ここのところのコロナウイルス禍で、再放送が増えてきて、疲弊感が見えてきているが、それでもNHKは頑張っている。子供向け番組をすぐに準備するなんてこと、危機管理もできている。NHKが気に入らない人は少なくないようだが、私は好きではないが嫌いでもない。公共放送として完璧ではないけど、70点ぐらいはあげていいと思っているので、受信料を払うことに不満はない。ただ、お金の無駄遣いではないかと思うことがあり、90点はあげられない。でも、ぶっ壊されては困る。
先日、ムロツヨシを主役に据えてLGBTQについてのドラマを作った。ついにこういうドラマをNHKが週末の夜9時台に流すようになったかとしみじみ思った。ドラマの感想は別の機会にするとして、こういう放送を視るとNHKはよく頑張っていると思うのだ。以前にも尊厳死についての優れた番組があったし、看取りについての番組もあった。一時期、クラシック音楽の番組が減ったように感じた時期があったが、それも回復した。
若い人はテレビを見なくなったというが確かにそうなのだろう。私はニュースソースがYou tubeに代表される、”好きな情報”に偏ることが危険だと思う。インフルエンサーが偏った、もしくは誤った情報を拡散させることで、生活必需品の買いだめが起きてしまったり、差別を惹起したりということが恐ろしい。民放にあれこれ期待するのは酷で、優秀なアナウンサーが民放に引き抜かれてしまうのは残念だが、次からそれを超える才能が現れるというのは、たいしたものだ。
こういうことを書くと、体制派ということにもなってしまうかもしれないが、体制批判も様々なところでパロディーなどとしていて、それなりにバランスを取っているのではないかと思う。
NHKには独立性、さらには透明性を確保しつつ、さらには一部の人間による私物化、受信料の無駄遣いには厳しい自己規律を課したうえで、今後も精進して欲しいと思うのだ。
忖度なしでお願いします
完全なシステムというのはあり得ませんが、受信料の徴収は税金並みに頑張って欲しいところです。
スポンサーが無いからこそ、一握りの人しか見ないような、例えば延々美術作品の解説をする番組や、万葉集の歌を解説するような番組が作れるわけで。
そういう教養系の番組を強制徴収の受信料だけで、気が向いたら見れる状況って重要だと思うんですよ。
民法だと「意識高いのは結構だけど、生憎我々はスポンサー様の意向に沿わない番組は作れないんだな。視聴率が取れない番組なんざ作れるか!」って言われて終わりでしょうし。
緊急事態のときのニュースだけじゃなしに、色々有用な部分はあるはずだと思います。なので、スクランブル化には反対ですね。
ただまぁ、受信料をつまみ食いで徴収するのだけはマジやめてくれ。(正しく対象者全員から取れば、もっと安くできるでしょ)