kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

映画『貞子3D』を観て

2012-05-14 18:25:25 | 映画・邦画

12-37.貞子3D
■配給:角川映画
■製作国・年:日本、2012年
■上映時間:97分
■観賞日:5月12日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ



□監督・脚本:英勉
◆石原さとみ(鮎川茜)
◆安藤孝則(瀬戸康史)
◆柏田清志(山本裕典)
◆田山涼成(小磯勇吾)
◆橋本愛(貞子)
◆染谷将太(榎木)

【この映画について】
Jホラーの大ヒット作として、世界をも席巻したホラー・シリーズの第4弾。テレビの画面から飛び出し、恐怖を振りまいてきた貞子が、動画投稿サイトを通して、新たな阿鼻(あび)叫喚の物語を始動させる。
主演はホラー映画初挑戦となる『フライング☆ラビッツ』の石原さとみ、その恋人役で『仮面ライダーキバ』シリーズの瀬戸康史が共演。監督は、『ハンサム★スーツ』『高校デビュー』などの英勉。ラブロマンスやコメディーを得意としてきた彼が、ホラー作品でいかなる演出手腕を発揮するのかも気になるところだ。(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
鮎川茜は、自分が勤める女子高で流れている奇妙なうわさを耳にする。それは、自殺する様子を生中継する映像が動画サイトに投稿され、それをたまたま目にしていた者も死んでしまったというものだった。そんな中、茜の教え子の一人が不審な死を遂げ、似たような変死事件が各地で続発するように。警察は一連の事件を自殺だと断定するが、死んだ者たち全員がうわさになっていた自殺動画を見ていたことが判明する。やがて捜査線上に最初に生放送を行った柏田清志という人物が浮上した。

典子の死を受け入れられないクラスメイトの理沙は、本当の原因を突き止めようと学校の自習室にあるパソコンで「呪いの動画」探しに躍起になるが<404 File Not Found>と表示されるだけだった。だが、やがて画面から突如動画が再生され始め、椅子に腰かけうずくまった男が映し出される。最後に「お前だ」という声が聞こえると画面からは髪の長い女が這い出してきた。

大体この辺までが中盤までの流れなのだが、まあ納得出来たのはここまでで後半からはガラリと趣向が変ってしまったのは残念。呪いの動画を鼻っから否定するベテラン刑事が、結局は事件の捜査過程で渋々信じることになり廃屋に乗り込んでからは別の展開に。
貞子が何時の間にか蜘蛛女に化けて石原さとみ演じる茜を追い詰めるようになってからは「アリャアリャ?」みたいで、蜘蛛女は出て来なくていいから、もっと井戸に落ちていた貞子がジワジワと復活する方が余程怖いですね。貞子のフルフェースもラスト間際になってやっと登場するのだが、演じている橋本愛はまだ高校生の年齢だし怖さより可愛さの方が勝っていた印象だ。

これでは従来の「リング」や「着信アリ」の方が怖かった。折角、貞子をタイトルに冠したのに貞子の怖さは画面に登場するシーンだけだったのは残念。3Dで画面に迫って来る様子はノーマルでもう観客も3Dに馴れて来ているので、この程度では怖がりませんよ。
出演陣では主役の石原さとみは演技的には良かったので、脚本がイマイチだったのが悔やまれる。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