

※テークの中盤以降では:左手首の甲側が板状の形状を保つ中で:左手首のコックを足早に深めていくことが正しいトップ位置での全体的な形を形成する上での最重要な要素となることを理解すること(但し、左手首のコックに左肩の回し込みが連動することが必要条件)。

) ①右脇を閉じて/体内・下側方向に形状固定した右肘V字部に僅かに力を保ち:右手首/シャフト形状を形状固定した右腕ラインとシャフトとを一体化した状態の下で:②小指を含む3本指部がきちんとグリップし;③左手首甲側及び親指ラインの形状を固定した左手首部のコック(8分)と;④ 同時随伴する右腕前腕部位による右肘V字の畳み込み(2分)とに

よってテークの中盤を開始していくこと(「テーク中盤でのバック・スイングのイメージ」)。

※テークの「中盤区間」では:左手首のコックの角度を足早に深めていくこと及びその動作により;ヘッドが先行しつつシャフトを足早に立てることが核心的なポイントとなる。

但し、このとき、右肘部にヘッドを乗せて右肘部を次第に高く持ち上げていきつつ:左肩の回し込みに同時随伴する形で左手首のコックの角度を深めていくことが;足早なシャフトを立ち上げ、且つシャフトが寝ない(左手甲のローリングが起きない)テークを可能にする。

)右脇を閉じ/右肘V字部を身体から1G離れた位置に位置固定した状態の下で;左肘部及び小指部を身体の外方向に押し出す動作により/左手首を足早にコックしていく動作と;右手首/シャフト形状を固定した状態の右手首が随伴する右肘V字を畳み込む動作との共同作業により;ヘッドが先行する形でシャフトを急速に90度角に立ち上げていくことが(※1)「テークの中盤(1」での作業(この条件を意識的に繰り返し、身体が体得すること)。

(※1)この時;①左肩がヘソの前に在って;右脇が閉じて/右肘が身体の近くに留まっていると共に左腕部は地面に対し平行で;左手首部は小指部が身体から最も遠い位置に在り;②左手首のコックの角度は最大になっている(きちんとグリップされた小指部が;外方向に突き出されていることの反射的効果)のが理想の状態。

(1 ①右脇を閉じた状態でいることで;右肘が体内に留まれる「外方向に逃げていかない」結果;②左肩を十分に回し込むことができ;③左手首のコックの角度を十分に深く/足早に深く形成できることとなり:④シャフトを「90度角」に足早に立ち上げることができる。

(2 この時;右肘はV字の形状をしていて;肘の先端が地面を指していて;右脇が閉じた右肘部は身体に近いが右手首部は身体から遠くに在ることが要点(「テコの原理」の活用)。

(3 両腕及び両手首部のアドレス形状を維持したまま:左手首の「ノー・コック」によりテークを始動していき:序盤では僅かなコックのみによりシャフトを地面に対し水平な状態に持っていき;中盤では足早なコックにより;足早に「90度角」に立ち上げていく考え方(「ノー・コック」理論)の正しさを体感すること。

※序盤以降の中心役者は:左手の小指を含む「3本指」であり:その左手3本指がしっかりグリップした状態で親指側にコックすることが;左手首の甲側を板状の形状に保つと同時に;シャフトを足早に立てる原動力となる(テーク中盤の最も重要な要素)。

※右肘V字部の畳み込み動作が原動力となってテークを始動すると;いきなりインサイドに引かれる為にシャフトが寝て;左手首部甲側のローリング又はトップにおけるフェース面の開きという結果を招き;そのことが直接の原因となり、D/Sでは:アウトサイド・インの形でインパクトが起きるために、スライス・ボールが出ることになる。

(4テークの中盤からは;左手首のコックを足早に深く折ることが最も重要であり;その為には、①左肘/左手首部を身体の外方向にできるだけ遠く突き出していく動作と②右肘V字を足早に畳み込み/右回転させながら右手首を右肩上に引き上げていく動作が不可欠となる。 

