Q:様々な種類が数ある認知症の大多数90%以上を占めている『アルツハイマー型認知症(以下、「AD型認知症」と略記する)』は、発症させる犯人を/『アミロイドβの蓄積とする説(アミロイドβ仮説)、タウ蛋白の沈着とする説(タウ蛋白仮説)、アセチルコリンの不足とする説(アセチルコリン仮説)」と言う「3種の仮説」が唱えられて来ました。それらの「仮説」は、「原因と結果の関係/因果関係」の存在の実証が出来ない儘及び「正しい発病のメカ」を 提示/説明出来ない儘に、「権威だけを笠に着た/憶測の類に過ぎないレベル』の提示/主張内容が、幅を利かせて来たのです。「AD型認知症」は、認知症の研究や/診断の専門家達の間では、結局、①「発病の原因が分からないタイプの認知症」とされて、②「症状の重症化の進行」が放置されて来ていて、③(為す術が何も残されていない)末期の段階、私たち『二段階方式』の区分で言う「重度認知症(大ボケ)」の前期(30点が満点のMMSEの得点が14点~10点迄)/又は、後期(MMSEの得点が9点以下/一桁)の段階で初めて発現して来る「極めて重度の症状【(DSM-Ⅳ)の第二要件が確認を要求している失語紛い、失認紛い、失行紛いの症状のこと)】を確認して初めて/発病と診断されていて、(発病を見つけるだけで、何等の治療や予防対策も行われないまま)放置されて来ているのです。
ここで、市町村の保健師さんや/施設で介護の業務に従事されている方に注意して欲しいことは、①『失語紛い、失認紛い、失行紛いの症状は、②「DSM-Ⅳ」の第一要件が確認を要求している「記憶障害」に起因した症状と言う規定自体が重大な誤りだということ 』。正しい理解は、『①「前頭葉」機能を含む/脳全体の機能が、②廃用性の/加速度的で/異常な機能低下が進行して、③極めて異常なレベルに迄、「前頭葉」機能を含む/脳全体の機能が衰えてきたことの/④アウトプットとして発現している症状(「前頭葉」機能を含む/脳全体の機能レベルの反映として発現して来ている症状)に過ぎないものなのです!!』⇔『重度認知症(大ボケ)』の「一つ前の段階」である『中等度認知症(中ボケ)/(脳の機能年齢で言うと、6~4歳児)』の段階の発病者は、『2~3種類の服薬の自己管理が、出来ない』のです!『①「説明書を読む」ことは出来るし(失語紛いの症状は、無い)、②自分なりの言い訳を語ることも出来るのですが(失語紛いの症状は、無い)、説明書に書かれた内容について、何をどのようにすれば良いのかの/組み立てと理解が出来ない脳の機能レベル【=「前頭葉」機能を含む/脳全体の機能レベルのせいで、服薬管理が出来ない』だけのこと!!
他方で、「脳をどのように使うのか」と言う視点からの/日々の「生き方」が発病や回復を左右する「生活習慣病」であるとする説が、次第に有力視されて来ているようなのです。『東日本大震災の被災から1年半という僅かな期間しか経過していない」にも、拘わらず、東日本大震災の被災地に於ける、異常な規模での、「AD型認知症」の新規発病者達の発現(然も、、高齢者だけが、発病の対象となっている)の報道等を見ていると、私たち『二段階方式』の主張の正しいことが、悲惨極まりない「東日本大震災の被災地の高齢者達による/大量の新規発病者の発現」と言う事象の事実によって、疫学的に証明されて来ているのかなとも思うのです。
A: あれもこれも
ナイナイ尽くし
出番が少ない 脳は老化を加速する
(撰者 Tadの講評)これまで「生活習慣」と言うと、世界的に、「身体の健康」と言う視点だけの側面が取り上げられて来ました。日本でも、市町村の保健師さん達が中心となり、「食生活」や「運動」に配慮した『健康な生活』をテーマとして、「身体の健康」に焦点を定めた指導をしてきた結果、世界に先駆けて「超高齢社会」を作り上げることが出来たのです。誰でもが、80歳や90歳まで生きる「長寿社会」を実現出来たのです。
