kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

中島、ヤンキースと入団交渉破断で西武に残留も、チーム編成はどうなる?

2012-01-06 18:02:31 | 野球・埼玉西武ライオンズ2012

埼玉西武ライオンズの昨季のキャプテン中島内野手が、ポスティングシステム(入札制度)で独占交渉権を獲得したニューヨーク・ヤンキース(NYY,ア・リーグ東地区)との交渉が合意に達しなかったことを球団を通じ、発表した。中島は埼玉西武に残留し、今季中に取得する見込みの海外フリーエージェント(FA)権を行使してメジャー移籍を目指す。

提示された条件は1年契約で年俸は80万ドル(約6160万円)前後。今季年俸2億8000万円の4分の1以下だ。それでも「中島は年俸も理解し、控えでも活躍して評価を上げればいいと考えていた」という。ここまでの低評価は、やはり近年の日本人野手、特に内野手には厳しい。昨オフ、千葉ロッテから首位打者という手土産を持参してツインズ入りした西岡の度重なる怪我と不振は、日本人内野手への評価を下げる要因となった一例だ。
中島サイドの「1年契約満了後にFA」の要望に対し、ヤ軍は「(自動的にFAとなるまでの)6年間の保有権は捨てない」との主張を曲げなかった。

中島側は1年契約でNYYと契約して、我慢して1年間過ごした後、オフにFA(自由契約選手)となって、今度は納得するオファーを待つ姿勢だったと思われる。また、一部で代理人がNYY契約後に他球団へトレードするとのオファーがあったともされるが、NYY側は納得しなかったようだ。
中島はこれでチーム残留が基本線となり、順調ならば今オフに海外FA権を獲得するので、今季はライオンズで好成績を残して、堂々とメジャー契約を勝ち取ってもらいたい。

一方で、前主将(今季は栗山主将)の残留は、チーム編成上、大きな影響をもたらしそうだ。球団はナカジのメジャー移籍を前提に、オフ突入と同時に外国人選手獲得に着手し若手有望株の浅村の遊撃転向新主将と3番は栗山と全てはナカジ移籍が前提の補強・編成だった。
NYYからの入札金も当然ながら補強費の一部と見込んでいただろうから、ナカジの残留で順当なら来季年俸は3億円超えは間違いないだろう。更に、「裏切り者」帆足のFA移籍に伴いSBからの人的保障を検討中で、ナカジ残留となれば噂される年俸2億円とも言われる松中獲得も怪しくなってくる。ナカジと松中の二人だけで確実に4億円以上の出費となるので、松中を外して若手・中堅選手獲得へ切り替える可能性が出てきた。

今季の内野布陣もナベQ監督の頭を悩ませそうだ。ナカジ残留となると、昨季のように1塁・浅村、2塁・片岡、遊撃・ナカジ?、三塁中村から、今季は1塁・中村/新外国人とDH併用、2塁・新外国人(片岡復帰まで)/片岡、遊撃・浅村、三塁・ナカジという布陣はどうだろうか?
ナカジが遊撃以外でメジャーを目指すことでオフには有利に働くだろうし、浅村の遊撃定着を促す上でも悪くない選択肢だと個人的には思います。中村は打撃を活かすためにも守備位置は一塁とDHとして新外国人と分け合う形がベストかな?2塁は片岡の怪我回復状況次第で、開幕アウトなら新外国人起用でしょうね。原、平尾、阿部はバックアップ代打要員としてベンチ待機です。
この布陣はあくまでも現時点での話で、人的保障で松中移籍となれば話は別ですが、私は松中移籍は無いと思っています。むしろ、仮にプロテクト外だったら多村の方が「まし」ですね。怪我が多いのは難点だけど右の外野手、代打切札で使えるかも?


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