この百合はタカサゴユリという種類だそうで、台湾原産。大正時代に入ってきたというから、それほど新しいものではないようだ。
一昨年あたりから、うちの庭にも咲き出して今ではあちらこちら6株ぐらいある。
背が高くて美しいので、外来種といえど抜いて駆除しようという気にはならないでいる。ただ、繁殖力が強いらしいからある程度以上増えたら対応が必要になるかもしれない。
百合には色々な種類があって、詳細には区別がつかない。結婚式で出てくる大きなカサブランカと以前から野山に咲いているヤマユリ(ササユリ)ぐらいしか名前はわからない。黄色い百合とかオレンジ色の百合とかがあるのは知っているけど、名前までは知らない。
ナガミヒナゲシという、ポピーのような淡いオレンジ色の花が、数年前から爆発的に増えているけれど、このタカサゴユリも結構な繁殖力で広がっているようだ。以前、コストコで花野草の種というのを買って庭に撒いたのだけど、それらはあまり広がってくれないでいる。それに比べてタカサゴユリは植えた覚えのない植木鉢からも育っていて驚きだ。
外来種に対してなんとなく違和感を感じるのは、本来植えた覚えのないところに育って咲くからなのだろう。思っていたのと違うところに大きな目立つ花が咲いたら、誰だってびっくりする。ユリは連作に弱いので放っておくと2、3年でダメになる。このタカサゴユリも、数年で咲かなくなるだろうから、その間は様子を見ていよう。
少しずつ移動してあちこちに咲いたりして