ところが、「長寿社会」が実現された裏腹の現象として、『人生60年と言われていた時代』には問題とならなかった/認知症の問題、中でも、様々な種類が数ある認知症全体の90%以上の割合を認占める「AD型認知症」を発病する『高齢者』の数が、うなぎ上りに増え続けて来て、大きな「社会問題」となって来たのです。厚生労働省の見通しでは、この先更に高齢化が全国的に進行して行く中で、同時進行的に/「AD型認知症」を発病する「高齢者」の数も増え続けて行くと予測されているのです。
(為す術が何も残されていなくて/介護するだけ)の末期の段階/私たち「二段階方式」の区分で言う「重度認知症(大ボケ)」の段階で/初めて発現して来る『①極めて重度の物忘れの症状及び ②極めて重度の失語(紛い)/失認(紛い)/失行(紛い)の症状を確認して初めて/「AD型認知症」の「発病だと騒いでいるのです。末期の段階で/初めて発病を見つけているだけで/何の対策も打たないで(早期発見と早期治療による「回復」も、「発病自体の予防対策」もしないで)/「介護」の対象となる『高齢者』の数が増え続けるままに放置していると、「介護保険制度」の維持さえも困難になってくる程の規模なのです。
「AD型認知症」の発病高齢者数の凄まじいと表現して良い程の/急激な増加と言う現実に対して、我が国日本の政府がとった対策はと言うと、①最も有効で有益で低コストである川上対策である筈の「新規発病の予防対策」は「政府大綱の第一条の規定で、棚上げ」した儘で; ②『ボケても安心な社会作り』と言う「末期での対策」を旗印にした/③「アミロイドβ仮説」と言うボケた仮説を理論的根拠にした(「認知症ケアパス作成の手引き」中での説明)/④「介護の予防措置」実施の制度化により/⑤末期での医療対策に10兆円超もの血税の投入/更には、末期での介護対策に13兆円超もの血税の投入により、厚労省の年間の予算規模は、毎年度膨れ上がる一方で、立案した当の官僚の出世は、保証されたようなもの!?!
誰でもが80歳や90歳まで生きるのが当たり前の長寿社会、『第二の人生』が20年も30年もある「超高齢社会」では、「脳の健康」と言う視点、言い換えると脳の使い方と言う視点からの「生活習慣」の在り方、『仕事とは無縁の日々を生きることとなり/左脳の出番が大きく減少して来るという「第二の人生」での日々の脳の使い方、生き方』が、極めて重要なテーマとなるのです。世間で認知症の専門家と言われる人達から、「原因も分からないし、治すこともできない病気」と言われ続けて来た「AD型認知症」と言うタイプの認知症は、『第二の人生』を生きる「高齢者」の/日々の「脳の使い方」としての『生活習慣』の在り方が、「発病」を左右し/症状の「回復」/重症化の進行の「抑制」/更には、「発病自体の予防」を左右する「生活習慣病」なのです!!!
Q: 生き甲斐となるものもなく、楽しめる趣味もなく、熱中している遊びもなく、これといった交友もなく、身体を動かすことにも興味がなく、目標として掲げるものも何一つない、言わば「ナイナイ尽くしの」単調な生活習慣が繰り返されていくだけの日々! そうした日々の生活振りが、どうやら「第二の人生」を送る上での/あなたの「生活習慣」のようですね。
A: 時間はたっぷり有るのに/することが無い毎日、ただぼんやりと暮らすだけの「単調な生活習慣」が、日々繰り返されていて、そうした日々の「単調な脳の使い方」/「仕事とは無縁の日々の暮らしとなる「第二の人生」の最中での、単調な日々の生き方」が継続している生活習慣だと言うのですね。そんな毎日を過ごしていたのでは、使われる機会が極端に少なくなった「前頭葉」機能(前頭前野の穹窿部に局在する複合機能体を言うものとする)が居眠りをし始めて、「前頭葉」の「老化」が/日々加速して行くことになるのです。「高齢者」の皆さんが、日常生活面で体験していて分かり易い例で言えば、「脚」の筋肉の「廃用性萎縮」による機能低下、あれと同じことが、脳の司令塔の「前頭葉」で起きてくるのです。但し、足の筋肉は、「筋肉の萎縮」と言う分かり易い形で発現して来るのですが、脳(就中、高度な複合機能体としての要の機能である『前頭葉機能」の場合は、筋肉の萎縮ではなくて/(使われる機会が極端に少ない/出番が極端に少ないことに起因した/当該機能を構成している全体の機能について/且つ厳密な低下順の条件の下での/①廃用性の/②加速度的で/③異常な機能低下の進行と言う複雑な形態をとるのが特徴となるのです。
