kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

秋山、監督の采配ミスを帳消しにするサヨナラ打で4位と「2差」へ接近

2011-09-16 21:51:01 | 野球・埼玉西武ライオンズ2011
チ  ー  ム 
東北楽天

埼玉西武

1x

【責任投手】
○牧田4
勝7敗13S
●小山7勝4敗

【本塁打】
中島15号(西)

【戦評】
今日は楽勝の試合だった「筈」だった。3回で既に5-0と大差が付いた試合で、誰がこの試合の結末を予想しただろうか?楽天ファンでさえ9回の攻防は想定外だったでしょう。

 

先発は帆足と2年目の戸村。試合は帰宅後、5回表から観戦。大体こういう展開の試合って、TV観始めると途端に点が入らないで淡々と進むんだよな~。そんな予感は的中!打線も安打は出ても追加点が取れず、6回裏はその典型。1死1,3塁で打者は原。ベンチからのサインは何か判らなかったが、原は初球からバント(セフティー・スクイズ)の構えで、バントする気配も無くかと言ってバスターするでもなく、中途半端なまま結局原は打って投ゴロゲッツー。
ナベQ監督は何をしたかったのか?また、土井コーチと熊澤コーチは監督に何を進言したのか?投手出身の監督に2人のコーチはどうやって点を奪おうと立案したのか理解出来なかった。SBでも銀仁朗が満塁でゲッツー、首脳陣の「勝利への執念」はどこに行った?

追加点は入らなかったけど帆足の投球は、まるで教科書のように低目に集めてゴロを打たせる安定感のある内容。このまま5-0で最終回は脇腹痛から復帰したばかりのミンチェへスイッチ。このミンチェが大誤算!制球も不安定でキレもなくガルシアに押し出しの四球を与えた場面で交代させれば良かったのに、牧田(楽天)にまで打たれて慌てて牧田(西武)を投入。
牧田は2死1,3塁まで漕ぎ着けたが嶋に痛恨の同点打を浴びて5-5で予想もしなかった9回裏の攻撃を迎える。打順は3番からの好打順で、中島主将の2塁へのゴロは内村の失策を誘い出塁。2盗成功後の1死2塁からフェルは0ストライク2ボールから敬遠。続く代打浅村は粘って四球で出塁して1死満塁。

楽天の小山は元々制球と気持ちが小さいというのが特徴で、走者を溜めると制球が甘くなる投手。自らの制球難で招いたこのピンチに秋山が放った打球は2塁付近で大きく弾んでセンター前に達し、今季3度目のサヨナラ勝利を収めた。

サヨナラ勝利を飾ったのは良いが、本来は5-0のまま球数も少なかった帆足の完封勝利で終わるはずだった。ところがミンチェを投入したことで楽天に流れが行ってしまい、挙句の果てに帆足の勝利投手まで消滅してしまい、ナベQや小野投手コーチは帆足に土下座して謝らんとね。試合後の監督インタビューでも言っていたが、誰が見ても明らかにナベQ監督の「采配(投手交代)ミス」である。
楽天とは去年もこの時期にKスタで涌井とシコースキー(既に退団)が5点差を最終回に守れず痛い敗戦を喫し、その1敗が1位通過を逸した原因だっただけに、今日も似たような展開で2年連続で落とすとヤバかっただけに最後は秋山に感謝だ。

これで4位楽天とのゲーム差は「2」となったものの、3位オリックスは目標を失ったロッテに勝ったので西武とオリとのゲーム差は「4」のまま。明日は岸と田中の対戦だが、ここで勝てば3タテに持ちこめるので大事な試合だ。


時計