※右脇を閉じて;右上腕部上半分の部位を身体に触れさせたまま;左脇・左肘・小指の順に身体の遠くに押し出し;左肩を回転させていくことが「テークの中盤」での重要なテーマ。

※左肩の回り込み具合は、テーク中盤の完了時にヘソの前で;トップの時に左股関節の前。 

4.テークの「終盤区間」での要点とそのイメージ及び注意点                                                             

)テークバックは①股関節部から下はアドレス形状及びアドレス位置を出来るだけキープしたままで:②ヘソから上の状態部分だけが③ヘソと両胸との関係位置が一体化したまま;④  シャフトが立ち上がっていく「リズム」が次第に早さを増していく足早なリズムの下で立ち上げていき;⑤両手首部が右肩と右耳のの「トップ位置」に収まることが絶対の条件。

※トップでは、右手グリップの位置が、右肩と右耳との中間に収まること(これより高いとアップライトになりすぎていて;これより低いとシャフトが寝ていることになる)。

※トップでは、左肩が右股関節部の前に来ていることが最も適切な左肩の位置となる。

(右脇が閉じた状態で右肘は常に身体の近くに在り:左肘部を含む左腕が伸びた形状で/左手首部が身体から遠い軌跡をたどることで/右手首部も身体から遠い軌跡を描くこと。

※ 中盤以降からのバック・スイングでは:左腕は身体からできるだけ遠い軌跡を描きつつ:長い腕の形状となり;右腕は短く前腕部位のみを使うこと(この間、右脇は常に閉じたままであること(右脇が開き/右肘部が身体の外方向に逃げるのが最悪の結果を招く)。                                                                            

5.「テコの原理」の活用による「左肩」の十分な回り込み

)両脇を出来るだけ高い位置で閉じた状態で;右腕上腕部位を固定軸として:左肘/左手小指部を身体から遠く且つ外方向に押し出していく動作と閉じたままの右脇の引き込み動作を伴う右肘/右肩の回転とによる両者の「テコの原理」の活用により;両肩を水平回転させていく動作が;テークの中盤から終盤にかけての重要な動作(「左肩の十分な回り込み」)。

(1右肘はできるだけ身体に近く;左肘はできるだけ身体から遠くが「テコの原理」の要点。

(2 テークは:右脇の閉め、右肘のくの字形状及び右手首/シャフト形状の固定が三要件。

(3 右下半身の軸は右股関節部であり;位置固定したこの軸に対し上体を回転させていく。

※「右脇奥」の閉めと右肘「くの字」部の位置固定が緩いと:右肘部が身体の外方向に逃げていき;テークの始動直後からヘッドが身体の内側に入る結果;終盤での左肩の回り込みが阻害され、浅くなってしまう!(結果として;手打ちのD/Sになってしまう)。

6.テークの終盤でのポイント

)中盤から終盤にかけては:左肩の十分な回し込み(トップの時、左肩が必ず右股関節部の前まで回り込んできていること。但し、それ以上でも、それ以下でも不可)並びに左手首の可能な限り深い角度によるコックの達成が左脚ライン(及び左膝)を軸とするD/Sに必要不可欠の絶対的な条件となる(このことを身体に覚え込ませること。左肩の回り込みが浅く、左手首のコックの角度が浅いと:「手打ち」によるD/Sの原因となる)。

)テークで左肩の回り込みが浅いと(遅れると):右手首に左手首の親指が引かれる結果、左手甲側の「ローリング」が起きてしまい、シャフトが寝てフェースの面が開いてしまう。

)左手首の小指を含む2本指部でキチンとグリップしたままで;且つ左手首甲側の形状を板状(理想的としては、僅かに凸の形状)に保つことがトップを折り返す時の至上命題となる。

この続きは、次回の臨時増刊号で。   See  you again!

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