ナイナイ尽くしの「単調な生活習慣」が継続する中で、「前頭葉」機能が日々老化を加速させていって、廃用性の/加速度的で/異常な機能低下の進行と言う事態(使われる機会が極端に少ないことによって、機能が異常なレベルに/加速度的に衰えて行くこと)を起こしてくるその先に/あなたを待っているのが、高齢者のあなたや(あなたの周りの家族が)一番恐れている、あの「AD型認知症」という認知症の発病と言う事態なのです。あなたの住んでいる市町村(或いは、住んでいる地域)の高齢化率が30%を既に超えているなら、あなたの周りには、「AD型認知症」を発病した「高齢者」の姿を3つの全ての段階の発病高齢者達」を合わせた人数による/発病高齢者の割合を言っていることに注意してください。
厚生労働省が総数300万人と発表しているのは、「重度認知症(大ボケ)」レベルの発病高齢者達だけの数であることに注意が必要です。「小ボケ」と「中ボケ」とを合わせた数は、「大ボケ」の数(300万人)と同等/またはそれ以上の人数になるというのが、私たち「二段階方式」が「脳機能データからの」結論なのです。
ところが、「AD型認知症」の診断の専門家である精神科医は、米国精神医学会が策定した『AD型認知症』の診断基準である「DSM-Ⅳ」の第一要件が確認を要求する「記憶障害=極めて重度の物忘れの症状」及び第二要件が確認を要求する失語(紛い)、失認(紛い)、失行(紛い)といった「重度認知症(大ボケ)」の段階の「後期」で初めて発現して来る/極めて重度の症状が確認出来ないと「AD型認知症」の発病とは診断しないのです。「小ボケ」も「中ボケ」も共に/「大ボケ」の予備軍であるにも拘わらず、「DSM-Ⅳ」の診断基準を金科玉条とする誤りを犯している為に、「小ボケ」は「不活発病」とされて見落とされ、「中ボケ」は「年のせい」として放置されているのです。
認知症の大多数90%以上を占める「AD型認知症」は、「身体がもつのに/脳が持たない」こと及び「何年もかかって、(前頭葉機能を含む)脳全体の機能の衰えに/厳密にリンクして、徐々に段階的に、症状の重症化が進んでいく」ことが、特徴なのです。何も対策を講じないまま放置していると、「小ボケ」は「中ボケ」に、「中ボケ」は「大ボケ」へと、徐々に段階が進んでいくのです。「大ボケ」の段階にまで/脳全体の機能が衰えてしまったら、(せっかく、発病を見つけても)手遅れ、(為す術が何も残されていなくて)「介護」の対象となるだけなのです。
「AD型認知症」の各段階(小ボケ、中ボケ、大ボケ)で発現してくる「段階的で/類型的な症状」は、①「仕事」と言うテーマとは無縁の日々を生きて行く『第二の人生』を生きている「高齢者の/②『前頭葉』機能を含む/脳全体の機能が、③追及する特定のテーマが無い単調な日々の暮らし方/、④『生き甲斐なく/趣味なく/交遊無く、/運動する機会も無く/地域の活動に参加する機会も無く/目標となるものが無い/ナイナイ尽くしの単調な生活習慣』の継続に起因した機能レベルの加速度的な低下、即ち、⑤(使われる機会が極端に少なくなった)為に、⑥脳全体の機能が急速に衰えて来た(①廃用性の/②加速度的で/③異常な機能低下の進行)が真の原因で、⑦「前頭葉」機能を含む/脳全体の機能レベル(各段階における脳全体としての機能レベル)のアウト・プットとして、⑧発現して来ているに過ぎないものなのです。
(問題提起):① 「AD型認知症」の発病/症状の重症化の進行と言う問題は、② 人類最大の難問と言われている『意識が、覚醒した/目的的な世界』が関わるのです!!!
