三十一人会の会誌である、『幕末史研究』第44号が刊行されました。今回は『浪士姓名簿』と、会誌一号の復刻版の二本立てになります。
『浪士姓名簿』は、後の新選組の母体となる浪士組が、京へ出発する際の人員名簿で、氏名や年齢だけではなく、家族構成や居住地も書かれている貴重な史料です。沖田総司が家族ぐるみで、近藤勇の所に同居している事などが記述されており、新選組を調べる方にとっては必見の史料ではないでしょうか。
また、単に翻刻するだけではなく、原本を高画質で撮影した画像も一緒に掲載していますので、原本に当たらないと信用出来ないと言う方にも、満足して頂けるのでは無いでしょうか。
会誌一号の復刻の方は、今から50年前の新選組研究の空気を感じられると思います。今では常識とされている事が、この時点では知られていないなど、新選組の研究史に興味がある方には興味深いのではないでしょうか。
価格は2300円+送料になりますので、お求めの方は小島資料館へメールにて、ご注文下さい。