島原の乱については初歩的な知識しかないので購入してみました。島原の乱については近年、徳川幕府によって取り潰された大名の旧臣による反乱と言う説が挙がってきて、私自身もこの説を支持していたのですが、この本はそれらの説に真っ向から反対し、あくまで島原の乱は信仰心による武装蜂起だったと言うのを宗教社会史(そんな学問があるとは知りませんでした)の専門家らしく細かく説明してくれています。
正直私のような信仰心など微塵も無い者からすると、信仰心から勝ち目の無い武装蜂起を起こすなど理解出来ないのですが、この作者は一揆勢が仏教の信徒にキリスト教への改心を強要したり、神社仏閣を破壊した等の事例を丁寧に一つづつ挙げて、この一揆が信仰心による武装蜂起だったと言うのを読むと、信仰心など持たない私でも納得出来る内容でした。まあ島原の乱が浪人衆による武装蜂起か、キリシタンによる武装蜂起だったのかは私にはまだ判断がつきませんが、この本を読んで信仰説もなかなか説得力があるなと勉強になりました。
最後にここの所毎度書いている事ですが、この本もまた肝心の島原の乱の軍事的な説明に関しては相変わらず記述は薄いです。まあ宗教社会史研究家の著者に軍事的な記述を求めるのがそもそも間違いでしょうけどね。同じ歴史でも軍事史と宗教社会史では水と油ですものね。
正直私のような信仰心など微塵も無い者からすると、信仰心から勝ち目の無い武装蜂起を起こすなど理解出来ないのですが、この作者は一揆勢が仏教の信徒にキリスト教への改心を強要したり、神社仏閣を破壊した等の事例を丁寧に一つづつ挙げて、この一揆が信仰心による武装蜂起だったと言うのを読むと、信仰心など持たない私でも納得出来る内容でした。まあ島原の乱が浪人衆による武装蜂起か、キリシタンによる武装蜂起だったのかは私にはまだ判断がつきませんが、この本を読んで信仰説もなかなか説得力があるなと勉強になりました。
最後にここの所毎度書いている事ですが、この本もまた肝心の島原の乱の軍事的な説明に関しては相変わらず記述は薄いです。まあ宗教社会史研究家の著者に軍事的な記述を求めるのがそもそも間違いでしょうけどね。同じ歴史でも軍事史と宗教社会史では水と油ですものね。
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