① 『意識が覚醒した/目的的な世界は/ ②複合機能体である『前頭葉』機能が/ ③ 脳全体の司令塔の役割りを担っている世界であり、④ 「左脳」/「右脳」/「運動の脳」の(3頭の馬)が牽引する「三頭立ての馬車」が運航する世界であり、⑤ 「三頭立ての馬車」の運行を支配し/管理している『御者』の役割を担っているのが、『前頭葉』機能という訳なのです。
① 『意識が覚醒した/目的的な世界』は、②「評価の物差し=意識の首座=自我=脳の中のホムンクルス」が行う、評価/注意/関心/観方に従い(に基づき)、③ 「注意の分配力]の機能が、「実行機能(Executive Function)」を駆使して/④状況の理解と判断、実行テーマの発想/実行の企画と計画/実行すべき内容の洞察、推理、ケース・シミュレーション/実行内容の修正/実行の決定と決断、時には、実行の抑制等を経て、⑤脳の各部に実行の指令を出すことに因り、⑥ 所定の目標を実行し、目的を達成して行く世界なのです。
①世界的に通説とされていて、②東大/京大/理研(MIT研=利根川進)が我が国での牙城を形成している『アミロイドβ仮説/「アミロイドβの蓄積(老人斑)」による神経細胞の大量死が、発病を惹き起こす犯人(原因)と主張する仮説』は/、③100%誤りの出鱈目な内容であり/、④『「アミロイドβの蓄積(老人斑)と「AD型認知症の発病/症状の重症化の進行との間には、肝心要の関係、因果関係が存在していない』のです!!
① 『「DSM-Ⅳ」の第二要件が、発病と診断する上で確認を要求している極めて重度の症状である失語(紛い)/失認(紛い)/失行(紛い)の症状』は、第一要件が確認を要求する「記憶障害=極めて重度の物忘れの症状」が発病を惹き起こしている原因要因ではない(無関係の代物)のであり、真の原因要因である『「加齢に起因した正常老化の進行」と言う基盤の要因に対する、加重される要因であり、発病及び症状の重症化の進行を惹き起こしている「真の原因要因」』は、『第二の人生』を生きる『60歳を超える年齢の高齢者』の日々の「脳の使い方としての生活習慣」と言う要因なのであり、『ナイナイ尽くしの単調な生活習慣(自分なりに追及する特定のテーマが無く、生き甲斐なく、趣味なく、交遊無く、地域の活性化への参加の機会も無く、運動する機会も無く、目標となるものが無い単調な日々の暮らし方)』の継続と言う要因なのです。
『「DSM-Ⅳ」の規定が、重大な誤りであることの/脳の機能面からの説明と指摘!!』
① 「AD型認知症」の発病及び症状の重症化が進行して行く世界は、人類最大の難問と言われている『意識』が関わる世界なのであり、②「DSM-Ⅳ」の第一要件が提示している『記憶障害』という単純な要因が惹き起こしている訳のものではないのです(憶測の類とはいえ、策定者達の発想力が、単純過ぎるのです!)。
① 『「意識」が覚醒した/目的的な世界』では、②「評価の物差し」の機能が行う評価/注意/関心/観方に従い、③『注意の分配力』の機能が、④「実行機能」を駆使して/⑤(必ず先行する機能構造である)『メタ認知』し、⑥ メタ認知に僅かに遅れて、連動し、随伴する「実体験認知」に因り、⑦ 所定の目標を実行し、目的を達成して行く機能構造の世界になっている【=By Tadの思考実験による成果/確認)のです(①メタ認知と②実体験認知の機能構造の存在は、「リべットの実験」の正しい解釈から生まれた考え方なのです/無意識と意識の両者に区分する考え方は、間違いなのです!)。
