先日お世話になっている方から、私は「歴史哲学を持たず歴史を学んでいるので危うい」とご指摘を受け、勧めて頂いたのがこの本です。実際私自身歴史の中でも軍事史という狭い面でしか歴史に興味がなく、哲学についても自分とは違う人間が学ぶ学問で、「哲学の本を読む暇があったら、その時間で軍事史の本を読むか、古戦場を訪れた方が自分の為になる」と思っていたので、その考えを改めなくてはいけないとご指摘されて読みました。
そんな訳で少しでも歴史哲学を持てるように読んでみたこの本ですが、正直「一割でも内容を理解出来たかな」というのが正直な感想です。前半の「歴史を研究する前にその歴史を語る歴史家を研究せよ」「歴史家は裁判官ではない」などは何とか理解出来たような気がしますし、「心理学というのは相手の反応をもって診断が下せるのだから、相手の反応が得れない歴史上の人物を心理学で語ってはいけない」というのは印象に残りました。よく心理学をもって歴史上の人物を書く本を見ますが、今までそれを読んで「心理学を学んでいるとこんなアプローチの仕方があるのか」と思っていましたが、そのようなアプローチが危ういというのがこの本を読んで理解しました。
そんな訳で前半までは何とか理解出来た気もするのですが、後半は完全に哲学的な内容になるのですっかりチンプンカンプンでした。
まあこれまで哲学に否定的な考えを持った人間が一冊本を読んだくらいで、理解出来るようなものだと哲学を簡単な物だとは思っていませんので、ご指摘頂いた方達の期待に答えれるように、これからも歴史哲学を持てるように本を読んでいきたいと思います。
そんな訳で少しでも歴史哲学を持てるように読んでみたこの本ですが、正直「一割でも内容を理解出来たかな」というのが正直な感想です。前半の「歴史を研究する前にその歴史を語る歴史家を研究せよ」「歴史家は裁判官ではない」などは何とか理解出来たような気がしますし、「心理学というのは相手の反応をもって診断が下せるのだから、相手の反応が得れない歴史上の人物を心理学で語ってはいけない」というのは印象に残りました。よく心理学をもって歴史上の人物を書く本を見ますが、今までそれを読んで「心理学を学んでいるとこんなアプローチの仕方があるのか」と思っていましたが、そのようなアプローチが危ういというのがこの本を読んで理解しました。
そんな訳で前半までは何とか理解出来た気もするのですが、後半は完全に哲学的な内容になるのですっかりチンプンカンプンでした。
まあこれまで哲学に否定的な考えを持った人間が一冊本を読んだくらいで、理解出来るようなものだと哲学を簡単な物だとは思っていませんので、ご指摘頂いた方達の期待に答えれるように、これからも歴史哲学を持てるように本を読んでいきたいと思います。