この機能構造の下で、①『AD型認知症』の発病『高齢者』であり、② ナイナイ尽くしの単調な『生活習慣』が継続して来ていたが為に、③ 『前頭葉』機能を含む/脳全体の機能について、④ 廃用性の/加速度的で/異常な機能低下が進行して来て/⑤ 私たち「二段階方式」の区分で言う「重度認知症(大ボケ)」の段階の後期(MMSEの得点が、9点以下の一桁)のレベルとなる迄に、『前頭葉』機能を含む/脳全体の機能の『機能レベル自体が、極めて異常なレベルに迄低下して来ている』発病者だけに確認される症状である;⑥(失語紛いの症状/簡単な朝の挨拶程度の発言も、ママならない;失認紛いの症状/歯ブラシを片手に、茫然自失の状態;失行紛いの症状/ズボンをはこうとしていて、頭から被ってしまう)が発現して来る真の原因は、⑦上記に説明したとおりの機能構造の問題であり、⑧『前頭葉』機能を含む/脳全体の機能の機能レベルが、極めて異常なレベルにまで/機能の低下が進行して来て/殆ど機能出来ていない状態に在ることが原因で、⑨『メタ認知』機能が殆ど働かない為に、⑩僅かに遅れて、連動し、随伴する「実体験認知」機能も/殆ど発揮出来ない「脳全体の機能レベルに在る事の反映/アウト・プット』と言うことなのです。
(まとめ)
「第二の人生」に入っているということは、高齢者と呼ばれる年齢になっているということなので、誰でも、「加齢による『前頭葉』機能の/「正常老化の問題」を抱えているのです(発病を惹き起こす基盤となる要因であり、「発病の第一の要件」)。「社会生活」がそれなりに送れていて、「前頭葉」機能の働きが/正常なレベルにあっても、「加齢」と言う要因によって、「前頭葉」機能は機能の老化が、緩やかに進んで行っているのです(「正常老化」の進行)。ところが、高齢者は誰でも、「AD型認知症」を発病するか/と言うと、そうではありません。70代のお年寄りの30%が、「AD型認知症」を発病するのに対して、80代のお年寄りの50%は「AD型認知症」を発病していないで、それなりに「社会生活」を送れているのです。
「AD型認知症」を発病することに:なるか/ならないか、その差はどこから来るのでしょうか。「脳の使い方」と言う視点からの日々の生活振り、「生活習慣」に大きな差異があるのです。
「AD型認知症」を発病する高齢者は、「カクシャク老人」と呼ばれる高齢者達の/日々の生活振り(食生活では、無くて/「脳の使い方としての生活習慣」であることに注意して下さい)とは対照的な生活振りを送っているのが特徴なのです。
「AD型認知症」を発病することとなった「高齢者」達は、『時間だけは、たっぷりと有るのに、することが何もない毎日」を日々送っているのが特徴なのです(発病の引き金を引く加重要因であり、「発病の第二の要件」)。
「AD型認知症」を発病するお年よりは、『第二の人生』を送る日々の生活の中で、「脳の使い方」という視点と意味で言う「生活習慣」自体に、大きな問題があるのです。
「脳の使い方」は、言い換えれば、「意識」が覚醒した/目的的な世界に於ける(脳全体の司令塔である)「前頭葉」機能の(使い方の問題)でもあるのです。「AD型認知症」を発病することになるのか/ならないのか、その差は、毎日の「前頭葉機能の使い方の差」にあるのです。ナイナイ尽くしの「単調な生活習慣」の継続が、脳全体の司令塔である「前頭葉」機能の①廃用性の/異常な/老化の進行と②機能の異常なレベルへの低下を惹き起こして来るのです。
※ 私たち「二段階方式」が集積して来た/極めて多数例に上る『AD型認知症』の発病高齢者の「脳機能データ」の解析結果は、『AD型認知症』の発病高齢者である場合には、「脳機能についての/極めて厳密な機能低下の順番」の存在が、確認されているのです。その低下順は、低下順が早い方から順番に:『①前頭葉機能⇒ ② 左脳 ⇒ ③右脳 ⇒ ④運動の脳』の順番となるのです。
従い、(① 論理的な帰結としても / ②実態による実証からも) : ③ 『「前頭葉」機能が、正常なレベルを維持出来ている」限りは、④『「AD型認知症」の発病は、絶対に起きては来ない』性質のものなのです!!!
注)本著作物(このブログ A-37に記載され表現された内容)に係る著作権は、(有)エイジングライフ研究所に帰属しています。